「IT/イット (テレビドラマ)」の版間の差分
編集の要約なし |
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
||
100行目: | 100行目: | ||
** 放送時のタイトルは『'''スティーブン・キングの イット'''』 |
** 放送時のタイトルは『'''スティーブン・キングの イット'''』 |
||
== IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 == |
|||
== IT(2017年の映画) == |
|||
{{Infobox Film |
{{Infobox Film |
||
| 作品名 = IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 |
| 作品名 = IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 |
2018年5月22日 (火) 10:27時点における版
IT/イット | |
---|---|
IT | |
監督 | トミー・リー・ウォーレス |
脚本 |
トミー・リー・ウォーレス ローレンス・D・コーエン |
音楽 | リチャード・ベリス |
撮影 | リチャード・レイターマン |
公開 |
1990年11月18日 1991年 |
上映時間 | 187分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 カナダ |
言語 | 英語 |
『IT』(イット)は、1990年のアメリカ合衆国のホラー映画。米国ではテレビミニシリーズとして2回に分けて放送された。原作は1986年に発表されたスティーヴン・キングのホラー小説『IT-イット-』。
2017年にリメイク。邦題は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』[1]。
概要
人間の弱さに付け込む不気味なピエロ、ペニーワイズに翻弄される人々を描く。物語前半は幼少時代、後半は大人になった現代のパートに分かれている。前半は回想がほとんどを占め、ホラー要素さえなければ『スタンド・バイ・ミー』のような青春ものである。
本作は非現実的な要素を多く含んでいて、例えばペニーワイズは、特定の人物にしか姿を見せず、引き起こされる能力(物体を自在に操る、相手の恐怖心を覚える姿に擬態する、血を含んだ風船を飛ばすなど)も同じように一般の人間には見えない。
ペニーワイズはトロールが出てくるおとぎ話「三びきのやぎのがらがらどん」をヒントに作られた[2]。実在する連続殺人鬼で、パーティでピエロをつとめていたジョン・ゲイシーの影響も指摘されている[3]。また、この作品の公開後、ピエロの存在を怖がる人々(道化恐怖症)が少なからず現れるようになったという。
今作の「IT」は「それ」ではなくて「鬼」だという意味だという意見もあるが、ITを鬼と言う意味で使うのは鬼ごっこの時のみであり、今作が鬼ごっことは全く関係のない話ということから勘違いである。ちなみに海外のファンサイト『Stephen King Wiki』では、「数十億年前から生きており、性別や見た目も決まっておらず、アイデンティティが確率していないためITと呼ばれている」と説明されている。
あらすじ
1990年のメイン州デリーで、子供だけを狙った連続殺人事件が発生する。デリーに住んでいたマイクは、事件現場近くでそこにあるはずのない男の子の古い写真を発見し子供時代にIT(あいつ)と呼んでいた奇怪なピエロ、ペニーワイズの仕業であると確信する。マイクはかつての仲間との約束を思い出し、30年ぶりに再会することになる…。
ペニーワイズ
本作における敵であり、ボサボサの赤髪に赤い鼻といった道化師の出で立ちをした悪魔。対象を威嚇・捕食する際は鋭い牙を剥き出す。古来よりデリーに27年周期で現れ、その都度事故や天災に見せかけては住人を襲っていた。捕食対象は子供、夢を抱く思春期の少年少女であり、相手が恐怖と感じる物の姿に変化する。物体を動かす・幻覚を見せる・神出鬼没など超常的な能力を持ち、ほとんどの大人には見えない。基本的には多感で夢を持つ子供のみに見え、恐怖を与えるほどに美味になることから様々な幻術で対象を追い詰める。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
テレビ東京版 | NHK-BS2版 | ||
ペニーワイズ | ティム・カリー | 辻親八 | 麦人 |
ビル・デンブロウ | リチャード・トーマス | 大塚芳忠 | 森田順平 |
ベン・ハンスコム | ジョン・リッター | 牛山茂 | 堀勝之祐 |
ベバリー・マーシュ | アネット・オトゥール | 高島雅羅 | 宮寺智子 |
スタンリー・ユリス | リチャード・メイサー | 稲葉実 | 長島雄一 |
マイク・ハンロン | ティム・リイド | 田原アルノ | 池田勝 |
リッチー・トージア | ハリー・アンダーソン | 大塚明夫 | 田原アルノ |
エディ・カスプブラク | デニス・クリストファー | 堀内賢雄 | 咲野俊介 |
ヘンリー・バウワーズ | マイケル・コール | ||
オードラ・デンブロウ | オリヴィア・ハッセー | 渡辺美佐 | 藤井佳代子 |
マイラ・カスプブラク | シーラ・ムーア | 横尾まり | |
ジョージー・デンブロウ | トニー・ダコタ | こおろぎさとみ | 川田妙子 |
ビル・デンブロウ(12歳) | ジョナサン・ブランディス | 大谷育江 | 亀井芳子 |
ベン・ハンスコム(12歳) | ブランドン・クレイン | 高乃麗 | |
ベバリー・マーシュ(12歳) | エミリー・パーキンス | 西村ちなみ | 清水香里 |
スタンリー・ユリス(12歳) | ベン・ヘラー | 真柴摩利 | 日野聡 |
マイク・ハンロン(12歳) | マーロン・テイラー | 藤原大輔 | |
リッチー・トージア(12歳) | セス・グリーン | 石井揮之 | |
エディ・カスプブラク(12歳) | アダム・ファライズル | 小林優子 | |
ヘンリー・バウワーズ(12歳) | ジャレッド・ブランカード | ||
ベンの父 | スティーヴ・マカジ | 星野充昭 |
- テレビ東京版:初回放送1994年8月18日『木曜洋画劇場』 ※一話に再編集して放送
- 放送時のタイトルは『イット 恐怖の殺人ターゲット・復讐の悪魔』。
- NHK-BS2版:初回放送2002年8月15日/8月16日 ※二夜連続、前後編に分けて放送
- 放送時のタイトルは『スティーブン・キングの イット』
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 | |
---|---|
IT(IT:chapter one) | |
監督 | アンディ・ムスキエティ |
脚本 |
チェイス・パーマー ゲイリー・ドーベルマン キャリー・フクナガ |
原作 |
スティーヴン・キング 『IT/イット』 |
製作 |
ロイ・リー ダン・リン セス・グレアム=スミス デビッド・カッツェンバーグ |
出演者 |
ビル・スカルスガルド ジェイデン・リーバハー ジャクソン・ロバート・スコット ジェレミー・レイ・テイラー フィン・ウルフハード ソフィア・リリス ワイアット・オレフ ニコラス・ハミルトン チョーズン・ジェイコブス ジャック・ディラン・グレイザー |
音楽 | ベンジャミン・ウォルフィッシュ |
撮影 | チョン・ジョンフン |
編集 | ジェイソン・バランタイン |
製作会社 |
ニュー・ライン・シネマ ラットパック・エンターテインメント |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2017年9月8日 2017年11月3日 |
上映時間 | 135分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $35,000,000[4] |
興行収入 |
$327,481,741[4] 22.0億円(2018年1月時点)[5] $700,381,748[4] |
次作 | IT:chapter two |
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(イットそれがみえたらおわり、IT)は、アンディ・ムスキエティ監督による2017年のアメリカ合衆国のホラー映画である(英語版)。2度目の映像化で初の劇場版であり、本作は小説の前半を映画化した。キャッチコピーは、『子供が消える町に、"それ"は現れる。』
あらすじ
1988年から物語は始まる。 立て続けに起こる行方不明事件の最中 雨の日にビルの弟であるジョージーが行方不明となる。 夏休みに入る頃、ルーザーズクラブのビル、リッチー、スタンリー、エディ、そしてバワーズらに暴行を受けて逃げてきた際に出会ったベン、薬局にて出会ったベバリー、バワーズらに暴行を受けているところでビルたちに助けて貰ったマイクと共に連続行方不明事件の謎を探ることとなる。 それぞれ悩みを背負った少年少女たちが恐怖に立ち向かう姿を描く。
キャスト
※括弧内は日本語吹替。[6]
- ビル・デンブロウ - ジェイデン・リーバハー(田谷隼): 吃音の少年。「負け犬クラブ(LOSERS)」のリーダー。
- ジョージー・デンブロウ - ジャクソン・ロバート・スコット(宇山玲加): ビルの幼い弟。雨の日に行方不明となる。
- ペニーワイズ - ビル・スカルスガルド(多田野曜平): 子供たちにしか見えない不気味なピエロ。
- ベン・ハンスコム - ジェレミー・レイ・テイラー(田村睦心): 転校してきたばかりの太めの少年。街の秘密を調べている。
- リッチー・トージア - フィン・ウルフハード(平田真菜): ビルの親友である眼鏡の少年。
- ベバリー・マーシュ - ソフィア・リリス(近藤唯): いじめを受けている大人びた少女。父親から性的暴行を受けている事が示唆されている。
- スタンリー・ユリス - ワイアット・オレフ(地蔵堂武大): ユダヤ系の少年。ラビの息子。
- マイク・ハンロン - チョーズン・ジェイコブス(渡辺拓海): アフリカ系の少年。家業である屠殺業の見習い修行中。
- エディ・カスプブラク - ジャック・ディラン・グレイザー(小林由美子): 喘息持ちの少年。過干渉の母親に行動を縛られている。
- ヘンリー・バワーズ - ニコラス・ハミルトン(平井貴大): ベンやマイクらに執拗な暴行を加えている不良グループのリーダー。警官の息子。
- べルチュ・ハギンズ - ジェイク・シム(岡井カツノリ): 不良グループのメンバーの一人。
- パトリック・ホックステッター - オーウェン・ティーグ(白石兼斗): 不良グループのメンバーの一人。
- ビクター・クリス - ローガン・トンプソン(榎木淳弥): 不良グループのメンバーの一人。
- グレッタ - メーガン・シャルパンティエ(森千晃)
- ミスター・マーシュ - ステファン・ボガルト(田中正彦): べバリーの父親。べバリーに暴力を振るっている。
- シャロン・デンブロウ - ピップ・ドワイヤー: ビルの母親。
- ザック・デンブロウ - ジェフリー・ポウンセット(志賀麻登佳): ビルの父親。
- ラビ・ユリス - アリ・コーエン: スタンリーの父親。
- スタンリーの母 - ジャネット・ポーター
- リロイ・ハンロン - スティーヴン・ウィリアムズ: マイクの祖父。
- ソニア・カスプブラグ - モリー・アトキンソン(恒松あゆみ): エディの母親。
- バワーズ警察官 - スチュアート・ヒューズ(さかき孝輔): ヘンリーの父親。
- キーン - ジョー・ボスティック(飛田展男)
- スターレット - エリザベス・ソーンダース(神田みか)
- ホーボー - ハビエル・ホデット
評価
興行収入
北米での興行収入は3億2,748万ドルで、これは、M・ナイト・シャマラン監督のホラー映画No.1の大ヒットを記録した『シックス・センス』が稼いだ2億9,350万ドルを上回り、事実上のホラー映画No.1の大ヒットを記録。
続編
続編が2019年9月6日に全米公開されることが発表されている[7]。
脚注
- ^ “スティーブン・キング「IT」映画版、日本公開は11月3日!場面写真は風船の後ろに…”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年8月18日) 2017年9月1日閲覧。
- ^ “It: Inspiration”. Stephen King. 2017年12月10日閲覧。
- ^ Dery, Mark (1999). The Pyrotechnic Insanitarium: American Culture on the Brink. Grove Press. p. 70. ISBN 9780802136701 1 May 2016閲覧。
- ^ a b c “IT” (英語). Box Office Mojo. 2017年10月3日閲覧。
- ^ 2017年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ “IT/イット “それ”が見えたら、終わり。”. ふきカエル大作戦!! (2018年2月15日). 2018年2月22日閲覧。
- ^ 石神恵美子 (2017年9月26日). “R指定ホラー最大のヒット!最恐ピエロ映画『IT』続編、2019年秋公開に決定”. シネマトゥデイ 2017年11月24日閲覧。
外部リンク
- 1990年版
- IT/イット - allcinema
- IT/イット - KINENOTE
- It - オールムービー
- IT - IMDb
- Stephen King's It - Rotten Tomatoes
- 2017年版