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「カガリ・ユラ・アスハ」の版間の差分

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'''カガリ・ユラ・アスハ'''(Cagalli Yula Athha)は、[[アニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED]]』及び『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する[[キャラクター]]。[[コズミック・イラ]]の[[ヒロイン]]。[[声優]]は[[進藤尚美]]。
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{{Infobox animanga character
|name = カガリ・ユラ・アスハ
|series = [[機動戦士ガンダムSEED]]シリーズ
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|first = [[機動戦士ガンダムSEED]]
|creator = [[平井久司]](キャラクターデザイン)<br />[[福田己津央]](『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』監督)<br />[[両澤千晶]](『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』シリーズ構成)
|voiced by = [[進藤尚美]](TVシリーズ)<br />[[森なな子]](劇場版)
|species = [[コーディネイターとナチュラル|ナチュラル]]
|alias =
|age =16歳 (SEED) →18歳 (SEED DESTINY) → 19歳 (SEED FREEDOM)<ref>劇場版 パンフレット</ref>
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|birthday =[[コズミック・イラ|C.E.]]55年[[5月18日]](牡牛座)
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|title =オーブ連合首長国 代表首長(アスハ首長家当主)(SEED DESTINY)
|death =
|family = [[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ユーレン・ヒビキ|ユーレン・ヒビキ]](実父)、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ヴィア・ヒビキ|ヴィア・ヒビキ]](実母)<br />[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ウズミ・ナラ・アスハ|ウズミ・ナラ・アスハ]](養父、義叔父)、幼い時に養母は死去<ref name="novel"/><br />[[キラ・ヤマト]](双子、兄か弟{{efn2|name="双子?"|作中ではカガリがキラに姉を自称しているが、明確な出生の順序は明らかになっていない。また、書籍『OFFICIAL FILE』シリーズでの相関図では「姉弟」と表記されているが、同時期に刊行された『SEED DESTINY 公式ガイドブック』シリーズにおける相関図では単に双子としか表記されていない。}})
|paux1 name= パートナー(恋人)
|paux1 = [[アスラン・ザラ]]{{efn2|name="koibito"|劇中は恋人であったが、『SEED DESTINY』後半に関係性を断言できない表現となった。ただし、福田監督はリマスター第39話のコメンタリーおよび自身のTwitterにて、「破局したわけじゃない」と発言している。}}
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|paux3 =金色<ref name="novel">[[機動戦士ガンダムSEEDシリーズ (書籍)#機動戦士ガンダムSEED|小説版]]より</ref>
|paux4 name=趣味
|paux4 =体力づくり
}}
'''カガリ・ユラ・アスハ''' (Cagalli Yula Athha) は、[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED]]』および『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する架空の人物で、もう1人のヒロイン。


担当[[声優]]は[[進藤尚美]](テレビ版)、[[森なな子]](劇場版『[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]』<ref name="声優変更">{{Cite web|url=https://www.oricon.co.jp/news/2290025/full/|title=『ガンダムSEED』カガリ役がキャスト変更 21年担当の進藤尚美→後任は森なな子「話し合いを重ねました結果」 |website=[[オリコン#ニュース配信・PV事業|ORICON NEWS]]|publisher=oricon ME|date=2023-08-08|accessdate=2024-02-27}}</ref>)。
== プロフィール ==
* 旧名:[[カガリ・ヒビキ]]
* 人種:[[コーディネイターとナチュラル|ナチュラル]]
* 性別:[[女性]]
* 誕生日:CE 55年[[5月18日]]
* 星座:[[牡牛座]]
* 年齢:16歳→18歳
* 身長:162cm→164cm
* 体重:54kg→48kg
* 髪:金色
* 瞳:金色<ref name="novel">[[機動戦士ガンダムSEEDシリーズ (書籍)#機動戦士ガンダムSEED|小説版]]より</ref>
* 国籍:[[オーブ連合首長国]]
* 階級:オーブ連合首長国の王女→オーブ連合首長国の代表首長
* 出身地:[[コズミック・イラの勢力#G.A.R.M. R&D|GARM RD社]]L4[[スペースコロニー]][[メンデル]]内研究所(育った場所は月面都市[[コペルニクス]])
* 血液型:A型
* 兄弟姉妹:[[キラ・ヤマト]](弟、カガリ称)
* 実父母:[[ユーレン・ヒビキ]](実父)、[[ヴィア・ヒビキ]](実母)
* 叔父母:[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#カリダ・ヤマト|ハルマ・ヤマト(叔父、実母の妹の夫)、カリダ・ヤマト(叔母、実母の妹)]]
* 養父母:[[ウズミ・ナラ・アスハ]](養父)
* 恋人:[[アスラン・ザラ]]
* 護衛:[[レドニル・キサカ]]→アレックス・ディノ(アスラン・ザラ)
* 侍女:[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#マーナ|マーナ]]
* 性格:[[お転婆]]
* SEED:[[SEED (ガンダムシリーズ)|あり]]


== 概要 ==
== 人物 ==
相手が誰であろうと常に媚びず自然体で接し、律義で、曲がったことを嫌う。男っぽい口調で喋るが、母性が強く面倒見が良い。出生時の名前は'''カガリ・ヒビキ'''。出生はG.A.R.M. R&D社L4コロニー メンデル内研究所。C.E.55年5月18日に同地にて[[キラ・ヤマト|キラ・ヒビキ]]とともに誕生した、[[双子]]に等しい関係である{{efn2|name="双子?"}}。
出生時の名前はカガリ・ヒビキ<ref name="dc-67">『データコレクション17 機動戦士ガンダムSEED 上巻』メディアワークス、2004年10月15日初版発行、67頁。(ISBN 4-8402-2817-5)</ref>。[[コズミック・イラ#S2インフルエンザ流行|S2インフルエンザ]]が流行したCE 54年にメンデルコロニーのGARM RD社に在籍するユーレン・ヒビキ博士によってコーディネイター処置がなされ、CE 55年5月18日に同地にてキラ・ヒビキとともに誕生した<ref name="dc-67"/>。しかし、S2型インフルエンザが猛威を振るい、人々の反コーディネイター感情が高まっていた同時代にGARM RD社が[[ブルーコスモス]]のテロに遭い、情報を事前察知していたユーレン・ヒビキの手によりカガリとともにヴィア・ヒビキの妹カリダのヤマト夫妻に引き取られる。


カガリが母体からの通常出産で産まれたことはユーレンの妻への愛情と捉えられる一方、ユーレンのスーパーコーディネイターへの執着心を考えると、ユーレンにとってカガリの存在はキラのドナー目的であった可能性が高い。しかし、S2型インフルエンザが猛威を振るい、人々の反コーディネイター感情が高まっていた同時代にG.A.R.M. R&Dがブルーコスモスのテロに遭い、情報を事前察知していたヴィア・ヒビキの手によりキラとともに彼女の妹である[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#カリダ・ヤマト|カリダたちヤマト夫妻]]に引き取られる。この際に本当の両親であるヒビキ夫妻は死亡している(正確には生死不明)。その後、ヤマト夫妻からオーブ連合首長国 代表首長であるウズミ・ナラ・アスハ首長家へ里子(養子)に出され、セカンドネーム以降が変わっている。
幼い時に養母は死去<ref name="novel"/>、養父であるオーブ連合首長国の代表首長ウズミ・ナラ・アスハによって育てられた。[[ユウナ・ロマ・セイラン]]とは[[許嫁]]関係にあった。


体力やMS操作技術などナチュラルの最高水準にまで達するほど優秀な存在であるが、作中のオーブでの戦闘でシンから「大した腕もないくせに」と言われ劣勢であった事からパイロットとして弱々しい印象を受けてしまった。しかし、それはシンとディスティニ―ガンダムの戦闘能力が非常に高いだけであって、実際には平均的なコーディネーターを超えるほど優秀であり、作中ではザフトの量産機を次々に撃破している。あくまでコーディネーターの中でも特に高水準を誇るキラやアスラン、シンなどの最上位クラスのコーディネーターたちと比較したらという話であり、ナチュラルとしては大変優れた資質を備えている。
相手が誰であろうと常に媚びず自然体で接し、律義で、曲がった事を嫌っている。男っぽい口調で喋るが、一人称は「私(もしくはあたし)」。直情径行の傾向にあり、しばしば冷静さに欠ける。それゆえの軽率な失敗も多い<ref>『SEED DESTINY』では「アレックス」の偽名で過ごしていたアスランを本名で呼んでしまい、ルナマリアにアスランの正体を悟られている。</ref>。

キラ・ヤマトとは[[双子]]の姉弟関係である。姉か妹かははっきりしないものの、オーブ国内ではキラの姉である。
体力や容姿などはナチュラルの平均を凌駕していて最高水準を誇っており、コーディネーターの平均以上であるが、さすがにコーディネーターの中でも男性で高水準を誇るなどには及ばない。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== 機動戦士ガンダムSEED ===
=== 機動戦士ガンダムSEED ===
CE 71年、拡大する戦火の中、中立国オーブ連合首長国の[[スペースコロニー]][[オーブ連合首長国#ヘリオポリス|ヘリオポリス]]の[[モルゲンレーテ社]]工場内で[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]が新型機動兵器を開発しているとの噂の真実を確かめるため、変装してヘリオポリスを訪れていた最中に、[[キラ・ヤマト]]と出会う。
中立コロニー[[オーブ連合首長国#ヘリオポリス|ヘリオポリス]]の[[コズミック・イラの勢力#モルゲンレーテ社|モルゲンレーテ社]]工場内で[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]が新型機動兵器を開発しているとの噂の真実を確かめるため、変装してヘリオポリスを訪れていた最中に、[[キラ・ヤマト|キラ]]と出会う。[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザフト|ザフト]]軍[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]隊襲撃時に、モルゲンレーテ社工場内で新型[[モビルスーツ#『ガンダムSEED』におけるモビルスーツ|MS]][[地球連合軍の機動兵器#G兵器開発計画(大西洋連邦)|G兵器]]を目撃し、中立の旗を掲げながら地球連合軍のMS開発を黙認する父の行為を裏切りと捉える。戦闘でコロニーの崩壊が避けられない状況になり、キラに無理矢理シェルター内に避難させられる


無事、[[オーブ連合首長国|オーブ]]に帰国を果たすも、あくまで中立の立場を貫く父親に反発し、世界をその眼で見るため国を飛び出す。その後、護衛のオーブ陸軍第21特殊空挺部隊[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#レドニル・キサカ|キサカ]]と共に、彼の故郷である北アフリカに行き、そこでレジスタンス「明けの砂漠」に加わり、対ザフト軍抵抗活動を続ける中、[[ストライクガンダム|ストライク]]とその母艦[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#アークエンジェル|アークエンジェル]]が地球に降下し、キラと再会する。
直後に、[[プラント国]]の[[ザフト軍]]の[[ラウ・ル・クルーゼ]]の[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#クルーゼ隊|クルーゼ隊]]襲撃時に、[[モルゲンレーテ社]]工場内で新型[[地球連合軍の機動兵器#G兵器開発計画(大西洋連邦)|G兵器]]の[[モビルスーツ]]([[ストライクガンダム]])を目撃し、中立の旗を掲げながら地球連合軍のMS開発を黙認するカガリの父の行為を裏切りと捉える。戦闘でコロニーの崩壊が避けられない状況になり、キラはカガリ独りをなんとかシェルターの空きに避難させた。


アークエンジェルと共に[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]の北アフリカ駐留部隊を退けた後は、押しかけ同然でキサカと共にアークエンジェルに同乗する。数度、[[スカイグラスパー]]で戦闘に参加しキラと共に戦った。
無事、オーブ連合首長国に帰国を果たすも、あくまで中立の立場を貫く父親に反発し、世界をその眼で見るため国を飛び出す。その後、護衛のオーブ陸軍第21特殊空挺部隊[[レドニル・キサカ]]と共に、彼の故郷である北アフリカに行き、そこでレジスタンス「明けの砂漠」に加わり、対ザフト軍抵抗活動を続ける中、[[ストライクガンダム]]とその母艦[[LCAM-01XA アークエンジェル]]が地球に降下し、キラと再会する。


アークエンジェルと共に[[アンドリュー・バルトフェルド]]の北アフリカ駐留部隊を退けた後は、押しかけ同然でキサカと共にアークエンジェルに同乗する。数度、[[スカイグラスパー]]で戦闘に参加しキラと共に戦った。出撃時に一度、被弾して無人島に漂着しており、そこで[[アスラン・ザラ]]と遭遇している。悪天候を逃れるため一夜を共に島で過ごすことになり、年頃の少女として、アスラン共々互いに異性を意識した。
出撃時に一度、被弾して無人島に漂着しており、そこで[[アスラン・ザラ|アスラン]]と遭遇している。悪天候を逃れるため一夜を共に島で過ごすことになり、年頃の少女として、アスラン共々互いに異性を意識した。なお、当該回『機動戦士ガンダムSEED』24話のタイトル「二人だけの戦争」は、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』において敵同士であるシローとアイナが心を近づける1話と同じタイトルである


その後、オーブ近海での戦闘中にアークエンジェルの危機を救うため自らの素性を告白し、満身創痍のアークエンジェルをオーブに秘密裏に入国させた。その後アークエンジェルが出向を迎えた際には、再び同行しても戦い続けようと[[ウズミ・ナラ・アスハ]]に反発するが、銃を手にするだけが守るではいと教えられ、艦を降りる決意をする。
その後、オーブ近海での戦闘中にアークエンジェルの危機を救うため自らの素性を告白し、満身創痍のアークエンジェルをオーブに秘密裏に入国させた。その後アークエンジェルが出向を迎えた際には、再び同行してなおも戦い続けようと[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ウズミ・ナラ・アスハ|ウズミ]]に反発するが、銃を手にすることだけが守ることではいと教えられ、艦を降りる決意をする。


オーブ近海戦におけるキラとアスランの死闘の後、キラの安否を確認するため現地に飛ぶと、焼け爛れたストライクの残骸と意識不明のアスランを発見する。目覚めたアスランから憎しみの連鎖を目の当たりにする一度はキラの仇として憎んだはずのアスランに、自分の身に着けていたハウメア女神のお守りである首飾りを贈り、「もう誰にも死んでほしくない」と告げた。その後、[[コズミック・イラ#オペレーション・スピットブレイク|アラスカ基地攻防戦]]を生き抜き、地球連合軍を離脱したアークエンジェルがオーブに再度秘密裏に入国した際、キラと再会し、その無事をそ眼で確認し、涙した。
オーブ近海戦におけるキラとアスランの死闘の後、キラの安否を確認しようと現地に飛ぶと、焼け爛れたストライクの残骸と意識不明のアスランを発見する。目覚めたアスランから憎しみの連鎖を目の当たりにすると、一度はキラの仇として憎んだはずのアスランに、自分の身に着けていたハウメア女神のお守りである首飾りを贈り、「もう誰にも死んでほしくない」と告げた。その後、[[コズミック・イラ#オペレーション・スピットブレイク|アラスカ基地攻防戦]]を生き抜き、地球連合軍を離脱したアークエンジェルがオーブに再度秘密裏に入国した際には、キラとの無事の再会に涙した。


ザフト軍対地球連合軍の戦闘状況が膠着化する中、地球連合軍はオーブに同盟締結を強要する。ウズミは自国の一時の安全より世界平和への理念を選び、要求を拒否する。一度はキラ[[フリーダムガンダム]]アスラン[[ジャスティスガンダム]]の加勢もあって地球連合軍を退けるも、再度の連合軍の侵攻の際、ウズミはカガリをマスドライバー「カグヤ」で宇宙へ脱出させた後に施設を破壊し、オーブと最期を共にした。父との最後の別れの際、手渡された枚の写真からキラカガリが双子きょうだい(カガリの意向でカガリが姉でキラが弟の姉弟とされているが、キラがカガリが妹とする説もる、ガンダムSEED公式サイトではキラは第1クールのキャラ紹介から16歳であるのに対しカガリは第1クールでは15歳で第2クールから16歳になている)であることを悟る。オーブの遺志を受け継ぐと、亡き父への想いを胸に戦艦[[イズモ級 クサナギ]]の指揮に携わ、アスランともせ恋仲となる。
ザフト軍対地球連合軍の戦闘状況が膠着化する中、地球連合軍はオーブに同盟締結を強要する。ウズミは自国の一時の安全より世界平和への理念を選び、要求を拒否する。一度はキラ[[フリーダムガンダム|フリーダム]]アスラン[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]の加勢もあって地球連合軍を退けるも、再度の連合軍の侵攻の際、ウズミはカガリたちをマスドライバー「カグヤ」で宇宙へ脱出させた後に施設を破壊し、オーブと最期を共にした。父との最後の別れの際、手渡された1枚の写真とウズミ言葉により自分とキラが双子であっことを悟る。オーブの遺志を受け継ぐと、亡き父への想いを胸に戦艦[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#イズモ級|クサナギ]]の指揮に携わる。同時期、アスランと恋仲になる。ウズミはキラの両親のヤマト夫妻からカガリをアスハ家の養子にらう際、二度と会わないという密約していたため、アークエンジェルのオーブ寄港時にはヤマト夫妻面会するもカガリたちには秘密を明かしていかったが、オーブの崩壊時には自決覚悟でカガリにオーブの理念を託すと、別れ際にヤマト夫妻との密約を破ってカガリに写真を渡し、彼女とキラの出生の秘密を明かしている。


最終決戦である[[コズミック・イラ#第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦|第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]では自ら[[ストライクガンダム#ストライクルージュ|ストライクルージュ]]に搭乗し、キラやアスランと共に戦う。戦闘中、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#アサギ・コードウェル|アサギ・コードウェル]]、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ジュリ・ウー・ニェン|ジュリ・ウー・ニェン]]、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#マユラ・ラバッツ|マユラ・ラバッツ]]たちの死を目の当たりにし、[[SEED (ガンダムシリーズ)|SEED]]に覚醒した。そして、[[ザフトの艦船及びその他の兵器#ジェネシス|ジェネシス]]中枢部でジャスティスの自爆装置を作動させ、自らも[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#パトリック・ザラ|パトリック・ザラ]]の息子である責任を負って死のうとしたアスランに「生きる方が戦いだ」と説得してストライクルージュで救出し、共に脱出を果たしている。その後、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#トリィ|トリィ]]に導かれ、宇宙空間を漂っていたキラを救出した。
[[暁の車|ウズミのオーブ国の理念を託されて宇宙に上がり、]]アークエンジェル、クサナギ、「[[ラクス・クラインの支持者]]」の[[FFMH-Y101 エターナル]]、いわゆる[[三隻同盟]]の中心を担う。また、コロニー・メンデルにおいては、キラが多くの犠牲の上に唯一の成功体として生み出された最高のコーディネイター、スーパーコーディネイターだったという出生の秘密を知る。


戦後、[[三隻同盟]]のクルーらと共にオーブ連合首長国に帰還をする。キラ、ラクス、アスランと共に夕食を共にし、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#マルキオ導師|マルキオ]]邸の子供たちと遊ぶ姿が見られた。
最終決戦となった[[ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]では、カガリは[[MBF-02 ストライクルージュガンダム]]に搭乗し、キラと[[フリーダムガンダム]]、アスランと[[ジャスティスガンダム]]と[[coordinate|共に伝説的に語られる圧倒的な実力で戦場を駆け、プラントへの核攻撃を防ぎ、]]またプラントからの「[[ザフトの艦船及びその他の兵器#ジェネシス|ジェネシス]]」の照射を防ぐために奮闘する。


=== 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ===
戦闘中、[[アサギ・コードウェル]]、[[ジュリ・ウー・ニェン]]、[[マユラ・ラバッツ]]達の死を目の当たりにし、[[SEED (ガンダムシリーズ)|SEED]]に覚醒した。そして、[[ザフトの艦船及びその他の兵器#ジェネシス|ジェネシス]]中枢部でジャスティスの自爆装置を作動させ、カガリも[[パトリック・ザラ]]の息子である責任を負って死のうとしたアスランを説得してストライクルージュで救出し、共に脱出を果たしている。
戦後は故国を復興すべく[[オーブ連合首長国|オーブ]]に戻り、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ウズミ・ナラ・アスハ|ウズミ]]の後継者としてオーブ連合首長国代表首長およびアスハ首長家当主となった。


コーディネーターとは違い成人ですらない16もしくは17歳のナチュラルの女子が、国を守ろうとした首脳陣が自決し平穏な国を実現するための政治人材が圧倒的に不足するなか戦火における中立国の代表を務めるにはあまりに過酷な環境であり、政治家に向かない実直すぎる性格も相まって終始オーブや世界を取り巻く環境に翻弄された。
その後、宇宙空間を漂っていたところのキラて、[[トリィ]]に導かれに、アスランとカガリに発見され、生還したところのキラを救出した。


[[コズミック・イラ|C.E.]]73年に、再び[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球]]・[[プラント (ガンダムシリーズ)|プラント]]両陣営で不穏な空気の漂い始める中、カガリは護衛としてアレックス・ディノ([[アスラン・ザラ|アスラン]])を伴い、プラント最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]との極秘会談の場に臨むため、L4に新設されたプラント「[[プラント (ガンダムシリーズ)#各プラント|アーモリーワン]]」を訪れる。そこで地球連合軍[[ファントムペイン (ガンダムシリーズ)|ファントムペイン]]の襲撃に巻き込まれてしまい、そのまま緊急避難として[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザフト|ザフト]]軍の新造艦[[ミネルバ (ガンダムシリーズ)|ミネルバ]]に乗艦することとなった。
戦後、三隻同盟のクルーらと共にオーブ連合首長国に帰還をする。キラ、ラクス、アスランと共に夕食を共にし、[[マルキオ導師]]と孤児たちと共に日々を過ごし、マリューやバルトフェルド、叔母カリダと一緒に暮らしていた。


ミネルバにおいて、2年前の地球連合軍による[[コズミック・イラ#オーブ解放作戦|オーブ解放作戦]]時に家族を失った[[シン・アスカ|シン]]と出会い、オーブの理念を貫くことによって被害が出ることを考慮したのかと叱責を受けるが、国際問題にもなりかねないシンの言動に対して意見を主張することができなかった。当時の被災者から直接的な攻撃の言葉を受け、自室にて涙しアスランに縋るなど国家元首として幼い面を見せる。(なお当時の地球連合、プラント、オーブ(サハク等)全ての状況と周囲を取り巻く環境を考えると、オーブに生きるナチュラルとコーディネーターを少しでも守るにはウズミの取った方法しかなかった状態ではあった)その後、ミネルバにてシンと顔を合わせる際には、彼の戦争を通じての叫びに伏し目がちな対応になっていた。その後、[[コズミック・イラ#ブレイク・ザ・ワールド(ユニウスセブン落下テロ事件)|ユニウスセブン落下テロ事件]]をきっかけに再び開戦の気運が高まる中、カガリとアスランはミネルバによってオーブに送り届けられる。プラント本国に向かうアスランとの別れの際に彼から指輪を贈られ、以来、婚約者であるユウナの前でも常にそれを身に着けていた。
=== 機動戦士ガンダムSEED MSV ===
CE 72年、戦争が終わった後、故国の復興のためオーブ連合首長国に、養父の後継者として代表首長及びアスハ首長家の当主となった。


[[ファントムペイン (ガンダムシリーズ)|ファントムペイン]]の襲撃、ユニウスセブン落下テロ事件での戦闘で多大な損害を被ったミネルバに、自身をオーブに送り届けてくれたことへの厚意、また中立であるオーブの代表として補修および補給を行うなど代表首長として務めた。しかし混迷深まる世界情勢の中、下級氏族から全首脳陣の自決により五大氏族に繰り上がったセイラン家である[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ウナト・エマ・セイラン|ウナト]]宰相など首脳陣からオーブの取る姿勢の決断を迫られ、国土を守るために[[大西洋連邦]]との同盟を提案される。その同盟の締結はザフトに敵対することと同義であり、戦争に介入しないためにそれに反発するも、まだ若輩の上政治家として経験にも乏しく周囲を説得できなかったこと、結果的に首脳陣が全員同盟締結寄りであったこと、懐柔を目的としたユウナのモラハラ等により精神が弱った状態であったこと等多くの要因から反対を通すことができず、実質的に政治を執り仕切っているウナトの言う通りに[[コズミック・イラ#世界安全保障条約の締結|大西洋連邦との同盟を締結した]]。その不甲斐なさをザフト艦であるミネルバの艦長である[[タリア・グラディス|タリア]]に詫びるが、シンからは国を守るために自分たちの考えを押し付けるオーブ首脳陣と、自分の意見を押し通せないカガリ自身に対する辛辣な言葉を浴びせられている。
=== 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ===
CE 73年、[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合]]と[[プラント国]]、両陣営で不穏な空気の漂い始める中、オーブ連合首長国の代表首長カガリ・ユラ・アスハは護衛としてアレックス・ディノを伴い、プラント最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]との極秘会談の場に臨むため、L4に新設されたプラント「[[アーモリーワン]]」を訪れる。カガリとアレックスがそこにいる間、彼らは地球連合軍の[[第81独立機動軍ファントムペイン]]の[[コズミック・イラ#セカンドステージシリーズMS強奪事件(仮称)|プラント国(ザフト軍)の3機のセカンドステージシリーズのモビルスーツ]]、[[カオスガンダム]]、[[ガイアガンダム]]、[[アビスガンダム]]との強奪に巻き込まれる。そのまま緊急避難として[[ザフト軍]]の新造艦[[LHM-BB01 ミネルバ]]に乗艦する事になった。この事件は非公式に「アーモリーワン事変」と呼ばれている<ref>『[[月刊ホビージャパン]]』2005年7月号。</ref>。


政略によりウナトの息子[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ユウナ・ロマ・セイラン|ユウナ]]との結婚も強引に進められ、それが国のためになるならばとアスランへの想いを押し殺し認め、式が催される<!--式場に向かう際に車の中でアスランとの思い出をふりかえり、堪えられず涙をみせている-->。式の最中に突如出現した[[キラ・ヤマト|キラ]]の搭乗する[[フリーダムガンダム|フリーダム]]によって[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#アークエンジェル|アークエンジェル]]に[[コズミック・イラ#カガリ・ユラ・アスハ代表首長拉致事件(仮称)|連れ去られ]]、アークエンジェル内で説得を受け、以降はそのままアークエンジェルに乗艦する。ミネルバと地球連合・オーブ同盟軍の戦闘に、ストライクルージュに乗りキラ・AAと共に介入してオーブ軍に「オーブの理念」をもとに停戦を呼びかけるが、正式に承認されている同盟を前線で国家元首の一声で無効にできるはずもなく、ユウナによって偽物として扱われ、オーブ軍に攻撃される。一連により両陣営は多数の死傷者を出す結果となり、アスランとも一時的に決別することとなる。2度目の介入は連合・オーブ軍が[[インパルスガンダム|インパルス]]単機に圧倒される形となり、ついにはオーブの理念を理解する[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#トダカ|トダカ]]も空母[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#タケミカズチ級|タケミカズチ]]と共に戦場で散ることとなった。しかし、トダカの遺志を継いだ[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#アマギ|アマギ]]たちはアークエンジェルに合流した。
その後、[[コズミック・イラの勢力#ザフト脱走兵|ザラ派の残党]]による「[[ブレイク・ザ・ワールド]]」の[[テロリズム]]事件が発生し、再び開戦の気運が高まる中、オーブ連合首長国と地球連合の[[外交関係]]は不穏な動きが始まる。


その後、地球連合軍によるベルリン侵攻の際には[[ストライクガンダム#ストライクルージュ|ストライクルージュ]]で出撃し、市民を攻撃から守る。フリーダムがインパルスに撃墜された後にはパイロットであるキラを救出し、デュランダルの本性を目の当たりにしてザフト軍から脱走したアスランと再会し和解する。暫くして、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ロード・ジブリール|ジブリール]]がオーブに匿われていることを知る。ザフト軍からの引き渡し要求に対して、オーブ政府は「そのような人物は存在しない」と回答する。結果、ザフト軍によるオーブ侵攻という事態を招き、再び戦火に焼かれんとするオーブを見て、アークエンジェルに配備されている[[スカイグラスパー]]で強引に出撃しようとするが、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#レドニル・キサカ|キサカ]]と[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#エリカ・シモンズ|エリカ・シモンズ]]の二人に制止され、ウズミの遺言を聞くと共に、MS[[コズミック・イラの機動兵器#アカツキ|アカツキ]]を提供される。その後、カガリはアカツキでアークエンジェル艦載の[[ムラサメ (ガンダムシリーズ)|ムラサメ]]隊([[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#イケヤ、ゴウ、ニシザワ|イケヤ、ゴウ、ニシザワ]]らタケミカヅチからアークエンジェルに合流した者)、[[ムラサメ (ガンダムシリーズ)#バルトフェルド専用ムラサメ|バルトフェルド専用ムラサメ]]に搭乗したキサカと共に出撃すると、回線で司令部に呼びかけてユウナを国家反逆罪で拘束させる。元より本気で国を守るために行動していた首長が実質カガリだけであったこと、自ら前線で命を掛けて戦い国を守ってきたこと等から人望が厚く、オーブ軍は即座にユウナを見限りカガリの帰還を受け入れた。結果ジブリールを取り押さえることには失敗するもオーブ全軍を指揮下に置き、立て直すことに成功した。
国際ニュース、地球連合(軍)はプラント国(ザフト軍)を[[宣戦布告]]や、双方は[[核兵器]]を使用。カガリとアスランはミネルバによってオーブ連合首長国に送り届けられる。アスランはプラントに行く。混迷深まる世界情勢の中、宰相ウナト・エマ・セイランなど首脳陣からオーブ連合首長国の取る姿勢の決断を迫られ、国土を守るために[[大西洋連邦]](地球連合)との同盟をする。その同盟の締結はプラント国(ザフト軍)を敵になる。ザフト軍のミネルバがオーブ連合首長国を去る。
この際、これまで政治に必要な計算した立ち回りができなかったカガリがユウナに好意がある振りをして油断させ政権を奪還したことや、首長陣であっても自己のために国を利用する者がいることを経験したことで、国家元首としての成長に繋がる大きい転機になった。


戦闘終結後は、オーブ連合首長国内閣府内で全世界に向けてテレビ中継で演説を行い、事実上ロゴスと決別する。デュランダルとの戦いはアークエンジェルを擁するオーブ宇宙軍と[[プラント (ガンダムシリーズ)#クライン派|旧クライン派]]の同盟軍に任せ、自らは情勢が不安定であるオーブ本国に残り、国家元首として国をまとめることを選ぶ。アークエンジェルが宇宙に立つ際、自分とは違いアスランと一緒に行くことができる[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#メイリン・ホーク|メイリン]]に「あいつのこと頼むな、自分は一緒には行けないから」と伝え、人知れず涙を流した。放映時は以降アスランとの関係性を示す描写は無かったが、<ref>リマスター版『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第44話</ref>にて、宇宙に向かうアスランがオーブ軍の前でカガリを抱きしめるシーン、カガリがアスランに声をかけず代表の仕事だけを全うする姿を見て心配したキラとラクスがアスランに駆け寄るが、「いいんだ今はこれで。焦らなくていい」と穏やかな笑顔で呟くシーンが追加された。{{efn2|name="koibito"}}。また監督も「二人は別れていない」「ネガティブな焦りの象徴だった指輪を外したことで二人の未来が見えてきた」と発言しており、悲観的な関係性で終わってはいないことが明示されている。
[[コズミック・イラ#「世界安全保障条約」締結|国家の安全のために]]、カガリは宰相[[ウナト・エマ・セイラン]]の息子[[ユウナ・ロマ・セイラン]]と[[政略結婚]]で結婚します。[[コズミック・イラ#カガリ・ユラ・アスハ拉致(仮称)|それから、キラとフリーダムガンダムは結婚式を止め、カガリを手に入れ、そしてアークエンジェルたちと一緒に水面中を隠密に高速で航行できる。]]オーブ連合首長国を離れた後、彼らは[[スカンジナビア王国]]の保護下にあります。アークエンジェルたちはカガリの結婚式からカガリを手に入れ、彼らはカガリを説得し、カガリの理解を得ました。


行政府のシェルターが崩壊して多数の政府要人が生死不明となり、オーブの行政機能は麻痺するが、生き残った者たちをまとめて復興に尽力する。新しいオーブの中心人物として、他人の意見に従うばかりではなく、時には自分の意見を押し通していき、オーブの内情を大きく変化させた。デュランダルが「[[デスティニープラン]]」を提唱した際には、明確な反対をいち早く表明し、同じく反対の立場を取った[[コズミック・イラの勢力#スカンジナビア王国|スカンジナビア王国]]の国王と会談を行った。これらの行動とアークエンジェルの攻撃により、デュランダルはレクイエムの照準をオーブに合わせ、カガリ個人どころか国の全てを滅ぼそうとする強硬手段をとるが、発射寸前でレクイエムは破壊され、オーブの危機は回避された。
世界ニュース、プラントの最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]のラクスの偽者[[ミーア・キャンベル]]は[[マスメディア]]を使って[[虚偽報道]]や[[プロパガンダ]]を広めています。それから、アークエンジェルたちはそれらの所属不明のコーディネイター暗殺部隊が最新のザフト軍兵器「アッシュ」を使っていたことを知りました。これからは、アークエンジェルたちはプラント(ザフト軍)を信頼していません。


デュランダルの死亡後、ザフト軍との停戦協議合意時に行われたプラント臨時評議会代表[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ルイーズ・ライトナー|ルイーズ・ライトナー]]との会見では、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ウズミ・ナラ・アスハ|ウズミ]]を彷彿とさせる強い意志と落ちつきが垣間見えるようになっている<ref name="novel"/>。
オーブ軍と地球連合軍の同盟軍対ザフト軍の[[交戦]]、第1回。キラとフリーダムガンダム、カガリとストライクルージュガンダム、アンドリューと[[MVF-M11C ムラサメ]]、アークエンジェルは「オーブ国の理念」に基づいてオーブ軍に対する停戦を要求する。しかし彼らはユウナ・ロマ・セイランによって偽物として宣言され、オーブ軍に攻撃を命じた。[[coordinate|そして、アークエンジェルたちは武力による介入を行い、両陣営と戦ってこの戦闘を止めて飛び去る。]]プラント議長からザフト軍に再び加わるように招待されたアスランはこのアークエンジェルたち介入に失望しました。その後、アークエンジェルたちは[[ミリアリア・ハウ]]と再会。


=== 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ===
ラクスはプラント国で起こっていることすべてについての真実を知りたがっているので、ラクスは「[[ラクス・クラインの支持者]]」に会うために宇宙に飛んでいます。キラとフリーダムガンダムは、ラクスとアンドリューの出発を見送るつもりらしい。彼女がラクスの不在の間にキラなどについて心配していたので、マリューはアークエンジェルと一緒に地球に残ります。
C.E.75を舞台とする劇場版では引き続きオーブの代表としての国家を守る為、世界各地で盛んとなっている独立運動やブルーコスモス残党の侵攻など争いの絶えない世界情勢の中を翻弄する。


オーブ・地球連合・プラントが協力し合い世界平和監視機構「[[コズミック・イラの勢力#コンパス|コンパス]]」が設立されると、オーブ主導でコンパスの新型機である[[フリーダムガンダム#ライジングフリーダムガンダム|ライジングフリーダム]]と[[ジャスティスガンダム#イモータルジャスティスガンダム|イモータルジャスティス]]の開発を担うなど、主要参加国として積極的に協力を行い、初代総裁となったラクスや実行部隊であるヤマト隊の隊長を務めるキラたちの活動を支援する。
オーブ軍と地球連合軍の同盟軍対ザフト軍の交戦、第2回。[[クレタ島]]海域での戦いにて行われ、アスランは再度戦闘に介入したのアークエンジェルたちを襲い、キラはカガリの気持ちに少しも理解を示そうとしないのアスランの[[セイバーガンダム]]を破壊する。オーブ軍がザフト軍に圧倒される形となり、遂にはオーブの理念を理解する[[トダカ]][[一佐]]も[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#タケミカズチ級|空母タケミカズチ]]と共に戦場で散る事になった。それから、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#アマギ|アマギ]][[一尉]]とオーブ軍たちはトダカ一佐の遺志を継いだ、ユウナ・ロマ・セイランを追い出す、アークエンジェルと一緒に、世界の紛争を根絶のためにあらゆる紛争に対して武力による介入を行い。


カガリ自身は直接戦場に赴く事はないが、マリューやムウなどのクルーらと共に[[ムラサメ (ガンダムシリーズ)#ムラサメ改|ムラサメ改]]を搭載したアークエンジェルをコンパスに出向させている。
その後、地球連合軍の[[コズミック・イラ#西ユーラシア政変(仮称)|西ユーラシア政変]]の反応は[[ステラ・ルーシェ]]と[[デストロイガンダム]]のベルリンの[[市民]]を[[虐殺]]する。この[[戦争犯罪]]行為を止めるのために、キラとフリーダムガンダム、カガリとストライクルージュガンダム、オーブ軍たちは武力による介入を行い。結果は、市民を守る、地球連合軍は駆除した:[[第81独立機動軍ファントムペイン]]は壊滅、ネオ・ロアノーク(本当に[[ムウ・ラ・フラガ]])は撃破、[[カオスガンダム]]は撃墜、デストロイガンダムは破壊。


まだ少年だが、将来的にオーブの首長となる事を期待されている[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#トーヤ・マシマ|トーヤ・マシマ]]を秘書として育て上げている。
[[コズミック・イラ#エンジェルダウン作戦|デュランダルのLogosを打倒宣言直後にザフト軍で極秘に実行された作戦はアークエンジェルとオーブ軍たちを撃破する]]。カガリおよびアークエンジェルとオーブ軍たちを無事オーブ連合首長国へ届けることを最優先としたキラは、みんなを守るために、キラとフリーダムガンダムは一人一機でザフト軍と戦おうとする。しかし、ザフト軍は事前に対フリーダムガンダム戦の研究とシミュレーションで、<ref>機動戦士ガンダムSEED DESTINY DVD 第9巻 DESTINY INSIDERS 9</ref>、フリーダムガンダムを撃墜されてしまう。


[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#アウラ・マハ・ハイバル|アウラ・マハ・ハイバル]]を筆頭とした[[コズミック・イラの勢力#ファウンデーション|ファウンデーション王国]]とのブルーコスモスゲリラ打倒のための共同作戦の最中に、[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#ブラックナイツ|ブラックナイツ]]の策略で洗脳され暴走したキラの行動を聞いたときには始めから違和感<ref>入場者特典小説「二人の逃避行」の中においては、本作で描かれる時間軸より前の段階で、既にファウンデーション王国に対して違和感を覚え、[[アスラン・ザラ]]へ調査の旨を伝えている。</ref>を覚え、[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#フォスター|フォスター]]を始めとする他の加盟国首相が非難の声を挙げる中で最後までキラたちを信じて抗議するも、「コンパス」の活動を凍結されてしまう。
良いことは、フリーダムガンダムの原子炉を封鎖したためコックピットは助かり、キラは海中で辛うじてカガリとストライクルージュガンダムに救助される。みんなが無事に逃げ出したことです。デュランダルの本性を目の当たりにしてザフト軍から脱走したアスランと再会し和解する、付き随うは[[レドニル・キサカ]]と[[メイリン・ホーク]]。


宇宙へと(避難という名の)逃亡をし、戦火を逃れたファウンデーション軍が占拠した[[コズミック・イラの施設#ダイダロス|ダイダロス基地]]にて、「オーブ及び地球連合は自国(ファウンデーション王国)に核を撃ち込み、我が国土を焼いた」という冤罪を被せられ、極秘裏に修復されていた軌道間全方位戦略砲「[[地球連合軍の艦船およびその他の兵器#レクイエム|レクイエム]]」をユーラシア首都モスクワに照準・着弾される。ファウンデーション王国は各国に対し、[[デスティニープラン]]の導入を迫り、「応じなければレクイエムによる軍民問わない無差別攻撃を行う」と世界を脅迫する行動に出た際には、かなり動揺していた。
宇宙、ザフト軍がラクスと「ラクス・クラインの支持者」を攻撃しました。キラはカガリからストライクルージュガンダムを借りて、彼のストライクガンダムからの設定を使用して、その上にロケットを追加し、それと宇宙に飛ぶ、そしてみんなを救う。[[vestige -ヴェスティージ-|キラとラクスたちを会合、ラクスからキラの新の搭乗機てあり。]]


生き延びていたキラたちがオノゴロ島に停泊中の「コンパス」の母艦'''[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#ミレニアム|ミレニアム]]'''にて出撃する際は、各国に「'''ミレニアムがハイジャックされ出港した'''」という虚偽の情報を流し、オーブ軍護衛艦隊を使ってミレニアムへの'''意図的な誤射'''を行わせる等、陰ながらキラたちの出撃を支援した。
その後、ザフト軍はオーブ連合首長国が[[ロゴス (ガンダムシリーズ)|Logos]]の[[ブルーコスモス]]の盟主[[ロード・ジブリール]]をプラント国から隠しているというの理由を使用、オーブ連合首長国を宣戦布告する。アークエンジェルに[[ムウ・ラ・フラガ]]配備されている[[スカイグラスパー]]で強引に出撃しようとするが、レドニル・キサカと[[エリカ・シモンズ]]の二人に、カガリの養父の遺言を聞くと共に、[[ORB-01 アカツキガンダム]]を提供される。カガリはそれからユウナを[[国家反逆罪]]で逮捕し拘束するために司令部に連絡を取った。


その動きを掴んだアウラたちファウンデーション軍は、[[オーブ連合首長国#オーブ本島|オーブ首都オロファト]]へ向けてレクイエム正射を実行しようとするが、ミレニアムに乗艦しているキラがファウンデーション側へ自身の生存、そしてファウンデーションによる偽装工作の証拠を掴んでいる事実を伝え、挑発すると、それに憤慨したアウラが鶴の一声でレクイエムの照準をオーブ首都オロファトからミレニアムに変更したことで、危機を脱する。
[[コズミック・イラ#オペレーション・フューリー|そして、ザフト軍はオーブ連合首長国に侵攻する。]][[焔の扉|カガリは敵の侵入から国家を守るために彼女の全軍の支配権を取り戻し。]]カガリと[[アカツキガンダム]]、レドニルと[[MVF-M11C ムラサメ]]、オーブ軍と共に出撃する。宇宙から戦場に降り立ち、ラクスと[[インフィニットジャスティスガンダム]]、キラと[[ストライクフリーダムガンダム]]、「ラクス・クラインの支持者」の[[ドムトルーパー]]は、オーブ連合首長国を守る。ザフト軍は、[[デスティニーガンダム]]、[[インパルスガンダム]]、[[レジェンドガンダム]]を出撃した。しかし、レジェンドガンダムの機体形状とパイロットの雰囲気ですぐに[[ラウ・ル・クルーゼ]]と[[プロヴィデンスガンダム]]の再来であることを感じ取った。


その後、再攻撃に備えての防衛と国民の非難体制を整え、自身は[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#ターミナルの兵器|キャバリアーアイフリッド]]を装備した[[ストライクガンダム#ストライクルージュ|ストライクルージュ]]にて、地表(海上)からの遠隔操作を目的に出撃する。
オーブ連合首長国での戦闘が終結すると、アークエンジェルはオーブ軍に正式に編入され、彼はアークエンジェルクルーの中では最も高い階級となる[[准将]]として任官を受ける。カガリはオーブ連合首長国の本国に残り、国家元首として国を纏める事を選ぶ。<ref>ただし福田監督はリマスター第39話のコメンタリーで、「破局してるわけじゃない」と発言している。</ref>。オーブ軍のアークエンジェル、「ラクス・クラインの支持者」との同盟軍に任せに、デュランダルの「[[デスティニープラン]]」を止めに宇宙に飛んでいます。


アスランが[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#ブラックナイトスコード|ブラックナイツ]]の[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM#シュラ・サーペンタイン|シュラ]]と戦う際には、[[ジャスティスガンダム#インフィニットジャスティスガンダム弐式|インフィニットジャスティス弐式]]を遠隔操作して、シュラを翻弄した。
[[コズミック・イラ#アルザッヘル壊滅|戦闘中に行政府のシェルターが崩壊した事で多数の政府要人が生死不明となり、それによって行政機能が麻痺するという事態が起きたが、生き残った者達をまとめ、オーブ連合首長国復興に尽力した。]]新しいオーブ連合首長国の中心人物として、他人の意見に従うばかりではなく、時には自分の意見を押し通していき、オーブの内情を大きく変化させた。デュランダルが「デスティニープラン」を提唱した際には、明確な反対をいち早く表明し、同じく反対の立場を取ったスカンジナビア王国の国王と会談を行った。


戦闘終結後は、地球に降下したアスランと共にオーブへと帰還した。
[[コズミック・イラ#メサイア攻防戦|最終決戦、メサイア攻防戦]]、オーブ軍と「ラクス・クラインの支持者」、そしてザフト軍の[[イザーク・ジュール]]と[[ディアッカ・エルスマン]]と共に、ザフト軍の[[宇宙要塞]]「[[コズミック・イラの施設#メサイア|メサイア]]」を破壊する。


== 備考 ==
戦後、オーブ連合首長国とスカンジナビア王国の[[経済]]、[[文化]]、[[外交]]なつながりは緊密なものと成長した。
詳細な理由は不明ながら、[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『[[SDガンダム GGENERATION|SDガンダムGジェネレーション]]』『[[スーパーロボット大戦]]』シリーズなどの一部の媒体でカガリが出演しているにもかかわらず、声優である進藤の声が収録されないという事態が発生していた{{efn2|同様の傾向は[[ディアッカ・エルスマン]]を演じる[[笹沼晃]]にも見られた。}}。ただし、[[2022年]]の[[アーケードゲーム]]『[[機動戦士ガンダム アーセナルベース]]』や[[2023年]]の[[パチンコ]]『[[機動戦士ガンダムSEED#パチンコ|Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED]]』では進藤の声は収録されている。[[2024年]]公開の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、進藤から森なな子に声優が変更することになった。キャスト変更について公式サイトでは「弊社および関係各位で話し合いを重ねました結果」と報告している<ref name="声優変更" />。


== 搭乗機 ==
[[コズミック・イラ#ユニウス戦役後|CE 74年、]]オーブ連合首長国とプラント国(ザフト軍)の[[平和条約]]時。オーブ連合首長国の代表首長カガリ・ユラ・アスハは護衛としてアレックス・ディノを伴い、プラント国臨時評議会代表[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ルイーズ・ライトナー|ルイーズ・ライトナー]]を会見では、[[ウズミ・ナラ・アスハ]]を彷彿とさせる強い意志と落ちつきが垣間見えるようになっている<ref name="novel"/>。
* FX-550 [[スカイグラスパー]]
* MBF-02 [[ストライクガンダム#ストライクルージュ|ストライクルージュ]]
* ORB-01 [[コズミック・イラの機動兵器#アカツキ|アカツキ]]


== 評価 ==
== その他のメディア ==
*『愛と戦いのロボット 完全保存版』で発表されたアンケート「みんなで選ぶロボットアニメーションベスト100」では、「一番お気に入りのヒロインは?」で第25位にランクインした<ref>{{Cite book |和書 |title=愛と戦いのロボット 完全保存版 |publisher=[[ぴあ]] |year=2006 |page=96 |isbn=4-8356-1010-5}}</ref>。また、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開に伴いGUNDAMSEEDGP2024で執り行われたキャラ人気投票ではキラを抑えて第1位にランクインした<ref>{{cite web|url=https://www.gundam-seed.net/special/gp2024/|title=GUNDAMSEEDGP2024キャラクター部門トップ3|publisher=[[ガンダムシリーズ一覧#機動戦士ガンダムSEEDシリーズ|機動戦士ガンダムSEEDシリーズ]]公式サイト|accessdate=2024-10-20}}</ref>。
*[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ]]
*[[機動戦士ガンダムSEED MSV]]

=== ゲーム ===
*[[機動戦士ガンダムSEED (ワンダースワン)]]
*[[機動戦士ガンダムSEED (プレイステーション2)]]
*[[機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。]]
*[[機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ]]
*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.]]
*[[機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.]]
*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II]]
*[[機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY]]
*[[ガンダム無双|真・ガンダム無双]]
*[[機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト]]

== 搭乗機 ==
* [[FX-550 スカイグラスパー]]
* [[イズモ級 クサナギ]]
* [[MBF-02 ストライクルージュガンダム]]
* [[ORB-01 アカツキガンダム]]


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[ガンダムシリーズの登場人物一覧]]
* [[ガンダムシリーズの登場人物一覧#機動戦士ガンダムSEED|ガンダムシリーズ登場人物一覧]]

== 外部リンク ==
* [http://www.gundam-seed.net/top/03cool/character/main3.html gundam-seed.net]


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[[fr:Cagalli Yula Athha]]
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2024年12月12日 (木) 01:15時点における最新版

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カガリ・ユラ・アスハ
機動戦士ガンダムSEEDシリーズのキャラクター
登場(最初) 機動戦士ガンダムSEED
作者 平井久司(キャラクターデザイン)
福田己津央(『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』監督)
両澤千晶(『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』シリーズ構成)
声優 進藤尚美(TVシリーズ)
森なな子(劇場版)
プロフィール
誕生日 C.E.55年5月18日(牡牛座)
年齢 16歳 (SEED) →18歳 (SEED DESTINY) → 19歳 (SEED FREEDOM)[1]
性別
種類 ナチュラル
身長 162cm (SEED)→164cm (SEED DESTINY)
体重 54㎏ (SEED)→48kg (SEED DESTINY)
血液型 A型
肩書き オーブ連合首長国 代表首長(アスハ首長家当主)(SEED DESTINY)
家族 ユーレン・ヒビキ(実父)、ヴィア・ヒビキ(実母)
ウズミ・ナラ・アスハ(養父、義叔父)、幼い時に養母は死去[2]
キラ・ヤマト(双子、兄か弟[注 2]
パートナー(恋人) アスラン・ザラ[注 1]
髪色 金色
金色[2]
趣味 体力づくり
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カガリ・ユラ・アスハ (Cagalli Yula Athha) は、アニメ機動戦士ガンダムSEED』および『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の人物で、もう1人のヒロイン。

担当声優進藤尚美(テレビ版)、森なな子(劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM[3])。

人物

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相手が誰であろうと常に媚びず自然体で接し、律義で、曲がったことを嫌う。男っぽい口調で喋るが、母性が強く面倒見が良い。出生時の名前はカガリ・ヒビキ。出生はG.A.R.M. R&D社L4コロニー メンデル内研究所。C.E.55年5月18日に同地にてキラ・ヒビキとともに誕生した、双子に等しい関係である[注 2]

カガリが母体からの通常出産で産まれたことはユーレンの妻への愛情と捉えられる一方、ユーレンのスーパーコーディネイターへの執着心を考えると、ユーレンにとってカガリの存在はキラのドナー目的であった可能性が高い。しかし、S2型インフルエンザが猛威を振るい、人々の反コーディネイター感情が高まっていた同時代にG.A.R.M. R&Dがブルーコスモスのテロに遭い、情報を事前察知していたヴィア・ヒビキの手によりキラとともに彼女の妹であるカリダたちヤマト夫妻に引き取られる。この際に本当の両親であるヒビキ夫妻は死亡している(正確には生死不明)。その後、ヤマト夫妻からオーブ連合首長国 代表首長であるウズミ・ナラ・アスハ首長家へ里子(養子)に出され、セカンドネーム以降が変わっている。

体力やMS操作技術などナチュラルの最高水準にまで達するほど優秀な存在であるが、作中のオーブでの戦闘でシンから「大した腕もないくせに」と言われ劣勢であった事からパイロットとして弱々しい印象を受けてしまった。しかし、それはシンとディスティニ―ガンダムの戦闘能力が非常に高いだけであって、実際には平均的なコーディネーターを超えるほど優秀であり、作中ではザフトの量産機を次々に撃破している。あくまでコーディネーターの中でも特に高水準を誇るキラやアスラン、シンなどの最上位クラスのコーディネーターたちと比較したらという話であり、ナチュラルとしては大変優れた資質を備えている。

経歴

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機動戦士ガンダムSEED

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中立コロニーヘリオポリスモルゲンレーテ社工場内で地球連合軍が新型機動兵器を開発しているとの噂の真実を確かめるため、変装してヘリオポリスを訪れていた最中に、キラと出会う。ザフトクルーゼ隊襲撃時に、モルゲンレーテ社工場内で新型MSG兵器を目撃し、中立の旗を掲げながら地球連合軍のMS開発を黙認する父の行為を裏切りと捉える。戦闘でコロニーの崩壊が避けられない状況になり、キラに無理矢理シェルター内に避難させられる。

無事、オーブに帰国を果たすも、あくまで中立の立場を貫く父親に反発し、世界をその眼で見るため国を飛び出す。その後、護衛のオーブ陸軍第21特殊空挺部隊キサカと共に、彼の故郷である北アフリカに行き、そこでレジスタンス「明けの砂漠」に加わり、対ザフト軍抵抗活動を続ける中、ストライクとその母艦アークエンジェルが地球に降下し、キラと再会する。

アークエンジェルと共にバルトフェルドの北アフリカ駐留部隊を退けた後は、押しかけ同然でキサカと共にアークエンジェルに同乗する。数度、スカイグラスパーで戦闘に参加しキラと共に戦った。

出撃時に一度、被弾して無人島に漂着しており、そこでアスランと遭遇している。悪天候を逃れるため一夜を共に島で過ごすことになり、年頃の少女として、アスラン共々互いに異性を意識した。なお、当該回『機動戦士ガンダムSEED』24話のタイトル「二人だけの戦争」は、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』において敵同士であるシローとアイナが心を近づける1話と同じタイトルである。

その後、オーブ近海での戦闘中にアークエンジェルの危機を救うため自らの素性を告白し、満身創痍のアークエンジェルをオーブに秘密裏に入国させた。その後アークエンジェルが出向を迎えた際には、再び同行してなおも戦い続けようとウズミに反発するが、銃を手にすることだけが守ることではないと教えられ、艦を降りる決意をする。

オーブ近海戦におけるキラとアスランの死闘の後、キラの安否を確認しようと現地に飛ぶと、焼け爛れたストライクの残骸と意識不明のアスランを発見する。目覚めたアスランから憎しみの連鎖を目の当たりにすると、一度はキラの仇として憎んだはずのアスランに、自分の身に着けていたハウメア女神のお守りである首飾りを贈り、「もう誰にも死んでほしくない」と告げた。その後、アラスカ基地攻防戦を生き抜き、地球連合軍を離脱したアークエンジェルがオーブに再度秘密裏に入国した際には、キラとの無事の再会に涙した。

ザフト軍対地球連合軍の戦闘状況が膠着化する中、地球連合軍はオーブに同盟締結を強要する。ウズミは自国の一時の安全より世界平和への理念を選び、要求を拒否する。一度はキラのフリーダムやアスランのジャスティスの加勢もあって地球連合軍を退けるも、再度の連合軍の侵攻の際、ウズミはカガリたちをマスドライバー「カグヤ」で宇宙へ脱出させた後に施設を破壊し、オーブと最期を共にした。父との最後の別れの際、手渡された1枚の写真とウズミの言葉により、自分とキラが双子であったことを悟る。オーブの遺志を受け継ぐと、亡き父への想いを胸に戦艦クサナギの指揮に携わる。同時期、アスランと恋仲になる。ウズミはキラの両親のヤマト夫妻からカガリをアスハ家の養子にもらう際、二度と会わないという密約を交わしていたため、アークエンジェルのオーブ寄港時にはヤマト夫妻と面会するもカガリたちには秘密を明かしていなかったが、オーブの崩壊時には自決覚悟でカガリにオーブの理念を託すと、別れ際にヤマト夫妻との密約を破ってカガリに写真を渡し、彼女とキラの出生の秘密を明かしている。

最終決戦である第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では自らストライクルージュに搭乗し、キラやアスランと共に戦う。戦闘中、アサギ・コードウェルジュリ・ウー・ニェンマユラ・ラバッツたちの死を目の当たりにし、SEEDに覚醒した。そして、ジェネシス中枢部でジャスティスの自爆装置を作動させ、自らもパトリック・ザラの息子である責任を負って死のうとしたアスランに「生きる方が戦いだ」と説得してストライクルージュで救出し、共に脱出を果たしている。その後、トリィに導かれ、宇宙空間を漂っていたキラを救出した。

戦後、三隻同盟のクルーらと共にオーブ連合首長国に帰還をする。キラ、ラクス、アスランと共に夕食を共にし、マルキオ邸の子供たちと遊ぶ姿が見られた。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

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戦後は故国を復興すべくオーブに戻り、ウズミの後継者としてオーブ連合首長国代表首長およびアスハ首長家当主となった。

コーディネーターとは違い成人ですらない16もしくは17歳のナチュラルの女子が、国を守ろうとした首脳陣が自決し平穏な国を実現するための政治人材が圧倒的に不足するなか戦火における中立国の代表を務めるにはあまりに過酷な環境であり、政治家に向かない実直すぎる性格も相まって終始オーブや世界を取り巻く環境に翻弄された。

C.E.73年に、再び地球プラント両陣営で不穏な空気の漂い始める中、カガリは護衛としてアレックス・ディノ(アスラン)を伴い、プラント最高評議会議長デュランダルとの極秘会談の場に臨むため、L4に新設されたプラント「アーモリーワン」を訪れる。そこで地球連合軍ファントムペインの襲撃に巻き込まれてしまい、そのまま緊急避難としてザフト軍の新造艦ミネルバに乗艦することとなった。

ミネルバにおいて、2年前の地球連合軍によるオーブ解放作戦時に家族を失ったシンと出会い、オーブの理念を貫くことによって被害が出ることを考慮したのかと叱責を受けるが、国際問題にもなりかねないシンの言動に対して意見を主張することができなかった。当時の被災者から直接的な攻撃の言葉を受け、自室にて涙しアスランに縋るなど国家元首として幼い面を見せる。(なお当時の地球連合、プラント、オーブ(サハク等)全ての状況と周囲を取り巻く環境を考えると、オーブに生きるナチュラルとコーディネーターを少しでも守るにはウズミの取った方法しかなかった状態ではあった)その後、ミネルバにてシンと顔を合わせる際には、彼の戦争を通じての叫びに伏し目がちな対応になっていた。その後、ユニウスセブン落下テロ事件をきっかけに再び開戦の気運が高まる中、カガリとアスランはミネルバによってオーブに送り届けられる。プラント本国に向かうアスランとの別れの際に彼から指輪を贈られ、以来、婚約者であるユウナの前でも常にそれを身に着けていた。

ファントムペインの襲撃、ユニウスセブン落下テロ事件での戦闘で多大な損害を被ったミネルバに、自身をオーブに送り届けてくれたことへの厚意、また中立であるオーブの代表として補修および補給を行うなど代表首長として務めた。しかし混迷深まる世界情勢の中、下級氏族から全首脳陣の自決により五大氏族に繰り上がったセイラン家であるウナト宰相など首脳陣からオーブの取る姿勢の決断を迫られ、国土を守るために大西洋連邦との同盟を提案される。その同盟の締結はザフトに敵対することと同義であり、戦争に介入しないためにそれに反発するも、まだ若輩の上政治家として経験にも乏しく周囲を説得できなかったこと、結果的に首脳陣が全員同盟締結寄りであったこと、懐柔を目的としたユウナのモラハラ等により精神が弱った状態であったこと等多くの要因から反対を通すことができず、実質的に政治を執り仕切っているウナトの言う通りに大西洋連邦との同盟を締結した。その不甲斐なさをザフト艦であるミネルバの艦長であるタリアに詫びるが、シンからは国を守るために自分たちの考えを押し付けるオーブ首脳陣と、自分の意見を押し通せないカガリ自身に対する辛辣な言葉を浴びせられている。

政略によりウナトの息子ユウナとの結婚も強引に進められ、それが国のためになるならばとアスランへの想いを押し殺し認め、式が催される。式の最中に突如出現したキラの搭乗するフリーダムによってアークエンジェル連れ去られ、アークエンジェル内で説得を受け、以降はそのままアークエンジェルに乗艦する。ミネルバと地球連合・オーブ同盟軍の戦闘に、ストライクルージュに乗りキラ・AAと共に介入してオーブ軍に「オーブの理念」をもとに停戦を呼びかけるが、正式に承認されている同盟を前線で国家元首の一声で無効にできるはずもなく、ユウナによって偽物として扱われ、オーブ軍に攻撃される。一連により両陣営は多数の死傷者を出す結果となり、アスランとも一時的に決別することとなる。2度目の介入は連合・オーブ軍がインパルス単機に圧倒される形となり、ついにはオーブの理念を理解するトダカも空母タケミカズチと共に戦場で散ることとなった。しかし、トダカの遺志を継いだアマギたちはアークエンジェルに合流した。

その後、地球連合軍によるベルリン侵攻の際にはストライクルージュで出撃し、市民を攻撃から守る。フリーダムがインパルスに撃墜された後にはパイロットであるキラを救出し、デュランダルの本性を目の当たりにしてザフト軍から脱走したアスランと再会し和解する。暫くして、ジブリールがオーブに匿われていることを知る。ザフト軍からの引き渡し要求に対して、オーブ政府は「そのような人物は存在しない」と回答する。結果、ザフト軍によるオーブ侵攻という事態を招き、再び戦火に焼かれんとするオーブを見て、アークエンジェルに配備されているスカイグラスパーで強引に出撃しようとするが、キサカエリカ・シモンズの二人に制止され、ウズミの遺言を聞くと共に、MSアカツキを提供される。その後、カガリはアカツキでアークエンジェル艦載のムラサメ隊(イケヤ、ゴウ、ニシザワらタケミカヅチからアークエンジェルに合流した者)、バルトフェルド専用ムラサメに搭乗したキサカと共に出撃すると、回線で司令部に呼びかけてユウナを国家反逆罪で拘束させる。元より本気で国を守るために行動していた首長が実質カガリだけであったこと、自ら前線で命を掛けて戦い国を守ってきたこと等から人望が厚く、オーブ軍は即座にユウナを見限りカガリの帰還を受け入れた。結果ジブリールを取り押さえることには失敗するもオーブ全軍を指揮下に置き、立て直すことに成功した。 この際、これまで政治に必要な計算した立ち回りができなかったカガリがユウナに好意がある振りをして油断させ政権を奪還したことや、首長陣であっても自己のために国を利用する者がいることを経験したことで、国家元首としての成長に繋がる大きい転機になった。

戦闘終結後は、オーブ連合首長国内閣府内で全世界に向けてテレビ中継で演説を行い、事実上ロゴスと決別する。デュランダルとの戦いはアークエンジェルを擁するオーブ宇宙軍と旧クライン派の同盟軍に任せ、自らは情勢が不安定であるオーブ本国に残り、国家元首として国をまとめることを選ぶ。アークエンジェルが宇宙に立つ際、自分とは違いアスランと一緒に行くことができるメイリンに「あいつのこと頼むな、自分は一緒には行けないから」と伝え、人知れず涙を流した。放映時は以降アスランとの関係性を示す描写は無かったが、[4]にて、宇宙に向かうアスランがオーブ軍の前でカガリを抱きしめるシーン、カガリがアスランに声をかけず代表の仕事だけを全うする姿を見て心配したキラとラクスがアスランに駆け寄るが、「いいんだ今はこれで。焦らなくていい」と穏やかな笑顔で呟くシーンが追加された。[注 1]。また監督も「二人は別れていない」「ネガティブな焦りの象徴だった指輪を外したことで二人の未来が見えてきた」と発言しており、悲観的な関係性で終わってはいないことが明示されている。

行政府のシェルターが崩壊して多数の政府要人が生死不明となり、オーブの行政機能は麻痺するが、生き残った者たちをまとめて復興に尽力する。新しいオーブの中心人物として、他人の意見に従うばかりではなく、時には自分の意見を押し通していき、オーブの内情を大きく変化させた。デュランダルが「デスティニープラン」を提唱した際には、明確な反対をいち早く表明し、同じく反対の立場を取ったスカンジナビア王国の国王と会談を行った。これらの行動とアークエンジェルの攻撃により、デュランダルはレクイエムの照準をオーブに合わせ、カガリ個人どころか国の全てを滅ぼそうとする強硬手段をとるが、発射寸前でレクイエムは破壊され、オーブの危機は回避された。

デュランダルの死亡後、ザフト軍との停戦協議合意時に行われたプラント臨時評議会代表ルイーズ・ライトナーとの会見では、ウズミを彷彿とさせる強い意志と落ちつきが垣間見えるようになっている[2]

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

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C.E.75を舞台とする劇場版では引き続きオーブの代表としての国家を守る為、世界各地で盛んとなっている独立運動やブルーコスモス残党の侵攻など争いの絶えない世界情勢の中を翻弄する。

オーブ・地球連合・プラントが協力し合い世界平和監視機構「コンパス」が設立されると、オーブ主導でコンパスの新型機であるライジングフリーダムイモータルジャスティスの開発を担うなど、主要参加国として積極的に協力を行い、初代総裁となったラクスや実行部隊であるヤマト隊の隊長を務めるキラたちの活動を支援する。

カガリ自身は直接戦場に赴く事はないが、マリューやムウなどのクルーらと共にムラサメ改を搭載したアークエンジェルをコンパスに出向させている。

まだ少年だが、将来的にオーブの首長となる事を期待されているトーヤ・マシマを秘書として育て上げている。

アウラ・マハ・ハイバルを筆頭としたファウンデーション王国とのブルーコスモスゲリラ打倒のための共同作戦の最中に、ブラックナイツの策略で洗脳され暴走したキラの行動を聞いたときには始めから違和感[5]を覚え、フォスターを始めとする他の加盟国首相が非難の声を挙げる中で最後までキラたちを信じて抗議するも、「コンパス」の活動を凍結されてしまう。

宇宙へと(避難という名の)逃亡をし、戦火を逃れたファウンデーション軍が占拠したダイダロス基地にて、「オーブ及び地球連合は自国(ファウンデーション王国)に核を撃ち込み、我が国土を焼いた」という冤罪を被せられ、極秘裏に修復されていた軌道間全方位戦略砲「レクイエム」をユーラシア首都モスクワに照準・着弾される。ファウンデーション王国は各国に対し、デスティニープランの導入を迫り、「応じなければレクイエムによる軍民問わない無差別攻撃を行う」と世界を脅迫する行動に出た際には、かなり動揺していた。

生き延びていたキラたちがオノゴロ島に停泊中の「コンパス」の母艦ミレニアムにて出撃する際は、各国に「ミレニアムがハイジャックされ出港した」という虚偽の情報を流し、オーブ軍護衛艦隊を使ってミレニアムへの意図的な誤射を行わせる等、陰ながらキラたちの出撃を支援した。

その動きを掴んだアウラたちファウンデーション軍は、オーブ首都オロファトへ向けてレクイエム正射を実行しようとするが、ミレニアムに乗艦しているキラがファウンデーション側へ自身の生存、そしてファウンデーションによる偽装工作の証拠を掴んでいる事実を伝え、挑発すると、それに憤慨したアウラが鶴の一声でレクイエムの照準をオーブ首都オロファトからミレニアムに変更したことで、危機を脱する。

その後、再攻撃に備えての防衛と国民の非難体制を整え、自身はキャバリアーアイフリッドを装備したストライクルージュにて、地表(海上)からの遠隔操作を目的に出撃する。

アスランがブラックナイツシュラと戦う際には、インフィニットジャスティス弐式を遠隔操作して、シュラを翻弄した。

戦闘終結後は、地球に降下したアスランと共にオーブへと帰還した。

備考

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詳細な理由は不明ながら、ゲームSDガンダムGジェネレーション』『スーパーロボット大戦』シリーズなどの一部の媒体でカガリが出演しているにもかかわらず、声優である進藤の声が収録されないという事態が発生していた[注 3]。ただし、2022年アーケードゲーム機動戦士ガンダム アーセナルベース』や2023年パチンコPフィーバー機動戦士ガンダムSEED』では進藤の声は収録されている。2024年公開の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、進藤から森なな子に声優が変更することになった。キャスト変更について公式サイトでは「弊社および関係各位で話し合いを重ねました結果」と報告している[3]

搭乗機

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評価

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  • 『愛と戦いのロボット 完全保存版』で発表されたアンケート「みんなで選ぶロボットアニメーションベスト100」では、「一番お気に入りのヒロインは?」で第25位にランクインした[6]。また、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開に伴いGUNDAMSEEDGP2024で執り行われたキャラ人気投票ではキラを抑えて第1位にランクインした[7]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 劇中は恋人であったが、『SEED DESTINY』後半に関係性を断言できない表現となった。ただし、福田監督はリマスター第39話のコメンタリーおよび自身のTwitterにて、「破局したわけじゃない」と発言している。
  2. ^ a b 作中ではカガリがキラに姉を自称しているが、明確な出生の順序は明らかになっていない。また、書籍『OFFICIAL FILE』シリーズでの相関図では「姉弟」と表記されているが、同時期に刊行された『SEED DESTINY 公式ガイドブック』シリーズにおける相関図では単に双子としか表記されていない。
  3. ^ 同様の傾向はディアッカ・エルスマンを演じる笹沼晃にも見られた。

出典

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  1. ^ 劇場版 パンフレット
  2. ^ a b c 小説版より
  3. ^ a b 『ガンダムSEED』カガリ役がキャスト変更 21年担当の進藤尚美→後任は森なな子「話し合いを重ねました結果」”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年8月8日). 2024年2月27日閲覧。
  4. ^ リマスター版『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第44話
  5. ^ 入場者特典小説「二人の逃避行」の中においては、本作で描かれる時間軸より前の段階で、既にファウンデーション王国に対して違和感を覚え、アスラン・ザラへ調査の旨を伝えている。
  6. ^ 『愛と戦いのロボット 完全保存版』ぴあ、2006年、96頁。ISBN 4-8356-1010-5 
  7. ^ GUNDAMSEEDGP2024キャラクター部門トップ3”. 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイト. 2024年10月20日閲覧。

関連項目

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