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2019年10月19日 (土) 15:20時点における版
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ミソジニー (英: misogyny) とは、女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視の事である。女性嫌悪(じょせいけんお)[1]、女性蔑視(じょせいべっし)などともいう。ギリシア語の μῖσος mîsos (嫌悪、憎しみ)と γυνή gunḗ(女性)から由来し、女性、女性らしさを嫌悪する人物をミソジニスト(misogynist)と呼ぶ。
対義語には、「女性や女らしさに対する愛好」を意味するフィロジニー(英: philogyny)と、「男性や男らしさに対する嫌悪」を意味するミサンドリー(英: misandry)の二つがある。
概要
ミソジニーは、通常「女性嫌悪」「女性蔑視」などと訳される。男性にとっては「女性嫌悪」、女性にとっては「自己嫌悪」、その心性がミソジニーである。
男性側のミソジニー
男性側のミソジニーの例として、女性に対する性的暴力やセクシャルハラスメント、制度的差別などに加え広告や映画、文学テクストなどにおける女性を憎む表現などが挙げられている他[誰によって?]、逆に男性に対する制度的差別や身体的差別等に対する意思などが挙げられる。
女性側のミソジニー
一方、女性側においてミソジニーは、女性の体に対する羞恥心、拒食症などの摂食障碍、性的機能不全、鬱病、女性であることに起因する劣後感や無価値感といった「女性であることが嫌だ」という感情の形をとって表れるとされる[誰によって?]。
社会・宗教におけるミソジニー
広く父権制的な社会[どこ?]においては、その社会構造に由来する必然的なミソジニーが見られる。キリスト教やイスラム教のような父権制的な宗教では、大地信仰を行うような母権制的社会における宗教のテクストに比べ明らかなミソジニーが見られる。こうした宗教社会では、女性は負の要素の象徴として、あるいはその元凶として描かれることが多く、こうした記述はミソジニーの表れであると評価される[誰によって?]。
ミソジニーと大衆文化
音楽
しばしばヒップホップなどの分野が、激しいホモフォビアの傾向とともにこの傾向を強く帯びる事がある。攻撃的なスラングをもって女性を嘲罵する一方で、当の女性たちからの熱い支持を受けもする。21世紀初頭ではエミネムは、GLAADからの批判を受けた[2]。
脚注
注釈
出典
- ^ 「女たちが国を滅ぼした」――韓国のデモに紛れ込む「女性嫌悪(ミソジニー)」の危険度ニューズウィーク日本版公式ホームページ
- ^ GLAAD: Eminem's Hate Lyrics. GLAAD. Accessed 2007年6月31日