「風祭駅」の版間の差分
オープンストリートマップ |
|||
6行目: | 6行目: | ||
|px=250 |
|px=250 |
||
|画像説明 = 風祭駅 駅舎(2008年) |
|画像説明 = 風祭駅 駅舎(2008年) |
||
{{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=250|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=250|type=point}} |
||
|よみがな = かざまつり |
|よみがな = かざまつり |
||
|ローマ字 = Kazamatsuri |
|ローマ字 = Kazamatsuri |
2020年2月15日 (土) 02:45時点における版
風祭駅 | |
---|---|
風祭駅 駅舎(2008年) | |
かざまつり Kazamatsuri | |
◄OH 48 箱根板橋 (1.5 km) (1.0 km) 入生田 OH 50► | |
所在地 | 神奈川県小田原市風祭240-2 |
駅番号 | ○OH 49 |
所属事業者 | 箱根登山鉄道 |
所属路線 | 鉄道線(箱根登山電車) |
キロ程 |
3.2km(小田原起点) 新宿から85.7 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
867人/日(降車客含まず) -2017年- |
乗降人員 -統計年度- |
1,730[1]人/日 -2017年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)10月1日 |
備考 | 標高36m[2] |
風祭駅(かざまつりえき)は、神奈川県小田原市風祭にある、箱根登山鉄道鉄道線(箱根登山電車)の駅。箱根湯本管区の被管理駅。駅番号はOH 49。
歴史
- 1935年(昭和10年)10月1日 - 開業。
- 2006年(平成18年)3月18日 - 当駅から発着する箱根登山鉄道所属車両の営業運転がなくなる。
- 2007年(平成19年)1月 - 駅改良工事実施。
- 2008年(平成20年)3月15日 - 新ホームの全面供用開始。
- 2008年(平成20年)10月1日 - 駅改良工事が完了、下りホームに南口改札口を設置[3]。
駅の構造と乗降形態などの変遷
かつては島式ホームを持つ1面2線となっており、ホーム有効長が当初は箱根登山鉄道の車両2両分に対応した約30m、1993年から2007年までは箱根登山鉄道の車両3両分約49mしかなかった。箱根登山鉄道の車両はドアがすべて開いたが、乗り入れてくる小田急電鉄の車両では一部車両のドア扱いしかできなかった。小田急の車両にはドアカット用の回路が装備されていないため、非常用のドアコックを操作して駅員や車掌が手動で開閉していた(ドアカットも参照)。非常用ドアコックによるドア扱いが毎日行なわれているのは、日本の鉄道駅ではここだけだった。
1980年頃までは有効長が短く、2400形HE車では前から2両目でドア扱いを行なっていた。出発信号機の直前が停車位置だった。安全側線の関係で、上下列車で停車位置が異なっていた。また、小田急ロマンスカー同士の行き違いはできなかった。1982年7月に20m級大型車の乗り入れが開始されてからは、全列車箱根湯本方の先頭車で乗降を扱っていた。大型車乗り入れ以後は線路有効長は20m車両7両分のすれ違いが可能な約150mに延伸され、小田急ロマンスカー同士の行き違いも可能となっている。
駅員や車掌が改札口寄りのドアを開けていたほか、それ以外のドアも乗客が開けることは可能で、慣れている地元利用者は自分で開けて降りていた。閉じる際にはドアコックを戻すことで全ての扉が閉じられた。箱根駅伝開催日など、多くの利用者が見込まれる場合には、駅員が派遣され、2両分のドア扱いを行うこともあった。
なお、2008年3月15日のダイヤ改正まで、小田急小田原線では新宿駅到着が朝の通勤ラッシュのピークにかかる急行列車の1号車を女性専用車としていたが、箱根登山線内については対象外となっていた。これは当駅でのドア扱いが1号車のみのため、箱根登山線内で1号車を女性専用車に指定してしまうと、男性の乗客が事実上当駅での乗降ができなくなってしまうためであった。
2007年1月末よりバリアフリー対応とするため、相対式ホームに改造の上、ホーム長さを85mに延伸する改良工事が開始された。同時にホームの嵩上げも行ない、車両ドアの段差を縮小する他、車椅子対応のスロープも設置するという内容[4]で、2007年6月17日から、新設の下りホーム(長さ85m)の使用を開始した。なお、2008年3月14日までは1両だけのドア扱いが続いていた。旧駅舎は2007年7月12日時点ではすでに解体されており、上りホームもいったん取り壊した上で仮設ホームが設置されていた。
2008年3月15日のダイヤ改正で正式に新ホームの運用を開始。同日よりロマンスカー以外の小田原 - 箱根湯本間の列車はすべて小田急通勤車による4両編成となったため、当駅でも通常のドア開閉が可能になり、非常用ドアコックによるドア開閉もこの前日の3月14日をもって終了した。
2015年3月14日のダイヤ改正に合わせ当駅に自動接近案内放送が導入され、その際これまでの〇番線の表現が小田急と同じ〇番ホームに変更された。
-
旧駅舎
-
当駅停車中の小田急5200形。右下の白く見える棒が正規の停車位置。下り線の不自然なカーブが、かつてはもっと有効長が短かったことを物語る。
-
当駅停車中の小田急3000形の車内表示。
-
当駅停車中の電車のドア扱い光景。係員や利用者が手動で開扉する。
-
工事中に設置されていた仮設駅舎
-
改良工事中の構内
-
島式ホーム時代の構内。すでに下りホームが一部完成した時期。
駅構造
なお、箱根登山鉄道の表示看板やパンフレットでは各駅の標高が示されており、かつては48mと表記されていたが、2013年の再調査で36mに訂正されている[2]。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 箱根登山電車 | 下り | 箱根湯本・強羅方面 | 強羅方面は箱根湯本乗り換え |
2 | 上り | 小田原・新宿方面 | 新宿方面は小田原乗り換え(一部除く) |
利用状況
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | [5]844 |
1999年 | [6]860 |
2000年 | [6]943 |
2001年 | [7]919 |
2002年 | [7]878 |
2003年 | [8]804 |
2004年 | [8]735 |
2005年 | [9]781 |
2006年 | [9]781 |
2007年 | [10]828 |
2008年 | [10]822 |
2009年 | [11]836 |
2010年 | [11]813 |
2011年 | [11]788 |
2012年 | [12]806 |
2013年 | [12]829 |
2014年 | [12]829 |
2015年 | [13]863 |
2016年 | [14]871 |
2017年 | [14]867 |
駅周辺
- 国道1号
- 鈴廣蒲鉾本店・鈴廣かまぼこの里
- 鈴廣かまぼこ博物館
- えれんなごっそ・千世倭ろう
- 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)では小田原中継所(4区→5区、6区→7区)となる。
- 国立病院機構箱根病院
- 小田原厚木道路・西湘バイパス 小田原西インターチェンジ
- 西湘バイパス・小田原箱根道路 箱根口インターチェンジ
路線バス
国道上に「風祭」バス停があり、箱根登山バスと伊豆箱根バスが発着している。箱根方面へは、すべてのバスが箱根湯本駅を経由する。
- 箱根方面
- 小田原方面
- 小田原駅東口行(箱根登山・伊豆箱根)
隣の駅
脚注
- ^ 統計はこね(平成30年版)
- ^ a b “各駅における標高表示の修正について” (PDF). 箱根登山鉄道. 2013年11月30日閲覧。
- ^ 「風祭駅南口改札口の使用を開始いたします」(箱根登山鉄道) (PDF) [リンク切れ]
- ^ 2007年2月14日付け神奈川新聞「カナロコ」による。
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)226ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度)228ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成15年度)226ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成17年度)228ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成19年度)230ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成21年度)244ページ
- ^ a b c 小田原市統計要覧(平成25年度)112ページ
- ^ a b c 小田原市統計要覧(平成27年度)110ページ
- ^ 小田原市統計要覧(平成28年度)112ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成30年度)244ページ