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2018年4月29日 (日) 00:07時点における版
太田 正一(おおた しょういち、1945年 - 2018年3月24日[1])は、日本の詩人、ロシア文学者。
略歴
宮城県出身。早稲田大学大学院修了。第7次「早稲田文学」再開とともに小説・詩を発表。静岡大学、慶應義塾大学、宇都宮大学、明治学院大学その他で、ロシア語・ロシア文学・ロシア文化論を講じた。ロシアの作家ミハイル・プリーシヴィンの半世紀にわたる「日記」(「プリーシヴィンの日記」成文社)を翻訳中。さいたま市在住。
受賞歴
- 第10回小野梓記念賞(詩『頭痛天体』)
- 第2回木村彰一賞(訳書『ロシアの自然誌』『森のしずく』)
主な著書
詩集
- 惑星監獄の夢(埴輪、1968)
- 長編詩三部作 頭痛天体交響楽(「頭痛天体」「壁の中」「ヒラヌヤ・ガルバの詩」)(珠真書房、1974)
いずれも筆名、キキ。
エッセイ
- プリーシヴィンの森の手帖(編訳著、成文社、2009)
- 『森のロシア野のロシアー母なる大地の地下水脈から』(群像社、2007)
翻訳
- はだしで大地を(アレクサンドル・ヤーシン、群像社、2016)
- オホーニャの眉―ウラル年代記③(マーミン=シビリャーク、群像社、2014)
- プリーシヴィンの日記―1920年1月1日~(成文社・HP)
- 森―ウラル年代記②(マーミン=シビリャーク、群像社、2013)
- プリーシヴィンの日記―1919年1月1日~(成文社・HP)
- プリーシヴィンの日記―1918年1月1日~(成文社・HP)
- プリーシヴィンの日記―1917年2月24日~(成文社・HP)
- プリーシヴィンの日記―1916年1月11日~(成文社・HP)
- プリーシヴィンの日記―1915年1月1日~(成文社・HP)
- プリーシヴィンの日記―1914年1月1日~(成文社・HP)
- おかしな人間の夢(ドストエフスキー、論創社、2006)
- 裸の春―1938年のヴォルガ紀行―(ミハイル・プリーシヴィン、群像社、2006)
- 春の奔流―ウラル年代記①(マーミン=シビリャーク、群像社、2005)
- 落日礼讃―ロシアの言葉をめぐる十章―(ヴェチェスラフ・カザケーヴィチ、群像社、2004)
- 森の物語―マーミン=シビリャーク童話作品集―(マーミン=シビリャーク、リャビンカ-カリンカ、2004)
- クレムリンの子どもたち(ワレンチーナ・クラスコーワ、成文社、1998)
- 森と水と日の照る夜―セーヴェル民俗紀行―(ミハイル・プリーシヴィン、成文社、1996)
- 巡礼ロシア―その聖なる異端のふところへ―(ミハイル・プリーシヴィン、平凡社、1994)
- 森のしずく(ミハイル・プリーシヴィン、パピルス、1993)
- ロシアの自然誌―森の詩人の生物気候学―ミハイル・プリーシヴィン、パピルス、1991)
- マンティス― MI5 コンピュータートラップ―(ピーター・フォックス、芸文社、1986)
- 赤い流刑地(アンソニー・オルコット、勁文社、1986)
- 十三年目の殺人(パトリシア・J・マクドナルド、勁文社、1984)
共訳
- ゴーゴリ全集 第一巻 ガンツ・キュヘリガールテン(ニコライ・ゴーゴリ、河出書房新社、1977)
- ゴーゴリ全集 第七巻 書簡(ニコライ・ゴーゴリ、河出書房新社、1977)
- 世界文学全集 35 ゴーゴリ ネーフスキイ大通り、狂人日記、イワン・イワーノヴィチとイワン・ニキーフォロヴィチが喧嘩した話(ニコライ・ゴーゴリ、学習研究社、1978)
- 世界文学全集 39 チェーホフ 小犬を連れた奥さん(アントン・チェーホフ、学習研究社、1979)
- 変な間借人 テッド・レイノルズ(「気球に乗った異端者」所収 集英社文庫、1979)