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== 陸上選手としての経歴 ==
== 陸上選手としての経歴 ==
高校時代は2年間を陸上競技に、1年間を[[バスケットボール]]・[[ソフトボール]]に捧げた<ref name="usc"/>。[[2006年]]にナイキ室内アメリカ選手権で大会新記録8秒36([[60メートルハードル|60mH]])を樹立するなどの成績を残した<ref name="usc"/>。[[2007年]]、[[テネシー大学]]に進学、[[サウスイースタン・カンファレンス]]で七種競技の覇者となった<ref name="usc"/>。[[2008年]]に[[南カリフォルニア大学]]へ転校したが、[[怪我]]のため目立った成績を残せず、[[2009年]]は{{仮リンク|NCAA女子陸上競技選手権大会|label=NCAA選手権|en|NCAA Women's Division I Outdoor Track and Field Championships}}で七種競技4位に入賞した<ref name="usc"/>。[[2010年]]は[[留年]]のため競技を一時中断、[[2011年]]にNCAA選手権[[100メートルハードル|100mH]]に出場、[[追い風参考記録]](風速2.1[[メートル毎秒|m/s]])ながら12秒63をマークした<ref name="ldn">{{cite web|url=http://www.dailynews.com/sports/20130622/track-and-field-usc-graduate-nia-ali-clears-big-hurdle-off-to-world-championships|publisher=[[デイリーニューズ (ロサンゼルス)|LA Daily News]]|title=USC graduate Nia Ali clears big hurdle, off to World Championships|date=2013-06-22|author=Erik Boal|accessdate=2014-03-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130821125454/http://www.dailynews.com/sports/20130622/track-and-field-usc-graduate-nia-ali-clears-big-hurdle-off-to-world-championships|archivedate=2013-08-21}}</ref>。同年、[[中華人民共和国|中国]]・[[深セン市|深圳]]で開かれた[[2011年夏季ユニバーシアード|ユニバーシアード]]にアメリカ代表として出場、12秒85で[[金メダル]]を獲得する。
高校時代は2年間を陸上競技に、1年間を[[バスケットボール]]・[[ソフトボール]]に捧げた<ref name="usc"/>。[[2006年]]にナイキ室内アメリカ選手権で大会新記録8秒36([[60メートルハードル|60mH]])を樹立するなどの成績を残した<ref name="usc"/>。[[2007年]]、[[テネシー大学]]に進学、[[サウスイースタン・カンファレンス]]で七種競技の覇者となった<ref name="usc"/>。[[2008年]]に[[南カリフォルニア大学]]へ転校したが、[[怪我]]のため目立った成績を残せず、[[2009年]]は{{仮リンク|NCAA女子陸上競技選手権大会|label=NCAA選手権|en|NCAA Women's Division I Outdoor Track and Field Championships}}で七種競技4位に入賞した<ref name="usc"/>。[[2010年]]は[[留年]]のため競技を一時中断、[[2011年]]にNCAA選手権[[100メートルハードル|100mH]]に出場、[[追い風参考記録]](風速2.1[[メートル毎秒|m/s]])ながら12秒63をマークした<ref name="ldn">{{cite web|url=http://www.dailynews.com/sports/20130622/track-and-field-usc-graduate-nia-ali-clears-big-hurdle-off-to-world-championships|publisher=[[デイリーニューズ (ロサンゼルス)|LA Daily News]]|title=USC graduate Nia Ali clears big hurdle, off to World Championships|date=2013-06-22|author=Erik Boal|accessdate=2014-03-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130821125454/http://www.dailynews.com/sports/20130622/track-and-field-usc-graduate-nia-ali-clears-big-hurdle-off-to-world-championships|archivedate=2013-08-21}}</ref>。同年、[[中華人民共和国|中国]]・[[深市|深圳]]で開かれた[[2011年夏季ユニバーシアード|ユニバーシアード]]にアメリカ代表として出場、12秒85で[[金メダル]]を獲得する。


2013年、[[ニューメキシコ州]][[アルバカーキ]]で開かれた全米室内選手権で60mHに出場、7秒93で優勝を果たす。さらに同年の[[全米陸上競技選手権大会|全米選手権]]で[[2013年世界陸上競技選手権大会|世界選手権]]の出場権を獲得、アメリカ記録保持者[[ブリアナ・ローリンズ]]を脅かす存在として注目を浴びた<ref name="ldn"/>。その世界選手権では、決勝進出はならなかったものの、[[2013年世界陸上競技選手権大会・女子100mハードル|準決勝10位]]の成績を収めた<ref>{{ cite web|url=http://www.usctrojans.com/sports/c-track/spec-rel/081913aaa.html|title=Brown Wins Bronze At IAAF World Track & Field Championships|date=2013-08-18|accessdate=2014-03-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131126032924/http://www.usctrojans.com/sports/c-track/spec-rel/081913aaa.html|archivedate=2013-11-26}}</ref>。
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2020年6月20日 (土) 10:06時点における版

ニア・アリ
Nia Ali
Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム ニア・シファーティヒー・アリ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競技 陸上競技
種目 ハードル走七種競技
大学 テネシー大学南カリフォルニア大学
生年月日 (1988-10-23) 1988年10月23日(36歳)
生誕地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ペンシルベニア州ノリスタウン
居住地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
身長 5 ft 7 in (1.70 m)
コーチ担当者 トミー・リー・ホワイト(Tommy Lee White)
自己ベスト
100mハードル 12秒48(2013年)
七種競技 5824点(2009年)
獲得メダル
陸上競技
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
銀メダル - 2位 2016 リオデジャネイロ 100mH
世界選手権
2019 ドーハ 100mH
世界室内陸上選手権
2014 ソポト 60mH
2016 ポートランド 60mH
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ニア・シファーティヒー・アリ(Nia Sifaatihii Ali、1988年10月23日 - )は、アメリカ合衆国陸上競技選手ペンシルベニア州ノリスタウン生まれ、同州フィラデルフィア出身[1]ハードル走七種競技を専門とする[1]

陸上選手としての経歴

高校時代は2年間を陸上競技に、1年間をバスケットボールソフトボールに捧げた[1]2006年にナイキ室内アメリカ選手権で大会新記録8秒36(60mH)を樹立するなどの成績を残した[1]2007年テネシー大学に進学、サウスイースタン・カンファレンスで七種競技の覇者となった[1]2008年南カリフォルニア大学へ転校したが、怪我のため目立った成績を残せず、2009年NCAA選手権英語版で七種競技4位に入賞した[1]2010年留年のため競技を一時中断、2011年にNCAA選手権100mHに出場、追い風参考記録(風速2.1m/s)ながら12秒63をマークした[2]。同年、中国深圳で開かれたユニバーシアードにアメリカ代表として出場、12秒85で金メダルを獲得する。

2013年、ニューメキシコ州アルバカーキで開かれた全米室内選手権で60mHに出場、7秒93で優勝を果たす。さらに同年の全米選手権世界選手権の出場権を獲得、アメリカ記録保持者ブリアナ・ローリンズを脅かす存在として注目を浴びた[2]。その世界選手権では、決勝進出はならなかったものの、準決勝10位の成績を収めた[3]

2014年ポーランドソポトで開催された世界室内選手権金メダルを獲得する[4]ロンドンオリンピック金メダリストのサリー・ピアソンティファニー・ポーターといった強力なライバルを破っての貴重な1勝となり、ピアソンはオーストラリア放送協会(ABC)の取材に対し、ニアの勝利を称賛するコメントを寄せた[5]。金メダル確実と思われたピアソンを破ったことで、IAAFワールドチャレンジミーティングスの1戦であるメルボルントラッククラシック英語版での再戦が注目されたが、ニアは同大会へ出場しないことを表明した[6]

個人的な経歴

高校と大学で2度転校を経験しており、高校はニュージャージー州プレザントビル英語版のプレザントビル高校(Pleasantville High School)からフィラデルフィアの西カトリック準備高校(West Catholic Preparatory High School)へ、大学はテネシー大学から南カリフォルニア大学へ転校した[1]。大学では心理学を専攻した[1]

2009年に父アリーム・アリ(Aleem Ali)が3人の家族と愛人を殺害し、自殺するという衝撃的な事件に直面し精神を病んでしまうが、心理学者に心のケアを受けたことと母や祖母を見習うことで2011年春に復活し、世界レベルで争えるハードラーに成長した[7]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h Nia Ali Bio”. University of Southern California Official Athletic Site. 2014年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。
  2. ^ a b Erik Boal (2013年6月22日). “USC graduate Nia Ali clears big hurdle, off to World Championships”. LA Daily News. 2013年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。
  3. ^ Brown Wins Bronze At IAAF World Track & Field Championships” (2013年8月18日). 2013年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。
  4. ^ 陸上競技社(2014):55ページ
  5. ^ American Nia Ali beats Sally Pearson to win 60m hurdles final at World Indoors”. ABC (2014年3月9日). 2014年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。
  6. ^ Sally Pearson denied Nia Ali rematch”. The Times of India (2014年3月17日). 2014年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。
  7. ^ SCOTT M. REID (2013年8月21日). “USC hurdler Ali learning how to overcome tragedy”. The Orange County Register. 2014年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月18日閲覧。

参考文献

  • 陸上競技社 編『月刊陸上競技 2014年4月号』陸上競技社・講談社、平成26年4月1日発行、3月14日発売、178p.

関連項目

外部リンク