「近鉄80000系電車」の版間の差分
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先頭車両はハイデッカー構造で、バックシェル構造を採用したプレミアムシートが3列に配置されており、プレミアム車両と呼ばれる。バックシェル構造は、[[リクライニング]]を行っても後ろの席の空間が狭められることはない<ref>{{Cite web |author= |date= |url=https://response.jp/article/img/2019/08/31/325966/1448636.html?from=tpimg |title=近鉄の名阪特急に新型80000系…「グランクラス」並のプレミアム車両連結 2020年3月14日導入 4枚目の写真 |publisher= |accessdate=2019-12-27}}</ref>。シートピッチは国内最大級の1300mmで、[[クリーム色]]と[[茶色]]を基調とした内装でまとめられている。デッキにはカフェスポットが設けられており、飲料や軽食を購入することが可能である。また大型荷物を収納できるロッカーも設けられている。 |
先頭車両はハイデッカー構造で、バックシェル構造を採用したプレミアムシートが3列に配置されており、プレミアム車両と呼ばれる。バックシェル構造は、[[リクライニング]]を行っても後ろの席の空間が狭められることはない<ref>{{Cite web |author= |date= |url=https://response.jp/article/img/2019/08/31/325966/1448636.html?from=tpimg |title=近鉄の名阪特急に新型80000系…「グランクラス」並のプレミアム車両連結 2020年3月14日導入 4枚目の写真 |publisher= |accessdate=2019-12-27}}</ref>。シートピッチは国内最大級の1300mmで、[[クリーム色]]と[[茶色]]を基調とした内装でまとめられている。デッキにはカフェスポットが設けられており、飲料や軽食を購入することが可能である。また大型荷物を収納できるロッカーも設けられている。 |
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中間車両はこちらもバックシェル構造を採用したレギュラーシートが4列に配置されている、レギュラー車両である。シートピッチは1160mmで、[[灰色]]と[[茶色]]を基調とした内装でまとめられている。モ80500、モ80200、サ |
中間車両はこちらもバックシェル構造を採用したレギュラーシートが4列に配置されている、レギュラー車両である。シートピッチは1160mmで、[[灰色]]と[[茶色]]を基調とした内装でまとめられている。モ80500、モ80200、サ80400にはロッカーが、モ80400には喫煙室が、サ80400には車椅子スペース、多目的トイレ設けられている。 |
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いずれも、通常の特別急行料金の他に特別車両料金を徴収する(料金額は[[近鉄特急#料金制度]]を参照)。プレミアムシートはしまかぜ([[近鉄50000系電車|50000系]])と、またレギュラーシートは青の交響曲([[近鉄6000系電車#16200系|16200系]])と比較して安価に抑えられている<ref>{{Cite press release | publisher=近畿日本鉄道株式会社 | title=新型名阪特急 2020年春デビュー! ~くつろぎのアップグレード 名阪特急 次の時代へ~ | date=2018年1月11日 | url=https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/meihanv.pdf | format=PDF |accessdate=2019年8月31日}}</ref><ref name="press_20190830">{{Cite press release | publisher=近畿日本鉄道株式会社 | title=新型名阪特急「ひのとり」 2020年3月14日(土)デビュー! ~くつろぎのアップグレード 名阪特急 次の時代へ~ | date=2019年8月30日 | url=https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/sinmeihan.pdf | format=PDF |accessdate=2019年8月31日}}</ref>。 |
いずれも、通常の特別急行料金の他に特別車両料金を徴収する(料金額は[[近鉄特急#料金制度]]を参照)。プレミアムシートはしまかぜ([[近鉄50000系電車|50000系]])と、またレギュラーシートは青の交響曲([[近鉄6000系電車#16200系|16200系]])と比較して安価に抑えられている<ref>{{Cite press release | publisher=近畿日本鉄道株式会社 | title=新型名阪特急 2020年春デビュー! ~くつろぎのアップグレード 名阪特急 次の時代へ~ | date=2018年1月11日 | url=https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/meihanv.pdf | format=PDF |accessdate=2019年8月31日}}</ref><ref name="press_20190830">{{Cite press release | publisher=近畿日本鉄道株式会社 | title=新型名阪特急「ひのとり」 2020年3月14日(土)デビュー! ~くつろぎのアップグレード 名阪特急 次の時代へ~ | date=2019年8月30日 | url=https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/sinmeihan.pdf | format=PDF |accessdate=2019年8月31日}}</ref>。 |
2020年3月13日 (金) 15:11時点における版
近鉄80000系電車 | |
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近鉄80000系電車 ひのとり | |
基本情報 | |
運用者 | 近畿日本鉄道 |
製造所 | 近畿車輛 |
製造年 | 2018~ |
運用開始 | 2020年3月14日 |
主要諸元 | |
編成 | 6両・8両編成 |
軌間 | 1,435 mm |
編成定員 | 239人(6両)・327人(8両)[1] |
台車 |
KD323A(先頭車) KD23(中間車) |
主電動機 |
MB-5183A (HV01~,HV51~) HS-34531-13RB (HV11~) |
主電動機出力 |
240kW (MB-5183A) 230kW (HS-34531-13RB) |
歯車比 | 84:17=4.94 |
制御方式 |
電圧形PWM2レベルVVVFインバータ制御 (ハイブリッドSiC) |
制御装置 |
MAP-234-15VD327 (HV01~,HV51~) VFI-HD2420D (HV11~) |
近鉄80000系電車(きんてつ80000けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道が2020年(令和2年)3月14日より運行開始を予定している標準軌線用の特急形電車である。「ひのとり」との愛称がつけられている。
6両編成×8編成、8両編成×3編成の、計72両の導入が予定されている。
編成
MT比3M3T(電動車3両・付随車1両・制御車2両)の6両編成(8両編成は4M4T)で、大阪側から「大阪難波←ク80100形 - モ80200形 - サ80300形 -(モ80700形 - サ80800形 - )モ80400形 - モ80500形 - ク80600形→近鉄名古屋」で構成される。編成定員は6両編成は239名(プレミアム車両 42名・レギュラー車両 197名)、8両編成は327名(プレミアム車両 42名・レギュラー車両 285名)。
外観
外観は赤のメタリック塗装で、窓まわりが黒で縁取られており横に濃い茶色の縞が入れられている。この配色は、この車両のテーマである「最上の寛ぎの時間」を演出するものである。先頭部分は流線形でハイデッカーとなっており、前面に設けられた大きな一枚窓と、上下2段×10列を配置するLEDの前照灯が特徴的である。また、先頭の流線形のラインを崩さないよう、23000系伊勢志摩ライナーと同様に連結器は格納式とされている。
車内設備
先頭車両はハイデッカー構造で、バックシェル構造を採用したプレミアムシートが3列に配置されており、プレミアム車両と呼ばれる。バックシェル構造は、リクライニングを行っても後ろの席の空間が狭められることはない[2]。シートピッチは国内最大級の1300mmで、クリーム色と茶色を基調とした内装でまとめられている。デッキにはカフェスポットが設けられており、飲料や軽食を購入することが可能である。また大型荷物を収納できるロッカーも設けられている。
中間車両はこちらもバックシェル構造を採用したレギュラーシートが4列に配置されている、レギュラー車両である。シートピッチは1160mmで、灰色と茶色を基調とした内装でまとめられている。モ80500、モ80200、サ80400にはロッカーが、モ80400には喫煙室が、サ80400には車椅子スペース、多目的トイレ設けられている。
いずれも、通常の特別急行料金の他に特別車両料金を徴収する(料金額は近鉄特急#料金制度を参照)。プレミアムシートはしまかぜ(50000系)と、またレギュラーシートは青の交響曲(16200系)と比較して安価に抑えられている[3][1]。
運用
主に大阪難波駅 - 近鉄名古屋駅間の名阪甲特急と、大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間の阪奈特急での運用が予定されている。
また、営業運転開始前にも数多くのイベントが行われる。2020年2月8日には有料試乗会、2月15日には五位堂検修車庫でお披露目会、2月16日には青山町車庫で有料撮影会がそれぞれ開催された。2月22日から3月1日にかけて予定されていた無料試乗会は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて延期されることとなった[4]。
参考文献
- 「ベールを脱いだ"ひのとり"80000系電車」『とれいん』第46巻第1号、株式会社エリエイ プレス・アイゼンバーン、2020年1月、6-11頁。
脚注
- ^ a b "新型名阪特急「ひのとり」 2020年3月14日(土)デビュー! ~くつろぎのアップグレード 名阪特急 次の時代へ~" (PDF) (Press release). 近畿日本鉄道株式会社. 30 August 2019. 2019年8月31日閲覧。
- ^ “近鉄の名阪特急に新型80000系…「グランクラス」並のプレミアム車両連結 2020年3月14日導入 4枚目の写真”. 2019年12月27日閲覧。
- ^ "新型名阪特急 2020年春デビュー! ~くつろぎのアップグレード 名阪特急 次の時代へ~" (PDF) (Press release). 近畿日本鉄道株式会社. 11 January 2018. 2019年8月31日閲覧。
- ^ 「ひのとり」試乗会延期のお知らせ - 近畿日本鉄道株式会社、2020年2月19日
関連項目
- 近鉄特急
- 近鉄21000系電車 - アーバンライナーplusの愛称があり、名阪特急で6両編成及び8両編成で使用されている。
- 近鉄21020系電車 - アーバンライナーnextの愛称があり、名阪特急で6両編成限定運用で使用されている。
外部リンク