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2020年6月20日 (土) 11:26時点における版
エアアジアのエアバスA320-200 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | MYX: 5099 |
本社所在地 |
マレーシア セランゴール州セパン クアラルンプール国際空港[1] |
業種 | 空運業 |
事業内容 | 空運業 |
代表者 | Aireen Omar (CEO) |
関係する人物 | トニー・フェルナンデス |
外部リンク | http://www.airasia.com/ |
| ||||
設立 | 1993年(Tune Airとして) | |||
---|---|---|---|---|
ハブ空港 | クアラルンプール国際空港 (KLIA2) | |||
焦点空港 |
コタキナバル国際空港 スナイ国際空港 ペナン国際空港 | |||
マイレージサービス | BIG | |||
親会社 | AirAsia Berhad | |||
保有機材数 | 97機 | |||
就航地 | 96都市 | |||
スローガン | Now Everyone Can Fly | |||
本拠地 | マレーシア クアラルンプール | |||
代表者 |
Aireen Omar (CEO) トニー・フェルナンデス (エアアジア・グループ CEO) | |||
外部リンク | http://www.airasia.com/ |
エアアジア(マレー語:AirAsia Berhad)はマレーシアの格安航空会社 (LCC) である。
概要
多くのグループ企業を抱える世界屈指の規模のLCCである。クアラルンプール国際空港を拠点に路線網を構築している。2014年には大規模なLCC専用ターミナル「Klia2」が開業した。
手荷物の受託は有料で、5リンギットである。機内清掃の簡素化を図るため、座席は革張りである。事前座席指定は15 - 25リンギットだが、子供・高齢者などは割引がある。一部路線でパック入りミネラルウォーターが提供される以外は飲料・軽食は有料にて販売される。予めオンラインで予約した場合は割引価格で提供される。原則として機内に飲食物を持ち込むことはできない。
クアラルンプール市内に近いスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港に本拠地を移転する計画があったが、マレーシア政府に拒否された。
歴史
設立当初はマレーシア政府系重工業会社DRB-ハイコム傘下の企業だったが、後に業績は低迷し、経営破綻状態になる。大手レコード会社、ワーナー・ミュージックのアジア地域役員だったトニー・フェルナンデス (Tony Fernandes) は、持株会社チューンエア (TuneAir Sdn Bhd) を設立し、2001年12月2日に1リンギットで買い取る。
クアラルンプール国際空港 (KLIA) を本拠地とし、運賃を格安で提供して、マレーシア航空の国内線独占状態を破り、2003年から黒字化した。有効座席キロ (ASK、Available Seat-Kilometer) は2.19USセント(2005年度)である。
2003年、シンガポール・チャンギ国際空港の乗り入れをシンガポール当局から拒否されたため、シンガポールとの国境に隣接するジョホールバルのスナイ国際空港を第二の拠点と位置づけ、タイのバンコクへ国際線を就航させた。コタキナバル国際空港も拠点としている。
2004年には、タイとインドネシアに、それぞれ国内線を中心に運航する関連会社を設立。以後、マカオ、フィリピンのクラーク、カンボジアのシェムリアップやプノンペンにも進出する。
2006年3月24日、クアラルンプール国際空港にLCCターミナル(Low Cost Carrier Terminal)が開業し、同社のすべての便が移転した。貨物地区に暫定的に建設されたもので、貨物上屋に容易に改装できる設計となっていた。旅客増加に対応するための暫定措置として2008年以降ターミナルの増築工事が行われた。
2006年以降、主力機材であったボーイング737-300を、順次エアバスA320に切り替え、2008年に完了する。2010年、オーストラリアのジェットスター航空と、機材や部品の共同購入などで提携した[2]。
2009年までウィリアムズF1の公式スポンサーでもあったが、2010年より、トニー・フェルナンデスCEO自らが代表を務めるロータス・レーシングが参入した。
2011年5月3日以降の予約についてはサーチャージを徴収していた[3]。
2014年5月、クアラルンプール国際空港に新しいLCCターミナル「Klia2」が開業した。
2014年12月、インドネシア・エアアジア8501便墜落事故が発生、乗客・乗員計162名全員が死亡したと見られる[4]。
2015年1月26日以降、燃油サーチャージは不要となった[5]。
2016年8月、リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したASEAN圏内の選手は生涯搭乗券を無料にすると発表した。銀・銅メダルの選手も5年間、2年間と無料になると発表し、ジョセフ・スクーリング選手ら6名が対象となった[6]。
保有機材
運航機材
2019年現在[7]
- エアバスA320:95機
- エアバスA321:2機
- エアアジア・グループ全体で、エアバスA320シリーズ総発注機数592機にのぼり、エアバスが納入する単一通路航空機の最大顧客である。
A320シリーズについてはエンジンは全てCFM製エンジンを選択している。 - 2011年6月23日、エアバスA320 neoを200機発注した[8]。
- エアアジア・グループ全体で、エアバスA320シリーズ総発注機数592機にのぼり、エアバスが納入する単一通路航空機の最大顧客である。
退役機材
- ボーイング737-300:148席ー会社設立期に十数年運用後グループ内他社へ転籍後全機引退済み
就航路線
2014年1月現在[9]
- マレーシア(国内線)
- マレー半島部 - クアラルンプール(本拠地)、ジョホールバル、ペナン、アロースター、コタバル、ランカウイ、クアラトレンガヌ
- ボルネオ島 - コタキナバル、クチン、ビントゥル、ラブアン島、ミリ、シブ、サンダカン、タワウ
- アジア(国際線)
- バングラデシュ - ダッカ
- ブルネイ - ブルネイ
- カンボジア - プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル
- 中国 - 深圳、広州、汕頭、長沙、武漢、杭州、海口、桂林、南寧、昆明
- インド - ヴィシャーカパトナム、コーチ、コルカタ、チェンナイ、バンガロール、ハイデラバード、ティルチラーパッリ、ブヴァネーシュヴァル
- インドネシア - デンパサール、バンドン、ジャカルタ、マカッサル、メダン、パダン、プカンバル、ソロ (スラカルタ)、スラバヤ、ジョグジャカルタ、ポンティアナック、スマラン、マカッサル、パレンバン、バンダ・アチェ、ロンボク、プカンバル
- ラオス - ヴィエンチャン、ルアンパバーン
- ミャンマー - ヤンゴン
- シンガポール - シンガポール
- 台湾 - 台北/桃園、高雄
- タイ - バンコク/ドンムアン、チェンマイ、プーケット、クラビ、スラートターニー、ウタパオ
- ベトナム - ハノイ、ホーチミンシティ、ダナン、ニャチャン、ダラット(2019年12月就航予定)[10]
- フィリピン - ボラカイ島、マニラ、ダバオ
- スリランカ - コロンボ
グループ航空会社
航空会社名 | 設立年 | 拠点空港 |
---|---|---|
タイ・エアアジア(FD) | 2003年 | ドンムアン空港(バンコク/ドンムアン) |
インドネシア・エアアジア(QZ) | 2005年 | スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ) |
エアアジア X(D7) | 2006年 | クアラルンプール国際空港(クアラルンプール) |
タイ・エアアジア X(XJ) | 2013年 | ドンムアン空港(バンコク/ドンムアン) |
インドネシア・エアアジア X(XT) | 2013年 | ングラ・ライ国際空港(デンパサール) |
エアアジア・フィリピン(Z2) | 2012年 | ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) |
エアアジア・インディア(I5) | 2013年 | ケンペゴウダ国際空港(ベンガルール) |
エアアジア・ジャパン(DJ) | 2014年 | 中部国際空港(名古屋/中部) |
- 参入計画
- 中国 - 2017年5月現在、中国光大集団、河南省と覚書を結び、鄭州を拠点に運航する計画があった[11]。その後、この計画は失効した[12]。
- カンボジア エアアジア・カンボジア (AirAsia Cambodia) - 2017年5月現在、子会社を設立する計画がある[13]。
- ベトナム - 2017年5月現在、旅行会社と提携し、ニャチャン-東京 間などの路線を運航する計画がある[14]。2018年12月、TMGroup(旅行会社)、Hai Au Aviationと提携し新会社を設立、2019年8月に運行開始を目指している[15][16]。
- かつて運航していた・計画された航空会社
- ヴィエトジェット・エアアジア (VietJet AirAsia) - ベトジェットエアと合弁で設立する予定であったが[17]、撤回された[18]。
- エアアジア・ゼスト (AirAsia Zest) - 2013年に提携、2016年にエアアジア・フィリピンと経営統合。
- エアアジア・ジャパン (2011-2013) 2011年8月に全日本空輸(現・ANAホールディングス)と合弁でエアアジア・ジャパンとして設立されたが[19]、2013年6月に合弁を解消し、エアアジアブランドでの運航も同年10月26日に終了した[20]。バニラエアへと社名を変更し、運航を継続していたが、10月26日にPeach Aviationに統合された。
関連項目
脚注
- ^ "Annual Report 2013" (Archive). AirAsia. Retrieved on 29 August 2014. p. 33/306. "HEAD OFFICE LCC Terminal, Jalan KLIA S3 Southern Support Zone, KLIA, 64000 Sepang, Selangor Darul Ehsan, Malaysia" and "REGISTERED OFFICE AirAsia Berhad (Company No. 284669-W) B-13-15, Level 13, Menara Prima Tower B Jalan PJU 1/39, Dataran Prima 47301 Petaling Jaya Selangor Darul Ehsan, Malaysia"
- ^ 格安航空2社、専用機体開発で提携 豪とマレーシア 日本経済新聞
- ^ AirAsia to introduce fuel surcharge on 3 May
- ^ http://www.nbcnews.com/storyline/airasia-plane-crash/search-airasia-crash-victims-end-indonesia-says-n325581
- ^ 燃油サーチャージなし-よくある質問 - AirAsia
- ^ http://www.straitstimes.com/asia/se-asia/airasia-gives-out-free-flights-for-life-to-all-asean-athletes-who-won-gold-at-the
- ^ AirAsia Current Fleet
- ^ エアバス、マレーシアのエア・アジアから200機受注 - ロイター
- ^ Flight schedule AirAsia
- ^ https://flyteam.jp/news/article/115350
- ^ エアアジア、中国でLCC設立へ 中国光大集団などと覚書 - 日本経済新聞 2017/5/14
- ^ エアアジア、中国合弁の覚書失効 国内線参入白紙に - 日本経済新聞 2018年9月1日
- ^ AirAsia Cambodia to debut soon - Khmer Times, 16 MAY 2017
- ^ Malaysia's AirAsia again tries to take off in Vietnam - Nikkei Asian Review, May 23, 2017
- ^ エアアジア、ベトナム観光大手と提携 同国参入目指す - 日本経済新聞 2018年12月6日
- ^ アアジアの越合弁、19年8月に運航開始 - NAA.ASIA 2018年12月12日
- ^ エアアジア、ベトナムで合弁格安航空設立 4—6月にも運航開始へ - マレーシアナビ!
- ^ Malaysia's AirAsia calls off proposed Vietnamese JV - Reuter 2011年10月11日
- ^ ANAとエアアジア、『エアアジア・ジャパン』の設立に合意 - 全日本空輸ホームページ・プレスリリース
- ^ エアアジア社との共同事業の解消について - ANAホールディングスホームページ・プレスリリース
外部リンク
- AirAsia
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- エアアジア・ジャパン (airasiajapan) - Facebook
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