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== 業績 ==
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北欧文学・神話についての数々の著作や、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[アストリッド・リンドグレーン]]、[[トーベ・ヤンソン]]など[[北ヨーロッパ|北欧]]の[[児童文学]]作家の翻訳書を多く残した。また、[[アイスランド]]を訪問して同国の[[ノーベル文学賞|ノーベル賞]]作家[[ハルドル・ラクスネス]]と会見したこともあり、その作品の翻訳も試みた。[[エッダ]]や[[サガ]]などのアイスランド古典文学の日本への紹介の先駆者である。さらに北欧だけでなく、[[ライナー・チムニク]]など当時・日本で知られていなかった[[ドイツ]]の童話作家の作品を翻訳し、日本に紹介した。そのほか、[[森外]]、[[島崎藤村]]、[[宮沢賢治]]、[[ラビンドラナート・タゴール|タゴール]]の研究でも知られる。1972年版「世界大百科事典」の関連項目も執筆している。また教育者としては、[[文化学院]]、日本女子大学などで教鞭をとった。
北欧文学・神話についての数々の著作や、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]、[[アストリッド・リンドグレーン]]、[[トーベ・ヤンソン]]など[[北ヨーロッパ|北欧]]の[[児童文学]]作家の翻訳書を多く残した。また、[[アイスランド]]を訪問して同国の[[ノーベル文学賞|ノーベル賞]]作家[[ハルドル・ラクスネス]]と会見したこともあり、その作品の翻訳も試みた。[[エッダ]]や[[サガ]]などのアイスランド古典文学の日本への紹介の先駆者である。さらに北欧だけでなく、[[ライナー・チムニク]]など当時・日本で知られていなかった[[ドイツ]]の童話作家の作品を翻訳し、日本に紹介した。そのほか、[[森外]]、[[島崎藤村]]、[[宮沢賢治]]、[[ラビンドラナート・タゴール|タゴール]]の研究でも知られる。1972年版「世界大百科事典」の関連項目も執筆している。また教育者としては、[[文化学院]]、日本女子大学などで教鞭をとった。


== 著書 ==
== 著書 ==
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*『遅刻抄』(作品集 アポロン社、1958年)
*『遅刻抄』(作品集 アポロン社、1958年)
*『北欧文学の世界』(弘文堂、1959年)
*『北欧文学の世界』(弘文堂、1959年)
*『評伝[[森外]]』(実業之日本社、1960年 のち[[講談社文芸文庫]])
*『評伝[[森外]]』(実業之日本社、1960年 のち[[講談社文芸文庫]])
*『聖書物語』(偕成社(児童世界文学全集)、1961年)
*『聖書物語』(偕成社(児童世界文学全集)、1961年)
*『踊り場にて 作家論と感想』(弥生書房、1963年)
*『踊り場にて 作家論と感想』(弥生書房、1963年)

2020年6月18日 (木) 10:28時点における版

記念碑が建つ佐久市鼻顔公園

山室 静(やまむろ しずか、男性、1906年(明治39年)12月15日 - 2000年(平成12年)3月23日)は、日本詩人文芸評論家翻訳家

来歴・人物

教師であった父茂次郎、母いまの第5子として、赴任先の鳥取県鳥取市に生まれる。兄に中部日本新聞社社長となった山室次郎、九州大学教授・中国哲学者の山室三良がいる。母も断続的に教師として勤務していた。7歳から父母の郷里である長野県北佐久郡岩村田町(現佐久市)で育ち、旧制野沢中学(現在の長野県野沢北高等学校)卒業後、代用教員などを務め、1927年に岩波書店に入社、東洋大学夜間部、日本大学夜間部に通ったのち、1930年に労働争議により岩波書店を退社、アンドリュウス商会に勤めるが、1937年に同社の解散により失業している。1939年、評論集『現在の文学の立場』を上梓する。1939年、阿部次郎を慕って東北帝国大学法文学部(現在の文学部美学科に入学、1941年に繰り上げ卒業する[1]

1932年、25歳の時、プロレタリア科学研究所に属し、本多秋五平野謙らの知遇を得る。1933年に逮捕拘留され、その後も2度留置されるなど弾圧を受ける。1936年、生涯の伴侶となる美喜と結婚する。

1946年に、埴谷雄高小田切秀雄、本多秋五らとともに雑誌『近代文学』を創刊する。また堀辰雄らとともに雑誌『高原』の創刊にかかわる。この時期以降、ヤコブセンノヴァーリスの翻訳や各種評論などを精力的に執筆する。文学研究者としての刊行本も、『島崎藤村読本』『評伝森鴎外』『世界文学小史』『世界神話』『アンデルセン童話玉選』など多数に及ぶ。

1958年に日本女子大学講師となり、のち教授に就いた。1961年オランダで開催された国際比較文学会に日本代表として出席する。またタゴール生誕百年記念論文集の編纂にも携わる。1966年、立原えりかと児童文学の同人誌『海賊』を創刊する。1967年、詩集『時間の外で』を上梓する。1968年、『トーベ・ヤンソン全集』の出版に際し、それまで翻訳した『ムーミン』シリーズに加え『ムーミン谷の仲間たち』を新たに訳出する。1972年に日本女子大学教授を辞し、非常勤講師を4年続けた。この年『山室静著作集』の刊行が始まり、翌年に平林たい子文学賞を受賞する。

1975年には、青年期に教師をしていた旧野沢高等女学校(現在の長野県野沢南高等学校)生徒の、戦時中名古屋での勤労動員の記録『十六歳の兵器工場』出版のため尽力する。同年『アンデルセンの生涯』で毎日出版文化賞を受賞する。1982年に自宅から失火、蔵書5000冊、原稿2000枚などが焼失し、一時は北欧神話研究から断念しようとするが、埴谷雄高や本多秋五らが中心になって「山室夫妻を励ます会」主催するなど、周囲の励ましを受けて復帰する。佐久文化会議議長を務め、長野県を拠点として、佐久文化賞、農民文学賞専攻委員を務める。1986年、随筆集『老いの気晴らし』を刊行する。1992年には神奈川文化賞を受賞、『山室静自選著作集』(全8巻)の出版が始まる。白内障の悪化により、途中からは妻の美喜が校正を行った。2000年、老衰のため死去した。93歳没[2]。戒名は大智院文誉澹静徳胎居士[3]

教師生活では、東北在住時代にも教員を務めたこともあり、当時の教え子の話によると「コンニャク先生」というあだ名などでも呼ばれていたという。

業績

北欧文学・神話についての数々の著作や、ハンス・クリスチャン・アンデルセンアストリッド・リンドグレーントーベ・ヤンソンなど北欧児童文学作家の翻訳書を多く残した。また、アイスランドを訪問して同国のノーベル賞作家ハルドル・ラクスネスと会見したこともあり、その作品の翻訳も試みた。エッダサガなどのアイスランド古典文学の日本への紹介の先駆者である。さらに北欧だけでなく、ライナー・チムニクなど当時・日本で知られていなかったドイツの童話作家の作品を翻訳し、日本に紹介した。そのほか、森鷗外島崎藤村宮沢賢治タゴールの研究でも知られる。1972年版「世界大百科事典」の関連項目も執筆している。また教育者としては、文化学院、日本女子大学などで教鞭をとった。

著書

  • 『現在の文学の立場』(赤塚書房、1939年)
  • 『世界文学』(伊藤書店、1943年 のち「世界文学小史」現代教養文庫)
  • 『世界文学の花園』(山根書店、1948年)
  • 『シュワイツァー』(講談社、1955年 のち旺文社文庫、講談社火の鳥文庫)
  • 『アンデルセン』(あかね書房、1955年 のち講談社火の鳥文庫)
  • 『文学と倫理の境で』(評論集 宝文館、1958年)
  • 『遅刻抄』(作品集 アポロン社、1958年)
  • 『北欧文学の世界』(弘文堂、1959年)
  • 『評伝森鷗外』(実業之日本社、1960年 のち講談社文芸文庫
  • 『聖書物語』(偕成社(児童世界文学全集)、1961年)
  • 『踊り場にて 作家論と感想』(弥生書房、1963年)
  • 『アイスランド 歴史と文学』(紀伊国屋新書、1963年)
  • 『ギリシャ神話 付・北欧神話』(社会思想社(現代教養文庫)、1963年、のち新版)
  • 『時間の外で』(詩集 弥生書房、1967年)
  • 『氷島記』(小説集 皆美社、1969年)
  • 『何のために』(小説集 皆美社、1969年)
  • 山室静著作集』(全6巻 冬樹社、1972年-1973年)
  • 『植物的生活から』(八坂書房、1973年)
  • 『アンデルセンの生涯』(新潮選書、1975年 のち現代教養文庫)
  • 『アンデルセンの世界』(サンリオ、1975年)
  • 『晩秋記』(集英社、1976年)
  • 『籐椅子の上で 詩と回想』(皆美社、1977年)
  • 『北欧の神々と妖精たち』(岩崎美術社、1977年)
  • 『世界のシンデレラ物語』(新潮選書 1979年)
  • 『春の夜の夢 随想と思い出』(皆美社、1980年)
  • 『北欧文学ノート』(東海大学出版会(北欧文化シリーズ)、1980年)
  • 『童話とその周辺』(朝日選書、1980年)
  • 『バイキング王物語』(筑摩書房(ちくま少年図書館)、1981年)
  • 『サガとエッダの世界 アイスランドの歴史と文化』(社会思想社、1982年、のち現代教養文庫)
  • 『北欧の神話 神々と巨人のたたかい』(筑摩書房〈世界の神話8〉、1982年/「北欧の神話」ちくま学芸文庫、2017年)
  • 『ひっそりと生きて 詩と回想』(皆美社、1986年)
  • 『老いの気晴らし』(皆美社、1986年) エッセイ集
  • 『少年少女こころの伝記 アンデルセン』(全家研・新学社、1991年)
  • 山室静自選著作集』(全10巻 郷土出版社、1992年-1993年)

編著

  • 島崎藤村読本』(編 河出新書、1956年)
  • 『日本の風土記 北海道』(編 宝文館、1959年)
  • 『16歳の兵器工場 長野県野沢高女勤労動員の手記』(編 太平出版社、1975年)

翻訳

  • アンドレ・モオロア『アリエル シエリイの生涯』(耕進社、1935年)
  • ジョン・ミドルトン・マリ『近代文学の意味 文学論集』(改造文庫、1940年)
  • ヤコブセン『ニイルス・リーネ』(大観堂書店、1940年 のち「死と愛」角川文庫)
  • ストリンドベリ『ある魂の生長』(改造文庫、1941年)
  • タゴール詩集』(河出書房、1943年 のち角川文庫)
  • シュティフター『森の小径』(大観堂、1943年 のち新潮文庫)
  • アルベルト・シュヴァイツァー『文化哲学 第1部』(みすず書房、1946年)
  • ノヴァーリス『信仰と愛』(青磁社、1947年)
  • 『ヤコブセン全集 第1 ここに薔薇あらば』(蒼樹社、1947年 のち角川文庫)
  • 『ヤコブセン全集 第3、4 マリイ・グルッベ夫人』(蒼樹社、1948年 のち新潮文庫)
  • シュティフター『樅の木のほとり』(臼井書房、1949年)
  • ラーゲルレーヴ作品集 第7巻 幻の馬車』(新月社、1949年 のち新潮文庫)
  • クライスト『決闘』(思索社、1950年)
  • ロバート・ネーサン『ジェニイの肖像』(鎌倉書房、1950年 のち偕成社文庫)
  • ゲーテ『小びとのお姫様』(ジープ社、1951年)
  • 『金の女王の山 北欧昔話』(講談社(世界名作童話全集)、1951年)
  • イグナチオ・シローネ『パンと葡萄酒』橋本福夫共訳(月曜書房、1951年)
  • ストリンドベリ『白鳥姫・冠の花嫁』(創元文庫、1952年)
  • ストリンドベリ『ダマスクスへ』(河出書房(世界文学全集)、1952年)
  • ラーゲルレヴ『ニルスのふしぎなたび』(あかね書房、1953年)
  • 『アンデルセン童話全集 1』(河出書房、1953年)
  • クヌート・ハムスン『みじかい北国の夏に』(早川書房、1953年)
  • J.ミドルトン・マリ『ドストエフスキイ』(鎌倉書房、1953年)
  • イプセン選集 第3巻 幽霊』(創元文庫、1953年)
  • 『イプセン選集 第5巻 海の夫人』(創元文庫、1953年)
  • 『イプセン選集 第6巻 小さいイヨルフ、われら死者の目ざめる時』(創元文庫、1953年)
  • カロッサ作品集 第1巻 ドクトル・ビュルゲルの運命』(創元社、1953年)
  • 『イプセン選集 第1巻 人形の家』(創元文庫、1953年 のち角川文庫)
  • 『イプセン選集 第2巻 民衆の敵』(創元文庫、1953年)
  • 『アンデルセン童話集 第2 おやゆび姫』(新潮文庫、1953年)
  • ヨーン・スウェンソン『ノンニの冒険』(講談社、1954年)
  • ビョルンソン『日向丘の少女 シュンネーヴェ・ソルバッケン』(角川文庫、1954年)
  • 『グリム童話全集 4』(河出書房、1955年)
  • ストリンドベリ『痴人の告白』(河出書房(世界文学全集)、1955年)
  • ヨン・スウェンソン『ノンニ少年の大航海』(宝文館、1957年)
  • ハルドゥール・ラックスネス『独立の民』林穣二山口琢磨共訳 (大日本雄弁会講談社、1957年)
  • アストリッド・リンドグレーン『白馬の王子ミオ』(講談社(現代児童名作全集)、1958年)
  • 『アフリカの民話 世界の民話 第1』(未來社、1958年)
  • シュティフター『ジプシーの少女』(偕成社(世界少女名作全集)、1959年)
  • 『タゴール著作集』第1、6 (アポロン社、1959年)
  • 『世界神話物語集』(偕成社(児童世界文学全集)、1960年)
  • ドドスン『黒人文学全集 第6巻 窓辺の少年』(早川書房、1961年)
  • W・H・ハドソン『ラ・プラタの博物学者』(講談社(世界ジュニアノンフィクション全集)、1961年)
  • 『峡湾と牧場の国から 近代北欧詩集』(弥生書房、1961年)
  • ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』(講談社(少年少女世界文学全集)、1962年)
  • スウィフトガリバー旅行記』(講談社、1962年)
  • H・ヴァン・ルーン『聖書物語』(平凡社(世界教養全集)、1962年)
  • イプセン『野鴨』(河出書房新社(世界文学全集)、1962年)
  • グウイン・ジョーンズ『オクスフォード世界の民話と伝説(北欧編)』(講談社、1964年)
  • トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』(講談社、1964年 のち文庫)
  • トーベ・ヤンソン『たのしいムーミン一家』(講談社、1965年 のち文庫)
  • レイフ・ハムレ『オッター32号機SOS』(あかね書房、1965年)
  • ニルス・ヨハン・ルード『まつかさのこびととりす』(麦書房(新編雨の日文庫)、1966年)
  • リンドグレーン『いたずらっ子マディケン』(偕成社、1966年)
  • シンケン・ホップ『まほうのチョーク』(偕成社、1966年)
  • アストリッド・リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』(偕成社、1966年)
  • イプセン『建築師ソルネス』(中央公論社(世界の文学)、1966年)
  • アンデルセン『絵のない絵本』(童心社、1966年)
  • ジョン・バードン・サンダーソン・ホールデン『魔法つかいのリーキーさん』(講談社(世界の名作図書館)、1967年)
  • リンドグレーン『きつねとトムテ』(ポプラ社、1967年)
  • ライナー・チムニク『小さなとらと大どろぼう』(偕成社、1968年)
  • 『トーベ・ヤンソン全集 5 ムーミン谷の仲間たち』(講談社、1968年 のち文庫)
  • ジョージ・マクドナルド『北風のうしろの国へ』田谷多枝子共訳 (講談社(世界の名作図書館)、1968年)
  • シュワイツァー『水と原始林のあいだで』(講談社(世界の名作図書館)、1968年)
  • リンドグレーン『さわぎや通りの子どもたち』(講談社、1969年)
  • カーレン・ブリクセン『ノルダーナイの大洪水』(新潮社、1970年)
  • タゴール『カブールからきたくだもの売り』(旺文社、1971年)
  • ワイルド幸福の王子』(文研出版、1971年)
  • トーベ・ヤンソン『さびしがりやのクニット』(講談社、1971年)
  • トーベ・ヤンソン『それからどうなるの』(講談社、1971年)
  • リンドグレーン『ペーテルとペトラ』(旺文社、1971年)
  • クヌート・ハムスン『飢え』(主婦の友社(ノーベル賞文学全集)、1971年)
  • H.フランクフォート『哲学以前 古代オリエントの神話と思想』田中明共訳 (社会思想社、1971年)
  • F.ライエン『昔話とメルヘン』(岩崎美術社(民俗民芸双書)、1971年)
  • ヴィルヘルム・グレンベック『北欧神話と伝説』(新潮社、1971年。講談社学術文庫、2009年)
  • ルイズ・ムルシェツ『もぐらのグラボー』(実業之日本社、1972年)
  • ハルドール・ラクスネス『原爆基地』(主婦の友社(ノーベル賞文学全集)、1972年)
  • リンドグレーン『おにんぎょうのミラベル』(文研出版、1973年)
  • ヨルゲンセン詩集』(弥生書房、1973年)
  • 『赤毛のエリク記 古代北欧サガ集』(冬樹社、1974年)
  • 『世界のどうぶつ話』(偕成社、1975年)
  • ヤコブセン全集』(青娥書房、1975年)
  • 『抵抗の牧師カイ・ムンク その生涯・説教・戯曲』(教文館、1976年)
  • 『新編世界むかし話集』全10冊(社会思想社(現代教養文庫)、1976年-1977年)
  • リンドグレーン『妖精にあげたハンカチ』(サンリオ、1976年)
  • 『アンデルセン童話集』全3冊(角川文庫、1976年-1977年)
  • リンドグレーン『ロッタちゃんとじてんしゃ』(偕成社、1976年)
  • ヨーン・スウェンソン『ノンニとマンニの冒険』(国土社、1976年)
  • ドロシー・ハスフォード『神々のとどろき 北欧神話』(岩波書店、1976年)
  • 『3びきのくま イギリスのはなし』(コーキ出版、1977年)
  • 『つきとたいよう トーゴのはなし』(コーキ出版、1977年)
  • 『パンケーキのはなし ノルウェーのはなし』(コーキ出版、1977年)
  • ペーター・ブレンナー『なみだのこうずい』(佑学社、1978年)
  • ウンセット『キリスト教文学の世界12 十字架』林穣二共訳 (主婦の友社、1978年)
  • 『デンマークの昔話』(三弥井書店(世界民間文芸叢書 別巻)、1978年)
  • ミッシャ・ダムヤン『ごうじょっぱりのピエロ』(佑学社、1978年)
  • リンドグレーン『ロッタちゃんとクリスマスツリー』(偕成社、1979年)
  • エディス=ハミルトン『ギリシア神話』田代彩子共訳 (偕成社、1980年)
  • リンドグレーン『ちいさいロッタちゃん』(偕成社、1980年)
  • アラン・リー『フェアリー』(サンリオ、1980年)
  • 『アンデルセン詩集』(弥生書房、1981年)
  • メネラオス・ステファニデス『神がみの戦い』(ギリシア神話)(ぎょうせい、1982年)
  • スウェンソン『ノンニ兄弟のふしぎな冒険』(ぎょうせい、1982年)
  • ステファニデス『エウローペー』(ギリシア神話) (ぎょうせい、1983年)
  • キーヴィン・クロスリイ=ホランド『北欧神話』米原まり子共訳 (青土社、1983年。新版1991年)
  • ジョゼフ・キャンベル『神の仮面 西洋神話の構造』(青土社、1985年)
  • ニーベルンゲンの歌 ドイツのジークフリート物語』(筑摩書房、1987年)
  • トーベ・ヤンソン『もみの木 ムーミン谷のクリスマス』(講談社、1993年)

出典

  1. ^ 東北帝国大学一覧 昭和17年度』東北帝国大学、1943年、679頁。 
  2. ^ 『山室静自選著作集 第10巻』(1993年 郷土出版社) 巻末年譜など参照
  3. ^ 大塚英良『文学者掃苔録図書館』(原書房、2015年)248頁

参考文献

  • 荒井武美『山室静とふるさと』(一草舎出版
  • 諏訪優著・堀江泰紹編『山室静とふるさと』(町田ジャーナル社)

関連項目

外部リンク