コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「文字禍」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 森鷗外への記事名変更に伴う変更 - log
Cewbot (会話 | 投稿記録)
37行目: 37行目:
=== アンソロジー収録 ===
=== アンソロジー収録 ===
*『文豪ナンセンス小説選』([[河出文庫]]、1987年7月)
*『文豪ナンセンス小説選』([[河出文庫]]、1987年7月)
**収録作品:[[泉鏡花]]「雨ばけ」、[[夏目漱石]]「[[夢十夜]]:第二夜」、[[内田百閒]]「北溟・虎」、[[芥川龍之介]]「[[煙草と悪魔]]」、[[稲垣足穂]]「星を売る店」、[[森鷗外]]「[[寒山拾得 (森外)|寒山拾得]]」、[[横光利一]]「[[頭ならびに腹]]」、[[夢野久作]]「霊感」、[[萩原朔太郎]]「死なない蛸」、[[宇野浩二]]「化物」、[[梶井基次郎]]「[[愛撫 (小説)|愛撫]]」、[[久生十蘭]]「謝肉祭の支那服:地中海避寒地の巻」、[[坂口安吾]]「[[風博士]]」、[[牧野信一]]「[[ゼーロン]]」、[[石川淳]]「知られざる季節」、中島敦「文字禍」
**収録作品:[[泉鏡花]]「雨ばけ」、[[夏目漱石]]「[[夢十夜]]:第二夜」、[[内田百閒]]「北溟・虎」、[[芥川龍之介]]「[[煙草と悪魔]]」、[[稲垣足穂]]「星を売る店」、[[森鷗外]]「[[寒山拾得 (森外)|寒山拾得]]」、[[横光利一]]「[[頭ならびに腹]]」、[[夢野久作]]「霊感」、[[萩原朔太郎]]「死なない蛸」、[[宇野浩二]]「化物」、[[梶井基次郎]]「[[愛撫 (小説)|愛撫]]」、[[久生十蘭]]「謝肉祭の支那服:地中海避寒地の巻」、[[坂口安吾]]「[[風博士]]」、[[牧野信一]]「[[ゼーロン]]」、[[石川淳]]「知られざる季節」、中島敦「文字禍」


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2020年6月18日 (木) 12:15時点における版

文字禍
作者 中島敦
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説掌編小説
初出情報
初出文學界1942年2月号
刊本情報
収録 第一創作集『光と風と夢筑摩書房 1942年7月
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
テンプレートを表示

文字禍』(もじか)は、中島敦短編小説掌編小説)。1942年(昭和17年)に発表された中島のデビュー作の一つである。アッシリアの碩学ナブ・アヘ・エリバ博士が、文字の霊が人間に及ぼす災いについて研究し、アッシュールバニパル王に進言するものの認められず、最後には文字の霊の呪いによって書物(粘土板)の下敷きとなり圧死してしまうという物語である。

初出時は、他1篇「山月記」と共に「古譚」の題名で総括され、深田久弥の推薦により『文學界』1942年2月号に掲載された[1]。同年7月に筑摩書房から刊行された単行本『光と風と夢』に収録された際には、「山月記」「狐憑」「木乃伊」と合わせた連作「古譚」として収録された[2]

おもな収録書籍

中島敦の作品集

アンソロジー収録

脚注

  1. ^ 氷上英廣「解説」(山月記 1994, pp. 401–419)
  2. ^ 木村一信「作家案内」(斗南先生 1997, pp. 295–307)

参考文献

  • 中島敦『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年7月。ISBN 978-4003114513 
  • 中島敦『斗南先生・南島譚』講談社文芸文庫、1997年3月。ISBN 978-4061975606 

関連項目

外部リンク