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== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
=== プロ入り前 ===
野球を始める前の2歳時から[[器械体操]]に取り組んでいた<ref name="週ベ1">{{Cite web|url=http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=059-20150511-01|title=逸材発掘!ドラフト候補リサーチ2015 山足達也[立命大・内野手] 攻守で勝負するユーティリティープレーヤー|publisher=週刊ベースボールONLINE|date=2015-5-2|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[枚方市立蹉だ西小学校|枚方市立蹉跎(さだ)西小学校]]在学中の6歳時に、父の影響でキングシャイアンスで野球を始めた<ref name="侍">{{Cite web|url=http://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2014/haarlem/28.html|title=大学代表 山足達也|publisher=野球日本代表侍ジャパン公式サイト|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[枚方市立蹉だ中学校|蹉跎中学校]]時代は、オール枚方ボーイズに所属し[[全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ|ジャイアンツカップ]]優勝など全国大会3冠を経験<ref name="侍"/><ref name="BBC">{{Cite web|url=https://www.baseballchannel.jp/etc/3000/|title=「舐められたままで終わりたくない」サボり魔が今季ドラフト候補へ 虎ファン・山足達也(立命館大)が関西復権を担う|publisher=ベースボールチャンネル|date=2015-2-2|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭高等学校]]に進学すると、1年秋から[[左翼手]]のレギュラーを獲得<ref name="週ベ2">{{Cite web|url=http://sp.baseball.findfriends.jp/player/%E5%B1%B1%E8%B6%B3%E9%81%94%E4%B9%9F/|title=オリックス・バファローズ 山足達也|publisher=週刊ベースボールONLINE|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[第82回選抜高等学校野球大会|2年春の選抜]]では、1回戦の[[東海大学付属市原望洋高等学校|東海大望洋]]戦で5打数3安打1打点を記録し勝利するも<ref name="日刊1">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2010/score/2010032701.html|title=第82回センバツ高校野球 大阪桐蔭 対 東海大望洋|publisher=日刊スポーツ|date=2010-3-27|accessdate=2018-3-12}}</ref>、2回戦で[[大垣日本大学高等学校|大垣日大]]に敗れた<ref name="日刊2">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2010/news/p-bb-tp3-20100331-612433.html|title=大垣日大が大阪桐蔭を下し8強/センバツ|publisher=日刊スポーツ|date=2010-3-31|accessdate=2018-3-12}}</ref>。2年秋からは[[遊撃手]]に転向したが、3年夏は大阪府大会決勝で[[石川慎吾]]を擁する[[東大阪大学柏原高等学校|東大阪大柏原]]にサヨナラで敗れ<ref name="週ベ1"/>、甲子園出場は2年春のみに終わった。高校の同級生には[[西田直斗]]、1学年上には[[江村直也]]、1学年下には[[藤浪晋太郎]]と、後にオリックスで再びチームメイトとなる[[澤田圭佑]]がいる
野球を始める前の2歳時から[[器械体操]]に取り組んでいた<ref name="週ベ1">{{Cite web|url=http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=059-20150511-01|title=逸材発掘!ドラフト候補リサーチ2015 山足達也[立命大・内野手] 攻守で勝負するユーティリティープレーヤー|publisher=週刊ベースボールONLINE|date=2015-5-2|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[枚方市立蹉だ西小学校|枚方市立蹉跎(さだ)西小学校]]在学中の6歳時に、父の影響でキングシャイアンスで野球を始めた<ref name="侍">{{Cite web|url=http://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2014/haarlem/28.html|title=大学代表 山足達也|publisher=野球日本代表侍ジャパン公式サイト|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[枚方市立蹉だ中学校|蹉跎中学校]]時代は、オール枚方ボーイズに所属し[[全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ|ジャイアンツカップ]]優勝など全国大会3冠を経験<ref name="侍"/><ref name="BBC">{{Cite web|url=https://www.baseballchannel.jp/etc/3000/|title=「舐められたままで終わりたくない」サボり魔が今季ドラフト候補へ 虎ファン・山足達也(立命館大)が関西復権を担う|publisher=ベースボールチャンネル|date=2015-2-2|accessdate=2018-3-12}}</ref>。


[[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭高等学校]]に進学すると、1年秋から[[左翼手]]のレギュラーを獲得<ref name="週ベ2">{{Cite web|url=http://sp.baseball.findfriends.jp/player/%E5%B1%B1%E8%B6%B3%E9%81%94%E4%B9%9F/|title=オリックス・バファローズ 山足達也|publisher=週刊ベースボールONLINE|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>。2年春の[[第82回選抜高等学校野球大会]]では、[[東海大学付属市原望洋高等学校|東海大望洋]]との1回戦に5打数3安打1打点という成績で勝利した<ref name="日刊1">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2010/score/2010032701.html|title=第82回センバツ高校野球 大阪桐蔭 対 東海大望洋|publisher=日刊スポーツ|date=2010-3-27|accessdate=2018-3-12}}</ref>が、2回戦で[[大垣日本大学高等学校|大垣日大高校]]に敗れた<ref name="日刊2">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2010/news/p-bb-tp3-20100331-612433.html|title=大垣日大が大阪桐蔭を下し8強/センバツ|publisher=日刊スポーツ|date=2010-3-31|accessdate=2018-3-12}}</ref>。2年秋からは[[遊撃手]]に転向したが、3年夏の[[全国高等学校野球選手権大阪大会|選手権大阪大会]]決勝で、[[石川慎吾]]を擁する[[東大阪大学柏原高等学校|東大阪大柏原]]の前にサヨナラ負けを喫した<ref name="週ベ1"/>。高校の同級生には[[西田直斗]]、1学年上には[[江村直也]]、1学年下には[[藤浪晋太郎]]と[[澤田圭佑]]がいる。
[[立命館大学硬式野球部|立命館大学]]では1年次の[[関西学生野球連盟]]春季リーグ開幕戦対[[関西大学野球部|関大]]戦から「3番・[[二塁手]]」として先発起用されたが結局同シーズンは10打数無安打に終わり1年秋も2打数無安打であった<ref name="週ベ1"/>。2年春は19打数8安打の成績残すが、2年秋は再び8打数無安打と打撃不振に陥り、ベンチから外れるに至った<ref name="週ベ1"/>。結果伴わなかったこの時期ついて山足自身は「向上心や自信がなかった」<ref name="週ベ1"/>「自分から逃げていた」<ref name="BBC"/>と語っており、やては練習を怠けるようになった<ref name="BBC"/>。この時山足を立ち直らせたのは大阪桐蔭高時代の恩師である同校野球部監督[[西谷浩一]]の「お前には野球しかないんだから、野球だけは続けておけ」という説諭であったという<ref name="BBC"/>。改心して練習に打ち込むと、3年次からは遊撃手のレギュラーに定着し3年春は17安打10盗塁の成績で立命館大の優勝に貢献した<ref name="BBC"/>。4年次でも、春季・秋季と連続してベストナインに選出された<ref name="立命館1">{{Cite web|url=http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/13265/date/05/year/2015|title=立命館大学硬式野球部、立同戦を制し、春季リーグで完全優勝!|publisher=立命館大学|date=2015-5-25|accessdate=2018-3-12}}</ref><ref name="立命館2">{{Cite web|url=http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/13373/date//year/|title=立命館大学硬式野球部が立同戦を制し、関西学生野球連盟秋季リーグで完全優勝を達成|publisher=立命館大学|date=2015-10-26|accessdate=2018-3-12}}</ref>。リーグ通算69試合に出場し、249打数74安打、打率.297、1本塁打、19打点、30盗塁。また在学中、[[2014年]](3次)の[[2014 ハーレムベースボールウィーク 日本代表|第27回ハーレムベースボールウィーク]]<ref name="侍2">{{Cite web|url=http://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2014/haarlem/overview.html|title=2014年 第27回 ハーレムベースボールウィーク 試合・大会詳細|publisher=野球日本代表侍ジャパン公式サイト|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>[[2015]](4年次)の[[2015年夏季ユニバーシアード野球日本代表|第28回夏期ユニバーシアード]]<ref name="侍3">{{Cite web|url=http://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2015/universiade/overview.html|title=2015年 第28回 ユニバーシアード競技大会 試合・大会詳細|publisher=野球日本代表侍ジャパン公式サイト|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>大学日本代表に選され。立命館大学の同学年には[[桜井俊貴]]がいる<ref name="立命館1"/>


高校卒業後に[[立命館大学硬式野球部|立命館大学]]へ進学すると、入学直後に開かれた[[関西学生野球連盟|関西学生野球]]春季リーグ開幕戦対[[関西大学野球部|関西]]戦)に「3番・[[二塁手]]」としてスタメンに起用。しかしこのシーズンは10打数無安打、続く季リーグ戦も2打数無安打に終わった<ref name="週ベ1"/>。2年季リーグ戦で、初安打を放ったことを皮切りに、19打数8安打をマーク。季リーグ戦ではベンチ入りのメンバーから外れるほど不振ったが、遊撃手に定着し3年季リーグ戦で17安打10盗塁の成績でチームの優勝に貢献した<ref name="BBC"/>。4年次でも、春季・秋季と連続してベストナインに選出された<ref name="立命館1">{{Cite web|url=http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/13265/date/05/year/2015|title=立命館大学硬式野球部、立同戦を制し、春季リーグで完全優勝!|publisher=立命館大学|date=2015-5-25|accessdate=2018-3-12}}</ref><ref name="立命館2">{{Cite web|url=http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/13373/date//year/|title=立命館大学硬式野球部が立同戦を制し、関西学生野球連盟秋季リーグで完全優勝を達成|publisher=立命館大学|date=2015-10-26|accessdate=2018-3-12}}</ref>。在学中には、リーグ戦で通算69試合に出場。打率.297(249打数74安打、1本塁打、19打点、30盗塁という成績をマーク同級生に[[桜井俊貴]]がいた<ref name="立命館1"/>。また、3{{by|2014年}}には[[2014 ハーレムベースボールウィーク 日本代表|第27回ハーレムベースボールウィーク]]<ref name="侍2">{{Cite web|url=http://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2014/haarlem/overview.html|title=2014年 第27回 ハーレムベースボールウィーク 試合・大会詳細|publisher=野球日本代表侍ジャパン公式サイト|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>、4{{by|2015年}}には[[2015年夏季ユニバーシアード野球日本代表|第28回夏期ユニバーシアード]]<ref name="侍3">{{Cite web|url=http://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2015/universiade/overview.html|title=2015年 第28回 ユニバーシアード競技大会 試合・大会詳細|publisher=野球日本代表侍ジャパン公式サイト|date=|accessdate=2018-3-12}}</ref>大学日本代表の一員として場した。
[[2016年]]に大学を卒業して[[社会人野球]]の[[Honda鈴鹿硬式野球部|Honda鈴鹿]]に入社。1年目から遊撃手のレギュラーに定着し、[[都市対抗野球大会|都市対抗野球]]には2年連続で出場した<ref name="伊勢">{{Cite web|url=http://www.isenp.co.jp/2017/11/18/10285/|title=山足がオリックスと仮契約「相手から嫌がられる選手に」|publisher=伊勢新聞|date=2017-11-18|accessdate=2018-3-12}}</ref>。[[2017年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2017年度ドラフト会議]]でオリックス・バファローズから8位指名を受け<ref name="バファローズ">{{Cite web|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00000816.html|title=2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手|publisher=オリックス・バファローズ|date=2017-10-26|accessdate=2018-3-12}}</ref>、契約金2,000万円・年俸700万円(推定)の条件で契約を結んだ。背番号は'''36'''となった<ref name="伊勢"/>。Honda鈴鹿からは前年の[[飯田大祐]]に続き2年連続でのオリックスからの指名となった<ref name="伊勢"/>。

大学からの卒業後に[[Honda]]へ入社すると、[[社会人野球]]の[[Honda鈴鹿硬式野球部]]でプレー。1年目から正遊撃手に定着すると、2年連続で[[都市対抗野球大会]]に出場した<ref name="伊勢">{{Cite web|url=http://www.isenp.co.jp/2017/11/18/10285/|title=山足がオリックスと仮契約「相手から嫌がられる選手に」|publisher=伊勢新聞|date=2017-11-18|accessdate=2018-3-12}}</ref>。

[[2017年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2017年のNPBドラフト会議]]で、[[オリックス・バファローズ]]から8巡目で指名<ref name="バファローズ">{{Cite web|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00000816.html|title=2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手|publisher=オリックス・バファローズ|date=2017-10-26|accessdate=2018-3-12}}</ref>。Honda鈴鹿の選手としては、前年の[[飯田大祐]]に続いて、オリックスからの指名を受けた<ref name="伊勢"/>。結局、契約金2,000万円、年俸700万円(金額は推定)という条件で入団。前年に入団した飯田や、[[立教大学硬式野球部|立教大学]]から2016年に入団していた澤田と、再びチームメイトになった。背番号は'''36'''<ref name="伊勢"/>。


=== プロ入り後 ===
=== プロ入り後 ===
{{by|2018年}}、新人ながら[[オープン戦]]14試合全て起用され<ref name="NPB1">{{Cite web|url=http://npb.jp/bis/2018/stats/bat_op.html|title=2018年度 オープン戦 個人打撃成績(規定打席以上)|publisher=NPB.jp 日本野球機構|date=|accessdate=2018-3-29}}</ref>、本職二遊間のほ人生で初めてという[[一塁]]守備にも就いた<ref name="日刊3"/>。3月29日、チームの新人の中では[[田嶋大樹]]と共に開幕一軍メンバーに選ばれた<ref name="BK180329">{{Cite web|url=https://baseballking.jp/ns/148311|title=開幕一軍を掴んだルーキーは?|publisher=BASEBALLKING|date=2018-3-29|accessdate=2018-3-29}}</ref>。3月30日の開幕戦[[福岡ソフトバンクホークス]]戦では2番・二塁手で先発出場。オリックスの新人野手が開幕スタメン起用されたは、2011年の[[後藤駿太]]以来、[[野手]]に限れば2007年の[[大引啓次]]以来であプロ初打席で、[[千賀滉大]]からの試合でチーム唯一の安打なる中前安打を放った。しかし4月3日[[千葉ロッテマリーンズ]]戦の二塁守備中、[[中村奨吾]]の企図に対してベースカバーに入った際に、中村と交錯してスパイクで左膝を12針縫合する裂傷を負、翌日に出場選手登録を抹消された<ref name="サンスポ180404">{{Cite web|url=http://www.sanspo.com/baseball/news/20180404/buf18040405030002-n1.html|title=病院直行…オリD8・山足が抹消へ 七回守備中、左膝裂傷|publisher=サンケイスポーツ|date=2017-4-4|accessdate=2018-5-8}}</ref>。約1ヶ月の治療と調整経て一軍復帰した5月8日の[[北海道日本ハムファイターズ]]戦では、プロ初打点となる適時打を含む2安打3打点を記録し、公式戦初の[[お立ち台]]を経験した<ref name="日刊180508">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201805080000841.html|title=オリックス山足3打点 膝裂傷12針から復活ドラ8|publisher=日刊スポーツ|date=2018-5-8|accessdate=2018-5-8}}</ref>。9月8日のホー戦で決勝点となるプロ初本塁打を放った。投げていた投手プロ初安打と同じく千賀滉大だった。
{{by|2018年}}には春季キャンプか一軍へ帯同。[[オープン戦]]で全14試合に出場<ref name="NPB1">{{Cite web|url=http://npb.jp/bis/2018/stats/bat_op.html|title=2018年度 オープン戦 個人打撃成績(規定打席以上)|publisher=NPB.jp 日本野球機構|date=|accessdate=2018-3-29}}</ref>すると同期入団選手ら、左投手の[[田嶋大樹]]と共に開幕一軍メンバーに選ばれた<ref name="BK180329">{{Cite web|url=https://baseballking.jp/ns/148311|title=開幕一軍を掴んだルーキーは?|publisher=BASEBALLKING|date=2018-3-29|accessdate=2018-3-29}}</ref>。[[3月30日]]に[[福岡ヤフオク!ドーム]]で催された[[福岡ソフトバンクホークス]]との開幕に、「2番・二塁手」としてスタメン一軍公式戦にデビュー。オリックスの新人野手が一軍公式戦で開幕スタメン起用された事例は、{{by|2011年}}の[[後藤駿太]][[野手]]以来、内野手に限れば{{by|2007年}}の[[大引啓次]]以来であったチームはこの開幕戦で1安打完封負けを喫したが、山足は1回表の公式戦初打席で、公式戦初安打を[[千賀滉大]]から放っている。以降の試合にも二塁手としてのスタメン起用が続いたが、[[4月3日]]の対[[千葉ロッテマリーンズ]]戦([[京セラドーム大阪]])7回表の二塁守備中、[[中村奨吾]]の盗塁を阻止すべくベースカバーに入ったところ、中村と交錯スパイクで左膝を12針縫合するほどの裂傷を負ったため、翌[[4月4]]<ref name="サンスポ180404">{{Cite web|url=http://www.sanspo.com/baseball/news/20180404/buf18040405030002-n1.html|title=病院直行…オリD8・山足が抹消へ 七回守備中、左膝裂傷|publisher=サンケイスポーツ|date=2017-4-4|accessdate=2018-5-8}}</ref>から1ヶ月ほど戦線離れ。[[5月8日]][[北海道日本ハムファイターズ]]戦(京セラドーム大阪)では、適時打で一軍公式戦初打点記録するなど、2安打3打点の活躍でめての[[ヒーローインタビュー]]を経験<ref name="日刊180508">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201805080000841.html|title=オリックス山足3打点 膝裂傷12針から復活ドラ8|publisher=日刊スポーツ|date=2018-5-8|accessdate=2018-5-8}}</ref>。[[9月8日]]対ソフトバンク戦(福岡ヤフオク!ドーム)は、一軍公式戦での初本塁打を千賀からの決勝3点本塁打で記録した。しかし、一軍公式戦全体で、25試合の出場で率.167、1本塁打、7打点、2盗塁いう成績にとどまった。シーズン終了後の秋季キャンプでは、一軍のヘッドコーチから監督へ転じたばかりの[[西村徳文]]から「強化指定選手」へ指名されるとともに、高校時代にも経験のある外野の守備練習を再開している<ref name="utility">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201811020000307.html|title=オリックス、ユーティリティー育成へ山足外野も守る|publisher=日刊スポーツ|date=2018-11-2|accessdate=2019-2-5}}</ref>


== 選手としての特徴・人物 ==
== 選手としての特徴・人物 ==
50m走のタイムは5秒8<ref name="日刊3">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803120000049.html|title=オリックス山足、打率5割 1軍レギュラーあるぞ|publisher=日刊スポーツ|date=2018-3-12|accessdate=2018-3-12}}</ref>。守備位置は[[遊撃手]]・[[二塁手]]が本職だが<ref name="日刊3"/>、高校時代は[[左翼手]]で甲子園に出場しており<ref name="日刊1"/>、オリックス入団後は1年目のオープン戦から[[一塁手]]にも挑戦している<ref name="日刊3"/>。
手動計時ながら、50m走で最速5秒8<ref name="日刊3">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803120000049.html|title=オリックス山足、打率5割 1軍レギュラーあるぞ|publisher=日刊スポーツ|date=2018-3-12|accessdate=2018-3-12}}</ref>を記録したほどの俊足の持ち主。[[遊撃手]]・[[二塁手]]が本職だが<ref name="日刊3"/>、高校時代は[[左翼手]]<ref name="日刊1"/>、オリックスは1年目のオープン戦[[一塁手]]にも挑戦している<ref name="日刊3"/>。1年目の秋季キャンプからは、「(ヘッドコーチ時代に)公式戦で一軍に登録できる野手が(他のチームに比べて)少ない時期があったので、[[ユーティリティプレイヤー]]を育てたい」という西村の方針で、外野の守備にも再び取り組んでいる<ref name="utility" />。

立命館大学の2年時には、関西学生野球秋季リーグ戦で8打数無安打と振るわなかったあげく、ベンチ入りのメンバーから外れた<ref name="週ベ1"/>。後に山足自身が述懐したところによれば、この時期には「向上心や自信がなく<ref name="週ベ1"/>、自分から逃げていた<ref name="BBC"/>」とのことで、やがて練習を怠けるまでになった<ref name="BBC"/>。しかし、大阪桐蔭高校時代の監督である[[西谷浩一]]から、「お前には野球しかないんだから、野球だけは続けておけ」という説諭を受けたことで改心<ref name="BBC"/>。3年時からは、遊撃手としてレギュラーの座をつかんだ。


== 詳細情報 ==
== 詳細情報 ==

2019年2月4日 (月) 16:58時点における版

山足 達也
オリックス・バファローズ #36
2018年3月31日 福岡ヤフオク!ドームにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府枚方市
生年月日 (1993-10-26) 1993年10月26日(31歳)
身長
体重
174 cm
76 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手二塁手
プロ入り 2017年 ドラフト8位
初出場 2018年3月30日
年俸 750万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

山足 達也(やまあし たつや、1993年10月26日 - )は、オリックス・バファローズに所属する大阪府枚方市出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

野球を始める前の2歳時から器械体操に取り組んでいた[2]枚方市立蹉跎(さだ)西小学校在学中の6歳時に、父の影響でキングシャイアンスで野球を始めた[3]蹉跎中学校時代は、オール枚方ボーイズに所属しジャイアンツカップ優勝など全国大会3冠を経験[3][4]

大阪桐蔭高等学校に進学すると、1年秋から左翼手のレギュラーを獲得[5]。2年春の第82回選抜高等学校野球大会では、東海大望洋との1回戦に5打数3安打1打点という成績で勝利した[6]が、2回戦で大垣日大高校に敗れた[7]。2年秋からは遊撃手に転向したが、3年夏の選手権大阪大会決勝で、石川慎吾を擁する東大阪大柏原の前にサヨナラ負けを喫した[2]。高校の同級生には西田直斗、1学年上には江村直也、1学年下には藤浪晋太郎澤田圭佑がいる。

高校卒業後に立命館大学へ進学すると、入学直後に開かれた関西学生野球春季リーグの開幕戦(対関西大学戦)に「3番・二塁手」としてスタメンに起用。しかし、このシーズンは10打数無安打、続く秋季リーグ戦も2打数無安打に終わった[2]。2年の春季リーグ戦では、初安打を放ったことを皮切りに、19打数8安打をマーク。秋季リーグ戦ではベンチ入りのメンバーから外れるほどの不振に陥ったが、正遊撃手に定着した3年の春季リーグ戦では、17安打10盗塁の成績でチームの優勝に貢献した[4]。4年次でも、春季・秋季と連続してベストナインに選出された[8][9]。在学中には、リーグ戦で通算69試合に出場。打率.297(249打数74安打)、1本塁打、19打点、30盗塁という成績をマーク。同級生に桜井俊貴がいた[8]。また、3年時の2014年には第27回ハーレムベースボールウィーク[10]、4年時の2015年には第28回夏期ユニバーシアード[11]に大学日本代表の一員として出場した。

大学からの卒業後にHondaへ入社すると、社会人野球Honda鈴鹿硬式野球部でプレー。1年目から正遊撃手に定着すると、2年連続で都市対抗野球大会に出場した[12]

2017年のNPBドラフト会議で、オリックス・バファローズから8巡目で指名[13]。Honda鈴鹿の選手としては、前年の飯田大祐に続いて、オリックスからの指名を受けた[12]。結局、契約金2,000万円、年俸700万円(金額は推定)という条件で入団。前年に入団した飯田や、立教大学から2016年に入団していた澤田と、再びチームメイトになった。背番号は36[12]

プロ入り後

2018年には、春季キャンプから一軍へ帯同。オープン戦で全14試合に出場[14]すると、同期入団の選手から、左投手の田嶋大樹と共に開幕一軍メンバーに選ばれた[15]3月30日福岡ヤフオク!ドームで催された福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦に、「2番・二塁手」としてスタメンで一軍公式戦にデビュー。オリックスの新人野手が一軍公式戦で開幕スタメンに起用された事例は、2011年後藤駿太外野手以来、内野手に限れば2007年大引啓次以来であった。チームはこの開幕戦で1安打完封負けを喫したが、山足は1回表の公式戦初打席で、公式戦初安打を千賀滉大から放っている。以降の試合にも二塁手としてのスタメン起用が続いたが、4月3日の対千葉ロッテマリーンズ戦(京セラドーム大阪)7回表の二塁守備中に、中村奨吾の盗塁を阻止すべくベースカバーに入ったところ、中村と交錯。スパイクで左膝を12針縫合するほどの裂傷を負ったため、翌4月4日[16]から1ヶ月ほど戦線を離れた。5月8日の対北海道日本ハムファイターズ戦(京セラドーム大阪)では、適時打で一軍公式戦初打点を記録するなど、2安打3打点の活躍で初めてのヒーローインタビューを経験[17]9月8日の対ソフトバンク戦(福岡ヤフオク!ドーム)では、一軍公式戦での初本塁打を千賀からの決勝3点本塁打で記録した。しかし、一軍公式戦全体では、25試合の出場で打率.167、1本塁打、7打点、2盗塁という成績にとどまった。シーズン終了後の秋季キャンプでは、一軍のヘッドコーチから監督へ転じたばかりの西村徳文から「強化指定選手」へ指名されるとともに、高校時代にも経験のある外野の守備練習を再開している[18]

選手としての特徴・人物

手動計時ながら、50m走で最速5秒8[19]を記録したほどの俊足の持ち主。遊撃手二塁手が本職だが[19]、高校時代は左翼手[6]で、オリックスでは1年目のオープン戦で一塁手にも挑戦している[19]。1年目の秋季キャンプからは、「(ヘッドコーチ時代に)公式戦で一軍に登録できる野手が(他のチームに比べて)少ない時期があったので、ユーティリティプレイヤーを育てたい」という西村の方針で、外野の守備にも再び取り組んでいる[18]

立命館大学の2年時には、関西学生野球秋季リーグ戦で8打数無安打と振るわなかったあげく、ベンチ入りのメンバーから外れた[2]。後に山足自身が述懐したところによれば、この時期には「向上心や自信がなく[2]、自分から逃げていた[4]」とのことで、やがて練習を怠けるまでになった[4]。しかし、大阪桐蔭高校時代の監督である西谷浩一から、「お前には野球しかないんだから、野球だけは続けておけ」という説諭を受けたことで改心[4]。3年時からは、遊撃手としてレギュラーの座をつかんだ。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2018 オリックス 25 72 60 8 10 2 0 1 15 7 2 0 2 0 7 0 3 15 2 .167 .286 .250 .536
NPB:1年 25 72 60 8 10 2 0 1 15 7 2 0 2 0 7 0 3 15 2 .167 .286 .250 .536
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績



一塁 二塁 三塁 遊撃
















































2018 オリックス 1 0 0 0 0 .--- 14 34 27 1 9 .984 6 2 5 0 1 1.000 1 0 0 0 0 .---
通算 1 0 0 0 0 .--- 14 34 27 1 9 .984 6 2 5 0 1 1.000 1 0 0 0 0 .---
  • 2018年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 36 (2018年 - )

脚注

  1. ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年12月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e 逸材発掘!ドラフト候補リサーチ2015 山足達也[立命大・内野手] 攻守で勝負するユーティリティープレーヤー”. 週刊ベースボールONLINE (2015年5月2日). 2018年3月12日閲覧。
  3. ^ a b 大学代表 山足達也”. 野球日本代表侍ジャパン公式サイト. 2018年3月12日閲覧。
  4. ^ a b c d e 「舐められたままで終わりたくない」サボり魔が今季ドラフト候補へ 虎ファン・山足達也(立命館大)が関西復権を担う”. ベースボールチャンネル (2015年2月2日). 2018年3月12日閲覧。
  5. ^ オリックス・バファローズ 山足達也”. 週刊ベースボールONLINE. 2018年3月12日閲覧。
  6. ^ a b 第82回センバツ高校野球 大阪桐蔭 対 東海大望洋”. 日刊スポーツ (2010年3月27日). 2018年3月12日閲覧。
  7. ^ 大垣日大が大阪桐蔭を下し8強/センバツ”. 日刊スポーツ (2010年3月31日). 2018年3月12日閲覧。
  8. ^ a b 立命館大学硬式野球部、立同戦を制し、春季リーグで完全優勝!”. 立命館大学 (2015年5月25日). 2018年3月12日閲覧。
  9. ^ 立命館大学硬式野球部が立同戦を制し、関西学生野球連盟秋季リーグで完全優勝を達成”. 立命館大学 (2015年10月26日). 2018年3月12日閲覧。
  10. ^ 2014年 第27回 ハーレムベースボールウィーク 試合・大会詳細”. 野球日本代表侍ジャパン公式サイト. 2018年3月12日閲覧。
  11. ^ 2015年 第28回 ユニバーシアード競技大会 試合・大会詳細”. 野球日本代表侍ジャパン公式サイト. 2018年3月12日閲覧。
  12. ^ a b c 山足がオリックスと仮契約「相手から嫌がられる選手に」”. 伊勢新聞 (2017年11月18日). 2018年3月12日閲覧。
  13. ^ 2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズ (2017年10月26日). 2018年3月12日閲覧。
  14. ^ 2018年度 オープン戦 個人打撃成績(規定打席以上)”. NPB.jp 日本野球機構. 2018年3月29日閲覧。
  15. ^ 開幕一軍を掴んだルーキーは?”. BASEBALLKING (2018年3月29日). 2018年3月29日閲覧。
  16. ^ 病院直行…オリD8・山足が抹消へ 七回守備中、左膝裂傷”. サンケイスポーツ (2017年4月4日). 2018年5月8日閲覧。
  17. ^ オリックス山足3打点 膝裂傷12針から復活ドラ8”. 日刊スポーツ (2018年5月8日). 2018年5月8日閲覧。
  18. ^ a b オリックス、ユーティリティー育成へ山足外野も守る”. 日刊スポーツ (2018年11月2日). 2019年2月5日閲覧。
  19. ^ a b c オリックス山足、打率5割 1軍レギュラーあるぞ”. 日刊スポーツ (2018年3月12日). 2018年3月12日閲覧。

関連項目

外部リンク