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2019年9月29日 (日) 00:02時点における版
よしうら やすひろ 吉浦 康裕 | |||||
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2013年、第26回東京国際映画祭にて | |||||
生年月日 | 1980年4月3日(44歳) | ||||
出身地 | 日本 福岡県福岡市 | ||||
職業 |
アニメ監督 脚本家 | ||||
ジャンル | アニメーション | ||||
公式サイト | スタジオリッカ | ||||
主な作品 | |||||
『イヴの時間』 『サカサマのパテマ』 『アルモニ』 『パトレイバーREBOOT』 | |||||
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吉浦 康裕(よしうら やすひろ、1980年4月3日 - )は、福岡県福岡市出身[1](北海道生まれ[1])。日本のアニメーション作家・アニメ監督。東京都在住。九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)芸術工学専攻卒業。スタジオ六花代表。台湾のハヤシ百貨店や旧台南警察署(いずれも台南市)などを設計した建築技師、梅澤捨次郎が曽祖父にあたる[2][3]。
来歴
大学在学中にアニメーション制作を開始し、作品を国内外で発表。卒業後は福岡にてフリーでショートアニメーション制作を請け負いつつ、個人制作で商業アニメデビュー作品である『ペイル・コクーン』を完成させる。これを機に上京し、以降は少人数でのグループワークを主な制作スタイルとしている。
ブレイク作とされる『イヴの時間』を2008年に発表。8月に第1話をGyaOにて無料配信。10月に配信した第2話以降は1ヶ月限定の無料配信とした。GyaO公開から1週間から半月後にニコニコアニメチャンネルに1ヶ月限定無料配信。プロモーションにあたっては、ニコニコ生放送等数々のメディアに出演した。2009年9月配信の第6話までを第1シーズンとしている。
2010年3月、初の劇場作品となる『イヴの時間 劇場版』を公開。第1シーズンの6話+αをまとめた作品である。
自身の作品には曾祖父梅澤が台湾に残した建築物の影響が少なからずあるとも語っている[3]。
エピソード
小学5年生夏の自由研究にて処女作『竜巻を追って』を発表。自由研究としては異例である小説の発表は教師の想定を凌駕。後に書籍の形式をもって各教室及び友人数人に配布された。なお、配布時期により表紙に変化を施してあり、製作は全て家族の手で行っていた[4]。
兄の影響もあり、高校時代に演劇部に所属。この経験が後の作品で自身で行ったアフレコに繋がったとされる。演者だけでなく脚本も担当していた。大学時代も一時演劇部に所属していたが、CG製作の夢に集中する為に退部している [5]。
高校時代に見ていた『新世紀エヴァンゲリオン』の関連作品、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の映像製作参加にあたって、イヴの時間製作初期の激務の頃であったが、まさか自分が携わることができるとは! と、その感激を知人にもらしている。
ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記とは飲み仲間である(吉田がパーソナリティーを勤めた『YAGアニメラボ』にゲスト出演経験あり)。
受賞歴
- 『キクマナ』
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- ジャパンデジタルアニメーションフェスティバル2001 / トムシート賞
- デジタルスタジアム / 伊藤有壱賞
- 第14回 DoGA CGアニメコンテスト / アート賞
- アルスエレクトロニカ2002 / HonoraryMention
- 『水のコトバ』
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- 第6回 文化庁メディア芸術祭 / 審査委員会推薦作品入作
- サンタマニアショートフィルムフェスティバル2003 / 審査員奨励賞
- 東京国際アニメフェア2003 / アニメ作品部門優秀作品賞
- 第15回 DoGA CGアニメコンテスト / 作品賞
- ブロードバンド・アート&コンテンツ・アワードジャパン / 映像コンテンツ最優秀作
- 『ペイル・コクーン』
- 『イヴの時間』
-
- 東京国際アニメフェア / OVA部門優秀作品賞
- 釜山国際映画祭 / 招待上映
- 『サカサマのパテマ』
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- アヌシー国際アニメーション映画祭 / 長編アニメ部門正式招待
- 第26回 東京国際映画祭 / 特別招待作品
- スコットランド・ラブズ・アニメ 2013 / 観客賞及び審査員賞
- ヒホン国際映画祭2013 / スペシャル・メンション
- 第17回 文化庁メディア芸術祭 / アニメーション部門優秀賞
作品
- ペイル・コクーン(個人製作アニメーション、2005年)
- イヴの時間(シリーズアニメーション、原作・脚本・監督、2008年 - 2009年)
- イヴの時間 劇場版(劇場アニメーション、原作・脚本・監督、2010年)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (デザインワークス、2009年)
- サカサマのパテマ(劇場アニメーション、原作・脚本・監督、2013年)
- アルモニ(原作・脚本・監督、2014年)
- 日本アニメ(ーター)見本市
- POWER PLANT No.33(原作・脚本・監督、2015年)
- ヒストリー機関(原案・脚本・監督、2015年)
- 機動警察パトレイバーREBOOT(共同脚本・監督、2016年)
- 龍の歯医者(2017年)(演出、2017年)
脚注
- ^ a b 「 [こう思う・福岡市長選](5)映像の街、もっと知って 吉浦康裕さん(福岡市出身) 」読売新聞、2010年11月6日付西部夕刊、8頁
- ^ 動畫大師吉浦康裕與林百貨.台南警察署有關係?”. TVBS (2016年3月26日). 2019年8月17日閲覧。 “
- ^ a b 人類相隔在上下顛倒的兩個世界,直到有一天連接天地的通道開啟了...”. World Screen 世界電影雜誌社 (2016年3月25日). 2019年8月17日閲覧。 “
- ^ 日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-「ヒストリー機関」 ニコニコ生放送 2015年8月31日。
- ^ “3DCG の夜明け 〜日本のフル CG アニメの未来を探る〜”. AREA JAPAN. 2017年1月25日閲覧。