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2020年7月8日 (水) 21:19時点における版
「赤道小町ドキッ」 | ||||
---|---|---|---|---|
山下久美子 の シングル | ||||
初出アルバム『Chronologic Singles Side:A Collection』 | ||||
B面 | トラブル99 | |||
リリース | ||||
規格 | EPレコード | |||
ジャンル |
ロック テクノ歌謡 | |||
レーベル | BLOW UP/日本コロムビア | |||
作詞・作曲 |
松本隆(作詞) 細野晴臣(作曲) | |||
チャート最高順位 | ||||
山下久美子 シングル 年表 | ||||
| ||||
「赤道小町ドキッ」(せきどうこまちドキッ)は、1982年4月1日にアルバム『抱きしめてオンリィ・ユー』と同時に、日本コロムビアからリリースされた山下久美子の6枚目のシングル。同年夏のカネボウ化粧品キャンペーンイメージソング。
作品概要
- 1980年に「バスルームより愛をこめて」でデビューした山下久美子にとって、初の大ヒット曲。
- 当時隆盛を極めていた化粧品会社による季節キャンペーンCMのイメージソングに抜擢されたことから、大きなヒットに繋がった。
- この曲のヒットがきっかけとなり、ライブでのパフォーマンスを評しての「総立ちの久美子」という異名が定着した。
- リリース当初のタイトルは単に「赤道小町」だった。
- スタジオ・アルバム未収録で、1991年に発売されたベスト・アルバム『Chronologic Singles Side:A Collection』にて初収録且つ初CD化された。
エピソード
- 松本隆と細野晴臣が後にインタビューで語ったところによると、この曲は詞先行で作られ、早い段階で詞は完成していたものの、曲部分はレコーディング当日になっても完成していなかった。CMソングになることが決まっていたため、レコーディングの延期は出来ない状態の中、細野がスタジオで曲の骨格を作り、レコーディングでドラムスを担当した高橋幸宏、ギターとアレンジを担当した大村憲司の3人で何とか完成にこぎつけた[3]。
- 当時山下のディレクターだった福岡智彦が「『赤道小町ドキッ』がこれまでの山下の方向性とギャップがあり過ぎる」と判断したため同時発売されたアルバム『抱きしめてオンリィ・ユー』にはあえて収録せず[4]、代わりにB面曲である「トラブル99」が収録された。のちに、福岡は「(「赤道小町ドキッ」を)普通は入れますよね。ヒットの可能性が高いシングルなんだから、アルバムの売上を引っ張ることを目論むのが当然。今思うと、よくコロムビアが許しましたね」と懐古し、「アルバムもある程度は売れましたが、『赤道小町ドキッ』が入っていたら、たぶんもっと売れたんでしょうね」と語っている[4]。
- 曲のヒットを受け、山下久美子は当時多くの歌謡番組に出演した[注 1]。TBSテレビ『ザ・ベストテン』には、1982年5月27日に「今週のスポットライト」で初出場、のち10位以内にランクインを果たす[2]。又、当番組で最高位の第3位にランクされた時、本物の象の背に跨り歌を披露したこともあった[5]。
収録曲
全編曲: 大村憲司。 | ||||
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「赤道小町ドキッ」 | 松本隆 | 細野晴臣 | |
2. | 「トラブル99」 | 菅原武彦 | 岡本一生 | |
合計時間: |
カバー
曲名 | アーティスト | 収録作品 | 発売日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
赤道小町ドキッ | Mi | アルバム『80's×Mi』 | 2006年6月21日 | |
夏目ナナ | シングル「赤道小町ドキッ」 | 2006年8月2日 | ||
中川翔子 | シングル「Shiny GATE」 | 2008年8月6日 | 通常盤のc/wに収録。 | |
西脇彩華 | アルバム『ORDINARY VENUS』 | 2008年12月17日 |
脚注
注釈
脚注
- ^ a b オリコンランキング情報サービス「you大樹」
- ^ a b c d 角川インタラクティブ・メディア「別冊ザ・テレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る! 80'sポップスHITヒストリー〜」2004年12月、ISBN 978-4-0489-4453-3
- ^ 「テクノ歌謡マニアクス」(コイデヒロカズ編)、松本隆インタビュー、など
- ^ a b “アナログシンセの卓越したセンス「赤道小町ドキッ」レコーディング篇”. Re:minder. 2020年4月4日閲覧。
- ^ 「ザ・ベストテン」1982年7月8日放送時
- ^ “Kumiko Yamashita - 赤道小町 ドキッ”. Discogs. 2020年3月26日閲覧。