「駿河小山駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2011年5月) |
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|よみがな= するがおやま |
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2020年2月15日 (土) 04:43時点における版
駿河小山駅* | |
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駅舎(2011年5月) | |
するがおやま Suruga-Oyama | |
◄CB07 谷峨 (4.6 km) (4.3 km) 足柄 CB09► | |
所在地 | 静岡県駿東郡小山町小山 |
駅番号 | CB 08 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 御殿場線 |
キロ程 | 24.6 km(国府津起点) |
電報略号 | スル |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
393人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)2月1日 |
備考 | 駅員無配置駅 |
駿河小山駅(するがおやまえき)は、静岡県駿東郡小山町小山にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線の駅である。駅番号はCB08。
概要
紡績業で発展した小山町に位置し、駅の裏手に紡績工場が控える。駅がある場所は小山町東部の小山地区で、静岡県と神奈川県の県境に近い。普通列車と、一部の特急「ふじさん」が停車している。
静岡県内の鉄道駅では最も北に位置する。
駅は1889年(明治22年)2月に開業した。当時は小山駅(おやまえき)を名乗ったが、1912年(明治45年)7月に駿河駅(するがえき)に改称、戦後の1952年(昭和27年)1月に駿河小山駅に改称している。
御殿場線の途中駅の中で、丹那トンネル開通以前に東海道本線の駅として開業した7駅の一つである[注釈 1]。
歴史
1889年(明治22年)に国府津 - 御殿場 - 沼津間の鉄道が開業したとき、その中間駅の一つとして開業したのが小山駅、後の駿河小山駅である。国府津 - 沼津間を結ぶ現在の御殿場線は開業当時は東海道本線の一部であり、小山駅も東海道本線の駅として機能していた。
駅の開業は、周囲の村が発展する契機となった[1]。1898年(明治31年)には富士紡績の工場が村内で操業を開始し、日本全国から集められた工男・工女が小山駅に降り立ったと言われる[1]。この紡績工場は、鉄道省の『新鉄道唱歌』で「瓦斯紡績の工場に その名知られし駿河駅」と歌われている[1]。鉄道開通によって活況を呈した周囲の村は、大正になって町制がしかれている[1]。
1934年(昭和9年)に丹那トンネルを通る熱海 - 沼津間が開業し東海道本線が同区間経由に変更され、国府津 - 御殿場 - 沼津間が「御殿場線」という地方路線に格下げされたことは、小山の町にも悪影響を与えた[1]。夏場に富士登山に訪れる客を見込んで土産品の即売所を開設しアピールしたが失敗し、地元商工会が町民に町内での買い物を呼びかけたほどである[1]。見切りを付けた商人が町から出ていったとも言われている[1]。
年表
- 1889年(明治22年)2月1日:官設鉄道の小山駅(おやまえき)として、国府津 - 静岡間の開通時に開業[2]。旅客・貨物営業開始[2]。
- 1891年(明治24年)3月1日:当駅 - 御殿場間複線化、単線と複線の切替地点に。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、当駅を通る路線を東海道本線と命名[3]。
- 1912年(明治45年)7月1日:駿河駅(するがえき)に改称[2]。
- 1934年(昭和9年)12月1日:東海道本線熱海 - 沼津間開通に伴い、東海道本線国府津 - 駿河 - 沼津間は御殿場線に改称[3]。
- 1943年(昭和18年)7月11日:御殿場線単線化。
- 1952年(昭和27年)1月1日:駿河小山駅に改称[2]。
- 1968年(昭和43年):駅舎を改築[4]。
- 1968年(昭和43年)4月27日:御殿場線国府津 - 御殿場間電化に伴い、構内を電化。
- 1973年(昭和48年)10月1日:貨物の取扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱いを廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東海が継承[2]。
- 2012年(平成24年)3月17日:無人駅となる[5]。
- 2019年(平成31年)3月2日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[6]。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。ホームの南側が下り列車が発着する1番線、北側が上り列車が発着する2番線である。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。
ホームの外側に1本ずつ側線があるほか、上り側線から、富士紡績小山工場(現・フジボウテキスタイル小山工場)への専用線を転用した保線車両留置線が分岐している。
御殿場駅管理の無人駅。かつては東海交通事業による業務委託駅であったが、2012年3月17日に無人化され、キヨスクも閉店した。このため、乗車の際はワンマンカーは整理券を取り下車駅精算、または乗りかえ列車内で乗車券類購入、特急「ふじさん」号などの車掌乗務列車は車内で乗車券類購入となる。但し土曜、休日の一部時間帯に御殿場駅から駅員が派遣される。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 御殿場線 | 下り | 御殿場・沼津方面[注釈 2] |
2 | 上り | 松田・国府津方面[注釈 2] |
駅舎は構内の南側にある。駅舎はやや高い位置に設置されているため、出入口前に階段がある。跨線橋は駅舎に直結し、1番線を跨いだ先から階段がホームへ下りている。
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は393人である[利用客数 1]。近年は減少傾向が続いている。
なお、近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)1,226 | [利用客数 2] |
1994年(平成 | 6年)1,133 | [利用客数 3] |
1995年(平成 | 7年)1,110 | [利用客数 4] |
1996年(平成 | 8年)1,099 | [利用客数 5] |
1997年(平成 | 9年)1,035 | [利用客数 6] |
1998年(平成10年) | 1,005 | [利用客数 7] |
1999年(平成11年) | 967 | [利用客数 8] |
2000年(平成12年) | 956 | [利用客数 9] |
2001年(平成13年) | 910 | [利用客数 10] |
2002年(平成14年) | 848 | [利用客数 11] |
2003年(平成15年) | 806 | [利用客数 12] |
2004年(平成16年) | 787 | [利用客数 13] |
2005年(平成17年) | 754 | [利用客数 14] |
2006年(平成18年) | 720 | [利用客数 15] |
2007年(平成19年) | 714 | [利用客数 16] |
2008年(平成20年) | 693 | [利用客数 17] |
2009年(平成21年) | 662 | [利用客数 18] |
2010年(平成22年) | 608 | [利用客数 19] |
2011年(平成23年) | 553 | [利用客数 20] |
2012年(平成24年) | 474 | [利用客数 21] |
2013年(平成25年) | 470 | [利用客数 22] |
2014年(平成26年) | 455 | [利用客数 23] |
2015年(平成27年) | 421 | [利用客数 24] |
2016年(平成28年) | 402 | [利用客数 25] |
2017年(平成29年) | 393 | [利用客数 1] |
駅周辺
バス路線
富士急行のバス路線がある。
- 小山教会 ※平日のみ
- 冨士霊園(小山町文化会館・冨士小山病院・富士スピードウェイ東ゲート/西ゲート前経由) ※土休日のみ
- 平日は富士霊園運営のマイクロバス(無料)が運行している。
- 明神峠 ※土休日のみ
- 御殿場駅(一色経由)
- 小山高校(足柄駅経由) ※平日のみ
隣の駅
※特急「ふじさん」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注
記事本文
注釈
出典
利用状況
- ^ a b “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2017(平成29年). 静岡県 (2019年3月27日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1993(平成5年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1994(平成6年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1995(平成7年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1996(平成8年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1997(平成9年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1998(平成10年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1999(平成11年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2000(平成12年). 静岡県. p. 338 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2001(平成13年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2002(平成14年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2003(平成15年). 静岡県. p. 284 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2004(平成16年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2005(平成17年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2006(平成18年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2007(平成19年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2008(平成20年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2009(平成21年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2010(平成22年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2011(平成23年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2012(平成24年). 静岡県 (2014年5月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2013(平成25年). 静岡県 (2015年5月11日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県 (2016年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2015(平成27年). 静岡県 (2017年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2016(平成28年). 静岡県 (2018年3月29日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。