「植山悦行」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
23行目: | 23行目: | ||
1981年4月に四段昇段(プロ入り)。 |
1981年4月に四段昇段(プロ入り)。 |
||
第2回(1986年度)[[天王戦]]の四段戦で[[森下卓]]・[[富岡英作]]らを破って優勝し、本戦進出。さらに本戦1回戦で[[南芳一]]を破るが、2回戦で[[森 |
第2回(1986年度)[[天王戦]]の四段戦で[[森下卓]]・[[富岡英作]]らを破って優勝し、本戦進出。さらに本戦1回戦で[[南芳一]]を破るが、2回戦で[[森雞二]]に敗れる。 |
||
第16期(1990年度)[[棋王戦 (将棋)|棋王戦]]で本戦出場。 |
第16期(1990年度)[[棋王戦 (将棋)|棋王戦]]で本戦出場。 |
2020年7月16日 (木) 23:07時点における版
植山悦行 七段 | |
---|---|
名前 | 植山悦行 |
生年月日 | 1957年4月28日(67歳) |
プロ入り年月日 | 1981年4月2日(23歳) |
棋士番号 | 150 |
出身地 | 三重県伊勢市 |
師匠 | 佐瀬勇次名誉九段 |
段位 | 七段 |
棋士DB | 植山悦行 |
2014年6月18日現在 |
植山 悦行(うえやま よしゆき、1957年4月28日 - ) は、将棋棋士。佐瀬勇次名誉九段門下。棋士番号は150。三重県伊勢市出身。2013年6月28日付けで引退。
棋歴
入門当初は関西奨励会に所属し、地元の高校に進んだ[1]。初段の時に関東奨励会に移籍し、以降、22歳で三段に上がるまでの間、師匠の家で内弟子生活を送る[1]。関西所属時は、奨励会の対局以外で将棋をほとんど指さなかったにもかかわらず、順調に昇級を重ねた[1]。
1981年4月に四段昇段(プロ入り)。
第2回(1986年度)天王戦の四段戦で森下卓・富岡英作らを破って優勝し、本戦進出。さらに本戦1回戦で南芳一を破るが、2回戦で森雞二に敗れる。
第16期(1990年度)棋王戦で本戦出場。
1991年度、第59期棋聖戦で、一次予選・二次予選を抜けて本戦入り。一次予選決勝では佐藤康光を、二次予選決勝では大山康晴を破っている。
第7期(1994年度)竜王戦5組で準優勝し、4組初昇級。また、第20期(1994年度)棋王戦で2度目の本戦出場。
2001年度、第20回朝日オープン将棋選手権で本戦出場。
順位戦の降級点規定により、2003年度よりフリークラスとなった。それから10年間、順位戦C級2組への復帰条件に相当する成績を修めることができず、2012年度の最終対局日をもって引退することが内定していた。植山は2012年度末(2013年3月31日)の時点で、第26期竜王戦6組昇級者決定戦への出場資格を残し、1回戦(2013年6月5日)では兄弟子の田丸昇に勝ったものの、2回戦(2013年6月28日)で石川陽生に敗れ、同日付けで引退した[2]。
人物
- 1989年に女流棋士で妹弟子の中井広恵と結婚し、3人の娘がいる。出会った当時はアフロヘアーのような髪型をしていて、中井からの印象は最悪だったという。その後中井が奨励会に入り、女性ゆえ何かと孤立しがちであった(実際に、女性の奨励会員が中井だけの時期もあった)ところを植山が面倒を見たことで、後の結婚へとつながっていった[3]。
- 1991年度の早指し将棋選手権予選・対北村昌男戦で、自分の玉を相手の角の利きに晒す反則で負けている。これは2005年1月にNHK衛星第2テレビで放映された「大逆転将棋」のプロ反則特集で取り上げられ、番組に出演していた妻の中井が解説をする羽目になってしまった。また、1983年の第14回新人王戦2回戦・対宮田利男戦では、「二手指し」の反則を犯している。
- NHK杯戦では、プロデビュー翌年の第32回(1982年度)より現役最終年の第63回(2013年度)まで32回すべてで予選敗退し、NHK杯戦の本戦出場を経験しないまま現役を引退した[4]。NHK杯戦の予選制導入以降にプロデビューをして本戦出場経験が無いまま現役を引退した棋士は、2019年8月現在においては植山と野田敬三[5]の2人のみである。
- 1996年から2005年まで研修会幹事を務め、地方でのイベントにも積極的に訪れるなど普及にも熱心に取り組んでいる。
昇段履歴
- 1972年 5級 = 奨励会入会
- 1975年 初段
- 1981年4月2日 四段 = プロ入り
- 1987年4月6日 五段(勝数規定)
- 1994年7月29日 六段(勝数規定)
- 2007年4月1日 七段(フリークラスの昇段規定)[6]
- 2013年6月28日 引退(フリークラス編入後10年経過)
主な成績
- 通算成績
- 854対局 378勝476敗 勝率0.4426
- 在籍クラス
- 竜王戦 自己最高4組(第8期・1995年~第12期・1999年)
- 順位戦 自己最高C級2組
脚注
- ^ a b c 「将棋世界」2000年1月号付録
- ^ “植山悦行七段が引退|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟. 2017年8月26日閲覧。
- ^ “204号 注目の人 女流棋士/中井 広恵さん”. Ms Wendy. 2013年4月23日閲覧。
- ^ 妻の中井は女流枠で本戦出場歴があり、本戦で勝利もしている。
- ^ 野田はプロデビュー翌年の第39回(1989年度)から現役最終年の第63回(2013年度)まで25回すべてでNHK杯戦の予選を敗退している。
- ^ “2007年4月1日付昇段・昇級者|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟. 2017年8月26日閲覧。