「寒川駅」の版間の差分
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|画像説明 = 北口(2018年) |
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|よみがな = さむかわ |
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|ローマ字 = Samukawa |
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2020年2月15日 (土) 01:29時点における版
寒川駅 | |
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北口(2018年) | |
さむかわ Samukawa | |
◄香川 (1.7 km) (2.1 km) 宮山► | |
所在地 | 神奈川県高座郡寒川町岡田一丁目54番地1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■相模線 |
キロ程 | 5.1 km(茅ケ崎起点) |
電報略号 | サム |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
6,938人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1921年(大正10年)9月28日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
寒川駅 | |
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さむかわ Samukawa | |
(1.5km) 西寒川► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 相模線(寒川支線) |
キロ程 | 0.0 km(寒川起点) |
電報略号 | サム |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1923年(大正5年)2月5日 |
廃止年月日 |
1984年(昭和26年)3月31日 (寒川支線廃止により) |
寒川駅(さむかわえき)は、神奈川県高座郡寒川町岡田一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)相模線の駅である。
歴史
- 1921年(大正10年)9月28日:茅ケ崎 - 寒川間及び寒川 - 川寒川(貨物駅)間の開通時に相模鉄道の駅として開業。
- 1922年(大正11年)5月10日:四之宮駅への貨物支線(四之宮支線)が開業。
- 1926年(昭和元年)7月:同年開業した神中鉄道(現相模鉄道)の二俣川駅まで直通を開始。
- 1931年(昭和6年)11月7日:川寒川駅への貨物支線が廃止(公示日)。
- 1944年(昭和19年)6月1日:国有化、運輸通信省(後の日本国有鉄道)相模線の駅となる。
- 1971年(昭和46年)9月25日:貨物取り扱いを廃止。
- 1982年(昭和57年)11月:自由通路(さかえばし)が供用開始。
- 1984年(昭和59年)4月1日:寒川支線廃止。
- 1985年(昭和60年)8月:橋上駅舎化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1988年(平成元年)3月17日:寒川駅北口土地区画整理事業の都市計画決定。
- 1990年(平成2年)6月1日:寒川駅北口土地区画整理事業の事業計画決定。
- 1992年(平成4年)1月19日:寒川駅北口地区まちづくり協議会が発足。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」供用開始。
- 2006年(平成18年)4月:南口にエスカレーター及びエレベーターを設置。
- 2008年(平成20年)4月15日:都市計画道路寒川下寺尾線の一部が供用開始。
- 2010年(平成22年)12月21日:寒川駅前公園が開園。
- 2011年(平成23年)4月20日:北口駅前広場(バスロータリー)が供用開始。
- 2012年(平成24年)3月:北口にエレベーター及びエスカレーターを設置
- 2013年(平成25年)7月1日:業務委託化[1]。
- 2017年(平成29年)12月27日:寒川駅前交番が開所(一之宮地区にあった旧寒川交番を移転)。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。1984年3月まで、当駅から西寒川駅を経て四之宮駅(1944年廃止)までを結ぶ寒川支線(通称:西寒川支線、相模鉄道時代:四之宮支線)が分岐していた。また、かつては構内に多くの側線があり、当駅から茅ケ崎・西寒川間の区間列車の留置に使用されていたが、寒川支線の廃止に伴い撤去されたので、現在は使用されていない。
茅ケ崎駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[1][2]で、みどりの窓口(営業時間 9:30 - 17:00)・自動改札機・自動券売機・自動精算機を備える。
飲料自動販売機、公衆電話、公衆トイレあり。エスカレーター、エレベーター、多機能トイレ設置。出入口と改札外コンコースを結ぶエスカレーターとエレベーターは南口と北口に設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■相模線 | 上り | 茅ケ崎方面 |
2 | 下り | 厚木・橋本・八王子方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2018年)
-
茅ケ崎方の踏切からホームと駅舎を望む(2004年)
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は6,938人で、相模線の乗り換え路線のない駅では最も多く、途中駅では海老名駅についで2番目に多い。
近年の1日平均乗車人員は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1995年(平成 | 7年)6,703 | [* 1] |
1998年(平成10年) | 6,839 | [* 2] |
1999年(平成11年) | 6,861 | [* 3] |
2000年(平成12年) | [JR 1]6,428 | [* 3] |
2001年(平成13年) | [JR 2]6,343 | [* 4] |
2002年(平成14年) | [JR 3]6,378 | [* 5] |
2003年(平成15年) | [JR 4]6,399 | [* 6] |
2004年(平成16年) | [JR 5]6,478 | [* 7] |
2005年(平成17年) | [JR 6]6,595 | [* 8] |
2006年(平成18年) | [JR 7]6,773 | [* 9] |
2007年(平成19年) | [JR 8]6,820 | [* 10] |
2008年(平成20年) | [JR 9]6,880 | [* 11] |
2009年(平成21年) | [JR 10]6,744 | [* 12] |
2010年(平成22年) | [JR 11]6,604 | [* 13] |
2011年(平成23年) | [JR 12]6,584 | [* 14] |
2012年(平成24年) | [JR 13]6,700 | [* 15] |
2013年(平成25年) | [JR 14]6,762 | [* 16] |
2014年(平成26年) | [JR 15]6,643 | [* 17] |
2015年(平成27年) | [JR 16]6,787 | [* 18] |
2016年(平成28年) | [JR 17]6,921 | [* 19] |
2017年(平成29年) | [JR 18]6,904 | |
2018年(平成30年) | [JR 19]6,938 |
北口土地区画整理事業
「寒川駅北口地区土地区画整理事業」は、1982年に基本構想がまとまり、1990年に事業認可を得て、1992年にまちづくり協議会が発足し、本格的にまちづくりが開始された。
土地区画整理事業が始まる以前の寒川駅北口周辺は、住宅や商店がひしめき合い、駅前広場(バスロータリー)が設置されておらず、町の玄関口としての機能を十分に有していなかった。そこで、この土地区画整理事業は、道路、公園等の公共施設の整備改善や、土地利用の適正化を図り、健全な中心市街を形成し、地区の秩序ある発展に寄与することを目的に始められた。
2008年に都市計画道路寒川下寺尾線の一部が供用開始。2010年に寒川駅前公園が開園。2011年には北口駅前広場(バスロータリー)が設置された。2017年には一之宮地区にあった旧寒川交番を移転する形で、寒川駅前交番が設置された[5]。
駅周辺
北口
北口周辺は住宅と商店が多くあり、駅北西の寒川町役場周辺には公共施設が集中している。北口は土地区画整理事業により駅前広場(バスロータリー)と駅前公園が設置された。
駅北方の高台にある菅谷神社周辺からは、国の特別史跡に指定されている「三内丸山遺跡」に匹敵する日本最大級の縄文遺跡である「岡田遺跡」が発掘されている。また、国分寺の創建より古い718年(養老2年)開基と伝わり、古くは寒川神社の別当寺であった古刹、安楽寺の境内本堂裏手には、初代相武国造茅武彦命の奥津城とする説がある「大神塚古墳」がある。
この他、駅北方には日産自動車のグループ企業であり、東急くろがね工業を前身とする日産工機の本社がある。
- 公共施設
- 金融機関
- 商業施設
- 事業所
- 日産工機本社
- 神社・仏閣・教会
- 史跡
南口
南口周辺は、駅南西の相模川沿岸に大型工業団地があり、旭ファイバーグラス、東京応化工業、日東化工、敷島製パン(パスコ)等の事業所がある他、第2次世界大戦中は相模海軍工廠が置かれていた。また、圏央道の寒川南IC付近では工業系の区画整理事業である「田端西地区まちづくり計画」がある[6]。
また、駅南西には支線跡を活用して誕生した一之宮公園があり、「かながわの公園50選」に選ばれている。
中世の一之宮には、鎌倉幕府の有力御家人であり、源頼朝の最側近として活躍した梶原景時が広大な館(一宮館、一之宮城)を構えていた。また、近世の江戸時代には「町屋村」とも呼ばれ、中原街道と大山街道(田村通り)が交差する交通の要所として発展した[7]。数ある大山街道の内、東海道から分岐し、大山と江の島を直接結ぶ田村通りが最も人出が多く、一之宮はその宿場町として繁栄した。
- 公共施設
- 寒川町文化財学習センター
- 一之宮公園(かながわの公園50選)
- 神奈川県立寒川高等学校
- 金融機関・郵便局
- 寒川駅前郵便局
- 商業施設
- マックスバリュエクスプレス寒川中瀬店
- 新鮮市場なかや寒川店
- 事業所
- 神社仏閣
- 一之宮八幡大神
- 景観寺
- 史跡
- 梶原景時館址
- 田村の渡し
バス路線
北口(「寒川駅」バス停)は土地区画整理事業により駅前広場(バスロータリー)が設置され、海老名駅行きのバス(神奈川中央交通、相鉄バス)と寒川町コミュニティバスが発着する。
「寒川駅入口」バス停は、県道45号線(中原街道)沿道にあり、寒川町北東部方面と文教大学湘南キャンパス方面へ向かうバスが発着する。
「寒川駅南口」バス停は、駅前からやや離れた場所に暫定的なバス回転所が設置され、茅ケ崎駅行きのバスが発着する。
- 寒川駅
- 寒川駅入口
- 寒川駅南口
その他
- 松任谷由実の『天気雨』に「相模線にゆられて来た」と歌われているのは当駅のことである。
- JRには、当駅の他に2つ「寒川」という名の付く駅がある。この2駅は愛媛県四国中央市寒川町にあるJR四国予讃線の伊予寒川駅と、新潟県村上市寒川にあるJR東日本羽越本線の越後寒川駅である。しかし、3駅すべて「寒川」の読みが違っており、当駅が「さむかわ」なのに対し、前者は「さんがわ」、後者は「かんがわ」である。
隣の駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 相模線(西寒川支線)
- 寒川駅 - 西寒川駅
脚注
記事本文
- ^ a b JR東日本ステーションサービス事業エリア (PDF) Archived 2013年9月4日, at the Wayback Machine.
- ^ “東日本ユニオンNo.124号” (PDF). JR 東日本労働組合横浜地方本部. (2015年12月6日) 2016年3月13日閲覧。
- ^ 統計さむかわ - 寒川町
- ^ 神奈川県県勢要覧
- ^ “寒川町ホームページ 寒川駅北口土地区画整理事業”. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “寒川町ホームページ 田端西地区のまちづくり”. 2018年9月9日閲覧。
- ^ “寒川文書館ホームページ 江戸時代の一之宮村”. 2019年2月28日閲覧。
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 19ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)220ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 224ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 238ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 232ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 234ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 244ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 236ページ