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「第2軍 (日本軍)」の版間の差分

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太平洋戦争における第2軍の作戦地域について追記
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* 工兵部長 [[阿部貞次郎]] 大佐
* 工兵部長 [[阿部貞次郎]] 大佐
* 経理部長 [[片山中行]] 主計監
* 経理部長 [[片山中行]] 主計監
* 軍医部長 [[森林太郎]]{{efn|著名な筆名・[[森外]]}} 軍医監
* 軍医部長 [[森林太郎]]{{efn|著名な筆名・[[森外]]}} 軍医監
* 参謀副長
* 参謀副長
** [[由比光衛]] 中佐(1904年3月6日 -)
** [[由比光衛]] 中佐(1904年3月6日 -)

2020年6月18日 (木) 10:59時点における版

第2軍
創設 1894年明治27年)9月25日
廃止 1895年(明治28年)5月31日
再編成 1904年(明治37年)3月6日
(廃止)1906年(明治39年)1月12日
(再編成)1937年昭和12年)8月23日
(廃止)1938年(昭和13年)12月15日
(再編成)1942年(昭和17年)7月4日
廃止 1945年(昭和20年)
所属政体 大日本帝国
所属組織 大日本帝国陸軍
部隊編制単位
所在地 朝鮮-満州/満州/北支/満州-ニューギニア-セレベス島
通称号/略称 勢(いきおい)
最終上級単位 南方軍
最終位置 セレベス島
戦歴 日清戦争日露戦争支那事変太平洋戦争
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第2軍(だいにぐん)は、大日本帝国陸軍の一つ。日清戦争日露戦争支那事変及び太平洋戦争時に編成された。

日清戦争における第2軍

日清戦争において1894年明治27年)9月25日に編成され、戦後の1895年5月31日に解散した。

第2軍の人事

兵站部

所属部隊

  • 第1師団
    • 歩兵第1旅団
    • 歩兵第2旅団
  • 第2師団
    • 歩兵第3旅団
    • 歩兵第4旅団
  • 混成第12旅団
  • 第6師団
    • 歩兵第11旅団
    • 歩兵第4旅団

日露戦争における第2軍

日露戦争において1904年(明治37年)3月6日に編成され、戦後の1906年1月12日に解散した。

第2軍の人事

兵站部

支那事変における第2軍

支那事変勃発後の1937年昭和12年)8月23日に編成され、新設された北支那方面軍戦闘序列に入った。主に華北方面を作戦地域とし、1938年12月15日に廃止された。

第2軍の人事

歴代司令官

歴代参謀長

  • 鈴木率道 少将(陸士22期:1937年8月31日 -)
  • 町尻量基 少将(陸士21期:1938年6月10日 -)
  • 青木重誠 大佐(陸士25期:1938年11月21日 - 1939年1月4日)

参謀副長

  • 青木重誠 大佐(陸士25期:1938年7月7日 - 11月21日)

最終時の隷下部隊

太平洋戦争における第2軍

太平洋戦争勃発後の1942年昭和17年)7月4日に編成され、第1方面軍戦闘序列に入った。主に満州方面を作戦地域としたが、1943年10月30日、第2方面軍の戦闘序列に入り、西部ニューギニアに転用された。1945年2月28日の第19軍司令部復員に伴い、同軍の作戦地域の大部分が追加され、4月に司令部をセラム島に移転した。6月13日の第2方面軍司令部復員に伴い同軍の全作戦地域を継承し、司令部をセレベス島に移転した。6月30日、南方軍の直属となり終戦を迎えた。

軍概要

  • 通称号:勢(いきおい)
  • 編成時期:1942年7月4日
  • 上級部隊:南方軍
  • 最終位置:セレベス島

歴代司令官

歴代参謀長

最終司令部構成

  • 司令官:豊嶋房太郎中将
  • 参謀長:吉田茂登彦少将
  • 高級参謀:了戒次男中佐
  • 兵器部長:荒井武男中佐
  • 経理部長:井上米雄主計大佐
  • 軍医部長:竹内文次軍医少将
  • 法務部長:高橋和夫法務大佐
  • 情報班長:小森正夫少佐

最終所属部隊

  • 第5師団
  • 第32師団
  • 第35師団
  • 第36師団
  • 独立混成第57旅団
  • 独立混成第128旅団
  • 海上機動第2旅団
  • 第10派遣隊:能島武繁大佐
    • 第10歩兵団:能島武繁大佐
      • 独立守備歩兵第23大隊:大西寿良少佐
      • 独立守備歩兵第30大隊
    • 第14師団海上輸送隊:井上征夫大佐
    • 第1遊撃隊
    • 第20野戦高射砲隊:中田秀平大佐
      • 野戦高射砲第44大隊:伊達宗克中佐 (最終位置:ケイヅラ島)
      • 野戦高射砲第49大隊:真田徳太郎少佐
      • 野戦高射砲第53大隊:栗田恒治大尉
      • 野戦高射砲第54大隊:(最終位置:ソロン)
      • 野戦高射砲第57大隊:(最終位置:マノクワリ)
      • 野戦高射砲第73大隊:国武常利少佐
      • 野戦照空第4大隊:森学少佐
  • 第4工兵隊司令部:山田茂少将
    • 独立工兵第3連隊:河野通義中佐
    • 独立工兵第15連隊:大久保正路中佐
    • 船舶工兵第4連隊:石田愛之助中佐
    • 船舶工兵第7連隊:荻原吉少佐
    • 船舶工兵第18連隊:加賀本俊博少佐
通信部隊
  • 電信第24連隊:岡本覚次郎中佐
  • 電信第26連隊:阿久根悠中佐
  • 南方軍第4通信隊
憲兵部隊
  • 第5野戦憲兵隊:中村通則大佐
  • 第8野戦憲兵隊:阿部起吉大佐
  • 第10野戦憲兵隊:谷口春二中佐
兵站部隊
  • 第2特設水路輸送隊
  • 第51野戦道路隊
  • 第13野戦郵便隊
  • 南方第15陸軍病院
  • 第125兵站病院
  • 第126兵站病院
  • 第150兵站病院
  • 第18患者輸送隊
  • 第2防疫給水部
第2軍補給廠
  • 第2軍野戦兵器廠
  • 第2軍野戦自動車廠
  • 第2軍野戦貨物廠
航空関連地上部隊
  • 第18航空地区司令部
  • 第4野戦飛行場設定司令部
    • 第16野戦飛行場設定隊
    • 第18野戦飛行場設定隊
    • 第19野戦飛行場設定隊
  • 第22飛行場大隊
  • 第107飛行場大隊
  • 第108飛行場大隊
  • 第209飛行場大隊

脚注

注釈

  1. ^ 著名な筆名・森鷗外

出典

参考文献

  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。

関連項目