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「オレクサンドル・ウシク」の版間の差分

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'''オレクサンドル・ウシク'''({{Lang-uk|'''Олекса́ндр Олекса́ндрович У́сик'''}},{{Lang-en|Oleksandr Usyk}}、男性、[[1987年]][[1月17日]] - )は、[[ウクライナ]]の[[プロボクサー]]。[[シンフェロポリ]]出身。現世界[[クルーザー級]][[統一世界|統一王者]]{{Refnest|group="注釈"|ウシク対ガシエフのタイトルマッチ名称から。(※『ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2018年9月号、 67頁。“世界クルーザー級王座統一戦” )<ref>{{Cite journal|和書|date=2018年9月号|journal=[[ボクシング・ビート]]|page=67|publisher=株式会社フィットネススポーツ|quote=世界クルーザー級王座統一戦}}</ref>}}。[[2012年ロンドンオリンピックのボクシング競技|ロンドンオリンピック]][[ヘビー級]][[金メダル|金メダリスト]]。K2プロモーションズ所属。トレーナーは[[ワシル・ロマチェンコ]]の父アナトニー・ロマチェンコ。
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日本語表記の記事では「オレクサンドル・ウシュク」とも表記される。
日本語表記の記事では「オレクサンドル・ウシュク」とも表記される。
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2018年8月1日、WBAはウシクを2018年7月度の月間MVPに選出した<ref>[http://boxingnews.jp/news/59866/ WBAランキング 復帰の井岡一翔がS・フライ級2位に] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月2日</ref>。
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2018年8月19日、同年11月10日に[[ロンドン]]の[[O2アリーナ (ロンドン)|O2アリーナ]]で2018年内に引退を表明している[[トニー・ベリュー]]の最終試合の相手の一人として交渉を行い<ref>[http://www.skysports.com/boxing/news/12183/11454479/bellew-vs-usyk-tony-bellew-says-he-will-have-to-retire-after-fighting-oleksandr-usyk Bellew vs Usyk: Tony Bellew says he will have to retire after fighting Oleksandr Usyk] Sky Sports 2018年8月19日</ref>、同年8月29日ウシクvsベリューの開催で大筋で合意に達した<ref>[https://www.boxingscene.com/usyks-promoter-bellew-fight-on-track-november-10--131291 Usyk's Promoter: Bellew Fight on Track For November 10] BoxingScene.com
2018年8月27日</ref>。


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2018年9月2日 (日) 12:06時点における版

オレクサンドル・ウシク
基本情報
本名 オレクサンドル・アレクサンドロビッチ・ウシク
通称 The Cat (猫)
階級 クルーザー級
身長 190cm
リーチ 198cm
国籍  ウクライナ
誕生日 (1987-01-17) 1987年1月17日(37歳)
出身地 シンフェロポリ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 15
勝ち 15
KO勝ち 11
敗け 0
テンプレートを表示
獲得メダル
 ウクライナ
男子 ボクシング
オリンピック
2012 ロンドン ヘビー級
世界ボクシング選手権
2009 ミラン ヘビー級
2011 バクー ヘビー級
ヨーロッパアマチュアボクシング選手権
2006 プロヴディフ ミドル級
2008 リヴァプール ライトヘビー級

オレクサンドル・ウシクウクライナ語: Олекса́ндр Олекса́ндрович У́сик,英語: Oleksandr Usyk、男性、1987年1月17日 - )は、ウクライナプロボクサーシンフェロポリ出身。現WBAWBCIBFWBO世界クルーザー級スーパー王者[注釈 1]ロンドンオリンピックヘビー級金メダリスト。K2プロモーションズ所属。トレーナーはワシル・ロマチェンコの父アナトニー・ロマチェンコ。

日本語表記の記事では「オレクサンドル・ウシュク」とも表記される。

来歴

アマチュア時代

2006年プロヴディフで行われたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にミドル級(75kg)で出場し、2回戦でバドゥ・ジャックに勝利するも準決勝でマット・コロボフに敗れ銅メダルを獲得した[2]

2008年、リヴァプールで行われたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にライトヘビー級(81kg)で出場し金メダルを獲得した[3]

2008年中華人民共和国北京で開催された北京オリンピックにヘビー級(91kg)で出場し準々決勝で敗退した[4]

2009年ミラノで行われた2009年世界ボクシング選手権大会にヘビー級(91kg)で出場して準決勝でエゴー・メコンチェフに敗れ銅メダルを獲得した[5]

2011年バクーで行われた2011年世界ボクシング選手権大会に出場し準々決勝でアルツール・ベテルビエフを破り金メダルを獲得した[6]

2012年ロンドンオリンピックにヘビー級(91kg)で出場。準々決勝でアルツール・ベテルビエフに勝利、準決勝でテルベル・プレフに勝利すると、決勝で前回大会銀メダリストのクレメンテ・ルッソーを破り金メダルを獲得した[7][8]

ワールド・シリーズ・オブ・ボクシングに参加後、プロに転向した。判明しているアマチュア戦績は93勝16敗[9]

プロ時代

プロ転向発表後キエフに移住し、ウラジミール・クリチコビタリ・クリチコが率いるK2プロモーションズと契約を交わした。

2013年11月9日、キエフのキエフ・スポーツ宮殿でデビュー戦を行い、5回1分36秒TKO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。

2014年10月4日、アリーナ・リヴィウWBOインターコンチネンタルクルーザー級暫定王座決定戦でダニエル・ブリューワーと対戦し、7回2分55秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

その後正規王座に認定され、2014年12月13日、ダニー・ベンターと対戦し、9回2分29秒TKO勝ちを収めWBOインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した。

2015年4月18日、アンドレイ・クンヤデフと対戦し、8回2分24秒TKO勝ちを収めWBOインターコンチネンタル王座の2度目の防衛に成功した。

2015年8月29日、スポーツ・パレスでジョニー・ムラーと対戦し、3回2分59秒TKO勝ちを収めWBOインターコンチネンタル王座の3度目の防衛に成功した。

2015年12月12日、ペドロ・ロドリゲスと対戦し、7回1分57秒TKO勝ちを収めWBOインターコンチネンタル王座の4度目の防衛に成功した。

2016年9月16日、ポーランドグダニスクエルゴ・アリーナでWBO世界クルーザー級王者のクシシュトフ・グウォヴァツキと対戦し、12回3-0(2者が117-111、119-109)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[10][11]

2016年12月17日、カリフォルニア州イングルウッドザ・フォーラムにてバーナード・ホプキンスVSジョー・スミス・ジュニアの前座でWBO世界クルーザー級12位でWBAパンアフリカクルーザー級暫定王者のサビソ・ムチュヌと対戦し、9回1分53秒KO勝ちを収め、初防衛に成功した[12][13]。この試合でウシクは7万5000ドル(約840万円)、ムチュヌは10万ドル(約1100万円)のファイトマネーを稼いだ[14]

2017年4月8日、メリーランド州オクソン・ヒルMGMナショナル・ハーバー内ザ・シアターにてワシル・ロマチェンコジェイソン・ソーサの前座でWBO世界クルーザー級9位でNABO北米クルーザー級王者のマイケル・ハンターと対戦し、12回3-0(3者共117-110)の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[15][16]

2017年9月9日、ドイツベルリンマックス・シュメリング・ハレで行われたWorld Boxing Super Series(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)クルーザー級準々決勝で元WBO世界クルーザー級王者でWBO世界クルーザー級9位のマルコ・フックと対戦し、10回2分18秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズの準決勝に進出した[17][18]

2018年1月27日、ラトビアリガアリーナ・リガで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・クルーザー級準決勝でWBC世界クルーザー級王者のマイリス・ブリエディスと王座統一戦を行い、12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収めWBO王座の4度目の防衛に成功、WBC王座の獲得に成功しワールド・ボクシング・スーパーシリーズの決勝に進出した[19][20]

2018年4月17日、トレーニング中にウシクが左肘を負傷したため5月11日にサウジアラビアジッダで開催が決まっていたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・クルーザー級決勝が延期されることが発表された[21]

2018年7月21日、ロシアモスクワオリンピック・スタジアムに2万4000人の観衆を動員して行われた、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・クルーザー級決勝でWBAIBF世界クルーザー級スーパー王者[要出典]ムラト・ガシエフと4団体王座統一戦を行い、12回3-0(119-109×2、120-108)の判定勝ちを収めWBC王座の初防衛とWBO王座の5度目の防衛に成功し、WBA・IBF王座も獲得しバーナード・ホプキンスジャーメイン・テイラーテレンス・クロフォードに続く史上4人目の4団体統一王者となった[22]。リング上の表彰セレモニーでモハメド・アリの未亡人ロニー・アリからワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・クルーザー優勝トロフィーのモハメド・アリ杯を贈呈された[23]

2018年8月1日、WBAはウシクを2018年7月度の月間MVPに選出した[24]

2018年8月19日、同年11月10日にロンドンO2アリーナで2018年内に引退を表明しているトニー・ベリューの最終試合の相手の一人として交渉を行い[25]、同年8月29日ウシクvsベリューの開催で大筋で合意に達した[26]

戦績

  • アマチュアボクシング:109戦 93勝 16敗
  • プロボクシング:15戦 15勝 (11KO) 無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年11月9日 勝利 5R 1:36 TKO フェリペ・ロメロ メキシコの旗 メキシコ プロデビュー戦
2 2013年12月14日 勝利 4R 2:10 TKO エピファニオ・メンドーサ  コロンビア
3 2014年4月26日 勝利 3R 1:43 KO ベン・ナサロアフ ドイツの旗 ドイツ
4 2014年5月31日 勝利 4R 2:59 KO セサール・デビット・クランツ アルゼンチンの旗 アルゼンチン
5 2014年10月4日 勝利 7R 2:55 TKO ダニエル・ブリューワー 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOインターナショナルクルーザー級暫定王座決定戦→正規王座に認定
6 2014年12月13日 勝利 9R 2:29 TKO ダニー・ベンター 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOインターコンチネンタル防衛1
7 2015年4月18日 勝利 8R 2:24 KO アンドレイ・クンヤデフ ロシアの旗 ロシア WBOインターコンチネンタル防衛2
5 2015年8月29日 勝利 3R 2:59 TKO ジョニー・ムラー 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBOインターコンチネンタル防衛3
9 2015年12月12日 勝利 7R 1:57 TKO ペドロ・ロドリゲス  キューバ WBOインターコンチネンタル防衛4
10 2016年9月16日 勝利 12R 判定3-0 クシシュトフ・グウォヴァツキ ポーランドの旗 ポーランド WBO世界クルーザー級タイトルマッチ
11 2016年12月17日 勝利 9R 1:53 KO サビソ・ムチュヌ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 WBO防衛1
12 2017年4月8日 勝利 12R 判定3-0 マイケル・ハンター アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBO防衛2
13 2017年9月9日 勝利 10R 2:18 TKO マルコ・フック ドイツの旗 ドイツ WBO防衛3
14 2018年1月27日 勝利 12R 判定2-0 マイリス・ブリエディス  ラトビア WBC・WBO世界クルーザー級王座統一戦
WBC王座獲得・WBO防衛4
15 2018年7月21日 勝利 12R 判定3-0 ムラト・ガシエフ ロシアの旗 ロシア WBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦
WBA王座獲得・WBC防衛1・IBF王座獲得・WBO防衛5
リングマガジン王座獲得
16 2018年11月10日 - - - トニー・ベリュー イギリスの旗 イギリス 試合前
テンプレート

獲得タイトル

注釈

  1. ^ ウシク対ガシエフのタイトルマッチ名称から。(※『ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2018年9月号、 67頁。“世界クルーザー級王座統一戦” )[1]

脚注

  1. ^ ボクシング・ビート』、株式会社フィットネススポーツ、2018年9月号、67頁。「世界クルーザー級王座統一戦」 
  2. ^ 36.European Championships - Plovdiv, Bulgaria - July 14-23 2006”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  3. ^ 37.European Championships - Liverpool, England - November 6-15 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2018年6月30日閲覧。
  4. ^ 29.Olympic Games - Beijing, China - August 9-24 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  5. ^ 15.World Championships - Milan, Italy - September 1-12 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  6. ^ 16.AIBA World Championships - Baku, Azerbaijan -September 26 - October 8 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  7. ^ Day 15: Women’s basketball and volleyball, men’s soccer, track & field The Washington Post 2012年8月11日
  8. ^ 30.Olympic Games - London, Great Britain - July 28 - August 12 2012”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  9. ^ Olexandr Usyk (UKR)”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  10. ^ Usyk dethrones Glowacki by unanimous decision, wins WBO cruiserweight world title fightnews.com 2016年9月17日
  11. ^ ウシクがWBO王座奪取、グロワスキに判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月18日
  12. ^ Usyk TKOs Mchunu in 9, retains WBO cruiserweight title Fightnews.com 2016年12月18日
  13. ^ ホプキンスがリング下に落下、最終戦は初TKO負け Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月18日
  14. ^ Per California commission, tonight's purses”. Dan Rafael (2016年12月18日). 2018年7月12日閲覧。
  15. ^ Usyk retains title against Hunter Fightnews.com 2017年4月8日
  16. ^ ロマチェンコ快勝、ソーサ寄せ付けずV2 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月9日
  17. ^ Usyk punishes and stops Huck in WBSS opener Fightnews.com 2017年9月9日
  18. ^ PHOTOS: USYK DOMINATES, STOPS MARCO HUCK IN TENTH ROUND WBO公式サイト 2017年9月18日
  19. ^ Usyk edges Briedis to unify WBC/WBO belts Fightnews.com 2018年1月27日
  20. ^ ウシクがWBO&WBC王座統一 WBSS決勝進出 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月29日
  21. ^ Oleksandr Usyk injures elbow; WBSS final vs. Murat Gassiev postponed”. ESPN.com (2018年4月17日). 2018年6月26日閲覧。
  22. ^ ウシクがクルーザー級4冠統一 ガシエフに大差勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月21日
  23. ^ Oleksandr Usyk first cruiserweight to unify all four major titles”. ESPN.com (2018年7月22日). 2018年8月2日閲覧。
  24. ^ WBAランキング 復帰の井岡一翔がS・フライ級2位に Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月2日
  25. ^ Bellew vs Usyk: Tony Bellew says he will have to retire after fighting Oleksandr Usyk Sky Sports 2018年8月19日
  26. ^ Usyk's Promoter: Bellew Fight on Track For November 10 BoxingScene.com 2018年8月27日

関連項目

外部リンク

前王者
クシシュトフ・グウォヴァツキ
WBO世界クルーザー級王者

2016年9月16日 - 現在

次王者
N/A
前王者
マイリス・ブリエディス
WBC世界クルーザー級王者

2018年1月27日 - 現在

次王者
N/A
前スーパー王者
ムラト・ガシエフ
WBA世界クルーザー級スーパー王者
2018年7月21日 - 現在
次スーパー王者
N/A
前王者
ムラト・ガシエフ
IBF世界クルーザー級王者

2018年7月21日 - 現在

次王者
N/A