「穴水駅」の版間の差分
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|画像説明 = リニューアル後の駅舎(2016年5月) |
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|よみがな = あなみず |
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2020年2月15日 (土) 08:45時点における版
穴水駅 | |
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リニューアル後の駅舎(2016年5月) | |
あなみず ANAMIZU (まいもんの里駅) | |
◄能登鹿島 (7.7km) | |
所在地 | 石川県鳳珠郡穴水町字大町ト33 |
所属事業者 | のと鉄道 |
所属路線 | 七尾線 |
キロ程 | 33.1 km(七尾起点) |
電報略号 | アツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線* |
乗車人員 -統計年度- |
107人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)8月27日 |
備考 |
直営駅(早朝夜間無人) みどりの窓口 有 |
* 1面1線のみの使用 |
穴水駅(あなみずえき)は石川県鳳珠郡穴水町字大町にある、のと鉄道七尾線の駅で、同線の終着駅である。
概要
穴水町の代表駅で、以前は七尾線から能登線が分かれる分岐駅でもあった。駅愛称名として「まいもんの里駅」と呼称されている(「まいもん」とは、能登弁で「おいしいもの」の意である)[1]。
かつては当駅から輪島(七尾線の一部)・蛸島(能登線)の二方面へ路線が分岐していたが、前者は2001年(平成13年)、後者は2005年(平成17年)にそれぞれ廃止され、当駅は七尾線の終着駅となった。なお、終着駅となった後も北へ400mほど線路が残されており、運転体験会などで使用されている[2]。
のと鉄道が能登線の営業を引き継いで開業した当初、後にのと鉄道七尾線となる路線はJRが引き続き営業を行っており、当駅もJRの管轄だった。そのため、のと鉄道の駅は「のと穴水駅」としてJRのものとは分けられ、独自にログハウス調の駅舎も有していたが、七尾線の運営移管に伴い両者は統合され、駅名も「穴水駅」に戻った。旧のと穴水駅舎はその後貸店舗して使用されており、土産物店や自衛隊の募集連絡所などがテナントとして使用した後[要出典]、2011年段階では1階に福祉作業所の販売店が入居していたが2020年現在は後述する「あつあつ亭」のスペースとなっている。2階は能登線廃止に伴い宇出津から移転したのと鉄道の本社が入っている。1階の旧コンコース部分はテナントとして使用されなかった部分が残されており、跨線橋と合わせて冬期間に開設される牡蠣料理店「穴水駅ホーム あつあつ亭」として利用されている。2015年3月には駅舎に隣接する場所に物産館「四季彩々」が開業[3]し、それにあわせて駅舎外観の塗装変更などのリニューアルが行われている。「四季彩々」では能登地方の土産物やのと鉄道オリジナルグッズの販売のほか、そば・うどん類の軽食店も併設されている。
車両基地を有し、夜間滞泊も設定されている。この車両基地は七尾線の経営移管時に設けられたものであるが、相次ぐ路線縮小によって保有車両が減ったために持て余し気味である。
歴史
- 1932年(昭和7年)8月27日 - 鉄道省(国有鉄道)七尾線の能登中島駅と当駅間開通に伴い開業する。
- 1935年(昭和10年)7月30日 - 七尾線の当駅-輪島駅間が延伸し開業する。
- 1959年(昭和34年)6月15日 - 能登線の当駅-鵜川駅間が部分開業する。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月25日 - 能登線がのと鉄道に転換する。これにともない能登線の駅がのと穴水駅として分離される。
- 1991年(平成3年)9月1日 - 七尾線七尾駅-輪島駅間がのと鉄道に転換する。これにともない七尾線と能登線の駅が統合される。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 七尾線の当駅-輪島駅間が廃止される。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 能登線が廃止される。
- 2015年(平成27年)3月1日 - 物産館「四季彩々」が開業。
駅構造
単式・島式・切欠ホーム2面4線を持つ地上駅だが、便数削減や七尾線部分廃止、能登線廃止で用途がなくなったため駅舎側の1番線のみ1面1線で客扱いを行っている。2・3番線は主に車両留置や臨時便の発着に使われており、原則として通常の旅客列車の発着はない。
頭端式ホームの0番線は七尾線の経営移管時まで「のと穴水駅」のホームとして使われていたホームで[5]、穴水駅の統合後は当駅始発の下り列車が発着していたが、能登線廃止のため事実上使用不能となり、その後、かつてのと鉄道で走っていたNT100形気動車とNT800形気動車がそれぞれ留置されている[6]。輪島・蛸島方面への路線があった当時は、原則として1番線を七尾方面行き、2番線を能登線方面行き、3番線を輪島行きとしていた[7]。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
0 | (列車保存用のみ) | |
1 | ■のと鉄道七尾線 | 和倉温泉・七尾方面 |
2・3 | (回送列車の待機、臨時列車のみ) |
-
リニューアル前の駅舎
-
物産館「四季彩々」
-
ホーム全景
-
0番線に留置されているNT100形
-
0番線に留置されているNT800形
-
かつての輪島・蛸島方面を見る
-
駅に併設される車両基地
-
のと鉄道本社(かつて「のと穴水駅」駅舎として使用)
利用状況
「石川県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1996年 | 900 |
1997年 | 702 |
1998年 | 667 |
1999年 | 647 |
2000年 | 615 |
2001年 | 504 |
2002年 | 398 |
2003年 | 367 |
2004年 | 359 |
2005年 | 192 |
2006年 | 173 |
2007年 | 188 |
2008年 | 185 |
2009年 | 192 |
2010年 | 174 |
2011年 | 145 |
2012年 | 135 |
2013年 | 125 |
2014年 | 97 |
2015年 | 135 |
2016年 | 130 |
2017年 | 107 |
駅周辺
近辺は穴水町の中心部に位置している。
路線バス
2005年(平成17年)から、廃線となった能登線と七尾線の一部(輪島線)を代替するバスが運行を開始している。
かつては駅前から奥能登をめぐる定期観光バスに乗車することができたが、後に駅前を経由しなくなった。
穴水駅前停留所
- 珠洲特急・珠洲宇出津特急 : 大谷・すずなり館前・珠洲鉢ヶ崎 行き / 金沢駅行き
- 穴水輪島線 : |能登空港・輪島駅前 行き / 塚田 行き / 穴水総合病院口 行き
- 唐川線 : 上唐川 行き
- 穴水線 : 門前 行き / 穴水総合病院 行き
- 大田原線 : 樟谷・鵜川駅前 行き / 穴水総合病院 行き
- 鹿島線 : 能登鹿島・曽福 行き / 穴水総合病院 行き
- 穴水珠洲 (A/B/C) 線 : 松波城址公園口・鵜飼駅前・飯田高校下・珠洲市総合病院前・珠洲鉢ヶ崎 行き / 穴水総合病院 行き
- 穴水宇出津 (A/B/C) 線 : 鵜川駅前・宇出津駅前 行き / 穴水総合病院 行き
- 穴水東部線 : 岩車・鹿波・兜診療所前・立戸の浜・前波南・竹太 行き / 穴水総合病院 行き
- 高校線 : 穴水駅前 - 穴水高校 - 穴水駅前
- 穴水町無料観光バス「ローエル号」 - 中居鋳物館・能登ワイン・能登大仏経由 穴水駅前 行き(1日2便・5~10月の日曜に運行)
隣の駅
- のと鉄道
- ■七尾線
- 能登鹿島駅 - 穴水駅
かつて存在した路線
脚注
- ^ 外部リンク(のと鉄道)より。(2015年4月12日閲覧)
- ^ 『鉄道ジャーナル』通巻550号(2012年8月号)、77頁。
- ^ 穴水町物産館 四季彩々
- ^ 『私鉄の廃線跡を歩く』、139頁。
- ^ 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』、JTBパブリッシング、2008年、150頁。ISBN 978-4-533-07145-4
- ^ 【のと鉄道】穴水駅における保存車輌の現況 - 鉄道ホビダスRMニュース、2011年6月13日
- ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究 北陸編(1)』、相思社、1995年、199頁。ISBN 4-7942-0616-X
- ^ JR指定旅行会社の営業所扱いとなる。旅行業登録番号は石川県知事第2-138号。