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『'''価格破壊'''』(かかくはかい)は、[[城山三郎]]の[[経済小説]]。または、それを原作とする[[テレビドラマ]]。[[ダイエー]]の[[創業者]]、[[中内㓛]]をモデルにしたとされる。 |
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元々は[[1969年]]に『[[週刊読売]]』で連載された<ref>[http://club.kobe-np.co.jp/mint/page/atukikaze20020127.html 城山三郎著「価格破壊」] - 神戸新聞ミントクラブ</ref>。 |
元々は[[1969年]]に『[[週刊読売]]』で連載された<ref>[http://club.kobe-np.co.jp/mint/page/atukikaze20020127.html 城山三郎著「価格破壊」] - 神戸新聞ミントクラブ</ref>。 |
2020年7月11日 (土) 10:16時点における版
価格破壊(かかくはかい)
- 城山三郎の経済小説。以下で詳述。
- 企業間の激しい競争による徹底した諸経費費用を大きく減らすまたは下げた結果、ある製品の価格が急速に下落していく様子を意味する言葉。例えば衣料品 (ユニクロ)、ファーストフード (マクドナルド・牛丼など)、眼鏡 (JINS、Zoff、Owndaysなど)、英会話 (eラーニング)、パソコンなど。
『価格破壊』(かかくはかい)は、城山三郎の経済小説。または、それを原作とするテレビドラマ。ダイエーの創業者、中内㓛をモデルにしたとされる。
あらすじ
某電機メーカー社員の赤坂が車で信号無視の歩行者を轢きそうになった。注意したところ、その男は矢口という大学の同期生だった。赤坂に近況を語る矢口は、当時再販制の対象で値引き販売が規制されていた一般用医薬品の大安売りを始めて、消費者から支持されている。製薬会社からの圧力にもめげずに日本中の現金問屋を訪ねて歩く彼は、その後店をスーパーマーケット「アロー」へと発展させ、関東一円でチェーン展開を開始。
店では生鮮食料品や家電製品も扱うようになるなど、総合スーパーへと規模を拡大。スーパーで一儲けを企むライバル勢力との駆け引きや、値引き販売に圧力を加えようとする家電メーカーとの闘い、再販制を盾に自社商品(石鹸)の卸を拒むメーカーに対抗して始めたプライベートブランド商品の開発などを経て、やがて矢口の率いる「アロー」は小売業の王者のようになってゆく。
登場人物
- 矢口:主人公。壮絶な戦争体験があり、何者をも恐れない小売業改革者。
- 奈津子:その妻
- 尾頭映子:矢口に潰された薬局の娘。矢口に性的魅力を感じつつ反発する女性スーパー店長。
登場企業
テレビドラマ版
1981年11月7日から1981年11月21日までNHK土曜ドラマで放映された。
スタッフ
キャスト
書誌情報
- 城山三郎『価格破壊』光文社〈カッパ・ノベルス〉、1969年。
- 城山三郎『価格破壊』角川書店〈角川文庫〉、1975年。ISBN 978-4-04-131006-9。
- 城山三郎『価格破壊 プライス・ダウン 長編小説』光文社、1979年3月。
脚注
- ^ 城山三郎著「価格破壊」 - 神戸新聞ミントクラブ