「テレンス・ジョン・ドヘニー」の版間の差分
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'''テレンス・ジョン・ドヘニー''' |
'''テレンス・ジョン・ドヘニー'''(Terrence John Doheny、[[1986年]][[11月2日]] - )は、[[アイルランド]]出身の[[プロボクサー]]。元[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界[[スーパーバンタム級]]王者。通称'''TJ・ドヘニー'''。 |
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== 来歴 == |
== 来歴 == |
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7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ<ref>[http://www.teiken.com/news/ TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」] 帝拳プロモーション 2018年8月10日</ref>。 |
[[アイルランド]][[ポート・レーイシュ]]出身。7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ<ref>[http://www.teiken.com/news/ TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」] 帝拳プロモーション 2018年8月10日</ref>。 |
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21歳の時にアイルランドから[[オーストラリア]]に渡り |
21歳の時にアイルランドから[[オーストラリア]]に渡りプロに転向<ref name="sponichi20180817">[https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/08/17/kiji/20180816s00021000363000c.html ドヘニー、世界初挑戦で奪取「幸せにつながると信じてきた」] スポーツニッポン 2018年8月17日</ref>。2012年4月に{{仮リンク|ハーストヴィル|en|Hurstville, New South Wales}}にてデビュー戦を行った。 |
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2013年8月に[[パンアジアボクシング協会|PABA]] |
2013年8月に[[パンアジアボクシング協会|PABA]]スーパーバンタム級王座を獲得。以後6度防衛をするが、その中には元世界二階級王者の[[デンカオセーン・カオウィチット]]にTKO勝ちをした試合もある<ref>[http://www.irish-boxing.com/tj-doheny-destroys-former-two-weight-world-champion/ TJ Doheny destroys former two-weight World champion] Irish Boxing 2015年10月3日</ref>。 |
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2018年8月16日、 |
2018年8月16日、[[後楽園ホール]]にて、[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーバンタム級王者[[岩佐亮佑]]([[セレス小林|セレス]])に指名挑戦者として挑戦、試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し12回3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した<ref name="sponichi20180817"/><ref>[https://web.archive.org/web/20180818052416/https://www.sanspo.com/sports/news/20180816/box18081621500007-n1.html ドヘニー「勝つだけの闘いはできた」 初の世界挑戦、岩佐破り王座獲得/BOX] サンケイスポーツ 2018年8月17日</ref>。 |
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2019年1月7日、[[エディー・ハーン (プロモーター)|エディー・ハーン]]の[[マッチルーム・スポーツ|マッチルーム・スポーツ・USA]]と契約を交わした<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/tj-doheny-inks-with-eddie-hearn-eyes-danny-roman-unification--135207 |title= TJ Doheny Inks With Eddie Hearn, Eyes Danny Roman Unification |publisher= Boxing Scene.com |date= 2019年1月7日 |accessdate= 2019年1月8日}}</ref>。 |
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2019年1月18日、[[ニューヨーク]]の[[マディソン・スクエア・ガーデン#フールー・シアター|フールー・シアター]]でIBF世界スーパーバンタム級10位の[[高橋竜平]]と対戦し、11回2分18秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した<ref>{{Cite news|url=http://boxingnews.jp/news/64139/|title=高橋竜平らしさ出せず、ドヘニーに11回TKO負け|date=2019-02-10|publisher=Boxing News(ボクシングニュース)|accessdate=2019-06-14}}</ref>。高橋は前年の12月1日から試合の打診はあったものの、試合日が決まらず疑心暗鬼になっていたところ、試合の10日前になって試合が決まったと急遽連絡が来てからビザを取得し、試合1週間前にギリギリで正式決定した試合だった<ref>{{Cite web|和書|url= https://hochi.news/articles/20190113-OHT1T50119.html |title= 緊急世界戦の高橋竜平が渡米「え、え、えっ、うそ?!」 |publisher= スポーツ報知 |date= 2019年1月13日 |accessdate= 2019年7月31日}}</ref>。 |
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2019年4月26日、[[カリフォルニア州]][[イングルウッド (カリフォルニア州)|イングルウッド]]の[[ザ・フォーラム (アリーナ)|ザ・フォーラム]]にて[[ファン・フランシスコ・エストラーダ]]vs[[シーサケット・ソー・ルンヴィサイ]]第2戦の前座で、WBA世界スーパーバンタム級王者[[ダニエル・ローマン (ボクサー)|ダニエル・ローマン]]と王座統一戦を行い、12回0-2(113-113、110-116×2)の判定負けを喫し王座統一と2度目の防衛に失敗、王座から陥落した<ref>{{Cite news|url=https://boxingnews.jp/news/66605/|title=ローマン王座統一 WBA・IBF世界S・バンタム級|date=2019-04-27|publisher=Boxing News(ボクシングニュース)|accessdate=2019-06-14}}</ref>。この試合でドヘニーは23万ドル(約2,500万円)、ローマンは20万ドル(約2,100万円)のファイトマネーを稼いだ<ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/espn/now?nowId=21-41062507-4 |title= Per the California State Athletic Commission, official contract purses for Friday’s night’s Matchroom Boxing/DAZN card at The Forum in Inglewood |publisher= ESPN.com |date= 2019年4月26日 |accessdate= 2019年7月29日}}</ref>。 |
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2020年3月6日、[[ドバイ]]でイオヌット・バルツァと対戦し、8回判定負けを喫した。 |
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2021年8月6日、ベルファストファールズ・パークでWBOインターコンチネンタル[[フェザー級]]王者の[[マイケル・コンラン]]に挑戦する予定だったが<ref>{{cite web |title=Michael Conlan vs. TJ Doheny - August 6 at Falls Park in Belfast |url=https://www.boxingscene.com/michael-conlan-vs-tj-doheny-august-6-falls-park-belfast--158817 |publisher=BoxingScene,com|access-date=2021年6月30日}}</ref>、[[世界ボクシング協会|WBA]]世界フェザー級[[暫定王座|暫定王者]]の[[エドゥアルド・ラミレス]]が王座を返上した為<ref>{{cite web |title=Eduardo Ramirez vacated his WBA Interim Featherweight belt |url=https://www.wbaboxing.com/boxing-news/eduardo-ramirez-vacated-his-wba-interim-featherweight-belt#.YRErvvJxfIU|publisher=WBA公式サイト|access-date=2021年8月2日}}</ref>、試合3日前に急遽WBA世界フェザー級暫定王座決定戦に変更され試合は行われ<ref>{{cite web |title=Michael Michael Conlan, TJ Doheny Trade Words at Final Press Conference|url=https://www.boxingscene.com/michael-conlan-tj-doheny-trade-words-final-press-conference--159606 |publisher=BoxingScene,com|access-date=2021年8月3日}}</ref>、12回0-3(2者が111-116、108-119)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した<ref>{{cite web |title=Michael Conlan Drops, Decisions TJ Doheny For Interim-WBA Title |url=https://www.boxingscene.com/michael-conlan-drops-decisions-tj-doheny-interim-wba-title-results--159694 |publisher=BoxingScene,com|access-date=2021年8月6日}}</ref>。 |
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2023年3月11日、シドニーの[[シドニー・スーパードーム]]にて[[サム・グッドマン]]と対戦するも、0-3の判定負けを喫した。 |
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2023年6月29日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者の[[中嶋一輝]]と対戦し、4回2分32秒TKO勝ちを収め、アジアパシフィック王座を獲得した<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/news/202306290001359.html 中嶋一輝が元王者ドヘニーに4回TKO負けで初防衛失敗 WBO-APスーパーバンタム級王座戦] [[日刊スポーツ]] (2023年6月29日) 2023年6月29日閲覧</ref>。 |
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2023年10月31日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級1位のジャフェスリー・ラミドと対戦し、1回2分28秒TKO勝ちを収め、王座初防衛に成功した。 |
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2024年5月6日、[[東京ドーム]]で行われた[[井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦]]の前座でブリル・バヨゴスとノンタイトル8回戦を行い、4回2分51秒TKO勝ちを収めた。この試合はメインイベントのリザーブカードとしても行われ、メインイベントにおいて体重超過などによる欠場といった不測の事態が発生した場合にはドヘニーが代役として出場する予定となっていた<ref>{{Cite web ja |url=https://the-ans.jp/news/408686/ |title=井上尚弥VSネリに異例の"控え"選手用意 突然の中止対策、元世界王者ドヘニーが東京D興行参戦 |website=THE ANSWER |date=2024-04-10 |accessdate=2024-06-10}}</ref>。 |
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== 人物 == |
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*2023年10月31日に後楽園ホールで行われたジャフェスリー・ラミドとの試合で、ドヘニーは前日計量時には55.2kgだったが、試合当日には67.8kgまで体重をリバウンドし、12.6kg(リバウンド率は22.8%)ものリバウンドをした<ref>{{Cite web|和書|url=https://theboxersworld.com/2023/11/29/dry-eye%e3%80%80%EF%BD%9E%E9%9D%9E%E6%84%9F%E6%83%85%E7%9A%84%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%AB%96%EF%BD%9E%e3%80%80/ |title=第3回スーパーバンタム級の正体— 122ポンドクラスで何が起きていたか |publisher=THE BOXERS |date=2023年11月29日 |accessdate=2024年4月16日}}</ref>。 |
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== 戦績 == |
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* プロボクシング:31戦 26勝 (20KO) 5敗 |
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{{Fightstatstop}} |
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{{Fightstatscont|1|2012年4月27日|{{Yes2}}☆|1R 1:27|TKO|ピチット・シスクルーウィン|{{THA}}|プロデビュー戦}} |
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{{Fightstatscont|2|2012年6月22日|{{Yes2}}☆|1R 0:31|TKO|クリス・ポッター|{{NZL}}|}} |
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{{Fightstatscont|3|2012年9月14日|{{Yes2}}☆|6R|判定3-0|ロベルト・オヤン|{{PHI}}|}} |
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{{Fightstatscont|4|2013年2月22日|{{Yes2}}☆|3R 1:30|TKO|アヌソーン・チャイスラ|{{THA}}|}} |
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{{Fightstatscont|5|2013年8月17日|{{Yes2}}☆|9R 2:59|KO|ジェームズ・モコギンタ|{{IDN}}|PABAパンアジアスーパーバンタム級王座決定戦}} |
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{{Fightstatscont|6|2013年12月13日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|ディアネバー・オルカレス|{{AUS}}|PABAパンアジア防衛1}} |
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{{Fightstatscont|7|2014年3月15日|{{Yes2}}☆|3R 2:25|TKO|ソムプラソン・チュエンチャナ|{{THA}}|PABAパンアジア防衛2}} |
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{{Fightstatscont|8|2014年9月19日|{{Yes2}}☆|9R 1:00|TKO|ローマン・カント|{{PHI}}|PABAパンアジア防衛3}} |
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{{Fightstatscont|10|2015年2月20日|{{Yes2}}☆|8R|判定3-0|フム・クンマット|{{THA}}|}} |
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{{Fightstatscont|11|2015年5月15日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|マルコ・デメシリオ|{{PHI}}|PABAパンアジア防衛4}} |
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{{Fightstatscont|13|2015年10月3日|{{Yes2}}☆|5R 2:18|TKO|[[デンカオセーン・カオウィチット]]|{{THA}}|PABAパンアジア防衛5}} |
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{{Fightstatscont|18|2017年12月20日|{{Yes2}}☆|12R|判定2-1|マイク・タワッチャイ|{{THA}}|}} |
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{{Fightstatscont|19|2018年3月17日|{{Yes2}}☆|2R 2:18|TKO|マイク・オリバー|{{USA}}|}} |
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{{Fightstatscont|20|2018年8月16日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|[[岩佐亮佑]]([[セレスボクシングジム|セレス]])|{{JAP}}|IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ}} |
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{{Fightstatscont|21|2019年1月18日|{{Yes2}}☆|11R 2:18|TKO|[[高橋竜平]]([[横浜光ボクシングジム|横浜光]])|{{JAP}}|IBF防衛1}} |
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{{Fightstatscont|22|2019年4月26日|{{No2}}★|12R|判定0-2|[[ダニエル・ローマン (ボクサー)|ダニエル・ローマン]]|{{USA}}|WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦<br>IBF陥落}} |
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{{Fightstatscont|23|2019年10月12日|{{Yes2}}☆|5R 終了|TKO|ヘスス・マルティネス|{{COL}}|}} |
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{{Fightstatscont|24|2020年3月6日|{{No2}}★|8R|判定0-3|イオヌット・バルタ|{{ROU}}|}} |
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{{Fightstatscont|25|2021年8月6日|{{No2}}★|12R|判定0-3|[[マイケル・コンラン]]|{{IRL}}|WBA世界フェザー級暫定王座決定戦}} |
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{{Fightstatscont|26|2022年3月19日|{{Yes2}}☆|2R 2:23|TKO|セサール・フアレス|{{MEX}}|}} |
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{{Fightstatscont|27|2023年3月12日|{{No2}}★|10R|判定0-3|[[サム・グッドマン]]|{{AUS}}|IBFインターコンチネンタル・WBOオリエンタルスーパーバンタム級タイトルマッチ}} |
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{{Fightstatscont|28|2023年6月29日|{{Yes2}}☆|4R 2:32|TKO|[[中嶋一輝]]([[大橋ボクシングジム|大橋]])|{{JAP}}|WBOアジア太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ}} |
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{{Fightstatscont|29|2023年10月31日|{{Yes2}}☆|1R 2:28|TKO|ジャフェスリー・ラミド|{{USA}}|WBOアジア太平洋防衛1}} |
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{{Fightstatscont|30|2024年5月6日|{{Yes2}}☆|4R 2:51|TKO|ブリル・バヨゴス|{{PHI}}|}} |
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{{Fightstatscont|31|2024年9月3日|{{No2}}★|7R 0:16|TKO|[[井上尚弥]]([[大橋ボクシングジム|大橋]])|{{JPN}}|[[井上尚弥 対 テレンス・ジョン・ドヘニー戦|WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦]]}} |
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{{Fightstatscont|32|2025年3月25日|-|-|-|[[ニック・ボール]]|{{GBR}}|WBA世界フェザー級タイトルマッチ<br>試合前}} |
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== 獲得タイトル == |
== 獲得タイトル == |
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* [[パンアジアボクシング協会|PABA]][[スーパーバンタム級]]王座 |
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* |
* [[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーバンタム級王座(防衛1) |
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* [[ |
* [[世界ボクシング機構|WBO]]アジアパシフィック[[スーパーバンタム級]]王座(防衛1) |
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== 脚注 == |
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* [[パンアジアボクシング協会王者一覧|パンアジアボクシング協会(PABA)王者一覧]] |
* [[パンアジアボクシング協会王者一覧|パンアジアボクシング協会(PABA)王者一覧]] |
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* [[国際ボクシング連盟世界王者一覧|国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧]] |
* [[国際ボクシング連盟世界王者一覧|国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧]] |
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* [[ボクシング |
* [[世界ボクシング機構アジア太平洋王者一覧|世界ボクシング機構(WBO)アジア太平洋王者一覧]] |
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2024年12月13日 (金) 08:25時点における最新版
基本情報 | |
---|---|
本名 | テレンス・ジョン・ドヘニー |
通称 |
TJ The Power |
階級 | スーパーバンタム級 |
身長 | 166cm |
リーチ | 173cm |
国籍 | アイルランド |
誕生日 | 1986年11月2日(38歳) |
出身地 | アイルランドポート・レーイシュ |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31 |
勝ち | 26 |
KO勝ち | 20 |
敗け | 5 |
テレンス・ジョン・ドヘニー(Terrence John Doheny、1986年11月2日 - )は、アイルランド出身のプロボクサー。元IBF世界スーパーバンタム級王者。通称TJ・ドヘニー。
来歴
[編集]アイルランドポート・レーイシュ出身。7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ[1]。
21歳の時にアイルランドからオーストラリアに渡りプロに転向[2]。2012年4月にハーストヴィルにてデビュー戦を行った。
2013年8月にPABAスーパーバンタム級王座を獲得。以後6度防衛をするが、その中には元世界二階級王者のデンカオセーン・カオウィチットにTKO勝ちをした試合もある[3]。
2018年8月16日、後楽園ホールにて、IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(セレス)に指名挑戦者として挑戦、試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し12回3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した[2][4]。
2019年1月7日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと契約を交わした[5]。
2019年1月18日、ニューヨークのフールー・シアターでIBF世界スーパーバンタム級10位の高橋竜平と対戦し、11回2分18秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[6]。高橋は前年の12月1日から試合の打診はあったものの、試合日が決まらず疑心暗鬼になっていたところ、試合の10日前になって試合が決まったと急遽連絡が来てからビザを取得し、試合1週間前にギリギリで正式決定した試合だった[7]。
2019年4月26日、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムにてファン・フランシスコ・エストラーダvsシーサケット・ソー・ルンヴィサイ第2戦の前座で、WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンと王座統一戦を行い、12回0-2(113-113、110-116×2)の判定負けを喫し王座統一と2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[8]。この試合でドヘニーは23万ドル(約2,500万円)、ローマンは20万ドル(約2,100万円)のファイトマネーを稼いだ[9]。
2020年3月6日、ドバイでイオヌット・バルツァと対戦し、8回判定負けを喫した。
2021年8月6日、ベルファストファールズ・パークでWBOインターコンチネンタルフェザー級王者のマイケル・コンランに挑戦する予定だったが[10]、WBA世界フェザー級暫定王者のエドゥアルド・ラミレスが王座を返上した為[11]、試合3日前に急遽WBA世界フェザー級暫定王座決定戦に変更され試合は行われ[12]、12回0-3(2者が111-116、108-119)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[13]。
2023年3月11日、シドニーのシドニー・スーパードームにてサム・グッドマンと対戦するも、0-3の判定負けを喫した。
2023年6月29日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者の中嶋一輝と対戦し、4回2分32秒TKO勝ちを収め、アジアパシフィック王座を獲得した[14]。
2023年10月31日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級1位のジャフェスリー・ラミドと対戦し、1回2分28秒TKO勝ちを収め、王座初防衛に成功した。
2024年5月6日、東京ドームで行われた井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦の前座でブリル・バヨゴスとノンタイトル8回戦を行い、4回2分51秒TKO勝ちを収めた。この試合はメインイベントのリザーブカードとしても行われ、メインイベントにおいて体重超過などによる欠場といった不測の事態が発生した場合にはドヘニーが代役として出場する予定となっていた[15]。
人物
[編集]- 2023年10月31日に後楽園ホールで行われたジャフェスリー・ラミドとの試合で、ドヘニーは前日計量時には55.2kgだったが、試合当日には67.8kgまで体重をリバウンドし、12.6kg(リバウンド率は22.8%)ものリバウンドをした[16]。
戦績
[編集]- プロボクシング:31戦 26勝 (20KO) 5敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2012年4月27日 | ☆ | 1R 1:27 | TKO | ピチット・シスクルーウィン | タイ | プロデビュー戦 |
2 | 2012年6月22日 | ☆ | 1R 0:31 | TKO | クリス・ポッター | ニュージーランド | |
3 | 2012年9月14日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ロベルト・オヤン | フィリピン | |
4 | 2013年2月22日 | ☆ | 3R 1:30 | TKO | アヌソーン・チャイスラ | タイ | |
5 | 2013年8月17日 | ☆ | 9R 2:59 | KO | ジェームズ・モコギンタ | インドネシア | PABAパンアジアスーパーバンタム級王座決定戦 |
6 | 2013年12月13日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ディアネバー・オルカレス | オーストラリア | PABAパンアジア防衛1 |
7 | 2014年3月15日 | ☆ | 3R 2:25 | TKO | ソムプラソン・チュエンチャナ | タイ | PABAパンアジア防衛2 |
8 | 2014年9月19日 | ☆ | 9R 1:00 | TKO | ローマン・カント | フィリピン | PABAパンアジア防衛3 |
9 | 2014年11月15日 | ☆ | 3R 終了 | TKO | エギ・ローゼン | インドネシア | |
10 | 2015年2月20日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | フム・クンマット | タイ | |
11 | 2015年5月15日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | マルコ・デメシリオ | フィリピン | PABAパンアジア防衛4 |
12 | 2015年7月4日 | ☆ | 1R 1:25 | TKO | モンコンチャイ・ルックマンカンチャ | タイ | |
13 | 2015年10月3日 | ☆ | 5R 2:18 | TKO | デンカオセーン・カオウィチット | タイ | PABAパンアジア防衛5 |
14 | 2015年12月12日 | ☆ | 2R 0:30 | KO | ノルディ・マナカネ | インドネシア | |
15 | 2016年3月19日 | ☆ | 5R 1:40 | TKO | ヘラルド・マリン・エルナンデス | メキシコ | PABAパンアジア防衛6 |
16 | 2016年10月15日 | ☆ | 2R 1:58 | TKO | エメスト・ゲレーロ | メキシコ | |
17 | 2017年6月2日 | ☆ | 1R 2:15 | TKO | エスピノス・サブ | インドネシア | |
18 | 2017年12月20日 | ☆ | 12R | 判定2-1 | マイク・タワッチャイ | タイ | |
19 | 2018年3月17日 | ☆ | 2R 2:18 | TKO | マイク・オリバー | アメリカ合衆国 | |
20 | 2018年8月16日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 岩佐亮佑(セレス) | 日本 | IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ |
21 | 2019年1月18日 | ☆ | 11R 2:18 | TKO | 高橋竜平(横浜光) | 日本 | IBF防衛1 |
22 | 2019年4月26日 | ★ | 12R | 判定0-2 | ダニエル・ローマン | アメリカ合衆国 | WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦 IBF陥落 |
23 | 2019年10月12日 | ☆ | 5R 終了 | TKO | ヘスス・マルティネス | コロンビア | |
24 | 2020年3月6日 | ★ | 8R | 判定0-3 | イオヌット・バルタ | ルーマニア | |
25 | 2021年8月6日 | ★ | 12R | 判定0-3 | マイケル・コンラン | アイルランド | WBA世界フェザー級暫定王座決定戦 |
26 | 2022年3月19日 | ☆ | 2R 2:23 | TKO | セサール・フアレス | メキシコ | |
27 | 2023年3月12日 | ★ | 10R | 判定0-3 | サム・グッドマン | オーストラリア | IBFインターコンチネンタル・WBOオリエンタルスーパーバンタム級タイトルマッチ |
28 | 2023年6月29日 | ☆ | 4R 2:32 | TKO | 中嶋一輝(大橋) | 日本 | WBOアジア太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ |
29 | 2023年10月31日 | ☆ | 1R 2:28 | TKO | ジャフェスリー・ラミド | アメリカ合衆国 | WBOアジア太平洋防衛1 |
30 | 2024年5月6日 | ☆ | 4R 2:51 | TKO | ブリル・バヨゴス | フィリピン | |
31 | 2024年9月3日 | ★ | 7R 0:16 | TKO | 井上尚弥(大橋) | 日本 | WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 |
32 | 2025年3月25日 | - | - | - | ニック・ボール | イギリス | WBA世界フェザー級タイトルマッチ 試合前 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]脚注
[編集]- ^ TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」 帝拳プロモーション 2018年8月10日
- ^ a b ドヘニー、世界初挑戦で奪取「幸せにつながると信じてきた」 スポーツニッポン 2018年8月17日
- ^ TJ Doheny destroys former two-weight World champion Irish Boxing 2015年10月3日
- ^ ドヘニー「勝つだけの闘いはできた」 初の世界挑戦、岩佐破り王座獲得/BOX サンケイスポーツ 2018年8月17日
- ^ “TJ Doheny Inks With Eddie Hearn, Eyes Danny Roman Unification”. Boxing Scene.com (2019年1月7日). 2019年1月8日閲覧。
- ^ “高橋竜平らしさ出せず、ドヘニーに11回TKO負け”. Boxing News(ボクシングニュース). (2019年2月10日) 2019年6月14日閲覧。
- ^ “緊急世界戦の高橋竜平が渡米「え、え、えっ、うそ?!」”. スポーツ報知 (2019年1月13日). 2019年7月31日閲覧。
- ^ “ローマン王座統一 WBA・IBF世界S・バンタム級”. Boxing News(ボクシングニュース). (2019年4月27日) 2019年6月14日閲覧。
- ^ “Per the California State Athletic Commission, official contract purses for Friday’s night’s Matchroom Boxing/DAZN card at The Forum in Inglewood”. ESPN.com (2019年4月26日). 2019年7月29日閲覧。
- ^ “Michael Conlan vs. TJ Doheny - August 6 at Falls Park in Belfast”. BoxingScene,com. 2021年6月30日閲覧。
- ^ “Eduardo Ramirez vacated his WBA Interim Featherweight belt”. WBA公式サイト. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “Michael Michael Conlan, TJ Doheny Trade Words at Final Press Conference”. BoxingScene,com. 2021年8月3日閲覧。
- ^ “Michael Conlan Drops, Decisions TJ Doheny For Interim-WBA Title”. BoxingScene,com. 2021年8月6日閲覧。
- ^ 中嶋一輝が元王者ドヘニーに4回TKO負けで初防衛失敗 WBO-APスーパーバンタム級王座戦 日刊スポーツ (2023年6月29日) 2023年6月29日閲覧
- ^ 「井上尚弥VSネリに異例の"控え"選手用意 突然の中止対策、元世界王者ドヘニーが東京D興行参戦」『THE ANSWER』2024年4月10日。2024年6月10日閲覧。
- ^ “第3回スーパーバンタム級の正体— 122ポンドクラスで何が起きていたか”. THE BOXERS (2023年11月29日). 2024年4月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- テレンス・ジョン・ドヘニー (@tjdoheny) - Instagram
- テレンス・ジョン・ドヘニー (@TjDoheny) - X(旧Twitter)
- テレンス・ジョン・ドヘニーの戦績 - BoxRec
前王者 岩佐亮佑 |
IBF世界スーパーバンタム級王者 2018年8月16日 - 2019年4月26日 |
次王者 ダニエル・ローマン |
前王者 中嶋一輝 |
WBOアジア太平洋スーパーバンタム級王者 2023年6月29日 - 現在 |
次王者 N/A |