「神戸ノート」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m 微修正・出典追加 |
m cewbot: ウィキ文法修正 86: 角括弧の2つある外部リンク |
||
45行目: | 45行目: | ||
|[[神戸港]]・ポートタワー (中央区) |
|[[神戸港]]・ポートタワー (中央区) |
||
|青緑 |
|青緑 |
||
|表紙・裏表紙写真は1960年頃の神戸港の写真が使われている<ref name=":4">NHK NEWS WEB |
|表紙・裏表紙写真は1960年頃の神戸港の写真が使われている<ref name=":4">NHK NEWS WEB [https://www3.nhk.or.jp/news/cameramanseye/2018_0427_2.html Cameraman's Eye 神戸ノート]</ref> |
||
|- |
|- |
||
|二百字帳 |
|二百字帳 |
2018年5月29日 (火) 00:11時点における版
神戸ノート(こうべノート)とは関西ノートが製造している学習帳。神戸市内の文房具店やスーパーマーケットなどの文房具コーナーで発売されている。
概要
兵庫県神戸市のほとんどの小学生が使用している学習帳である。小学校においての教科と学年によって異なった種類のノートが発売されており、その数は約20種類に及ぶ。表紙のデザインはポートタワーや東遊園地など、神戸の名所の写真が用いられている[1]。
神戸市で神戸ノートが普及したきっかけは、戦後の物資不足の頃に「子ども達にはちゃんとしたノートを揃えてあげたい」という神戸市当局の意向があり、神戸市長田区の関西ノート株式会社に製造を依頼したのが始まりである[2]。
なお、神戸市教育委員会は神戸ノートを指定も推薦もしていないが、PTAや地元自治会は新入生にお祝いとして贈呈され、その後も、そのまま使い続けられている例が多い[3]。
ジャポニカ学習帳との競合
学習帳の国内最大手はジャポニカ学習帳であるが、これは神戸市内では購入されることが少なく、ジャポニカ学習帳を置いていない文房具店もある[3]。
また、神戸新聞の取材に対して、ジャポニカ学習帳を製造・販売するショウワノートの営業担当者は「小売店や学校に攻勢をかけても反応はいまひとつ。よその地域と違って付け入る隙がない」と語っている[4]。
表紙
教科 | 名称 | 対象学年 | 表紙写真撮影地 | 表紙の色 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
国語 | こくごちょう | 1・2年生 | ポートアイランド (中央区) | 薄い緑 | A5判で諏訪山公園から見た兵庫県庁が表紙の国語帳も存在していたが2015年までに廃番となった |
国語帳 | 3・4年生 | ||||
国語帳 | 5・6年生 | ||||
おけいこちょう | 1年生 | 薄い黄緑 | 「こくごちょう」よりもマス目が大きく、かな文字練習用 | ||
百字練習帳 | - | 神戸港・ポートタワー (中央区) | 青緑 | 表紙・裏表紙写真は1960年頃の神戸港の写真が使われている[5] | |
二百字帳 | - | 青緑地に白抜きの漢字 | 青緑 | ||
算数 | さんすうちょう | 1年生 | 再度山から見た神戸市街地 (中央区) | 薄い青緑 | |
さんすうちょう | 1・2年生 | 灰色 | A5判で神戸市役所が表紙の算数帳も存在していたが2015年までに廃番となった | ||
算数帳 | 3・4年生 | ||||
算数帳 | 5・6年生 | ||||
理科 | 理科のきろく | 3・4年生 | 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場の聖火台 (須磨区) | 黄色 | |
理科の記録 | 5・6年生 | ||||
社会科 | 社会科 | 3・4年生 | メリケンパークの「神戸海援隊の碑」 (中央区) | オレンジ色 | |
社会科 | 5・6年生 | ||||
生活科 | せいかつノート | 1・2年生 | 神戸市立王子動物園前にある「働く少年の像」 (灘区) | 黄色 | |
音楽 | おんがくノート | 低学年 | 男の子と女の子のイラスト | カラー | |
音楽ノート | 中学年 | 太陽と空と港町が描かれたイラスト | 水色地に黒のイラスト | ||
高学年 | 洋館と公園が描かれたイラスト | 薄い緑色地に黒のイラスト | |||
その他 | えにっき | - | 神戸市立須磨・平磯海づり公園 (須磨区) | カラー | |
れんらくちょう | - | 表紙:東遊園地にあるオブジェ「愛」 (中央区)
裏表紙:風見鶏の館 (中央区) |
紫 | 別売の表紙カバーがある | |
自由帳 | - | 神戸市立王子動物園の白鳥 (灘区) | ピンク | 過去にはフラミンゴの写真が使われていた |
- 現在、製造されている神戸ノートは全てB5判であるが、過去にはA5判のサイズも存在し2015年頃までに製造が中止された。
- 過去には「「保健」」や「ローマ字練習帳」、表紙から取り外しができる「作文帳」「グラフ用紙」の神戸ノートが存在した。
その他
- 2018年3月からはB7判サイズの「神戸ノートB7」が発売されている。全12種類があり、3種類ずつがセットされ「神戸ノートアソート」というタイトルで、神戸市内の主要文具店や土産物売り場などで発売されている。ただし、神戸ノートが再現されているのは表紙だけで、本文部は自由帳(ブランク)となっている[9]。
神戸ノートが登場する作品
- 『素数姫の素数入門』(「素数に恋する女」製作委員会著、洋泉社刊 ISBN 978-4-8003-1125-2)
外部リンク
- 関西ノート株式会社
- Cameraman's Eye 神戸ノート (NHKニュース 2018年4月27日放送)
脚注
- ^ 日本経済新聞(2016年6月25日)ファミカバン、神戸ノート これな~んだ?(とことんサーチ)
- ^ 国土交通省 神戸運輸管理部 地域の魅力紹介★真の「神戸ブランド」とは
- ^ a b 神戸新聞NEXT(2018年1月4日)変わらぬ学習帳「神戸ノート」 兵庫県外でも評判
- ^ 神戸新聞NEXT(2010年11月12日)ネットで全国的に注目 レトロ感人気の神戸ノート
- ^ NHK NEWS WEB Cameraman's Eye 神戸ノート
- ^ 鉄道甲子園 神戸ノート(阪神電車版)
- ^ 関西ノート株式会社 オリジナル神戸ノート製作
- ^ Instagram 神戸市立真野小学校創立100周年バージョン
- ^ 関西ノート 神戸ノートB7(KNB7)
- ^ 素数に恋する女 素数姫の算数帳
- ^ 水道筋商店街 水道筋をぶらぶら