「忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜」の版間の差分
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2020年7月6日 (月) 21:55時点における版
忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜 | |
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脚本 | 柴田侑宏 |
登場人物 | 大石内蔵助(杜けあき) 浅野内匠頭・岡野金右衛門(一路真輝) 瑤泉院・お蘭(紫とも) 吉良上野介・吉五郎(星原美沙緒) |
初演日 | 1992年10月9日 |
初演場所 | 宝塚大劇場 |
オリジナル言語 | 日本語 |
ジャンル | 時代劇(宝塚歌劇・ミュージカル) |
舞台設定 | 元禄時代 |
グランド・ミュージカル[1]『忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜』(ちゅうしんぐら はなにちりゆきにちり)は、宝塚歌劇団雪組[1]により上演された演劇作品である。3部33場[1]。
1992年10月9日から11月24日[2](新人公演:10月23日[3])に宝塚大劇場、1993年3月4日から3月31日[4](新人公演:3月16日[5])に東京宝塚劇場にて上演された。
概要
「忠臣蔵」を題材に、元禄時代に生きた男たちの愛とロマンを描いた。
旧宝塚大劇場閉場前の最終公演[2]で、杜けあきのさよなら公演だった。演出の柴田侑宏は杜の退団にかけて、討ち入りが成功し、赤穂浪士が泉岳寺に引き上げる際大石に「もはやこれで、思い残すことはござらん」という台詞を与えている。
構成
スタッフ
氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 脚本・演出:柴田侑宏[1]
- 作曲[2]・編曲[2]:寺田瀧雄・吉崎憲治・吉田優子
- 音楽指揮:野村陽児(宝塚)[2]・岡田良機(宝塚)[2]・伊沢一郎(東京)[4]・清川知巳(東京)[4]
- 振付[2]:尚すみれ・花岩春秋
- 擬闘:花岩春秋[2]
- 装置:大橋泰弘[2]
- 衣装[2]:任田幾英・中川菊枝
- 照明:今井直次[2]
- 小道具[2]:万波一重・伊集院徹也
- 効果:川ノ上智洋[2]
- 演技指導:美吉左久子[2]
- 演出補:正塚晴彦[2]
- 演出助手[2]:木村信司・藤井大介
- 装置補:新宮有紀[2]
- 衣装補[2]:田口美香・有村淳
- 製作担当:長谷山太刀夫(東京)[4]
- 制作:古澤真[2]
主な登場人物と配役
※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」文字がなければ両劇場共通。
- 本公演
- 大石内蔵助:杜けあき[2]
- 浅野内匠頭・岡野金右衛門(二役):一路真輝[2]
- 瑤泉院・お蘭(二役):紫とも[2]
- 吉良上野介・吉五郎(二役):星原美沙緒[2]
- 多門伝八郎・綿屋喜左衛門(二役):立ともみ[2]
- 礒貝十郎左衛門:高嶺ふぶき[2]
- 大高源五:海峡ひろき[2]
- 堀部安兵衛:轟悠[2]
- 杉野十平次:香寿たつき[2]
- 片岡源五右衛門:飛鳥裕[2]
- 堀部弥兵衛:鈴鹿照[2]
- 小野寺十内:萬あきら(宝塚)[2]・岸香織(東京)
- 色部又四郎:古代みず希[2]
- 小林平八郎:泉つかさ[2]
- りく:小乙女幸[2]
- おきく:純名里沙[2]
- 丹・四方庵宗偏(二役):京三紗[2]
- 前原伊助:亜実じゅん
- 勝田新左衛門:和光一
- 間十次郎:多彩しゅん
- 潮田又之丞:地矢晃
- 近松勘六:いらか万椰
- 神崎与五郎:矢吹翔
- 矢頭右衛門七:朝景るい
- 奥田貞右衛門:有未れお(東京)
- 武林唯七:葛城七穂
- 富森助右衛門:小月さゆる
- 不破数右衛門:和央ようか
- 小野寺幸右衛門:はやせ翔馬
- 大石瀬左衛門:鈴音りら
- 大石主税:高倉京
- 間瀬孫九郎:一希星
- 倉橋伝助:宝樹彩(東京)
- 赤埴源蔵:千城歩
- 矢田五郎右衛門:楓沙樹(東京)
- 村松三太夫:欧波翼
- 吉田沢右衛門:寿つかさ
- 間新六郎:安蘭けい
- 戸田局:早原みゆ紀
- お才:野添さゆ紀(宝塚)、朱未知留(東京)
- おたか:白鷺まどか(宝塚)、五峰亜季(東京)
- 浮橋:灯奈美
- おゆき:朝霧舞
- 夕霧:春乃若葉
- はま:夕月美佳
- 花:毬丘智美
- 音羽:渚あき
- 新人公演(宝塚)
- 大石内蔵助:香寿たつき[3]
- 朝野内匠頭・岡野金右衛門(二役):和央ようか[3]
- 阿久里・お蘭(二役):純名里沙[3]
- 磯貝十郎左衛門:高倉京[3]
- 大高源五:一希星[3]
- 堀部安兵衛:安蘭けい[3]
- 杉野十平次:鈴音りら [3]
- 吉良上野介・吉五郎(二役):葛城七穂[3]
- おきく:渚あき[3]
- りく:朱未知留[3]
- 綿屋喜左衛門・多門伝八郎(二役):矢吹翔[3]
- 新人公演(東京)
一人二役が多く、一路真輝は浅野内匠頭の他に赤穂浪士の一人・岡野金右衛門包秀を、紫ともは大石の命を狙う女刺客のお蘭をも演じている。
公演詳細
第一幕は「風さそう花の章」、第二幕は「想いつのる雪の章」とされている。
第一幕:風さそう花の章
- プロローグ 元禄模様
- 元禄の春
- 赤穂浪士と内匠頭〜鉄砲洲上屋敷〜元禄十四年
- 吉良上野介
- 松の廊下-刃傷-
- 松の廊下-お家断絶-
- 松の廊下-読売り-
- 内匠頭切腹
- 亜久里
- 大評判
- 城明け渡し
- 城明け渡し
- 山科閑居
- 撞木町
- 扇屋
- 扇屋
- 深川八幡前
- 仮りの姿
- 仮りの姿〜義士の困苦
- 相続断念-再び指令-円山へ-
- 円山会議
第二幕:想いつのる雪の章
- 契り
- 元禄の江戸
- 上杉の策動
- 川崎平間村
- おきく佐吉
- 上杉対赤穂浪士
- 吉良邸絵図面
- いつもあなたと
- 方違え
- 計画中止-武装準備-お蘭内蔵助-
- 花ひとつ
- 宝船
- その日の知らせ
- 十二月十四日-前夜-上杉-
- 討入り〜引揚げ
(この後は劇の一部というより、宝塚では定番の歌と踊りのショー的なもので、劇の楽曲は使用しているが、内容に関連性は無い)
- フィナーレA-元禄模様-
- フィナーレB-元禄歌舞伎-
- フィナーレC-花のゆくえ-
- フィナーレD-新しいたび-
- グランドパレード
このときのエトワール(大階段を出演者が下りてくるグランド・パレードの始まりを飾る女性ソロ)は純名里沙が務めた。
脚注
参考文献
- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。