「英桂」の版間の差分

削除された内容追加された内容

インライン

2020年8月1日 (土) 22:52時点における版

英桂（えいけい、イングイ、満洲語: ᡞᠩ ᡤᡠᡞ 転写：ing-gui、1798年 - 1879年）は、清朝の官僚・軍人。字は香巌。

満州正白旗人。ヘシェリ（赫舎里）氏（hešeri hala）。1821年、挙人となる。軍機章京、侍読を経て、山東省の青州知府となった。その後、山西按察使に抜擢され、さらに山東に異動して布政使代理となった。1853年には河南巡撫となった。太平天国軍が湖北省に侵入すると、南陽に駐屯して防衛にあたった。さらに張楽行率いる捻軍が安徽省の雉河集で挙兵すると、三省の軍務を任され、三河尖で捻軍を破った。1858年には王底楨率いる白蓮教徒の蜂起を鎮圧した。その後、山西巡撫に移され、さらに福州将軍に就任した。

1868年、閩浙総督となり、兵を増員したり外国から蒸気船を購入するなど海防の強化に努めた。1872年、兵部尚書兼総管内務府大臣となり、その後吏部尚書兼歩軍統領となった。1875年に協弁大学士となり、1877年に体仁閣大学士となった。翌年、病で辞任。

死後、太子太保と文勤の諡号が贈られた。

出典

『清史稿』巻440・列伝227

先代: 陸応谷

河南巡撫: 1853年 - 1858年

次代: 鄭瑛棨

先代: 恒福（ヘンフ）

山西巡撫: 1858年 - 1863年

次代: 沈桂芬

先代: 馬新貽

閩浙総督: 1868年 - 1871年

次代: 文煜（ウェンユ）

先代: 載齢（ヅァイリン）

兵部満尚書: 1872年 - 1874年

次代: 宝鋆（ボーユン）

先代: 宝鋆（ボーユン）

吏部満尚書: 1874年 - 1877年

次代: 載齢（ヅァイリン）

この項目は、中国の歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:中国/P:歴史/P:歴史学/PJ中国史）。

@@ 1行目: / 1行目: @@
 '''英桂'''（えいけい、イングイ、{{lang-mnc|ᡞᠩ ᡤᡠᡞ}} 転写：ing-gui、[[1798年]] - [[1879年]]）は、[[清]]朝の官僚・軍人。字は'''香巌'''。
-[[満州民族|満州]]正白[[旗人]]。ヘシェリ（赫舎里）氏（hešeri hala）。[[1821年]]、[[挙人]]となる。軍機章京、侍読を経て、[[山東省]]の青州[[知府]]となった。その後、[[山西省|山西]][[按察使]]に抜擢され、さらに山東に異動して[[布政使]]代理となった。[[1853年]]には河南[[巡撫]]となった。[[太平天国]]軍が[[湖北省]]に侵入すると、[[南陽市 (河南省)|南陽]]に駐屯して防衛にあたった。さらに[[張楽行]]率いる[[捻軍]]が[[安徽省]]の[[渦陽県|雉河集]]で挙兵すると、三省の軍務を任され、三河尖で捻軍を破った。[[1858年]]には[[王底テイ|王底楨]]率いる[[白蓮教]]徒の蜂起を鎮圧した。その後、山西巡撫に移され、さらに福州将軍に就任した。
+[[満州民族|満州]]正白[[旗人]]。ヘシェリ（赫舎里）氏（hešeri hala）。[[1821年]]、[[挙人]]となる。軍機章京、侍読を経て、[[山東省]]の青州[[知府]]となった。その後、[[山西省|山西]][[按察使]]に抜擢され、さらに山東に異動して[[布政使]]代理となった。[[1853年]]には河南[[巡撫]]となった。[[太平天国]]軍が[[湖北省]]に侵入すると、[[南陽市 (河南省)|南陽]]に駐屯して防衛にあたった。さらに[[張楽行]]率いる[[捻軍]]が[[安徽省]]の[[渦陽県|雉河集]]で挙兵すると、三省の軍務を任され、三河尖で捻軍を破った。[[1858年]]には[[王底楨]]率いる[[白蓮教]]徒の蜂起を鎮圧した。その後、山西巡撫に移され、さらに福州将軍に就任した。
 [[1868年]]、[[閩浙総督]]となり、兵を増員したり外国から蒸気船を購入するなど海防の強化に努めた。[[1872年]]、兵部尚書兼総管内務府大臣となり、その後吏部尚書兼歩軍統領となった。[[1875年]]に[[協弁大学士]]となり、[[1877年]]に[[体仁閣大学士]]となった。翌年、病で辞任。