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「テレンス・ジョン・ドヘニー」の版間の差分

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'''テレンス・ジョン・ドヘニー'''('''Terrence John Doheny'''、[[1986年]][[11月2日]] - )は、[[アイルランド]]出身の[[プロボクサー]]。[[アイルランド]][[ポート・レーイシュ]]出身。現[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界[[スーパーバンタム級]]王者。通称'''TJ'''。
'''テレンス・ジョン・ドヘニー'''(Terrence John Doheny、[[1986年]][[11月2日]] - )は、[[アイルランド]]出身の[[プロボクサー]]。[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界[[スーパーバンタム級]]王者。通称'''TJ・ドヘニー'''。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ<ref>[http://www.teiken.com/news/ TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」] 帝拳プロモーション 2018年8月10日</ref>。
[[アイルランド]][[ポート・レーイシュ]]出身。7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ<ref>[http://www.teiken.com/news/ TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」] 帝拳プロモーション 2018年8月10日</ref>。


21歳の時にアイルランドから[[オーストラリア]]に渡り、彼の地でプロに転向<ref name="sponichi20180817">[https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/08/17/kiji/20180816s00021000363000c.html ドヘニー、世界初挑戦で奪取「幸せにつながると信じてきた」] スポーツニッポン 2018年8月17日</ref>。2012年4月に{{仮リンク|ハーストヴィル|en|Hurstville, New South Wales}}にてデビュー戦をった。
21歳の時にアイルランドから[[オーストラリア]]に渡りプロに転向<ref name="sponichi20180817">[https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/08/17/kiji/20180816s00021000363000c.html ドヘニー、世界初挑戦で奪取「幸せにつながると信じてきた」] スポーツニッポン 2018年8月17日</ref>。2012年4月に{{仮リンク|ハーストヴィル|en|Hurstville, New South Wales}}にてデビュー戦をった。


2013年8月に[[パンアジアボクシング協会|PABA]][[スーパーバンタム級]]王座を獲得。以後同王座を6度防衛を果たすが、その中には元世界二階級王者の[[デンカオセーン・カオウィチット]](タイ)にTKOした試合もある<ref>[http://www.irish-boxing.com/tj-doheny-destroys-former-two-weight-world-champion/ TJ Doheny destroys former two-weight World champion] Irish Boxing 2015年10月3日</ref>。
2013年8月に[[パンアジアボクシング協会|PABA]]スーパーバンタム級王座を獲得。以後6度防衛をすが、その中には元世界二階級王者の[[デンカオセーン・カオウィチット]]にTKO勝ちをした試合もある<ref>[http://www.irish-boxing.com/tj-doheny-destroys-former-two-weight-world-champion/ TJ Doheny destroys former two-weight World champion] Irish Boxing 2015年10月3日</ref>。


2018年8月16日、日本のリングの初登場。[[後楽園ホール]][[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーバンタム級王者[[岩佐亮佑]]([[セレス小林|セレス]])に指名挑戦者として戦、試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した<ref name="sponichi20180817"/><ref>[https://www.sanspo.com/sports/news/20180816/box18081621500007-n1.html ドヘニー「勝つだけの闘いはできた」 初の世界挑戦、岩佐破り王座獲得/BOX] サンケイスポーツ 2018年8月17日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/60226/ 岩佐リズムに乗れず判定負け IBF・SB級防衛失敗] Boxing News 2018年8月16日</ref>。
2018年8月16日、[[後楽園ホール]]にて、[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーバンタム級王者[[岩佐亮佑]]([[セレス小林|セレス]])に指名挑戦者として戦、試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し12回3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した<ref name="sponichi20180817"/><ref>[https://web.archive.org/web/20180818052416/https://www.sanspo.com/sports/news/20180816/box18081621500007-n1.html ドヘニー「勝つだけの闘いはできた」 初の世界挑戦、岩佐破り王座獲得/BOX] サンケイスポーツ 2018年8月17日</ref>。

2019年1月7日、[[エディー・ハーン (プロモーター)|エディー・ハーン]]の[[マッチルーム・スポーツ|マッチルーム・スポーツ・USA]]と契約を交わした<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/tj-doheny-inks-with-eddie-hearn-eyes-danny-roman-unification--135207 |title= TJ Doheny Inks With Eddie Hearn, Eyes Danny Roman Unification |publisher= Boxing Scene.com |date= 2019年1月7日 |accessdate= 2019年1月8日}}</ref>。

2019年1月18日、[[ニューヨーク]]の[[マディソン・スクエア・ガーデン#フールー・シアター|フールー・シアター]]でIBF世界スーパーバンタム級10位の[[高橋竜平]]と対戦し、11回2分18秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した<ref>{{Cite news|url=http://boxingnews.jp/news/64139/|title=高橋竜平らしさ出せず、ドヘニーに11回TKO負け|date=2019-02-10|publisher=Boxing News(ボクシングニュース)|accessdate=2019-06-14}}</ref>。高橋は前年の12月1日から試合の打診はあったものの、試合日が決まらず疑心暗鬼になっていたところ、試合の10日前になって試合が決まったと急遽連絡が来てからビザを取得し、試合1週間前にギリギリで正式決定した試合だった<ref>{{Cite web|和書|url= https://hochi.news/articles/20190113-OHT1T50119.html |title= 緊急世界戦の高橋竜平が渡米「え、え、えっ、うそ?!」 |publisher= スポーツ報知 |date= 2019年1月13日 |accessdate= 2019年7月31日}}</ref>。

2019年4月26日、[[カリフォルニア州]][[イングルウッド (カリフォルニア州)|イングルウッド]]の[[ザ・フォーラム (アリーナ)|ザ・フォーラム]]にて[[ファン・フランシスコ・エストラーダ]]vs[[シーサケット・ソー・ルンヴィサイ]]第2戦の前座で、WBA世界スーパーバンタム級王者[[ダニエル・ローマン (ボクサー)|ダニエル・ローマン]]と王座統一戦を行い、12回0-2(113-113、110-116×2)の判定負けを喫し王座統一と2度目の防衛に失敗、王座から陥落した<ref>{{Cite news|url=https://boxingnews.jp/news/66605/|title=ローマン王座統一 WBA・IBF世界S・バンタム級|date=2019-04-27|publisher=Boxing News(ボクシングニュース)|accessdate=2019-06-14}}</ref>。この試合でドヘニーは23万ドル(約2,500万円)、ローマンは20万ドル(約2,100万円)のファイトマネーを稼いだ<ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/espn/now?nowId=21-41062507-4 |title= Per the California State Athletic Commission, official contract purses for Friday’s night’s Matchroom Boxing/DAZN card at The Forum in Inglewood |publisher= ESPN.com |date= 2019年4月26日 |accessdate= 2019年7月29日}}</ref>。

2020年3月6日、[[ドバイ]]でイオヌット・バルツァと対戦し、8回判定負けを喫した。

2021年8月6日、ベルファストファールズ・パークでWBOインターコンチネンタル[[フェザー級]]王者の[[マイケル・コンラン]]に挑戦する予定だったが<ref>{{cite web |title=Michael Conlan vs. TJ Doheny - August 6 at Falls Park in Belfast |url=https://www.boxingscene.com/michael-conlan-vs-tj-doheny-august-6-falls-park-belfast--158817 |publisher=BoxingScene,com|access-date=2021年6月30日}}</ref>、[[世界ボクシング協会|WBA]]世界フェザー級[[暫定王座|暫定王者]]の[[エドゥアルド・ラミレス]]が王座を返上した為<ref>{{cite web |title=Eduardo Ramirez vacated his WBA Interim Featherweight belt |url=https://www.wbaboxing.com/boxing-news/eduardo-ramirez-vacated-his-wba-interim-featherweight-belt#.YRErvvJxfIU|publisher=WBA公式サイト|access-date=2021年8月2日}}</ref>、試合3日前に急遽WBA世界フェザー級暫定王座決定戦に変更され試合は行われ<ref>{{cite web |title=Michael Michael Conlan, TJ Doheny Trade Words at Final Press Conference|url=https://www.boxingscene.com/michael-conlan-tj-doheny-trade-words-final-press-conference--159606 |publisher=BoxingScene,com|access-date=2021年8月3日}}</ref>、12回0-3(2者が111-116、108-119)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した<ref>{{cite web |title=Michael Conlan Drops, Decisions TJ Doheny For Interim-WBA Title |url=https://www.boxingscene.com/michael-conlan-drops-decisions-tj-doheny-interim-wba-title-results--159694 |publisher=BoxingScene,com|access-date=2021年8月6日}}</ref>。

2023年3月11日、シドニーの[[シドニー・スーパードーム]]にて[[サム・グッドマン]]と対戦するも、0-3の判定負けを喫した。

2023年6月29日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者の[[中嶋一輝]]と対戦し、4回2分32秒TKO勝ちを収め、アジアパシフィック王座を獲得した<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/news/202306290001359.html 中嶋一輝が元王者ドヘニーに4回TKO負けで初防衛失敗 WBO-APスーパーバンタム級王座戦] [[日刊スポーツ]] (2023年6月29日) 2023年6月29日閲覧</ref>。

2023年10月31日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級1位のジャフェスリー・ラミドと対戦し、1回2分28秒TKO勝ちを収め、王座初防衛に成功した。

2024年5月6日、[[東京ドーム]]で行われた[[井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦]]の前座でブリル・バヨゴスとノンタイトル8回戦を行い、4回2分51秒TKO勝ちを収めた。この試合はメインイベントのリザーブカードとしても行われ、メインイベントにおいて体重超過などによる欠場といった不測の事態が発生した場合にはドヘニーが代役として出場する予定となっていた<ref>{{Cite web ja |url=https://the-ans.jp/news/408686/ |title=井上尚弥VSネリに異例の"控え"選手用意 突然の中止対策、元世界王者ドヘニーが東京D興行参戦 |website=THE ANSWER |date=2024-04-10 |accessdate=2024-06-10}}</ref>。

== 人物 ==
*2023年10月31日に後楽園ホールで行われたジャフェスリー・ラミドとの試合で、ドヘニーは前日計量時には55.2kgだったが、試合当日には67.8kgまで体重をリバウンドし、12.6kg(リバウンド率は22.8%)ものリバウンドをした<ref>{{Cite web|和書|url=https://theboxersworld.com/2023/11/29/dry-eye%e3%80%80%EF%BD%9E%E9%9D%9E%E6%84%9F%E6%83%85%E7%9A%84%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%AB%96%EF%BD%9E%e3%80%80/ |title=第3回スーパーバンタム級の正体— 122ポンドクラスで何が起きていたか |publisher=THE BOXERS |date=2023年11月29日 |accessdate=2024年4月16日}}</ref>。

== 戦績 ==
* プロボクシング:31戦 26勝 (20KO) 5敗
{{Fightstatstop}}
{{Fightstatscont|1|2012年4月27日|{{Yes2}}☆|1R 1:27|TKO|ピチット・シスクルーウィン|{{THA}}|プロデビュー戦}}
{{Fightstatscont|2|2012年6月22日|{{Yes2}}☆|1R 0:31|TKO|クリス・ポッター|{{NZL}}|}}
{{Fightstatscont|3|2012年9月14日|{{Yes2}}☆|6R|判定3-0|ロベルト・オヤン|{{PHI}}|}}
{{Fightstatscont|4|2013年2月22日|{{Yes2}}☆|3R 1:30|TKO|アヌソーン・チャイスラ|{{THA}}|}}
{{Fightstatscont|5|2013年8月17日|{{Yes2}}☆|9R 2:59|KO|ジェームズ・モコギンタ|{{IDN}}|PABAパンアジアスーパーバンタム級王座決定戦}}
{{Fightstatscont|6|2013年12月13日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|ディアネバー・オルカレス|{{AUS}}|PABAパンアジア防衛1}}
{{Fightstatscont|7|2014年3月15日|{{Yes2}}☆|3R 2:25|TKO|ソムプラソン・チュエンチャナ|{{THA}}|PABAパンアジア防衛2}}
{{Fightstatscont|8|2014年9月19日|{{Yes2}}☆|9R 1:00|TKO|ローマン・カント|{{PHI}}|PABAパンアジア防衛3}}
{{Fightstatscont|9|2014年11月15日|{{Yes2}}☆|3R 終了|TKO|エギ・ローゼン|{{IDN}}|}}
{{Fightstatscont|10|2015年2月20日|{{Yes2}}☆|8R|判定3-0|フム・クンマット|{{THA}}|}}
{{Fightstatscont|11|2015年5月15日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|マルコ・デメシリオ|{{PHI}}|PABAパンアジア防衛4}}
{{Fightstatscont|12|2015年7月4日|{{Yes2}}☆|1R 1:25|TKO|モンコンチャイ・ルックマンカンチャ|{{THA}}|}}
{{Fightstatscont|13|2015年10月3日|{{Yes2}}☆|5R 2:18|TKO|[[デンカオセーン・カオウィチット]]|{{THA}}|PABAパンアジア防衛5}}
{{Fightstatscont|14|2015年12月12日|{{Yes2}}☆|2R 0:30|KO|ノルディ・マナカネ|{{IDN}}|}}
{{Fightstatscont|15|2016年3月19日|{{Yes2}}☆|5R 1:40|TKO|ヘラルド・マリン・エルナンデス|{{MEX}}|PABAパンアジア防衛6}}
{{Fightstatscont|16|2016年10月15日|{{Yes2}}☆|2R 1:58|TKO|エメスト・ゲレーロ|{{MEX}}|}}
{{Fightstatscont|17|2017年6月2日|{{Yes2}}☆|1R 2:15|TKO|エスピノス・サブ|{{IDN}}|}}
{{Fightstatscont|18|2017年12月20日|{{Yes2}}☆|12R|判定2-1|マイク・タワッチャイ|{{THA}}|}}
{{Fightstatscont|19|2018年3月17日|{{Yes2}}☆|2R 2:18|TKO|マイク・オリバー|{{USA}}|}}
{{Fightstatscont|20|2018年8月16日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|[[岩佐亮佑]]([[セレスボクシングジム|セレス]])|{{JAP}}|IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ}}
{{Fightstatscont|21|2019年1月18日|{{Yes2}}☆|11R 2:18|TKO|[[高橋竜平]]([[横浜光ボクシングジム|横浜光]])|{{JAP}}|IBF防衛1}}
{{Fightstatscont|22|2019年4月26日|{{No2}}★|12R|判定0-2|[[ダニエル・ローマン (ボクサー)|ダニエル・ローマン]]|{{USA}}|WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦<br>IBF陥落}}
{{Fightstatscont|23|2019年10月12日|{{Yes2}}☆|5R 終了|TKO|ヘスス・マルティネス|{{COL}}|}}
{{Fightstatscont|24|2020年3月6日|{{No2}}★|8R|判定0-3|イオヌット・バルタ|{{ROU}}|}}
{{Fightstatscont|25|2021年8月6日|{{No2}}★|12R|判定0-3|[[マイケル・コンラン]]|{{IRL}}|WBA世界フェザー級暫定王座決定戦}}
{{Fightstatscont|26|2022年3月19日|{{Yes2}}☆|2R 2:23|TKO|セサール・フアレス|{{MEX}}|}}
{{Fightstatscont|27|2023年3月12日|{{No2}}★|10R|判定0-3|[[サム・グッドマン]]|{{AUS}}|IBFインターコンチネンタル・WBOオリエンタルスーパーバンタム級タイトルマッチ}}
{{Fightstatscont|28|2023年6月29日|{{Yes2}}☆|4R 2:32|TKO|[[中嶋一輝]]([[大橋ボクシングジム|大橋]])|{{JAP}}|WBOアジア太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ}}
{{Fightstatscont|29|2023年10月31日|{{Yes2}}☆|1R 2:28|TKO|ジャフェスリー・ラミド|{{USA}}|WBOアジア太平洋防衛1}}
{{Fightstatscont|30|2024年5月6日|{{Yes2}}☆|4R 2:51|TKO|ブリル・バヨゴス|{{PHI}}|}}
{{Fightstatscont|31|2024年9月3日|{{No2}}★|7R 0:16|TKO|[[井上尚弥]]([[大橋ボクシングジム|大橋]])|{{JPN}}|[[井上尚弥 対 テレンス・ジョン・ドヘニー戦|WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦]]}}
{{Fightstatscont|32|2025年3月25日|-|-|-|[[ニック・ボール]]|{{GBR}}|WBA世界フェザー級タイトルマッチ<br>試合前}}
{{Fightstatsbottom}}


== 獲得タイトル ==
== 獲得タイトル ==
* 第11代[[パンアジアボクシング協会|PABA]][[スーパーバンタム級]]王座(防衛1=[[スーパー王座]]に認定)
* [[パンアジアボクシング協会|PABA]][[スーパーバンタム級]]王座
* PABAスーパーバンタム級スーパー王座(防衛5)
* [[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーバンタム級王座(防衛1)
* [[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーバンタム級王座(防衛0)
* [[世界ボクシング機構|WBO]]アジアパシフィック[[スーパーバンタム級]]王座(防衛1)


== 脚注 ==
== 脚注 ==
45行目: 103行目:
* [[パンアジアボクシング協会王者一覧|パンアジアボクシング協会(PABA)王者一覧]]
* [[パンアジアボクシング協会王者一覧|パンアジアボクシング協会(PABA)王者一覧]]
* [[国際ボクシング連盟世界王者一覧|国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧]]
* [[国際ボクシング連盟世界王者一覧|国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧]]
* [[ボクシング王者一覧]]
* [[世界ボクシング機構アジア太平洋王者一覧|世界ボクシング機構(WBO)アジア太平洋王者一覧]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* {{Boxrec|id=611407}}
* {{Instagram|tjdoheny}}
* {{Twitter|TjDoheny}}
* {{Twitter|TjDoheny}}
* {{Boxrec|id=611407}}
{{Championshiptitle||[[国際ボクシング連盟|IBF]]|世界[[スーパーバンタム級]]|岩佐亮佑|ダニエル・ローマン (ボクサー){{!}}ダニエル・ローマン|2018年8月16日 - 2019年4月26日}}
{{Championshiptitle||[[世界ボクシング機構|WBO]]アジア太平洋|[[スーパーバンタム級]]|中嶋一輝|N/A|2023年6月29日 - 現在}}


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[[Category:存命人物]]
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2024年12月13日 (金) 08:25時点における最新版

テレンス・ジョン・ドヘニー
基本情報
本名 テレンス・ジョン・ドヘニー
通称 TJ
The Power
階級 スーパーバンタム級
身長 166cm
リーチ 173cm
国籍 アイルランドの旗 アイルランド
誕生日 (1986-11-02) 1986年11月2日(38歳)
出身地 アイルランドポート・レーイシュ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 31
勝ち 26
KO勝ち 20
敗け 5
テンプレートを表示

テレンス・ジョン・ドヘニー(Terrence John Doheny、1986年11月2日 - )は、アイルランド出身のプロボクサー。元IBF世界スーパーバンタム級王者。通称TJ・ドヘニー

来歴

[編集]

アイルランドポート・レーイシュ出身。7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ[1]

21歳の時にアイルランドからオーストラリアに渡りプロに転向[2]。2012年4月にハーストヴィル英語版にてデビュー戦を行った。

2013年8月にPABAスーパーバンタム級王座を獲得。以後6度防衛をするが、その中には元世界二階級王者のデンカオセーン・カオウィチットにTKO勝ちをした試合もある[3]

2018年8月16日、後楽園ホールにて、IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑セレス)に指名挑戦者として挑戦、試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し12回3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した[2][4]

2019年1月7日、エディー・ハーンマッチルーム・スポーツ・USAと契約を交わした[5]

2019年1月18日、ニューヨークフールー・シアターでIBF世界スーパーバンタム級10位の高橋竜平と対戦し、11回2分18秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[6]。高橋は前年の12月1日から試合の打診はあったものの、試合日が決まらず疑心暗鬼になっていたところ、試合の10日前になって試合が決まったと急遽連絡が来てからビザを取得し、試合1週間前にギリギリで正式決定した試合だった[7]

2019年4月26日、カリフォルニア州イングルウッドザ・フォーラムにてファン・フランシスコ・エストラーダvsシーサケット・ソー・ルンヴィサイ第2戦の前座で、WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンと王座統一戦を行い、12回0-2(113-113、110-116×2)の判定負けを喫し王座統一と2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[8]。この試合でドヘニーは23万ドル(約2,500万円)、ローマンは20万ドル(約2,100万円)のファイトマネーを稼いだ[9]

2020年3月6日、ドバイでイオヌット・バルツァと対戦し、8回判定負けを喫した。

2021年8月6日、ベルファストファールズ・パークでWBOインターコンチネンタルフェザー級王者のマイケル・コンランに挑戦する予定だったが[10]WBA世界フェザー級暫定王者エドゥアルド・ラミレスが王座を返上した為[11]、試合3日前に急遽WBA世界フェザー級暫定王座決定戦に変更され試合は行われ[12]、12回0-3(2者が111-116、108-119)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[13]

2023年3月11日、シドニーのシドニー・スーパードームにてサム・グッドマンと対戦するも、0-3の判定負けを喫した。

2023年6月29日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者の中嶋一輝と対戦し、4回2分32秒TKO勝ちを収め、アジアパシフィック王座を獲得した[14]

2023年10月31日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級1位のジャフェスリー・ラミドと対戦し、1回2分28秒TKO勝ちを収め、王座初防衛に成功した。

2024年5月6日、東京ドームで行われた井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦の前座でブリル・バヨゴスとノンタイトル8回戦を行い、4回2分51秒TKO勝ちを収めた。この試合はメインイベントのリザーブカードとしても行われ、メインイベントにおいて体重超過などによる欠場といった不測の事態が発生した場合にはドヘニーが代役として出場する予定となっていた[15]

人物

[編集]
  • 2023年10月31日に後楽園ホールで行われたジャフェスリー・ラミドとの試合で、ドヘニーは前日計量時には55.2kgだったが、試合当日には67.8kgまで体重をリバウンドし、12.6kg(リバウンド率は22.8%)ものリバウンドをした[16]

戦績

[編集]
  • プロボクシング:31戦 26勝 (20KO) 5敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2012年4月27日 1R 1:27 TKO ピチット・シスクルーウィン タイ王国の旗 タイ プロデビュー戦
2 2012年6月22日 1R 0:31 TKO クリス・ポッター ニュージーランドの旗 ニュージーランド
3 2012年9月14日 6R 判定3-0 ロベルト・オヤン フィリピンの旗 フィリピン
4 2013年2月22日 3R 1:30 TKO アヌソーン・チャイスラ タイ王国の旗 タイ
5 2013年8月17日 9R 2:59 KO ジェームズ・モコギンタ インドネシアの旗 インドネシア PABAパンアジアスーパーバンタム級王座決定戦
6 2013年12月13日 12R 判定3-0 ディアネバー・オルカレス オーストラリアの旗 オーストラリア PABAパンアジア防衛1
7 2014年3月15日 3R 2:25 TKO ソムプラソン・チュエンチャナ タイ王国の旗 タイ PABAパンアジア防衛2
8 2014年9月19日 9R 1:00 TKO ローマン・カント フィリピンの旗 フィリピン PABAパンアジア防衛3
9 2014年11月15日 3R 終了 TKO エギ・ローゼン インドネシアの旗 インドネシア
10 2015年2月20日 8R 判定3-0 フム・クンマット タイ王国の旗 タイ
11 2015年5月15日 12R 判定3-0 マルコ・デメシリオ フィリピンの旗 フィリピン PABAパンアジア防衛4
12 2015年7月4日 1R 1:25 TKO モンコンチャイ・ルックマンカンチャ タイ王国の旗 タイ
13 2015年10月3日 5R 2:18 TKO デンカオセーン・カオウィチット タイ王国の旗 タイ PABAパンアジア防衛5
14 2015年12月12日 2R 0:30 KO ノルディ・マナカネ インドネシアの旗 インドネシア
15 2016年3月19日 5R 1:40 TKO ヘラルド・マリン・エルナンデス メキシコの旗 メキシコ PABAパンアジア防衛6
16 2016年10月15日 2R 1:58 TKO エメスト・ゲレーロ メキシコの旗 メキシコ
17 2017年6月2日 1R 2:15 TKO エスピノス・サブ インドネシアの旗 インドネシア
18 2017年12月20日 12R 判定2-1 マイク・タワッチャイ タイ王国の旗 タイ
19 2018年3月17日 2R 2:18 TKO マイク・オリバー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
20 2018年8月16日 12R 判定3-0 岩佐亮佑セレス 日本の旗 日本 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
21 2019年1月18日 11R 2:18 TKO 高橋竜平横浜光 日本の旗 日本 IBF防衛1
22 2019年4月26日 12R 判定0-2 ダニエル・ローマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦
IBF陥落
23 2019年10月12日 5R 終了 TKO ヘスス・マルティネス  コロンビア
24 2020年3月6日 8R 判定0-3 イオヌット・バルタ  ルーマニア
25 2021年8月6日 12R 判定0-3 マイケル・コンラン アイルランドの旗 アイルランド WBA世界フェザー級暫定王座決定戦
26 2022年3月19日 2R 2:23 TKO セサール・フアレス メキシコの旗 メキシコ
27 2023年3月12日 10R 判定0-3 サム・グッドマン オーストラリアの旗 オーストラリア IBFインターコンチネンタル・WBOオリエンタルスーパーバンタム級タイトルマッチ
28 2023年6月29日 4R 2:32 TKO 中嶋一輝大橋 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ
29 2023年10月31日 1R 2:28 TKO ジャフェスリー・ラミド アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBOアジア太平洋防衛1
30 2024年5月6日 4R 2:51 TKO ブリル・バヨゴス フィリピンの旗 フィリピン
31 2024年9月3日 7R 0:16 TKO 井上尚弥大橋 日本の旗 日本 WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦
32 2025年3月25日 - - - ニック・ボール イギリスの旗 イギリス WBA世界フェザー級タイトルマッチ
試合前
テンプレート

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」 帝拳プロモーション 2018年8月10日
  2. ^ a b ドヘニー、世界初挑戦で奪取「幸せにつながると信じてきた」 スポーツニッポン 2018年8月17日
  3. ^ TJ Doheny destroys former two-weight World champion Irish Boxing 2015年10月3日
  4. ^ ドヘニー「勝つだけの闘いはできた」 初の世界挑戦、岩佐破り王座獲得/BOX サンケイスポーツ 2018年8月17日
  5. ^ TJ Doheny Inks With Eddie Hearn, Eyes Danny Roman Unification”. Boxing Scene.com (2019年1月7日). 2019年1月8日閲覧。
  6. ^ “高橋竜平らしさ出せず、ドヘニーに11回TKO負け”. Boxing News(ボクシングニュース). (2019年2月10日). http://boxingnews.jp/news/64139/ 2019年6月14日閲覧。 
  7. ^ 緊急世界戦の高橋竜平が渡米「え、え、えっ、うそ?!」”. スポーツ報知 (2019年1月13日). 2019年7月31日閲覧。
  8. ^ “ローマン王座統一 WBA・IBF世界S・バンタム級”. Boxing News(ボクシングニュース). (2019年4月27日). https://boxingnews.jp/news/66605/ 2019年6月14日閲覧。 
  9. ^ Per the California State Athletic Commission, official contract purses for Friday’s night’s Matchroom Boxing/DAZN card at The Forum in Inglewood”. ESPN.com (2019年4月26日). 2019年7月29日閲覧。
  10. ^ Michael Conlan vs. TJ Doheny - August 6 at Falls Park in Belfast”. BoxingScene,com. 2021年6月30日閲覧。
  11. ^ Eduardo Ramirez vacated his WBA Interim Featherweight belt”. WBA公式サイト. 2021年8月2日閲覧。
  12. ^ Michael Michael Conlan, TJ Doheny Trade Words at Final Press Conference”. BoxingScene,com. 2021年8月3日閲覧。
  13. ^ Michael Conlan Drops, Decisions TJ Doheny For Interim-WBA Title”. BoxingScene,com. 2021年8月6日閲覧。
  14. ^ 中嶋一輝が元王者ドヘニーに4回TKO負けで初防衛失敗 WBO-APスーパーバンタム級王座戦 日刊スポーツ (2023年6月29日) 2023年6月29日閲覧
  15. ^ 井上尚弥VSネリに異例の"控え"選手用意 突然の中止対策、元世界王者ドヘニーが東京D興行参戦」『THE ANSWER』2024年4月10日。2024年6月10日閲覧
  16. ^ 第3回スーパーバンタム級の正体— 122ポンドクラスで何が起きていたか”. THE BOXERS (2023年11月29日). 2024年4月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
岩佐亮佑
IBF世界スーパーバンタム級王者

2018年8月16日 - 2019年4月26日

次王者
ダニエル・ローマン
前王者
中嶋一輝
WBOアジア太平洋スーパーバンタム級王者

2023年6月29日 - 現在

次王者
N/A