「妙高高原駅」の版間の差分
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|画像説明 = 転換後の駅舎(2015年6月) |
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|よみがな = みょうこうこうげん |
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2020年2月15日 (土) 02:36時点における版
妙高高原駅* | |
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転換後の駅舎(2015年6月) | |
みょうこうこうげん Myōkō-Kōgen | |
所在地 | 新潟県妙高市大字田口312[1][2][3][4] |
所属事業者 |
えちごトキめき鉄道(トキてつ)[5] しなの鉄道[6][7][3] |
電報略号 |
ミコ[1][3] タク(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1][2][3] |
乗車人員 -統計年度- |
273人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1888年(明治21年)5月1日[1][2][8][3] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■妙高はねうまライン[9](トキてつ) |
キロ程 | 0.0 km(妙高高原起点) |
(6.4 km) 関山► | |
所属路線 | ■北しなの線(しなの鉄道)[6][7] |
キロ程 | 37.3 km(長野起点) |
◄黒姫 (8.4 km) | |
備考 |
共同使用駅(えちごトキめき鉄道の管轄駅) 直営駅 標高:510m[1][3] マルス端末配置 |
妙高高原駅(みょうこうこうげんえき)は、新潟県妙高市大字田口にある、えちごトキめき鉄道・しなの鉄道の駅である[3]。
概要
冬季はスキー・スノーボード等のウインターレジャーで賑わい、夏季は豊かな緑に囲まれるリゾート地、妙高高原の玄関口となっている。また新潟県内の鉄道駅としては最南端に位置している。
乗り入れ路線
えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインと[9][3]、しなの鉄道の北しなの線[6][7]の2路線が乗り入れている。
2015年(平成27年)3月14日に北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業したのに伴い[6][7]、それまで東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営していた信越本線の長野駅 - 直江津駅間が並行在来線として経営分離され[9]、長野県側がしなの鉄道[9]、新潟県側がえちごトキめき鉄道へ移管され[9]、路線名をそれぞれ改称[9]。当駅の施設はえちごトキめき鉄道へ移管され、両社の境界駅となった。
移管前の信越本線は当駅がJR支社境で、以南が長野支社、以北が新潟支社の管轄で、新潟支社が当駅を管理していた[2]。かつては特急「あさま」「白山」などすべての優等列車が停車する主要駅であった[3]が、特急「みのり」の廃止以降、当駅を発着する定期運転の優等列車は設定されていない。
歴史
- 1888年(明治21年)5月1日 - 官設鉄道・関山 - 長野間開業の際に開設。当時の駅名は田口駅(たぐちえき)[1][2][8][3]。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 妙高高原駅に改称[1][8]。
- 1974年(昭和49年)5月 - みどりの窓口営業開始[10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる[8]。
- 2015年(平成27年)3月14日 - 北陸新幹線・長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い[6][7]、長野駅 - 当駅間がしなの鉄道に[6][7]、当駅 - 直江津駅間がえちごトキめき鉄道へ移管[9]。路線名を「北しなの線」「妙高はねうまライン」に改称[9]、当駅はえちごトキめき鉄道へ移管[3]。
- 2017年(平成29年)5月1日 - JR線の発券システムをビジネスえきねっとからマルス端末に更新。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅[1][2][3]で、単式ホーム西側に面して駅舎が所在し、両ホームは跨線橋で連絡している[3]。
えちごトキめき鉄道が管理する直営駅で、えちごトキめき鉄道としなの鉄道の共同使用駅となっている[3]。
コンコースには切符販売窓口・有人改札口(営業時間 7時00分 - 19時30分[4])のほか、タッチパネル式自動券売機[11]・屋内待合室・自動販売機・コインロッカー・化粧室が設置されている。
窓口にはマルス端末が配置されており、全国のJR線の乗車券[4]・特急券・特別企画乗車券[4]を発売している(JR線と直接接している関係上「業務委託駅」扱いで設置している直江津駅と異なり「旅行会社」扱いで設置しており、カード購入券の払戻は当駅発行分のみで、えきねっとは受取不可)。
なお、しなの鉄道の乗車券は窓口・券売機とも北しなの線の区間内各駅までの取り扱いとなっている[注 1][11][12]。
のりば
前述のワンマン運転の運用方法や運用車両の相違などもあり、妙高はねうまラインと北しなの線の相互間を直通運転する定期列車は設定されていない。北しなの線は2番のりば、妙高はねうまラインは3番のりば(一部列車は1番のりば)からの発着で、一部の時間帯を除き同一ホームで概ね10分以内に乗り換えられるダイヤが編成されている[13]。
ホームは西側から順に、下記のように設置されている。
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ■妙高はねうまライン | 新井・上越妙高・高田・直江津方面 | 一部の列車 |
2 | ■北しなの線 | 豊野・長野方面 | |
3 | ■妙高はねうまライン | 新井・上越妙高・高田・直江津方面 |
移管前は1番線が直江津方面、3番線が長野方面で、2番線は両方面の折り返し列車が入線していた[2]。
改修計画
妙高市では当駅を新井駅と合わせ、2018年度着工を目標に改修し、内外装改修、観光案内所設置、跨線橋へのエレベータ設置を計画していたが、2016年に既設の跨線橋が流用できないなどで改修費用が想定を超え、市で全額を賄えないこと、えちごトキめき鉄道が改修後の施設維持費を市に求めたため中止となった[14][15]。
その後、妙高市では2017年度に、駅舎そばの私有地に木造平屋建ての新施設を建設し、市観光協会が運営している観光案内所機能を移設するほか、休憩所やトイレ、コインロッカーを備えることとした。なお市議会では、駅舎内の観光案内施設設置などについて、引き続きえちごトキめき鉄道側と協議するよう意見が出されている[16]。
駅弁
かつて駅構内では、駅前で土産品店を営んでいた合名会社石田商店(石田屋)が調製する駅弁「妙高の笹寿司」「あんもち」などが販売されていた。しかし鉄道利用者の減少などによって売れ行きが落ち込み、構内営業から撤退。その後も石田屋店内で引き続き販売されていたが、笹寿司は2011年2月を以って調製・販売を終了し、石田屋も同年5月15日の営業を以って閉店し廃業した[17]。
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は273人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人員[18][19] |
2000 | 644 |
2001 | 575 |
2002 | 537 |
2003 | 503 |
2004 | 486 |
2005 | 481 |
2006 | 445 |
2007 | 423 |
2008 | 435 |
2009 | 417 |
2010 | 390 |
2011 | 358 |
2012 | 359 |
2013 | 373 |
2014 | 非公表 |
2015 | 305 |
2016 | 273 |
2017 | 282 |
2018 | 273 |
駅周辺
当駅周辺はスキー等のウインターレジャーや温泉が楽しめるリゾート地となっており、苗名滝や笹ヶ峰高原をはじめとする妙高戸隠連山国立公園の自然を対象とした観光も盛んである。
当駅は観光の玄関口となっており、駅舎向かい側には土産品店や飲食店などの商店や観光協会が、南側の路地の先には温泉旅館などが所在する。
駅舎正面はタクシーのりばとなっているが、駅前広場が狭小なため、後述のバスターミナルは駅舎北側に設けられている。
バス路線
駅北側にあるバスターミナルからは、妙高高原地区内の各方面へ向かう路線バスが発着している。
妙高高原地区の路線バスは、1927年(昭和2年)に開業した川中島自動車(のちの川中島バス、現在のアルピコ交通)傘下の妙高自動車が路線を開設したのが端緒である[20]。以後アルピコグループによる運行が継続されてきたが、アルピコ交通は2012年(平成24年)9月30日を以って妙高営業所を閉鎖し妙高高原地区から撤退、翌10月1日からアルピコ交通の2路線は頸城自動車グループの頸南バスへ移管された。その後2016年(平成28年)3月31日を以って頸南バスも笹ヶ峰直行バスを除き撤退し、妙高市市営バスが後を引き継いで運行することとなった。
- 妙高高原駅バスターミナル
- 妙高市市営バス[21]
- 信濃町新交通バス
- 1 古海・菅川行き ※隣の熊坂停留所まで当バスか徒歩にて移動すると、野尻湖を経て黒姫駅へ向かう便に乗り継ぐことが可能。
- 頸南バス
- 【笹ヶ峰直行バス】池の平・杉野沢温泉経由 笹ヶ峰 (7月中旬ごろ - 10月下旬ごろ運行)[22]
この他、スキーシーズンには様々なシャトルバスが運行される[23]。
隣の駅
- えちごトキめき鉄道
- ■妙高はねうまライン
- 妙高高原駅 - 関山駅
- しなの鉄道
- ■北しなの線
- 黒姫駅 - 妙高高原駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i 信濃毎日新聞社出版部(編)『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、52頁。ISBN 978-4-7840-7164-7。
- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、20頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 鉄道友の会新潟支部(監修)『新潟県鉄道全駅 増補改訂版』新潟日報事業社、2015年6月30日、241頁。ISBN 978-4-86132-606-6。
- ^ a b c d “妙高はねうまライン(沿線ガイド)”. えちごトキめき鉄道. 2016年1月7日閲覧。
- ^ 浅見茂晴、山本愛、板鼻幸雄(2015年3月15日). “北陸新幹線:開業 上越に変革、期待背負い”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e f 酒井博章、五十幡将之(2015年3月15日). “北陸新幹線開業 沿線の期待のせて”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ a b c d e f 川辺和将、巽賢司(2015年3月15日). “北陸新幹線:長野−金沢間開業 飯山歓喜 1万5000人、新時代祝う 一番列車、拍手と「ふるさと」で歓迎”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 11号 信越本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年9月20日、22・24-25頁頁。
- ^ a b c d e f g h 浅見茂晴(2015年3月13日). “北陸新幹線:「あす開業」「鉄道網」様変わり 運賃、路線、三セク…”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年6月号
- ^ a b “えちごトキめき鉄道 営業案内” (PDF). えちごトキめき鉄道 (2015年3月7日). 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月16日閲覧。
- ^ “北しなの線 ご利用の皆様へ(北しなの線住民説明会資料)” (PDF). 長野以北並行在来線対策協議会 (2015年2月). 2015年3月18日閲覧。
- ^ 平成27年3月開業ダイヤについて (PDF) - えちごトキめき鉄道(2014年12月19日付) - WayBack Machineによるアーカイブ
- ^ “妙高高原、新井駅 改修計画中止に 妙高市 事業費大幅に膨らむ”. archive.li. 新潟日報 (2016年11月24日). 2016年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月25日閲覧。
- ^ “新井駅・妙高高原駅 周辺整備計画中止へ 背景に事業費増”. 上越タイムス (2016年11月25日). 2019年6月29日閲覧。
- ^ “妙高高原駅前に観光案内施設 妙高市が建設へ”. 新潟日報. (2017年1月23日) 2017年2月14日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 名物あんもちの石田屋がひっそりと閉店 - 上越タウンジャーナル(2011年5月19日付)2014年4月30日閲覧
- ^ JR東日本各駅の乗車人員(2013年まで)
- ^ えちごトキめき鉄道ご利用状況
- ^ 妙高高原地区の路線バスは頸南バスに移管されました - アルピコグループ(2012年10月)2014年4月30日閲覧
- ^ 妙高市市営バス(時刻表) - 妙高市.2019年6月29日閲覧。
- ^ 「笹ヶ峰直行バス」(2019年)の運行について - 頸南バス.2019年6月29日閲覧。
- ^ 妙高エリアを繋ぐ便利な交通網、バス便を使いこなそう! - SURF&SNOW.2019年6月29日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- 越後金丸駅(新潟県最東端の駅)
- 市振駅(新潟県最西端の駅)
- 府屋駅(新潟県最北端の駅)
外部リンク
- 妙高高原駅 - えちごトキめき鉄道
- 妙高高原駅(時刻表) - しなの鉄道
- しなの鉄道のサイトの「沿線情報」には、当駅のページは設けられていない。
- 駅周辺地域活性化ビジョン - 妙高市
- 妙高エリアのバス情報 - 妙高市観光局
- 妙高市観光情報INDEX - 妙高市
- Myoko-Nagano