「らいよんチャン」の版間の差分
→バリエーション: 内容追加 タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
46行目: | 46行目: | ||
関西地方の民放テレビ局では、毎日放送が本社屋を現在地([[茶屋町 (大阪市)|大阪市北区茶屋町]])へ移転した[[1993年]]から「[[毎日放送#エムぞう|エムぞう]]」というステーションキャラクターを登場させたことを皮切りに、[[関西テレビ]]が「[[ハチエモン]]」([[1995年]]から使用中)、[[讀賣テレビ放送]]が「テレビヤン」([[2000年]]から[[2008年]]まで使用)、旧法人時代の[[朝日放送]]が「[[キュキュ]]」(開局50周年を迎えた[[2001年]][[3月]]から本社屋を移転した[[2015年]][[6月14日]]まで使用)、[[テレビ大阪]]が「[[たこるくん]]」([[2002年]]から使用中)といったキャラクターを相次いで誕生させていた。もっとも、毎日放送では『[[ちちんぷいぷい (テレビ番組)|ちちんぷいぷい]]』の放送開始([[1999年]][[10月]])を機に、同番組のメインキャラクターである「[[毎日放送#ぷいぷいさん|ぷいぷいさん]]」が事実上ステーションキャラクターを兼ねていた。 |
関西地方の民放テレビ局では、毎日放送が本社屋を現在地([[茶屋町 (大阪市)|大阪市北区茶屋町]])へ移転した[[1993年]]から「[[毎日放送#エムぞう|エムぞう]]」というステーションキャラクターを登場させたことを皮切りに、[[関西テレビ]]が「[[ハチエモン]]」([[1995年]]から使用中)、[[讀賣テレビ放送]]が「テレビヤン」([[2000年]]から[[2008年]]まで使用)、旧法人時代の[[朝日放送]]が「[[キュキュ]]」(開局50周年を迎えた[[2001年]][[3月]]から本社屋を移転した[[2015年]][[6月14日]]まで使用)、[[テレビ大阪]]が「[[たこるくん]]」([[2002年]]から使用中)といったキャラクターを相次いで誕生させていた。もっとも、毎日放送では『[[ちちんぷいぷい (テレビ番組)|ちちんぷいぷい]]』の放送開始([[1999年]][[10月]])を機に、同番組のメインキャラクターである「[[毎日放送#ぷいぷいさん|ぷいぷいさん]]」が事実上ステーションキャラクターを兼ねていた。 |
||
その一方で、MBSテレビの番組宣伝業務を担う毎日放送本社PR部では、(ラジオを含めて)同局の番組にレギュラーで出演していたタレント([[河内家菊水丸]]、[[オセロ (お笑い) |オセロ]]、[[ |
その一方で、MBSテレビの番組宣伝業務を担う毎日放送本社PR部では、(ラジオを含めて)同局の番組にレギュラーで出演していたタレント([[河内家菊水丸]]、[[オセロ (お笑い) |オセロ]]、[[かつみ♥さゆり]]など)や同局のアナウンサー([[増田一樹]]、[[関岡香]]、[[三上智恵]]、[[加藤康裕]]、[[八木早希]]など)を代々登場させてきた番宣番組(かつての番組名は『チャンネルメイト』)のリニューアルを計画。わずか1分間の番組ながら常に新しい企画が求められていることを背景に、あるPR部員が、番組宣伝向けのマスコットキャラクターとして「らいよんチャン」を考案した。この部員は、「視聴者に対して『(MBSの)番組をぜひ見て下さい』『(MBSの番組を)お楽しみに!』と勧めるより、『見たければ見れば?』と割り切れるほど醒めた目線と、勧める気のなさそうな姿勢で接した方が面白い」という意識の持ち主で、「顔がいつも眠たそう」というライオンの絵コンテを自ら作成。さらに、『らいよんチャンネル』の放送開始当初は、[[トーケンズ]]のヒット曲として知られる[[ライオンは寝ている|「ライオンは寝ている」(The Lion Sleeps Tonight)]]を「らいよんチャンのイメージと重なる」という理由で[[BGM]]に採用した。「らいよんチャン」の考案は窮余の一策で、『[[たこるくん#たこるTV|たこるTV]]』(テレビ大阪の番宣番組)で当時から流れているアニメーション映像(「たこるくん」が両腕を下ろしたまま水平方向に振りながら左右に何度も往復する映像)や、2002年9月からテレビCMなどで人気を博していた「[[NOVAうさぎ]]」([[NOVA|株式会社NOVA]]が旧法人時代から使用しているコーポレートキャラクター)がヒントになったとされる。 |
||
「らいよんチャン」の転機になったのは、デビュー翌年の[[2004年]]から[[2008年]]まで、毎日放送が毎年夏に[[大阪城公園]]で「[[オーサカキング]]」というイベントを開催したことである。同局では、「らいよんチャン」と[[ライオン・キング]]([[劇団四季]]による[[ライオン・キング (ミュージカル)|日本語版ミュージカル]]の大阪公演を事業局が後援)をベースに、開催2年目の[[2005年]]から「らいよんキング」というマスコットキャラクターを設定(肩書は「オーサカキング宣伝隊長」)。「らいよんキング」は、「らいよんチャン」に王冠と王様風の衣装と(「オーサカキング=Osaka King」にちなんでアルファベットの「OK」をかたどった)髭を加えただけながら、子どもたちやオーサカキングの来場者を中心に大きな人気を博した。この人気を受けて、「『らいよんチャン』自体をオーサカキングのメインキャラクターに据えてしまおう」という機運が局内で高まったため、[[2008年]]の開催分では「らいよんチャン」を前面に押し出す方針に変更(公式マスコットキャラクターは[[金魚]]がベースの「オーサカキンギョ」)。オーサカキング自体はこの年で終了したものの、「ぷいぷいさん」が事実上ステーションキャラクターの役割を兼ねていたこともあって、[[2009年]]頃からは「らいよんチャン」をステーションキャラクターに起用している(初代キャラクターの「エムぞう」は自然消滅)。ちなみに、前述した考案者は、考案後もPR部に籍を置きながら「らいよんチャン」関連の業務を担っているという。 |
「らいよんチャン」の転機になったのは、デビュー翌年の[[2004年]]から[[2008年]]まで、毎日放送が毎年夏に[[大阪城公園]]で「[[オーサカキング]]」というイベントを開催したことである。同局では、「らいよんチャン」と[[ライオン・キング]]([[劇団四季]]による[[ライオン・キング (ミュージカル)|日本語版ミュージカル]]の大阪公演を事業局が後援)をベースに、開催2年目の[[2005年]]から「らいよんキング」というマスコットキャラクターを設定(肩書は「オーサカキング宣伝隊長」)。「らいよんキング」は、「らいよんチャン」に王冠と王様風の衣装と(「オーサカキング=Osaka King」にちなんでアルファベットの「OK」をかたどった)髭を加えただけながら、子どもたちやオーサカキングの来場者を中心に大きな人気を博した。この人気を受けて、「『らいよんチャン』自体をオーサカキングのメインキャラクターに据えてしまおう」という機運が局内で高まったため、[[2008年]]の開催分では「らいよんチャン」を前面に押し出す方針に変更(公式マスコットキャラクターは[[金魚]]がベースの「オーサカキンギョ」)。オーサカキング自体はこの年で終了したものの、「ぷいぷいさん」が事実上ステーションキャラクターの役割を兼ねていたこともあって、[[2009年]]頃からは「らいよんチャン」をステーションキャラクターに起用している(初代キャラクターの「エムぞう」は自然消滅)。ちなみに、前述した考案者は、考案後もPR部に籍を置きながら「らいよんチャン」関連の業務を担っているという。 |
2020年7月11日 (土) 10:40時点における版
らいよんチャン | |
---|---|
対象 | |
分類 | テレビ局のマスコットキャラクター |
モチーフ | ライオン |
デザイン | 不明 |
指定日 | 2003年6月2日 |
指定者 | 株式会社毎日放送 |
性別 | 男 |
備考 | 毎日放送(主にテレビ)の番組宣伝 |
公式サイト | 公式サイト |
らいよんチャン (Liyonchan) は、近畿広域圏を放送対象地域に定める毎日放送(MBS)のマスコットキャラクター(ステーションキャラクター)。
2003年6月2日に、毎日放送のテレビ放送部門(MBSテレビ)における番組宣伝のメインキャラクターとしてデビュー。局内では正社員と同等の扱いを受けていて、2003年度以降の「社員名簿」にも「本社Mビジョン推進局PR部の専属スタッフ」として記載されている[1]。
概要
2003年6月2日に、MBSテレビの番組宣伝におけるメインキャラクターとして誕生した。誕生当初は1分間の番宣番組「らいよんチャンネル」に登場するだけであったが、後述する経緯から、後にラジオ放送部門(MBSラジオ)を含めたステーションキャラクターへ発展。テレビでは、地上アナログ放送から地上デジタル放送への移行を機に、EPGで表示されるステーションアイコンにも用いられている。
アーティスト集団アーティストバンクジャパン所属のイラストレーター・カトウソウが、キャラクターデザインを担当。声を当てているのはオカノアキラ(岡野晶)で、らいよんチャン関連の楽曲も制作している。
大阪弁のイントネーションを生かしたメッセージや、上記他局のステーションキャラクターと一線を画するポリシー(「直接的な番組の宣伝をさせない」「サブキャラクターを設けない」など)が特徴。2017年10月からLINE上で公開されている「おしゃべりらいよんチャン」(毎日放送を中心に開発したチャットボット)にも、以上の特徴を引き継がせている[2]。
また、MBSテレビでは2020年4月6日から、『ゴエが行く!らいよんチャンニュース!』(吉本興業との共同制作によるミニ番組)を毎週月曜日の22:57 - 23:00に放送。SDGsへ取り組んでいる地域・団体・企業を「ゴエ」(吉本興業に所属するザ・プラン9の浅越ゴエ)が取材した実写映像を基に、ニュースキャスターに扮したらいよんチャンが、SDGsの実現に向けた17の目標をアニメーションを通じて毎回1つずつ伝えている。
特徴
マスコット名の「らいよんチャン」は、ライオンと毎日放送テレビジョンのアナログチャンネルと地上デジタル放送のリモコンキーIDの「第4チャンネル」を絡ませたものである。風貌・喋り共に脱力系のキャラである。ちなみに2005年[3]春ごろから地上デジタル放送受信機表示アイコンでも4[4]とともに使用されている。風貌はライオンではあるが、ソフトなパンチパーマにしたタテガミを持ち、尻尾の先端は「4」の形をしている(日本テレビ放送網の『なんだろう』も尻尾の先端は「4」の形だが、『なんだろう』は4が丸文字となっている。またミヤギテレビの『だよん』も尻尾の先端が「4」の形をしている)。
「らいよんチャンネル」のオープニングは、大抵は、屋根の上に立っているらいよんチャンが、「らいよーんチャンネルー。ガアァーオォーウゥーッ」と吼えながらアクビをする(この時、同時にお尻を掻く)、というパターンのアニメーションとなっている。星空の下で屋根の上でうたた寝をしている時にズルッと屋根から滑り落ちそうになり、焦るバージョンもある(これは、「らいよんチャンネル」の番組終了時に登場することが多い)。
JR西日本のポスターに起用されたこともある。毎日放送発行のメールマガジンによると、認知度・人気ともに在阪局マスコットの中ではトップとしている[5]。ただし自社発行の情報である点に留意されたい。また、毎日放送関連会社のCS局GAORAにもたびたび登場しているので、このキャラクターは全国で見ることができる。
毎日放送の本社M館1階のオープンスペース「ちゃやまちプラザ」には、「らいよんチャンが住んでいる家」というイメージで「らいよんチャンハウス」を設置。一般に開放されているほか、主催イベントの会場へ一時的に移設されることもある。さらに、本社がある梅田エリア(大阪市北区)で阪急バスが2013年4月24日から定期的に運行している「UMEGLE-BUS」(うめぐるバス)では、同年5月24日から、らいよんチャンの顔や足跡が側面に描かれたラッピングバス(専用車両)1台を走らせている。
ちなみに、「らいよんチャン」の顔立ちや目鼻立ちは、MBSテレビ番組宣伝メインキャラクターとしてのデビュー当初から少しずつ変化している[6]。
ステーションキャラクター起用までの経緯
関西地方の民放テレビ局では、毎日放送が本社屋を現在地(大阪市北区茶屋町)へ移転した1993年から「エムぞう」というステーションキャラクターを登場させたことを皮切りに、関西テレビが「ハチエモン」(1995年から使用中)、讀賣テレビ放送が「テレビヤン」(2000年から2008年まで使用)、旧法人時代の朝日放送が「キュキュ」(開局50周年を迎えた2001年3月から本社屋を移転した2015年6月14日まで使用)、テレビ大阪が「たこるくん」(2002年から使用中)といったキャラクターを相次いで誕生させていた。もっとも、毎日放送では『ちちんぷいぷい』の放送開始(1999年10月)を機に、同番組のメインキャラクターである「ぷいぷいさん」が事実上ステーションキャラクターを兼ねていた。
その一方で、MBSテレビの番組宣伝業務を担う毎日放送本社PR部では、(ラジオを含めて)同局の番組にレギュラーで出演していたタレント(河内家菊水丸、オセロ、かつみ♥さゆりなど)や同局のアナウンサー(増田一樹、関岡香、三上智恵、加藤康裕、八木早希など)を代々登場させてきた番宣番組(かつての番組名は『チャンネルメイト』)のリニューアルを計画。わずか1分間の番組ながら常に新しい企画が求められていることを背景に、あるPR部員が、番組宣伝向けのマスコットキャラクターとして「らいよんチャン」を考案した。この部員は、「視聴者に対して『(MBSの)番組をぜひ見て下さい』『(MBSの番組を)お楽しみに!』と勧めるより、『見たければ見れば?』と割り切れるほど醒めた目線と、勧める気のなさそうな姿勢で接した方が面白い」という意識の持ち主で、「顔がいつも眠たそう」というライオンの絵コンテを自ら作成。さらに、『らいよんチャンネル』の放送開始当初は、トーケンズのヒット曲として知られる「ライオンは寝ている」(The Lion Sleeps Tonight)を「らいよんチャンのイメージと重なる」という理由でBGMに採用した。「らいよんチャン」の考案は窮余の一策で、『たこるTV』(テレビ大阪の番宣番組)で当時から流れているアニメーション映像(「たこるくん」が両腕を下ろしたまま水平方向に振りながら左右に何度も往復する映像)や、2002年9月からテレビCMなどで人気を博していた「NOVAうさぎ」(株式会社NOVAが旧法人時代から使用しているコーポレートキャラクター)がヒントになったとされる。
「らいよんチャン」の転機になったのは、デビュー翌年の2004年から2008年まで、毎日放送が毎年夏に大阪城公園で「オーサカキング」というイベントを開催したことである。同局では、「らいよんチャン」とライオン・キング(劇団四季による日本語版ミュージカルの大阪公演を事業局が後援)をベースに、開催2年目の2005年から「らいよんキング」というマスコットキャラクターを設定(肩書は「オーサカキング宣伝隊長」)。「らいよんキング」は、「らいよんチャン」に王冠と王様風の衣装と(「オーサカキング=Osaka King」にちなんでアルファベットの「OK」をかたどった)髭を加えただけながら、子どもたちやオーサカキングの来場者を中心に大きな人気を博した。この人気を受けて、「『らいよんチャン』自体をオーサカキングのメインキャラクターに据えてしまおう」という機運が局内で高まったため、2008年の開催分では「らいよんチャン」を前面に押し出す方針に変更(公式マスコットキャラクターは金魚がベースの「オーサカキンギョ」)。オーサカキング自体はこの年で終了したものの、「ぷいぷいさん」が事実上ステーションキャラクターの役割を兼ねていたこともあって、2009年頃からは「らいよんチャン」をステーションキャラクターに起用している(初代キャラクターの「エムぞう」は自然消滅)。ちなみに、前述した考案者は、考案後もPR部に籍を置きながら「らいよんチャン」関連の業務を担っているという。
バリエーション
- 「よん」だけに、ヨン様(ペ・ヨンジュン)になりきったこともある(「らい、よん様〜」という女性の声に、「呼んだ?」と言って振り向く)。また、これとは別にいびきを掻きながら寝ていると目を覚まして起き上がり「呼んだ?」と振り向くパターンもある。プロ野球シーズンになると、打者になりきった「らいよんチャン」が登場するバージョンも流れる(空振り、ボテボテのゴロ、ジャストミートの3パターンがあって、どのパターンでもお腹が揺れる)2014年にはらいよんチャンがピッチャーになりきるバージョンも制作された。英語の歌(「♪らいよんチャンネルRide on time,らいよんチャンネルDance all night〜♪」)に合わせて数匹のらいよんチャンが回転しながら踊ったりする(いわゆる「Choo Choo TRAIN」のイントロにおける縦列ダンス風。一見すると分身術を使っているようにも見える)。この時のロゴが『4TV』(MTV風)になっている。
- 関西ローカルで有名だったパルナス製菓(廃業)のCMの歌をアレンジした「らいよんチャン&パルナーズ」や、らいよんチャンがピンボールの玉になった「らいよんチャンピンボール」(結末は落ちる前に掴まるか、そのまま落ちるかがある)、「らいよんチャンボウリング」(ピンに突進して避けられるオチとピンの手前で躓いて倒れ、1本だけ呆れたようにピンが倒れるオチの2パターンがある)「チョコボールバージョン」などが製作されている。
- 目をつぶり、両手を握りながら「うーん…」といい、目が開いた時にはたてがみは宙に浮き、らいよんチャンは丸坊主になる。この時彼は「ウソ!?」という。
- サッカーワールドカップドイツ大会期間中は、「ガンバレ日本代表」としてゴールキーパーに扮したバージョンや、2006世界バレーではレシーブに挑戦するバージョン(高石太が吉本新喜劇の座員時代に披露していたネタにちなんで摩擦でお腹を火傷したあげく「あ〜つ!あつ!あつ!」と慌てふためくオチ)などが放送されている(この2バージョンは2007年以降、TBS系列がサッカーやバレーボールの日本代表戦中継を行なう際に、必ず登場している)。
- キー局のTBSが制作するテレビドラマを宣伝する際にも、らいよんチャンがドラマの役柄で登場する。
- 2006年は、新春スペシャルドラマ『里見八犬伝』(主演滝沢秀明)では八犬士、1月期放送の金曜ドラマ『夜王 〜YAOH〜』(主演松岡昌宏)ではホスト、10月期放送の『セーラー服と機関銃』(主演長澤まさみ)では、セーラー服着用で機関銃を持った「星泉」ならぬ「獅子泉」に扮した。なお、獅子泉は長澤まさみが星泉名義でリリースした同ドラマの主題歌「セーラー服と機関銃」のPR用ポスターとして関西の大手レコード店にも登場した。
- 2007年は、1月期放送の日曜劇場『華麗なる一族』(主演木村拓哉)では"華麗"と"カレー"の駄洒落でらいよんチャンが「らいよんカレー」を食べながら「華麗なる一族!」と言うシーンだった。
- 2008年は、7月期放送の『魔王』にて、夜逃げする泥棒に扮して「マオ(魔王)〜ン」と吠えるシーンが放送されている。
- 2009年は、1月クールのドラマにちなみ、『ラブシャッフル』ではDAIGO風のセレブ、『RESCUE〜特別高度救助隊』ではレスキュー隊員、『本日も晴れ。異状なし』では駐在さんにそれぞれ扮した。
- 2015年は、4月期放送の『天皇の料理番』(主演佐藤健)ではコック姿をして手際よく調理し、酒の入ったビンのコルクを取ろうと力むが、取れたのと同時に酒も吹き出してしまう。BGMは『キューピー3分クッキング』の出だし。
- 「らいよんカレー」はもともと、2006年のオーサカキング向けに考案されたもので、実際に作る様子が実写撮影され、オンエアされた。この時使用したらいよんカレー皿はオーサカキングで売り出され、現在[いつ?]でも購入可能である。
- 「ぷいぷいさん」(「らいよんチャン」登場前までの同局イメージキャラクター。現在も『ちちんぷいぷい』のマスコットキャラとして活躍)と違って歩行可能な着ぐるみが存在し、2006年1月30日から3月31日まで放送された『銭湯の娘!?』の番宣CMでは矢口真里と共演、2008年10月6日からMBSでもネットが開始されたTBSの情報番組『2時っチャオ!』[7]のMBS向け番宣CMには同番組司会の恵俊彰(ホンジャマカ)、久保田智子(TBSアナウンサー)の2人と共演している。また、『ジャイケルマクソン』のドッキリ企画「MBS社屋で肝試し」(罰ゲーム)で、後ろから突然襲ったことがある。後に、この着ぐるみは土曜日夕方放送の『スキマでジャルジャル』にMCのジャルジャルと一緒に毎週登場した。
- 「オーサカキング」が開催されていた期間(2004 - 2008年)には、同イベントのマスコットキャラクターとして以下の活動に起用されていた。
- 2007年秋は、マクドナルドの全世界キャンペーンスローガン「i'm lovin' it」のサウンドロゴのパロディ「love liyon」が放送された。また、これと同時に、らいよんチャンが「さすらいのイージーらいよん」というタイトルでオートバイ「ハーレーダビットヨン」(ハーレーダビッドソンのパロディで、ナンバープレートは『4』)に乗って関西各地を駆け巡るバージョンが製作された。
- 2008年秋は、MBS制作で全国ネット放送された『地球感動配達人 走れ!ポストマン』の番宣で、らいよんチャンが郵便配達人に扮した。
- 番宣番組「らいよんチャンネル」やIDスポットなどで過去に放送された、らいよんチャンのアニメ名場面を集めた公式DVD「LIYON EXPRESS〜キミのハートに超特急!〜」が、オーサカキング2006の会場で先行発売された。オーサカキング終了後は、大阪・茶屋町の毎日放送本社1階にあるMBSグッズショップ『ネビュラ』や、関西地区のCDショップ・家電量販店、一部のCDネットショップで一般発売されている。2007年7月11日には公式DVD第2弾「Liyon Express: Vol.2 ザ キングバージョン」も発売された。2014年4月11日には公式DVD第3弾「らいよんチャンいまんとこベスト」が発売された。
- 2008年7月10日、MBS公式ビジュアルブック『らいよんチャン本』が講談社より発売された。書店店頭では関西地区限定ながら初刷1万部がプレスされるなど、[9]登場して5年が経っても熱烈な人気を見せ付けている。[10]
- 2009年1月から、小栗旬が出演するソニー・エリクソン製の携帯電話のCMに続いて放送された、そのCMのパロディを演じ話題となる。内容はらいよんロボットの中から、らいよんチャンが出てきてらいよんロボットがつまみあげるというもの(本物はロボットスタイルの小栗の顔が開き、中から同社製の携帯電話が出てきてそれを見つめるというもの)。オチにはソニー・エリクソンの社名ロゴにそっくりなものまで用意され、凝った作りとなっている。
- 同年、アミューズメント施設ラウンドワンのCMでも、「事件簿スポッチャ編」のパロディを放送。本家の30秒CMの直後に、らいよんチャン出演のパロディが30秒連続して流れる1分間の完全オンエアコラボとなった。本家のマリエの役どころを、らいよんチャンが演じるというもの。
- MBSが制作協力している映画『ROOKIES-卒業-』の宣伝でも、予告編の映像に合成で登場したり、作品内で市原隼人が扮する『安仁屋恵壹』のパロディキャラ『羅仁屋』に扮しての決めゼリフ「あったりめーだヨン!」も披露した。
- ウォーリーをさがせ!風のゲーム仕立てになっている「らいよんドコでSHOW」というCMも作られた。
- 2014年4月4日には、『らいよんデイリーストア』(デイリーヤマザキとのコラボレーションによるコンビニエンスストア兼キャラクターグッズショップ)がMBSの本社M館1階に開業した。この際に正面入口へ新設された「まァらいよんチャン像」(接近すると「らいよんチャン」の声が自動で流れる壁面オブジェ)は、茶屋町界隈で格好の待ち合わせ場所になっている。
- 2015年5月には、MBSが製作・企画・プロデュースで協力しているアニメ『進撃の巨人』のパロディCMを放送[11]。同作からの抜粋映像に、らいよんチャンが合成で登場する。
- 2016年6月には、ショートアニメシリーズ『私立らいよん学園』が制作された[12]。学園の世界に迷い込んだらいよんチャンが他のイケメンらいよんと共に学園生活を送る。イケメンらいよんとして以下の4人が登場する。明るく熱血な性格の舞洲らいや(演・山下大輝)・成績優秀で努力者の四天王寺らいと(演・神谷浩史)・不良ぽい外見で周りから恐れられているが実は世話焼き者の桜ノ宮りよん(演・梶裕貴)・芸術に対し天才的才能を持つ帝塚山らいよねる(演・宮野真守)。2018年4月21日には「私立らいよん学園」のDVDもリリースされている。
- 2017年度からは、MBSが制作するテレビ番組のジャンルごとに、派生キャラクターを登場させている。
- 「with Tigers」→「タイガース全力応援宣言 MBSがヤル」(毎日放送グループによる阪神タイガースの応援キャンペーン)と連動したテレビ番組(『MBSベースボールパーク』として放送する阪神戦中継など)には、オープニングアニメーションなどに「とらいよん」が登場。ユニフォームや帽子を阪神のホームゲーム仕様に似せながら、帽子のロゴに「と」、ユニフォームのロゴに「とらいよん」というひらがなを独自に入れている。
- 2016年に毎日放送の報道局へ新設された気象情報部では、「レインボーらいよんチャン」というキャラクターを使用。2017年度から、同部が制作や独自予報を担当する天気予報(『VOICE』→『ミント!』内の「あしたのそらいろ」など)や気象関連のイベントなどに登場させている。
- ステーションキャラクターとしての使用開始から15周年を迎える2018年度には、「ヘイ・ジュード」(ビートルズの代表曲)に15(ジューゴ)周年を重ねる格好で、「ヘイ・ジューゴ」と称するキャンペーンを展開している。
- MBSテレビでは、このキャンペーンに合わせて、『アビイ・ロード』のジャケット写真(ビートルズのメンバー全員がアビー・ロードの横断歩道を左から右へ並んで歩く姿を撮影した写真)にちなんだ「らいよんチャン」のアニメーション映像を新たに制作。横断歩道周辺の街並みを茶屋町(MBS本社一帯)の風景、カメラ目線で横断歩道を渡るビートルズのメンバーの顔を「らいよんチャン」に置き換えた格好の映像で、番組宣伝枠(編成上の名称は『らいよんチャンネル』)やスポットCM枠内の番組告知のオープニングに挿入している。
- また、このキャンペーンに合わせ、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットを模したビジュアルも制作されている。
- 「らいよんチャン」をスマートスピーカーに見立てたテレビCM(2019年8月から放送中)などで英語による表記(LIYON)を用いることや、MBSの「M」の字を「らいよんチャン」の頭と耳の輪郭に見立てたアレンジロゴを、CM映像の左下部分に表示することがある。2019年10月改編からは、「今夜のMBS(夜間に放送予定のテレビ番組)」を日中に紹介するCMで、CGで描かれた「らいよんチャン」のアニメーション映像がオープニングショットに使われている。
- 2020年3月には、日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大していることを背景に、背広姿でニュースキャスターに扮した「らいよんチャン」が日常生活での注意点を伝えるバージョンを制作。スポットCM枠に加えて、自社制作番組のCM枠でも連日放送していた。また、通常は「らいよんチャン」関連のCMを流していないラジオ放送部門(MBSラジオ)向けにも、同様のバージョンを音声のみで制作している。さらに、感染拡大への防止策として「STAY HOME」(「不要不急の外出を控えよう」というニュアンスの英語)が世界中で要請されていることを背景に、4月第3週(13日)からは全ての世代の視聴者に向けて「おうちにいようよ」と呼び掛けるバージョンも放送。『おうちにいようよ ちちんぷいぷい&ミント!』(『ちちんぷいぷい』と『ミント!』の放送枠を暫定的に合体させた番組として同月20日から5月29日まで放送)の中でも繰り返し流されているほか、「コロナに負けるな」とのメッセージを伝えるバージョンも作られている。同番組が『あしたのために ちちんぷいぷい&ミント!』として放送された期間(5月25日 - 29日)からは、「おうちにいようよ」に代わって「あしたのために TOMORROW」バージョンを放送(当該項で詳述)。
- 「京湯元ハトヤ瑞鳳閣」(京都市下京区)では、創業70周年を迎えた2020年4月1日から、客室のうち2室を「らいおんチャンルーム」(「提灯の部屋」と「竹林の部屋」)としてリニューアルオープン。いずれの部屋にも「らいよんチャン」のイラストが壁面に描き下ろされているほか、室内の設備に「隠れらいよんチャン」が盛り込まれていて、宿泊客には「らいよんチャン」が描かれたアメニティグッズやオリジナルの落雁を特典として提供している。京湯元ハトヤ瑞鳳閣総支配人の岩井依子が15年来の「らいおんチャン」ファンであることを背景に、同ホテル側から毎日放送への打診をきっかけに、同局の公認で「らいおんチャンルーム」のオープン[13]やラジオCMの放送に至った。
脚注
- ^ MBSキャラクター・らいよんチャンと人気声優が夢の競演(『アニメ&ゲーム by ORICON NEWS』2016年6月7日付記事)
- ^ キャラクター作りの試行錯誤を味わった「おしゃべり らいよんチャン」の舞台裏(『ASCII.JP×クラウド』2017年10月23日付記事)
- ^ これ以前は社旗をベースとしたアイコンであった。
- ^ この4は歴代の4マークではない。異なる書体の4で2005年に採用されて以降変わっていない。
- ^ 「MBSメールマガジン『MBSおじゃマガ No.243(2007年1月11日配信)』もの知りほなね君のほなね教室 その212」より。 facebook上のアーカイブ
- ^ MBSラジオ『福島のぶひろの、金曜でいいんじゃない?』twitter公式アカウントから2020年6月5日に発信されたツイートを参照。当日放送の同番組では、メインパーソナリティの福島のぶひろ(毎日放送の福島暢啓アナウンサー)が、「らいよんチャン」の考案者から直々に聞いた話を交えながら、「らいよんチャン」がステーションキャラクターへ起用された経緯を「福ちゃんの話、いいんじゃない?」(オープニングコーナー)で紹介していた。
- ^ 「2時っチャオ!」はTBSでは14:00~15:53までの放送だが、MBSでは第1部(14:00~14:55)のみネット。
- ^ 「らいよんチャンハウス」は、2006年後半頃から毎日放送本社1階ギャラリーにて、幾度の模様替えを経ながらも継続的に展示されてきたが、2008年夏の『オーサカキング』で遂に屋外出張されることとなった。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2015年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月23日閲覧。 らいよんチャンの公式本が発売 撮影会が大盛況(スポニチアネックス大阪・2008年7月13日付)
- ^ http://www.oricon.co.jp/news/confidence/56196/full/ “ゆるキャラ”らいよんチャン、5年間の集大成を綴った公式ブック発売(オリコン・2008年7月10日付)
- ^ 『らいよんチャンネル』の番組概要ページ[リンク切れ] - gooテレビ番組(2015年5月9日放送分)
- ^ MBSキャラクター・らいよんチャンと人気声優が夢の競演 - Oricon
- ^ 京都のホテルにらいよんチャン部屋「元気になってもらいたい」(『Lmaga.jp』2020年3月31日付記事)
関連項目
在阪局のライバル
- 「ウキキ」→「シノビー」(讀賣テレビ放送)
- 「ハチエモン」(関西テレビ)
- 「キュキュ」→「エビシー」(朝日放送テレビ・ラジオ)
- 「おっ!サン」(サンテレビジョン)
- 「たこるくん」(テレビ大阪)
- 「カモン・ナス」(KBS京都)
- 「たしか君」と「もしかちゃん」(奈良テレビ放送)
- 「栄谷五郎」(テレビ和歌山)
- 「知ったかぶりカイブツリ」(びわ湖放送)
外部リンク
- らいよんオフィシャル! - 毎日放送(キャラクター公式サイト)
- らいよんチャン公式 (@li4chan_mbs) - Instagram