「300セーブクラブ」の版間の差分
→新規作成。「en:300 save club」を参考にして、「3000本安打クラブ」「300勝クラブ」などを参考にした上で、出典を付記した上で新規作成。英語はとても苦手ですけど、野球の専門用語や「Baseball-Reference」等を手掛かりにしながら、翻訳なしで自力で執筆させて頂いております。 |
(相違点なし)
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2018年5月7日 (月) 09:22時点における版
300セーブクラブ(300セーブクラブ)とはメジャーリーグベースボールにおいて通算300セーブ以上を達成した投手の集団。ただし、実際にこのような名前のクラブが存在しているわけではない。2018年5月5日現在、達成者は29人である。
歴史
メジャーリーグベースボール(MLB)におけるセーブは、1969年に正式な公式記録として認められるようになり(同年から最多セーブ投手が制定された)、1973年からルールブックに正式に記載されるようになった[1]。
300セーブの最初の達成者はローリー・フィンガーズ(1982年)である。当時は「クローザー」(抑え投手)という概念がまだ充分に定着しておらず、フィンガーズ、ブルース・スーター、ダン・クイゼンベリーがクローザーとして活躍していた時期は、ピンチとなれば8回から登板することも珍しくなく(いわゆるイニングまたぎ)、フィンガーズ、スーター、クイゼンベリーのクローザーとしての全盛期(1977年 - 1985年ごろ)は、投球回が100を上回ることが珍しくなかった。
「クローザー」が9回(1イニング限定)の起用に固定されるようになったのは、デニス・エカーズリーがクローザーとして活躍する時期からである。エカーズリーは1987年(当時、既に33歳のシーズンであった)に先発投手からリリーフへと転向したが、1997年までの11シーズンにわたり抑え投手として活躍、通算390セーブを記録した。ほぼ同時代に活躍したリー・スミスは、当時のMLB記録である通算478セーブを記録した。
「投手の肩は消耗品」[2]といわれるように、リリーフ投手は登板過多になりやすく、全盛期として輝ける期間は長くない傾向にあるといわれる(一例として、前述のクイゼンベリーは、1980年から1985年の6年間で5回の最多セーブ投手に輝いたが、1986年以後は急速に輝きを失って、通算セーブ数は244にとどまった。また、エリック・ガニエは、2000年代前半のロサンゼルス・ドジャースの絶対的クローザーとして活躍して、2003年にはサイ・ヤング賞に輝いたが、2005年に右肘を傷めて以後は急速に輝きを失って、通算セーブ数は187にとどまった。このため、いずれも「300セーブクラブ」の一員にはなれなかった)[3]。
そのため、「300セーブクラブ」の一員になるのは、長い年数にわたりクローザーを務めたことの証といえる(ただし一例としてロブ・ネンは、32歳の若さで「300セーブクラブ」の一員になったが、その直後に右肩を壊してしまったことで引退を余儀なくされた)。
MLBでは、1976年にローレイズ・リリーフマン賞(2012年を最後に廃止)が、2005年に最優秀救援投手賞が、それぞれ制定された。特にマリアノ・リベラ(1997年 - 2013年にニューヨーク・ヤンキース一筋でクローザーとして活躍。通算652セーブ。アメリカンリーグ記録)、トレバー・ホフマン(1994年 - 2010年にサンディエゴ・パドレスなどでクローザーとして活躍。通算601セーブ。ナショナルリーグ記録)は長年にわたり球界を代表するクローザーとして活躍して、最優秀救援投手賞は2014年に、「マリアノ・リベラ賞(アメリカンリーグ)」「トレバー・ホフマン賞(ナショナルリーグ)」とそれぞれ名称変更された[注 1]。
2018年5月5日現在、「300セーブクラブ」の達成者は29人である(うち現役選手は4人である)。このうち「400セーブクラブ」の達成者は6人である(うち現役選手は1人である)。また、「300セーブクラブ」を達成した29人のうち、5人がアメリカ野球殿堂入りを果たしている。ただし現状として、リリーフ投手が野球殿堂入りするハードルは高いとされており、一例としてホフマンの野球殿堂入りの実現は候補選手のノミネートから3年目のことであるほか、かつて通算セーブ数のMLB記録を保持していたスミスはアメリカ野球殿堂の全米野球記者協会による投票ではついに選出が叶うことがなかった[4][5][6]。
達成者
凡例
アメリカ野球殿堂入り | 現役選手 |
- 順位・データは2018年5月5日終了時点。
達成が近い現役選手
(なし)
- データは2018年5月5日終了時点。
関連項目(300セーブクラブ)
- 3000本安打クラブ
- 500本塁打クラブ
- 300勝クラブ
- 3000奪三振クラブ
- 日本プロ野球名球会 - 日本プロ野球(NPB)のみ、または日米通算での250セーブ達成者が記載されている。
- 岩瀬仁紀 - 2017年シーズン終了時点で、日本プロ野球のみで通算300セーブを達成した唯一の人物。
脚注
注釈
出典
- ^ 伊東一雄『メジャー・リーグ紳士録』ベースボール・マガジン社、1997年、114-115頁。ISBN 4583034113。
- ^ “「日本人の投球スタイル」”. NHKスポーツオンライン. 2018年5月7日閲覧。
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- ^ “601セーブ男が1年目での殿堂入りを逃したワケ”. ベースボールキング. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “抑え投手には厳しい米野球殿堂 グレーな選手に票が集まり、トレバー・ホフマンが落選…”. サンケイスポーツ. 2018年5月7日閲覧。
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