上大井駅
上大井駅 | |
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駅舎(2022年6月) | |
かみおおい Kami-Ōi | |
◄CB01 下曽我 (2.7 km) (1.8 km) 相模金子 CB03► | |
所在地 | 神奈川県足柄上郡大井町上大井617 |
駅番号 | CB 02 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■御殿場線 |
キロ程 | 6.5 km(国府津起点) |
電報略号 | オイ←ヲイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
420人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1948年(昭和23年)6月1日[1] |
備考 | 無人駅 |
上大井駅(かみおおいえき)は、神奈川県足柄上郡大井町上大井にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線の駅である。駅番号はCB02。
概要
[編集]大井町の南部・上大井地区に位置する駅。戦後の1948年6月に開設し、その後日本国有鉄道(国鉄)によって運営されていたが、1987年4月1日の国鉄分割民営化によりJR東海に引き継がれた。移管後もしばらく有人駅であったが、1997年3月に無人駅化された。現在は管理駅の松田駅が当駅を管理している[2]。
昭和40年代に強い西日を避けるため、駅員が駅改札口に植えたひょうたんが1981年に「交通公社の時刻表」(現・JTB時刻表)8月号の表紙を飾り、以来「ひょうたん駅」として知られるようになった[3]。町おこしでひょうたんを大々的に用いているため、駅前には「ひょうたん会館」もある。また、毎年8月には駅から程近い大井町立湘光中学校のグラウンドにて「ひょうたん祭り」が開催される。ひょうたんは無人駅化された後も町民有志によって吊るされている。
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駅舎周囲には町民有志により毎年ひょうたんが植えられ、1番線ホーム駅舎側には多種多数のびょうたんが見られる。(2008年7月)
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改札口にも多数のひょうたんがぶら下がる。(2008年8月)
歴史
[編集]- 1948年(昭和23年)6月1日:国鉄御殿場線の駅として下曽我 - 松田間に開業、旅客営業開始[1][4]。付近住民の請願があったため開設された。
- 1968年(昭和43年)
- 1971年(昭和46年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1990年(平成2年):夜間駅員無配置となる。
- 1997年(平成9年)3月22日:無人化。
- 2019年(平成31年)3月2日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[5]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。北側のホームが1番線、南側のホームが2番線である。基本的に上下列車とも1番線を発着するが、一部の下り列車は上り列車待避のため2番線を発着する。かつては、1番線が上り列車専用、2番線が下り列車専用となっていた[6]。
1番線に隣接して、開業時から使用される木造駅舎を有する。
開業当初は駅舎に接する単式ホーム1面1線(現・1番線)のみを有していたが、電化直前の1968年にホームを増設したので、列車の行き違いが可能な構造となった。ホーム増設当初はホーム中程に構内踏切が設けられ、駅員がこれを操作したが、1997年の無人化とともに遮断機付きの構内踏切がホーム西端(松田寄り)に新設された。また、1972年1月までは構内で鉄道弘済会直営の売店も営業していた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 御殿場線 | 上り | 国府津方面[注釈 1] | |
下り | 御殿場・沼津方面[注釈 1] | 通常はこのホーム | ||
2 | 下り | 御殿場・沼津方面 | 交換列車のみ |
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待合室(2022年6月)
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改札口(2022年6月)
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コンコース(2022年6月)
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ホーム(2022年6月)
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構内踏切(2022年6月)
利用状況
[編集]「大井町統計要覧」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は420人である[大井 1]。
1998年度(平成10年度)- 2000年度(平成12年度)および2003年度(平成15年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1998年(平成10年) | 556 | [神奈川 1] |
1999年(平成11年) | 546 | [神奈川 2] |
2000年(平成12年) | 519 | |
2003年(平成15年) | 465 | [大井 2] |
2004年(平成16年) | 474 | |
2005年(平成17年) | 462 | |
2006年(平成18年) | 479 | |
2007年(平成19年) | 465 | [大井 3] |
2008年(平成20年) | 471 | |
2009年(平成21年) | 475 | |
2010年(平成22年) | 500 | |
2011年(平成23年) | 447 | |
2012年(平成24年) | 468 | [大井 4] |
2013年(平成25年) | 490 | |
2014年(平成26年) | 471 | |
2015年(平成27年) | 477 | |
2016年(平成28年) | 471 | |
2017年(平成29年) | 472 | [大井 1] |
2018年(平成30年) | 490 | |
2019年(令和元年) | 524 | |
2020年(令和 | 2年)410 | |
2021年(令和 | 3年)420 |
駅周辺
[編集]- 大井町役場
- 小田原市役所曽我支所
- 第一生命保険新大井事業所
- あしがらモール
- エバラ食品工業中央研究所
- 国道255号
- 神奈川県立大井高等学校
バス路線
[編集]駅前ロータリーにある「上大井駅」停留所と、県道72号上にある「上大井駅入口」停留所にて、富士急湘南バスの路線バスが発着する(2021年2月1日現在)。
- 上大井駅
- 上大井駅入口
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「運輸省告示第161号」『官報』1948年5月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
- ^ “上大井駅”. ごてんばせんネット. 御殿場線活用推進協議会. 2022年11月13日閲覧。
- ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
- ^ 『「TOICA」のサービス拡充について 〜2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!〜』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2018年12月12日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 宮脇俊三・原田勝正編集 『国鉄全線各駅停車 第5巻』 小学館、1983年
利用状況
[編集]- 神奈川県県勢要覧
- 大井町統計要覧
- ^ a b “6.交通・運輸・通信” (PDF). 令和4年度 統計要覧. 大井町. p. 58 (2023年4月3日). 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
- ^ “大井町「平成20年度 統計要覧」” (PDF). 大井町. p. 52. 2016年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
- ^ “6.交通・運輸・通信” (PDF). 平成24年度 統計要覧. 大井町. p. 52 (2013年3月). 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
- ^ “6.交通・運輸・通信” (PDF). 平成29年度 統計要覧. 大井町. p. 54 (2018年3月). 2024年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
参考文献
[編集]- 上大井駅開設五十周年記念事業実行委員会『上大井駅開設50周年記念誌』、大井町・上大井自治会、1998年