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:ドリコムによるスマートフォン向けアプリゲーム。リリース後の追加参戦が発表されている。< |
:ドリコムによるスマートフォン向けアプリゲーム。リリース後の追加参戦が発表されている。<br />「まんがタイムきららシリーズ」のキャラクターが多数登場し、本作からは、メリーと勇魚が参加している。<ref>{{Cite web |date=2018-02-15 |url=https://kirarafantasia.com/news/2018/|title=【告知】イベント「鍛治師の夢を喰らう者」&新規キャラクターピックアップ召喚|publisher=きららファンタジア公式サイト|accessdate=2018-02-15}}</ref> |
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== 作品に関するイベント == |
== 作品に関するイベント == |
2018年3月1日 (木) 00:02時点における版
夢喰いメリー YUMEKUI MERRY | |
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ジャンル | ファンタジー |
漫画 | |
作者 | 牛木義隆 |
出版社 | 芳文社 |
掲載誌 | まんがタイムきららフォワード |
レーベル | まんがタイムKRコミックス |
発表号 | 2008年5月号[1] - 連載中 |
巻数 | 既刊18巻(2017年10月12日現在) |
アニメ | |
原作 | 牛木義隆 |
監督 | 山内重保 |
シリーズ構成 | 白根秀樹 |
キャラクターデザイン | 藤井昌宏 |
音楽 | 奥慶一 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | 夢喰いメリー製作委員会、TBS |
放送局 | #放送局を参照 |
放送期間 | 2011年1月 - 4月 |
話数 | 全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『夢喰いメリー』(ゆめくいメリー、YUMEKUI MERRY)は、牛木義隆による日本の漫画作品。通称「メリー」。『まんがタイムきららフォワード』(芳文社刊)で連載されている。話数の数え方は「REM○」(○は算用数字)。
概要
作者にとって初のオリジナル長編作品。もともと作者は同人作品での活動が主だったため、メロンブックスなどの同人ショップでは単行本の初版に特典が付くことが多い。
2011年にはテレビアニメ化され、同年1月から4月まで放送された。また、牛木義隆監修・鶴淵けんじ作によるスピンオフ作品『影踏みメリー』が刊行されている。
2013年6月には単行本第10巻が発売になり、同誌連載作品では初めて巻数が2桁になった。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
- 対エルクレス戦
- 人の夢の内容を色として視ることができる能力を持った高校生、藤原夢路は夏休みのある日、「幻界(ゆめ)」の世界から「現界(うつつ)」に迷い込んだ「幻界」の住人である夢魔の少女のメリー・ナイトメアと出会い、危ないところを助けられる。その後メリーの目的を知った夢路は、メリーの手助けをすることを決意する。数々の夢魔との戦いやジョンから得た情報から、メリー達は敵の親玉である夢魔エルクレスがメリーを現界に降ろした黒幕だとにらみ、エルクレスの行方を探すことを決める。
登場人物
主要人物
- メリー・ナイトメア
- 声 - 佐倉綾音
- 本作の主人公(文字放送では黄色だった)。身長147センチメートル。3サイズはB73.W54.H77。
- 二つ名は夢喰い(真の二つ名は門番(シープ))。瞳の形は横に細長い四角形(この瞳は現界においては黒色、幻界においては白色になる)。
- ジョンに体を乗っ取られそうになった夢路を助け、互いに協力し合うという「ケーヤク(契約)」を結んだ夢魔。現界に来る前の記憶がなく、夢路に会うまで10年前後も現界を彷徨っていた。
- 外見は小学生高学年から中学生程の小柄な少女で、耳が尖っているが普段は髪と帽子で隠している。黒いアンダーウェアと白いスカートのへそ出しルックが特徴的で、その上からコートを身につけている。帽子やコートの袖に「閉じた瞼」のような模様があり、横縞のニーソックスを履いている。また右手のアームカバーに隠れた素肌に古傷がある[注 1]。
- 「門番」の役目を思い出してからは右手に「鍵」が出現する様になり、それを使って「界境の門」を呼び出し夢魔を強制送還する事が出来る。
- 本来人間の体を介してしか現界に干渉できないはずの夢魔でありながら、生身で現界に存在している。エルクレスの行動による影響と思われるが原因は不明。
- 「夢もキボーもない」が口癖。炭酸飲料が苦手で好物はドーナツ。何故か現界ではカラス、ニワトリといった鳥類に警戒され、自身も動物相手によく喧嘩をする。夢路と同じくカナヅチ。
- 夢魔が人間を“器”にするために現界と幻界の境界の扉を開く瞬間に幻界に侵入し、人間を乗っとろうとする夢魔を撃退するのと同時に元の世界に帰るための方法を探している。
- 二つ名の「夢喰い」は獏をモチーフにして夢路がつけた。当初はそのネーミングに憤慨していたが、いたく気に入っているようであり、真の二つ名を理解してもこちらを好んで使っている。
- 基本的な戦闘スタイルは身軽なフットワークと素手によるアクロバティックな肉弾戦がメインだが、「門番」の力を取り戻してからは夢魔の攻撃を消し飛ばしたり、殴った夢魔を幻界へ強制送還するといった特殊な戦い方を身に付ける。
- 役目を思い出す以前も、夢路の負傷によるショックから「門番」の力が暴走し「白昼夢(デイドリーム)」を丸ごと崩壊させるなど本来の力の片鱗を見せた事があり、ジョンはその様を「存在その物を否定している」と表現した。
- 暴走時は両手に錆び付いた様な見た目の「鍵束」が出現し、周囲にいる者はその余波だけで身動きが取れなくなるほどの圧倒的な力を見せる。
- 性格は普段は勝気で活発、現界のことはあまりよく知らないため好奇心も旺盛で色々なことに興味を持つ。その反面、自分一人で内側に多くのことを抱え込んでしまうような所もあり、一人で対処できない状況には精神的に落ち込みへこんでしまったりと泣き虫な面も目立つ。
- 「ケーヤク者」夢路には強い信頼を寄せていると同時に、落ち込んだ時には常に励ましてくれること、迷ったときには手を引っ張って導いてくれることなど、様々な面で深く感謝している。また、基本的にそういった感謝の気持ちは照れながらではあるが素直に伝えることが多い。
- 決め台詞は「ここから先は通行止めよ!」。
- デザインのイメージは羊、名前の由来はアメリカ童謡『メリーさんのひつじ(Mary Had a Little Lamb)』より。
- 藤原 夢路(ふじわら ゆめじ)
- 声 - 岡本信彦、慶長佑香(少年期)
- 本作のもう1人の主人公(文字放送では水色だった)。高校2年生。誕生日は7月7日。身長168センチメートル・体重53キログラム。親の仕事の都合で橘家に居候している。押すと跳ね返る、反ったアホ毛がある。
- 文芸部員だが特撮ヒーロー好きであるため、自身の作品にもそれらの影響が垣間見える。カナヅチ。ネガティブな思考とは無縁とも言えるほど前向き、かつ厳しい状況でも決して諦めること無く「決めた」ことを守ろうとする強い意志を持つ少年。
- 親指と人差し指で輪を作り、そこから人を覗くと夢の種類や雰囲気によって違った色のオーラのようなものが見え、その人が今夜見る夢の大まかな内容を知ることができる。的中率はあまり高くない(勇魚曰く「30パーセントにも満たない」)が、悪夢の時だけは確実に的中する(対象の人物が黒く染まり、それが夢魔に浸食される夢の場合は漆黒に染まる)。
- ジョン・ドゥに体を乗っ取られそうになった所をメリーに助けられ、以降行動を共にするようになる。
- メリーの足手纏いになることを懸念し、エンギと由衣の協力で夢魔に対抗するために特訓を重ねる、ノワールに捕えられて諦めかけたメリーを奮い立たせるような言葉を言い放つなど、熱血漢な一面もある。
- また詳細は不明だが「幼少時代に誰かとの約束を守れなかった」という過去を持つ。本人は約束した人物やその内容を忘却しているが後悔のみが強く残っており、その点において「大切なことを思い出せない」というメリーに共感し、それが彼女を助ける動機になっている[注 2]。
- ノワールとの戦いの最中にはジョンの助言で明晰夢において夢を自由に操れることを応用することによる武装の能力「武装明晰夢(ルシッドガジェット)」と、幻界と他の夢魔の幻界を繋げると言う能力を発揮できるようになった。「武装明晰夢」では見たことのある夢魔の能力しか使用できない(夢路が細かい形状を想像できないものは出てこないため)が、逆に見たことのある夢魔の能力であればかなり自由に応用して行使することが出来る様子[注 3]。
- 夢路はこの能力を「借りる」と形容しており、発動の際には夢魔の二つ名を叫び、対象の夢魔と同様の模様が瞳に現れる。
- 複数の夢魔の幻界を繋げるという能力はメリーやエルクレスと同様に強大な力であることから、その点において本当に人間であるのかジョンから疑問視されている。
- しかし、これらは飽くまでも人間である夢路が夢魔の武器を持って戦っているに過ぎず、腕力や俊敏さ頑丈さは一般的な人間と然程変わらないため騙し討ちや初見殺し的な使い方、もしくはメインの戦闘は夢魔達に任せてのサポート役としての活躍が多い。
- 後に幻界から現界への干渉力が強まり"器"無しで実体化する様になった夢魔に対抗すべく、現界での「武装明晰夢」の発動も可能となる。さらに自身の中へ強制的に夢魔を呼び込み強引に"器"となる事で、武器だけでなくその夢魔の能力全てを自身の物とし対象の夢魔をイメージした姿へと"変身"する「超夢幻位相合体」を新たに習得する。
- この"変身"は武器のみを借りていた「武装明晰夢」とは違い、人間である夢路を肉体的にも夢魔と同等以上の存在へと変える非常に強力な物であるが、その分夢路の身体へのフィードバックは大きく初使用時には夢魔撃退後に激しい吐気に襲われ、"変身"も強制解除されてしまう。
- これらの力はかつて負った右腕の傷に由来する物であるとされており、力が発現する前から幻界絡みのことが起きる度に右腕に痛みを感じており、時には激痛のあまり行動を取れない状態になった事も有った。
- 橘 勇魚(たちばな いさな)
- 声 - 茅野愛衣
- 夢路の幼馴染で同じ高校に通う高校2年生。誕生日は10月28日。身長157センチメートル。3サイズはB81.W56.H78。タレ目と夢路とは対照的な下に垂れたアホ毛が特徴。メリーや他の女子からは「サナ」と呼ばれている。面倒見がよく、夢路の世話を焼くこともしばしばで、よく親友の咲や貴照に冷やかされている。またメリーが自宅で同居するようになってから彼女とは実の姉妹のように親しく接している。将来の夢は「絵本作家」になること。
- 趣味は風景画で学校でも美術部に属している。人気歌手「yokato」の大ファンであり、彼の突然の引退宣言にはひどく傷心した[注 4]。
- レギオンに器として狙われたところを夢路とメリーにより救われたことでメリーの素性や「幻界」、「夢魔」の存在を知る人間となったが、その後もメリーにたいして今までのように接している。メリーと夢路の関係や彼女の夢路に対する想いを知ったことで、自分が夢路に寄せていた想いを自覚するようになったが、それを打ち明けられずにいる自分の臆病さにジレンマを抱えている。
- ジョン・ドゥ
- 声 - 中田譲治
- 二つ名は追跡者(チェイサー)。
- 夢路の体を乗っ取ろうと夢路を自身の幻界に引きずり込んだ夢魔。メリーについて何かを知っているような素振りを見せる。身長191センチメートル。
- 黒いローブに身を包み顔には仮面を被って素顔を隠している。被っているフードには猫耳のような意匠があり、仮面の下の瞳も猫に似た縦長の物。ギロチンとノコギリを組み合わせたような奇妙な形の剣を使う。夢路を「少年」、メリーを「子羊」と呼ぶなど、独特の話し方をする。一方で多くの女性型のリトルチェイサー(後述)を率いていることからメリーに「ムッツリ猫仮面」とも呼ばれている。
- 夢路たちとは初登場時こそ対立していたが、夢路の想いの強さやメリーの素性に興味を持ち、エンギの斬撃で負傷した夢路の傷を手下に手当させたり、夢魔に対抗するためのヒントを与えたりと協力的な姿勢を見せるようになる。さらに夢路に明晰夢のヒントを与えただけで彼に召喚される形となり、多数のリトルチェイサーを率いて加勢する。ただし本人が「真実の追跡者」と自称しているように、あくまでことの真理を知るために夢路たちと協定関係を築いている状態である。メリーについても本来の役割は知っていたのだが、自らが見つけ出すのが重要だと考えてあえて教えていなかった。
- ノワールとの戦いの後に現界で夢路と合流するが、その際の器も黒猫であった。曰く鈍重な人間よりも、俊敏で都合がいいとのことだが、猫じゃらしに本能的につられたり、必死に猫の真似をして誤魔化したりと、その姿ではギャグキャラになりつつある。なお他の夢魔と違い、彼の仮面の口の模様(横一文字に4つの縦線)が憑依する猫の右目に浮かぶ。表向きには橘家の飼い猫となり、(本人の懇願で)「ジョン」と夢路に名付けられた。
- 自分との関係を断ち切っても白昼夢に巻き込まれること、夢魔に似た能力を発揮できることなどから「夢路が人間ではない」という可能性を本人に投げかけるが、真実を知るのが早急であるとして、そのことについては暫く静観することにした。
- エルクレスの消滅以降、自身の僕であるリトルチェイサー(後述)を数人ではあるが現界に呼び寄せることが可能になった。
- 幻界はおとぎ話の舞台になるような中世ヨーロッパ風の路地裏。魚の骨がはためいていたりと、やはり猫を意識したデザインになっている。
- 名前の"John Doe(ジョン・ドー)"は英語で「本名不詳」を意味し、作者曰く一人称が「吾輩」で、名無しの猫。
- コミック第6巻のキャラクター相関図で「ジョン・ドゥ(ジョン・ムッツリーニ・オスカル・ブラックエクスプロード)」と表記されている、これは、ジョンが猫を器として橘家の飼い猫になった際、メリーと橘親子がつけようとした名前と夢路が本名(?)のジョンとつけた名前を組み合わせた物が由来である。
- リトルチェイサー
- 声 - 松岡禎丞(リーダー猫) / 高橋美佳子、片岡あづさ(猫ナース)
- ジョンの忠実な僕である一団の総称。多数存在し、直立した靴をはいた子猫の姿と、猫耳の少年少女に化けられる。雌猫は最初のころから少女の姿に化けていたが、雄猫が少年の姿に化けたのは9巻が初めて。
- それぞれが独立した意思や個性を持ち、ジョンの幻界で独自のコミュニティを作っている。ただし夢魔ではなくジョンが自分の幻界の住人として「設定」した登場人物。
- 戦闘に参加することもあり、その際はそれぞれ得意な武器(剣・槍・銃・大砲など)を使い単独ではジョンやメリーなどの夢魔には及ばないが集団戦闘で勇敢に戦う。
- それぞれの個体には星に由来する名前(スピカ、アルビレオ、ベナトナシュ等)が付けられている。
- なお猫耳娘はメス猫が化けているものであり、作者曰く「化けているのはきっとジョンの趣味」とのこと。夢路を服を脱がせて看病するなど、ジョンとは別の意味で「夢路を狙っている」存在。
- 光凪 由衣(こうなぎ ゆい)
- 声 - 秋谷智子
- 春日学園に通う高校1年生。誕生日は11月15日。身長154センチメートル。3サイズはB79.W58.H83。
- エンギに力を貸して欲しいと懇願され、共存という形でエンギの器となる。
- 実家が整骨院を営んでおり、本人にもマッサージの心得がある。
- 学校では親友の堀江奈桜とともに吹奏楽部に所属している(楽器はトロンボーン)。
- 世話好きな性格や誰かの支えや力になろうとする言動には医師である祖父の影響が見られる。
- 一方で、常軌を逸した美的センスや悪い意味で個性的な料理を作る一面もある(通称「ケミカル・マジカルクッキング」)。
- 菜桜によると嘘をつく際に右手で髪をいじるクセがある。
- エンギ・スリーピース
- 声 - 遠藤綾
- 二つ名は双月花(ガーデン)。白いドレスに長い髪の先が一対の翼のような形をとる、天使のような印象を与える女性の姿の夢魔。瞳の形は三角形。身長165センチメートル。
- 幻界では柄に花が咲いた無数の剣(霰茄子)を出現させ、それらを同時に操って攻撃する。
- 姉・パティを亡き者にしたエルクレスを追い、仇討ちのために現界に来た。器は由衣だが完全な支配ではなく、事情を説明して彼女に協力してもらっている状態。現界では頭を2回小突くのを合図にして由衣と入れ替わる。
- 非常に義理堅い性格で、メリーとの戦闘中に負傷させてしまった夢路に対して土下座をして謝罪し、現界に行くと言い出した姉を引き止められなかったことを今でもひどく後悔している。また夢魔が器の夢に寄生していることを知らず、次々と人間の夢を壊していたことにもやや動揺している。
- 初めてメリーらと会った際は誤解から戦闘になったが後に和解。彼らの心意気を知り、器の由衣とともに鍛錬させている。後に宿敵エルクレスと対峙するも、遠く及ばず返り討ちにあい負傷。回復のため由衣の中で休眠していた。
- 幻界は満月が浮かぶ荒廃した草原。姉とともに過ごしていたころは、四季折々の花が咲く優美な庭園だったが、パティの死後はエンギの悲しみを具現化するかのように変貌した。
- スリーピース姉妹は初夢の縁起物といわれる「一富士二鷹三茄子 四扇五煙草六座頭」がモチーフになっており、メリーからは「茄子女」と呼ばれている。
- 白儀 響(しらぎ きょう)
- 誕生日は8月2日。身長168センチメートル・体重53キログラム。
- 転入生。夏休み明けに夢路のクラスに転入した。
- スポーツ万能で頭脳明晰。足りないものがあることに満足できないため、何か一つを選ぶことが苦手である。ラーメン好きで店にあったメニューすべてを頼んでいた。
- エルクレスに自身の力を貸していた人物であり、現界において発生している正夢を引き起こしている黒幕。夢魔を幻界から引き寄せる等、謎の力を持っている。
- 実は普通の人間ではなく夢魔であり、夢魔(『ジェイス』『エルダー』『レガレクス』)を現界に呼び出すことが可能。
- 夢路やメリーの過去を知っているようであり、夢路やメリーと同じく右腕に傷をつけている。
- 雛桔 蓮(ひなき れん)
- 中学三年生。桔梗総合病院の跡取。多忙が故に自身を気に掛けなかった父母の気を引くために不良行為を繰り返すが逆にそれが原因で家庭崩壊を引き起こす。
- 一日一善のルールは悪いことの逆を繰り返せばいつか家族が元に戻るとのことから行っている。
- 普段は黒の翼と角の生えたパーカーを着用しており、着てるパーカーのデザインや言動から、喫茶店STOに訪れた際には変態暗殺者、変態狩人等散々な言われ方をされた。
- カルチェ
- 蓮を器にする夢魔。
- メリーを自身のボスと発言し、エルクレス一派の内、暴力的な夢魔を無力化して回っている。
- 蓮と合体する超夢現位相合体という技を持っており、合体状態の名称は『狩人カルチェラタン』。夢魔との遭遇時には合体状態での戦闘が基本の模様。
人間
六花高校関係者
- 星野 鳴(ほしの めい)
- 声 - 高森奈津美
- 夢路が所属している文芸部の部長。恋愛小説家を目指している。
- 一時期クリスの器だった。メリーたちの活躍により解放されたが、クリスのことを覚えている。当初、夢路と貴照は彼女に気があったような描写がある。
- 秋柳 貴照(あきやなぎ たかてる)
- 声 - 立花慎之介
- 誕生日は6月25日。 身長172センチメートル・体重49キログラム。
- 夢路の同級生で同じく文芸部員。夢路とは中学の時からの付き合いで親友[2]。
- 細長い体格で「広辞苑より重たいものを持ったことがない」と自称するほどの虚弱体質。
- 病弱な妹を元気づけるために川柳を詠むようになり、ことあるごとに川柳を詠んで周囲を一喜一憂させる。
- エルクレスの器となっており[注 5]、エルクレスの人格が表に出ている時は髪をオールバックにしていることが多い。
- 霧島 咲(きりしま さき)
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 誕生日は4月18日。身長158センチメートル。3サイズはB90.W60.H86。
- 夢路の同級生で同じく文芸部員。
- 男勝りな性格で、よく人をからかう。特に勇魚に夢路に対する好意をいじるが、本人も貴照に好意を抱いている様子。
- 豆山 竜一(まめやま りゅういち)
- 夢路の同級生。愛称は「豆やん」、口癖は「ワンチャン」(ワンチャンスの意)でサッカー部に所属している。ノリの軽いお調子者だが、学校が「幻界」になった際にはレギオンに苦戦する夢路に加勢し、男気を見せていた。
- 城戸 広志(きど ひろし)
- 夢路の同級生。言動が荒く、血の気が多い部分の目立つ不良風の学生だが、レギオンとの戦いでは彼の行動が夢路らの勝利に貢献することとなった。クラスメートである中島綾乃とは相思相愛の間柄だが、彼女に「ヒー君」と愛称で呼ばれる度に気を悪くするなど素直になりきれていない。
- 秋柳 瑞貴(あきやなぎ みずき)
- 貴照の妹。小さいころは病弱だったが、後に回復し、ファーストフード店でバイトをしている[注 6]。
- ブラコンの気があり、兄に好意を寄せている咲に対しては性格が豹変する。
- 大菅(おおすげ)
- 声 - 坂巻学
- 六花高校の教師。生活指導担当。校内に潜入したメリーと口論になる。
- 仁王と形容されるほど厳しい人物。しかし、再度校内に潜入したメリーを追いかけた際に見た運動神経にほれ、一転して仏のような顔で新体操部に勧誘した。
- 飯島 良太(いいじま りょうた)
- 声 - 鈴村健一
- アニメオリジナルのキャラクター。六花高校の教師で文芸部顧問。自身の夢は「毎日たくさんご飯を食べられること」であると公言しているほどの大食漢であり(作中「1日米2キロでは足りない」と発言)、メシ島先生の愛称で親しまれている。ただし容姿は標準的であり、あの肉体にそれほどの容量があるのか夢路らに疑問に思われている。生徒に対してはとても真摯に対応している。
- その正体はミストルティンの器であり、生徒思いな性格は表向きの顔である。本性を表すと自身の生徒を「クズ」呼ばわりしたり、その夢を嘲笑したり、時には度の過ぎた暴力を振るうなど常軌を逸した加虐的な性格に変貌する。同じく相手をいたぶることが趣味であるミストルティンとは「気が合う」とお互い感じている。
- ミストルティン消滅後は教師を退職した[注 7]。
- 河浪 千鶴(かわなみ ちづる)
- 声 - 植田佳奈
- アニメオリジナルのキャラクター。レスティオンの器の少女。夢路のクラスに転入した。右腕に手錠のような飾品がある。古びたアパートに住んでいたりと私生活は貧相。ミステリアスな雰囲気を醸しつつ社交性がなく、あまりクラスメイトと関わろうしない。しかし、勇魚との交流を通してわずかながらも心を開きつつある様子が見られる。呆けて列車に乗り遅れたり、何かを悟るように笑みを浮かべたりと、行動がつかめない。コーヒーはブラックで飲むのが好き。飯島良太を尾行している。勇魚を助けるために自分の夢を使ってレスティオンの弾を作り撃ち、夢と心が壊れてしまった。事件終結後は全ての記憶を失う。
- ユミ
- 声 - 山川琴美
- アニメオリジナルのキャラクター。セリオの器の少女。セリオに器になるように懇願された当初は拒んでいたが、次第に良好な関係を築いている。以前と比べて人に関われるようになったとセリオに感謝し、その延長として看護師になることを夢見ていたが、突然セリオが夢魔に殺められ、その夢も失ってしまった。
- 吉田(よしだ)
- 声 - 斉藤佑圭
- アニメオリジナルのキャラクター。シャクエントの器の少女。動物の命を扱う医者になることを夢見ていた。本人が知らない間にミストルティンにより強制的に器にされたが、その後シャクエントをミストルティンに殺められ、その夢を失った。
春日学園関係者
- 堀江 菜桜(ほりえ なお)
- 声 - 浅野真澄
- 誕生日は4月7日。身長159センチメートル。3サイズはB80.W59.H84。
- 由衣の小学校からの親友で同じ吹奏楽部に属している(楽器はトランペット)。由衣に肩を揉んでもらうことが好き。
- 由衣と共に全日本コンクールの本戦出場を目指している。
- 日野 明音(ひの あかね)
- 由衣と菜桜の所属している吹奏楽部の部長。二人にとっての憧れの先輩であり、吹奏楽部に所属するきっかけにもなった人物。
- 全日本コンクール本線の出場を目指していたが、夢魔の器にされその夢魔を殺されたことでその夢を失い、部活もやめてしまった。
- 柊 杏莉(ひいらぎ あんり)
- 由衣と菜桜の同級生。プロ漫画家志望。友人からのあだ名は「ラギ」。
- 小さいころから絵が上手な子で、担当編集やその妹の絵里に自身の漫画を見せたりしていた[注 8]。
- 当時の同級生に対しても自身の漫画を見せたが、反応が芳しくなく、また求められた漫画を描いてきた時には、喜んでくれることから、自分が思うように描いた漫画を見せることに対して恐怖するようになる。
- 以後自分の描きたいと思った漫画を描けなくなり、作風を他人に合わせ他人から褒めてもらうために漫画を描くようになったため、編集との打ち合わせでは度々自身の漫画をボツにされる。
- 気分転換にと夢路一行と寄った動物園にて6年ぶりに絵里と再会した、また密かに描いていた自身の絵を雛桔蓮や夢路達が褒めてくれたことから再び自分らしい漫画を描くことに対し勇気を持った。また、この時に編集が今の仕事に進んだ切っ掛けが幼少時の自分の漫画であったことを知ることになる。
その他の人間
- 橘のおやっさん
- 声 - 藤原啓治
- 勇魚の父。本名は7巻現在明らかになっていない。妻(鮎美)とは既に死別している。
- 喫茶店「STO[注 9]」の店長で料理やゲームの腕は高く、近所の学生から慕われていることもあり、店の経営はそこそこ順調らしい[3]。
- ダンディかつ男気に溢れる発言をするかと思えば次の瞬間にはすっとぼけたことを言う、掴み所のない愉快な性格を持つ人物。メリーのことを詮索せず、住み込みのバイト(メイド)として雇う。
- 右目に大きな傷跡があり、普段は閉じているが失明しているわけではなく時々開けている。
- 普段着やエプロンなどに単語がでかでかと印字されている物をよく着ている(「大名」や「アンニュイ」など)。
- 如月 みなと(きさらぎ みなと)
- 声 - 日高里菜
- 小学生。傷つくことを恐れて友達を作れずにいたところをイチマに付け入られ、取り憑かれそうになる。
- メリーたちに会うまではイチマに懐柔され、イチマだけが友達であればいいと思い込まされていたが、最終的にイチマと決別し、現実の世界で友達を作ることを決意する。後に古町日向子と友達になる。
- 古町 日向子(ふるまち ひなこ)
- ノワールの器にされた小学生。
- ショートカットで、キャップにつなぎという服装。男勝りな口調のため男子に間違えられることもある。
- 自身のことを「ひな」と呼び、みなとにもそう呼ばせている。
- 御堂 ケン(みどう ケン)
- 声 - 箭内仁
- ランズボローの器にされた大学生。海水浴に来ていた咲をナンパしようとした。
- 特に目的もなく大学まで進学し、適当な生活を送っていたが、バイト先で出会った英語が流暢な上司に憧れ、留学を決意する。
- しかしランズボローに取り憑かれたことで人格を封印されてしまう。チャラけた外見に反して真面目な青年であったようであり、ランズボローに乗っ取られた後の変貌ぶりは、周囲の知人も驚きを隠せなかった。メリー達とノワール達の交戦時、一時的に目を覚ます。直後にランズボローによって再び気絶させられるも、彼が助けを求めたことがメリーの記憶を取り戻すきっかけになった。メリー達の活躍によりランズボローから解放された。
- 武内 薫(たけうち かおる)
- 声 - 遠藤大智
- ケンの親友。ケンからはタケちゃんと呼ばれている。ケンの夢を追いかける姿が自分の夢でもあると言うほどケンを大切にしており、ケンがランズボローに乗っ取られた際には涙ながらにケンを助けてほしいとメリーたちに訴えた。殴り合いに強いらしい。
- マサル
- 声 - 五十嵐裕美
- アニメオリジナルのキャラクター。デルガの器の少年。グリッチョが大好きであったが、ミストルティンにデルガを殺され夢を失う。
夢魔
エルクレス一派
エルクレスの幻界送還後、手下達はエルクレスの意思とは関係なく現界を壊そうと考える者、何もせずに大人しくしている者等、分かれた行動を取り、組織としては崩壊状態にある。
- エルクレス
- 声 - 三宅健太
- 二つ名は灯台(ファロス)。器は秋柳 貴照。
- 人に取り憑くことで現界に行けることに最初に気付き、これを利用して現界の乗っ取りを画作した夢魔。黒い胴体に中世の騎士の甲冑のようなものを纏った姿をしている。素顔は笑った顔が落書きのように描かれており、体の露出している部分には目と同じ光のような、模様(傷?)がある。光に寄る習性を持つ虫のように多くの夢魔を惹きつける、まさに「灯台」という存在。
- 非常に凶悪な夢魔で、現界に来ている夢魔を手当たり次第に自身の幻界に引きずり込み、自身の計画に賛同する場合は配下に加え、賛同しない場合は容赦なく殺害している。エンギの姉のパティを殺した張本人であり、それゆえにエンギから仇として狙われている。
- 武器は巨大な斧。腕をライフルのように変形させて砲撃を行う描写もある。多数の夢魔を相手にしても一蹴してしまうなど戦闘力は極めて高く、エンギの全力の必殺技を受けても瞬時に傷が修復するほか、他の夢魔の幻界を自身の幻界で侵食することもできる。
- また夢魔の所持していた道具の記憶を再生(夢魔を実体化)することが出来るが、作中のエルクレス戦最後では再生した全ての夢魔がエルクレスの命令を聞かなかった[注 10]。
- メリー達との勝負に敗れ幻界に送還されるが、エルクレスに力を与えていたと思われる黒幕に界境の門の時点で留められ殺害される。
- 幻界は暗い岩山を照らす無数の灯台。漢字一文字を連用した独特の笑い方をする(「火火火(カカカ)」、「暴暴(ボウボウ)」など)。口癖は「さぁ、照時間(ショウタイム)だ!」。
- ノワール
- 二つ名は縛鎖(チェイン)。器は古町 日向子。
- エルクレスに従う夢魔の一人。器とは違い非常にグラマラスな大人の女性のような姿を取る。また服のように見える胴体部分の黒い個所は実は只の模様であり、実際にはかなり際どい格好である。瞳の形は2つの繋がった輪(鎖の一部)。
- エルクレスのことを「エル」と呼び、ランズボローからは「アネゴ」と呼ばれている。
- 常に器の体を支配したままのランズボローと違い、エルクレスの忠告を守り必要な時にしか器を支配していない。
- 黒い鎖を縦横無尽に操り、攻撃や束縛を行う。また鎖で出来たゴーレムを無尽蔵につくり出し、自身の兵とする。
- 現界では何らかの目的がありランズボローと待機していたが、メリーと遭遇して臨戦態勢に入り、彼女を幻界に引きずり込む。その後夢路が呼び出したジョン率いるリトルチェイサーとゴーレム隊を戦わせ、自身もジョンと激戦を繰り広げる。しかし自分の記憶と役割を思い出したメリーによってランズボローを体に叩き付けられ幻界へ送り返された。
- 幻界は浮島でできた拷問の城で、地盤の裏に巨大な鎖が垂れ下がっている。
- 名前の由来はフランス語で黒(Noir)。
- ランズボロー
- 声 - 吉野裕行
- 二つ名は迷路(メイズ)。器は御堂 ケン。
- エルクレスに従う夢魔の一人。エルクレスの方針に賛同しており、現界に降りてから彼と合流した。大きな一つ目に小さな胴体、細い手足、とんがり帽子という異形だが何処かコミカルにも見える姿をとる[注 11]。瞳の形は歪んだ「#」。
- 変幻自在の迷路「通りすがりの道化師(カプリスクラウン)」を操り、ピエロ型の自動人形で相手を追い詰める。
- その能力から、自身は手を下さずに相手を弱らせるという卑劣な戦法を好む。エルクレスらといる時は調子よく高圧的な態度になるが、自身の戦闘力は低いので、迷路を破壊されると大したことはできない。
- 夢路に迷路を壊され、メリーとエンギに追い詰められるが、夢魔の真実を話して動揺や仲間割れを誘い逃走。後にエルクレスと合流し、ノワールとともに待機していたが、再びメリーと遭遇。ノワールとともに交戦し、逆恨みからともに引き込んだ夢路に奇襲をかける。しかし夢路の覚醒した明晰夢によって逆転され、ノワールともどもメリーに幻界へ送り返された。
- 人間の人生を蹂躙することに快感を覚え、現界ではケンの体を使って傍若無人に振る舞っている。エルクレスからはたまには“器”に体を返してやれと忠告されているが、聞き入れてはいない様子。ちなみに本来が単眼であるためか、ケンの身体を行使する際は常に右目を閉じている。
- 本来の幻界はサーカスのステージ。
- 二つ名と名前の由来は「ランズボロー迷路」から。
- クリオネ
- 二つ名は夢捜歌(ソナー)。器は秋柳 瑞貴。
- エルクレスに従わされている夢魔。長い緑色のリボンが付いた大きな帽子を被っている。ベージュ色の髪をしており、頭には実際のクリオネをモチーフにしたと思われる一対の突起がある。下半身はロングスカートと露出は控え目だが、上半身はヘソ出し・肩出しと、かなり際どい格好。瞳の形は十字。
- 眉は両端が下がった「八」の形、目は半開き(ジト目)と、常に暗めの表情をしている。また会話の最後に「知ってますよね?」と付け加える口癖がある。
- 「歌(ソナー)」によって自分が出会ったことがある夢魔の存在を探知・特定することが出来、その能力でエルクレスの傘下の夢魔たちを監視している(エルクレス曰く「俺の便利な目」)。ノワールとランズボローが消えたことをエルクレスに報告した。エルクレスの非情な行動を批難しているが、当の本人には豪快に聞き流されている。
- 幻界と思われる場所は大聖堂、もしくはオペラ劇場。ステージの背面の壁にはクリオネのような形をした巨大な穴がある。
- 本来は人間が幻界に訪れた際、夢を見せる夢魔の元へ向かえず迷ってしまった時に正しく導く 「案内人」の役目を持った夢魔であったがエルクレスによって無理やり現界(うつつ)に連れ出され、気付いた時には既に瑞貴を器にされており、瑞貴を人質にとられてしまっている。
- エルクレス戦においてエルクレスの攻撃からメリーを庇い重傷を負ったため、メリーによって幻界に送還された。
- ウコ・カリ・カチュ
- 二つ名は不明。器はけん玉を持ったヤンキー風の少年。
- エルクレスに従っていた夢魔の一人。こけしのような体に刃のような両腕ととげのような触覚を持った異様な姿をしている。瞳の形はQの字を上下ひっくり返したような形。
- エンギが現界に来てから初めて戦った夢魔。自らを殺しのプロと名乗り、過去に何人もの夢魔を殺害している。エルクレスと組んだのもより殺しがしやすい環境を与えてくれたからであり、殺しができればそれで良いと語るなど非常に残虐な性格をしている。素早い動きでエンギを翻弄したが、迷いを捨てたエンギに討たれた。
その他の夢魔
- イチマ
- 声 - 井口裕香
- 二つ名は孤影(ロンリネス)。みなとに取り憑こうとしていた夢魔。瞳の形は歪んだ渦巻状(ただし憑依はしていない)。日本人形のような和服の少女の姿をしているが、憤ると般若の如き醜悪な表情となる(作者曰く「オ○シロ様じゃない」)。
- 友達をうまく作れないみなとに自分だけが友達と言い聞かせて接近するが、メリー達に妨害されて幻界へ送り返された。
- 幻界は石畳の和風の道。
- 日本人形のような外見で、名前の由来も市松人形から。
- クリス・エヴァーグリーン
- 声 - 浅沼晋太郎
- 二つ名は初恋薊(ラバーズ)。鳴に取り憑いていた夢魔。瞳の形は斜めの格子状。
- モザイクのような物で構成された髪と端正な青年の顔、纏っているマントの下に胴体は無く、騎士のような甲冑の胸部・腰部・手首より先と膝から先のみが浮いて人型を形作るような姿をしている。戦闘時は浮いている拳を飛ばして攻撃する。
- 鳴のもう一つの人格となり、携帯メールを使って文通相手を演じ続けたが、鳴の想いが叶うはずもなく、彼女を傷付けるだけだった。
- メリーとの戦いに敗れ、最後は気持ちを弄んだことを鳴に詫びながら幻界に送り返された。
- 幻界は天窓に十二星座の文字盤が描かれた巨大な王室。
- レギオン
- 二つ名は影同心(ファミリア)。黒いマントにひし形の仮面を着けたような姿をしており、足が無く常に浮遊している。仮面には口の上下(左右)[注 12]にそれぞれ目があり、さらに目と同じ方向の仮面の角に矢じりのような突起物が付いている。瞳の形は上下左右に白い点が4つ。その言動からエルクレスとなんらかのつながりがあったようである。勇魚を器に選んだ。
- 複数の分身を作る能力を持ち、分身は自分から器を乗っ取ることが出来ないが、本体が器を乗っ取ることにより分身も器を手に入れることが出来る[注 13]。なお分身の仮面は簡略化されており、口しかない。
- 仮面を回すことにより、空間の上下左右を変える(天井が「下」になる等)ことが出来る。この時「カタカタカタ」といった音が鳴る。また、本体が仮面を回すと分身の仮面も本体に合わせ回る。
- 他にもマントの中からギザギザした細い紐状のものを出して敵を切り裂く、内臓のような爆弾を出すといった攻撃も行ってくる。上述の通りマント状の体に加え常に浮遊しており、自在に空を飛びまわるため回避能力が高い。但し、予想外の方向からの攻撃までは回避することが出来ない[注 14]模様。
- 分身を六花高校の生徒・職員67人に憑依させることにより彼らを人質に取り、本体の器を手に入れるため、鬼ごっこと称し勇魚を狙う。その後メリーと遭遇したことにより鬼ごっこをやめ、「血闘」を挑んでくる。体育館に誘導された後、夢路の武装明晰夢による縛鎖で拘束される。怪力で抵抗するも他の生徒の協力により阻止され、メリーの拳で幻界に送り返された模様。なお白昼夢から解放された人間は曖昧だった記憶がいずれ薄まり、なくなるはずだったが、勇魚の精神には蟠りが残っており、彼女が夢路やメリーの戦いへと関わる結果を生んでしまう。
- 非常に特徴的な話し方をし、片言な上に口調や語尾も安定しない。
- 本来の幻界は不明だが、憑依した人物がいた学園をまるごと異空間の白昼夢に取り込んだ。
- エオリア・アハテルノーテ、アイオニア・アハテルノーテ
- 二つ名は指揮者(マイスター)。エンギ達と同じく双子の夢魔。指揮者のような燕尾服を身にまとった少女の姿をしており、エオリアは髪が長く、アイオニアは髪が短い。瞳の形は楽譜のような5本の線。二人で菜桜を器にしようと狙ってきた。本人たち曰く夢には交代で現れていたようである。かわいらしい外見とは裏腹に非常に残忍な性格をしている。
- 戦闘力は高く、無数の音符のような物を飛ばす弾ける音符(スタッカートノート)や乱暴に(ブルスカメンテ)、衝撃波を発生させる激情的に(アッパシオナート)、重力波を発生させる重々しく(グラーヴェ)などの技を使い、また、腕を切り落とされても新たな腕を再生させることができる。
- 菜桜を狙ってやってきた結果、夢路、メリー、由衣と交戦することとなり、エオリアは夢路と、アイオニアはメリーと戦う。上述のような多彩な技で夢路たちを追い詰めるも、エンギが傷を治し、復活したことで形勢が逆転、最後はメリーとエンギの連携プレーによって二人まとめてメリーの拳で幻界に送り返された。送り返される直前に幻界と現界の関係が徐々に変貌していっていることを仄めかす言葉を残す。
- 名前の由来はドイツ語で8文音符(achtelnote)とエオリアン・スケール(短音階)、アイオニアン・スケール(長音階)から。
- パティ・スリーピース
- 声 - 後藤沙緒里
- エンギの姉で二つ名も彼女と同じ双月花(ガーデン)。瞳の形も同じく三角形。エンギとは離れていても意思疎通ができる模様。
- 現界に興味を持ち、エンギの反対を振り切って現界へと降りるがエルクレスに殺されてしまう。
- エンギと同じく剣の使い手で、死後その剣(紫閃風月漉座刀)はエルクレスに奪われる。名前の由来はパーリ語で縁起をあらわすpaTicca(パティシア)から。
- カクタス
- 二つ名は砂爵(デューク)。瞳の形は二つの×。器は相川ユウヤという青年。
- オールバックに肌の黒い青年の姿をしている。幻界は砂漠で、サボテンのようなものを操って戦う。
- 他の夢魔たちと組んでエルクレスを阻止するために動いており、ジョン・ドゥと接触し、情報交換を行う。その後クリオネの能力によりエルクレスに発見され、仲間たちと4人がかりでエルクレスと交戦するも一蹴され、仲間ともども殺された。
- ミストルティン
- 声 - 矢作紗友里
- 二つ名は樹海(フォレスト)[注 15]。
- アニメオリジナルの夢魔。植物の意匠があるゴスロリファッションに身を包む少女。瞳の形は三叉の葉。植物の巻きついた鎖や赤い棘を操る、肉体を無数の葉に変えて移動するなど、植物を利用した攻撃を得意とする。
- エルクレスと同等以上の力を持ち、彼と並行して動き出した夢魔。エルクレスによって現界に導かれてきた夢魔を、器となる人間に強引に組み込む能力を持つ。この能力によって夢魔を組み込まれた人間は、自分に夢魔が宿っていることにさえ気付かない。エルクレスのような侵食は考えておらず、ただ他者をいたぶるという快楽を求め一人暗躍しており、時にはエルクレスの配下の夢魔にさえ手を出す。悪夢の狭間から生まれた存在で、絶望の蕾に相手を取り込むことで相手に悪夢を見せる。最終的に消滅した。
- 器は夢路達の担任飯島良太。同じような性格をしているため飯島には親近感のようなものを感じている描写がある。
- 幻界は寒々しい荒野。
- セリオ
- 声 - 高橋美佳子
- アニメオリジナルの夢魔。器はユミ。一人称は「僕」で、植物のような衣装を着た中性的な子どもの姿をしている。穏健派で、器として選んだユミに共存するよう懇願するほど。しかし、突如現れたミストルティンの白昼夢に取り込まれ、ユミの前で殺害される。
- 幻界は一面の花畑。
- デルガ
- 声 - 近藤孝行
- アニメオリジナルの夢魔。器はマサル。全身に包帯を巻いた2本角の大男で、新体操のクラブのようなものを武器としている。マサルにとってはグリッチョと同じく、ヒーローのように頼りにされている存在であったようだが、ミストルティンの白昼夢に取り込まれ殺される。
- シャクエント
- 声 - 藤田圭宣
- アニメオリジナルの夢魔。器は吉田。エルクレスの配下の夢魔だが、ミストルティンの白昼夢に取り込まれ殺される。
- レオン / レスティオン
- 声 - 黒田崇矢
- アニメオリジナルの夢魔。器は河浪千鶴。千鶴からはレオンと呼ばれる。リボルバー拳銃とリボルバー型の腕を武器に使う。ミストルティンに復讐するため何らかの準備をしており、そのために生贄が必要と言っており、今までミストルティンが夢魔を殺してきたのを近くで見ているだけだった。
- かつてミストルティンを追っていた夢魔だったが一人だけ生き残っていた。ミストルティンを倒す銃を持つものの銃弾が夢魔の断末魔と夢を砕かれた人間の絶望から作られ、それを撃つ火薬はレオン自身の命が必要であった。撃てば器の心も壊れてしまうが、その反面千鶴が心を取り戻していくことには内心喜んでもいた。勇魚を助けるため自分の命と千鶴を使って弾丸を作り撃つもミストルティンには効果がなかったが、その一撃は後々ミストルティンを葬る決定打の一つとなった。
- 幻界は階段のある洞窟で、鎖に覆われている。
- パレイト
- 声 - こやまきみこ
- アニメオリジナルの夢魔。器は橘勇魚。帽子と外套の姿で顔は黒くて見えず、とても臆病な性格。生贄としてミストルティンによって無理矢理組み込まれたため、勇魚自体は気づいていない。ミストルティンに取り込まれるもメリーによって送り返された。
- 幻界は穂が実る小麦畑。
影踏みメリー
メリーが夢路と出会う前の物語であり、本編での回想シーンで登場しただけの夢魔が準レギュラーとして参加している。
- メリー・ナイトメア
- 主人公、詳細は上記。
- ある目的の為にワイルズを追っており、柳岡憂揮と「ケーヤク」を交わし彼をワイルズ捜索へ引きずり回す。
- トーチャーやアイザックと共同戦線を張り強力な力を持つワイルズに対抗する。
- 柳岡 憂揮
- ワイルズの「末端」に狙われていた所をメリーに助けられた青年。本作のもう一人の主人公。
- メリーとの賭けに負け、彼女と「ケーヤク」を交わしワイルズ捜索に協力させられる事になる。
- ワイルズ
- 『影踏みメリー』に登場した夢魔。二つ名は演技派(グレートアクター)。
- 他の夢魔に影を植え付け取り込むことで「末端」と呼ばれる分身を作ることができる。
- 「末端」に自我はなく人間を"器"にし成り代わることだけを目的に行動する。
- 本体は人型で顔は大きなレティクルの様な模様だけで構成されており、フード付のロングコートを着た姿をしている。それに対し「末端」は、基本的に人型の影が白い布を纏っただけだが、変身能力を持っている為"器"として狙っている人間に化けたりワイルズの演出によって怪物のような異形になっている個体もいる。
- 幻界を退屈な場所と嫌っているため、現界の自然や建築物を美しいものと感じ現界を「楽園」と呼んでいる。
- 本体は器を持たず、分身から送られてくる映像を見続けていたが、分身が倒され始めたことで、高塚幹大を器とし行動を始めた。人間を軽視しないとは言いつつも、カス役者と呼んでおり、器にしたものには本人が望む映像を見せ続けている。
- 幻界への帰り道を作り出せたり、騙し討ちとは言えメリーから一撃でダウンを奪うなど非常に強力な夢魔。
- それらの能力だけでなく、憂揮の精神を揺さ振る事で盤外戦術を仕掛けたり、戦いの中でメリーの正体を「門番(シープ)」であると看破するなど知略の面でも優れている。本編も含めてかなりの実力者。
- 幻界は映画館。
- アイザック
- メリーが夢路と出会う前に戦った夢魔の一人。本編では名前は明かされなかったが、『影踏みメリー』で明らかになった。顔に紋様が入った鳥型の姿をしている。器の秋山麟太郎とは共存している。
- トーチャー
- メリーが夢路と出会う前に戦った夢魔の一人。本編では名前は明かされなかったが、『影踏みメリー』で明らかになった。目が「?(クエスチョンマーク)」の骸骨のような姿の夢魔。見た目に反して理性的な性格で、器である高塚彩とは共存している。
- 幻界は信号機だらけの世界。
- フェルビースト
- メリーが夢路と出会う前に戦った夢魔の一人。本編では名前は明かされなかったが、『影踏みメリー』で明らかになった。前髪で目が隠れた道化風の姿をしている。ワイルズが幻界に帰る道を作れることを知っており、現界には観光気分で訪れた。メリーに敗れた後は、ワイルズの末端により逃げたが、ワイルズの怒りを恐れ、幻界に帰ることと引き換えに彼に協力した。
用語
- 夢魔(むま)
- 幻界、いわゆる夢の世界の住人。それぞれが独自の幻界を持っている。
- 本来は幻界から出られないが、界境の門を通じて人や動物に取り憑くことで現界に行けることが判明し、人間の体を借りて次々と夢魔が現界に進出している。
- その現象は、現界を乗っ取ろうと企てたエルクレスが引き起こしたものであり、一度現界に足を踏み入れた夢魔は帰還できないとされる。エルクレスに賛同して彼に集うものもいれば、器と友好的な関係になり共存しているものもいる。ただし後者の場合は不穏分子としてエルクレスらに粛清される運命にある。
- またエンギによると夢魔を構成しているのは、夢を見た(幻界を訪れた)人間が代償としてそこにおいていった「心の一部」らしい。
- 幻界(ゆめ)
- 各々の夢魔を核として形成された空間の総称。全ての夢魔の幻界(庭)はメリーの庭である界境の門に通じている。
- 人間が寝ている時に夢を見るのは人間の意識がこれら幻界を訪問しているからだとされている。
- 一つ一つが独立していて独自のルールを持ち、原則として互いに干渉することはないが、様々な要因により幻界が侵食されたり繋がるなどの事態が発生することがある。
- 現界(うつつ)
- 人間の生活する現実世界。夢魔の間ではこう呼ばれる。
- 器
- 現界に進出した夢魔の依代となった人間のこと。また、猫のような動物でも可能。兆候として寄生している夢魔の幻界を夢としてみるようになる。先の通り、夢魔は器に憑依して現界でも活動できるが、その際、器の瞳に夢魔のそれと同じ模様が浮かぶ。
- なお夢魔は器の夢(幻界ではなく、将来の希望といった「生きがい」の意味)に寄生しており、強引に寄生している夢魔を消された人間は、自分がこれまで抱いていた夢に無気力、無関心になり、一種のうつ病状態となる[注 16]。
- また夢魔は行使する器の人格と均衡を保つ必要があり、器の意識を長時間封じ続けると、拒絶反応が発生し、器が覚醒してしまう(エルクレスが自分の傘下の夢魔に器の覚醒を進言しているのはそのため)。ただし、エンギと由衣のように相互の了承で意識を共有している場合は、その事態は起こらないらしい。
- 白昼夢(デイドリーム)
- 夢魔が自分の幻界を展開し、周囲の夢魔やその器を無差別に取り込む現象。これを体感した夢路が白昼夢に似た現象と認識したことから「デイドリーム」と呼ばれるようになるが、夢魔らの間では「庭」と呼ばれる(クリス曰く「言い得て妙」)[注 17]。何故か夢魔に憑依されていない夢路も取り込まれており、夢路はジョンが未だに自分の夢で徘徊しているからだと結論付けていたが、ジョン本人ははっきりと返答せず、ジョンが夢から去って猫を器とした後も取り込まれている。
- 夢魔と庭は互いに影響を与えており、メリーの場合、「界境の門」が壊されてきているため時々気を失う。
- 人間の場合は「思いの強さ」に基づき、現界と幻界双方のコンディションに影響がある。例えば、現界で不調があった状態なら幻界ではそれが持ち越され、逆に幻界で重症を負った場合は出血は見られないものの意識を失うほどの苦しさに脅かされる。逆に幻界で大怪我を負っても気力が充実したならば即座に癒え、更には文字通り「思い」を「形」にし、夢を書き換えることで夢魔と同等に戦うことができる可能性も秘めている。
- 界境の門
- メリーの庭。エルクレスの策略により、夢魔たちが現界へ渡るたびに破壊されてきている。そのためメリーは時々気を失う。
- 門が完全に破壊されると幻界と現界が交わり、夢魔が器なしに顕現する。逆にメリーが殺された場合も門が破壊される。
- 夢無くし
- 現界で問題となっている。突然夢を失いただひたすら無気力・無関心になってしまう状態。寄生している夢魔を消された器の人間がこれにあたる。
- 正夢
- 現界に発生している現象のこと。夢魔に寄生された器の夢魔が突如として消滅しその後、器に対して本人が不自然と感じるまでの幸福が起こる。
- 夢無くしとは違い、夢魔が消失した器が無気力・無関心になることは無く、また夢魔と共存している者は夢魔と共存してたことすら忘れてしまう[注 18]。
- フルヘルボーダーグリッチョ
- 声 - 川田紳司
- 夢路が夢中になって視聴している特撮ヒーロー。スケボー型の愛機・ホーカーファイアーとともに繰り出す必殺技で悪の怪人を倒していくが、技を命中させる度に体の何処かが捻挫してしまう。
- なお単行本のカバー裏にスピンオフ作品が連載されているが、「グリッチョに変身する一翔(にのまえかける)が好意をよせるユリと、その弟で腹黒い太郎に翻弄される」という特撮とは無縁の内容になっている。
書誌情報
- 牛木義隆 『夢喰いメリー』 芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、既刊17巻(2017年1月12日現在)
- 2008年10月27日発売 ISBN 978-4-8322-7748-9
- 2009年5月12日発売 ISBN 978-4-8322-7804-2
- 2009年11月11日発売 ISBN 978-4-8322-7856-1
- 2010年4月12日発売 ISBN 978-4-8322-7903-2
- 2010年12月11日発売 ISBN 978-4-8322-7968-1
- 2011年2月12日発売 ISBN 978-4-8322-7988-9
- 2011年8月11日発売 ISBN 978-4-8322-4051-3
- 2012年4月12日発売 ISBN 978-4-8322-4136-7
- 2012年10月12日発売 ISBN 978-4-8322-4202-9
- 2013年6月12日発売 ISBN 978-4-8322-4308-8
- 2013年11月12日発売 ISBN 978-4-8322-4367-5
- 2014年5月12日発売 ISBN 978-4-8322-4439-9
- 2015年1月10日発売 ISBN 978-4-8322-4514-3
- 2015年5月12日発売 ISBN 978-4-8322-4568-6
- 2016年2月12日発売 ISBN 978-4-8322-4662-1
- 2016年7月12日発売 ISBN 978-4-8322-4717-8
- 2017年1月12日発売 ISBN 978-4-8322-4791-8
- 2017年10月12日発売 ISBN 978-4-8322-4881-6
テレビアニメ
2011年1月から4月まで、TBS・MBS・CBC・RKK・BS-TBSにて放送された。全13話。原作と違って話数に「REM」という表現はなく、単にサブタイトルが表示されるのみとなっている[注 19]。
本作では監督の山内重保や美術監督の一人であるゆきゆきえなど、東映アニメーションのスタッフが多く参加している。
物語は原作の序盤を元にしているが、1クールという尺の都合もあって大幅に改変されており、監督の山内重保が過去の作品群で用いてきた独特の色使いや作風が導入されたものとなっている。また、同様の理由からエルクレスについての件は開始早々に保留され、アニメオリジナルの夢魔ミストルティンが重要な敵キャラクターとして描かれている。そのため、ランズボローの一件は半ば放置に近い状態になっている。1話の時点で原作を意識してはいるものの、その後はミストルティンの器である飯島良太がほぼ全編に渡って出演していることで原作とは全く違うオリジナルストーリーで放送を終えている。
スタッフ
- 原作 - 牛木義隆 (「まんがタイムきららフォワード」/芳文社)
- 監督 - 山内重保
- シリーズ構成・脚本 - 白根秀樹
- キャラクターデザイン - 藤井昌宏
- プロップデザイン - 冷水由紀絵
- 美術監督 - 松本健治、ゆきゆきえ
- 色彩設計 - 石田美由紀
- 撮影監督 - 黒澤豊
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 本山哲
- 音楽 - 奥慶一
- 音楽プロデューサー - 髙取昌史
- 音楽制作 - ポニーキャニオン
- プロデューサー - 田中潤一朗、中村伸一、加藤昱夫、吉川敦史
- アニメーション制作 - J.C.STAFF
- 製作協力 - ポニーキャニオン、芳文社、マックレイ
- 製作 - 夢喰いメリー製作委員会、TBS
主題歌
- オープニングテーマ「Daydream Syndrome」
- 作曲・作詞・編曲 - void(IOSYS) / 歌 - 藤原鞠菜
- エンディングテーマ「ユメとキボーとアシタのアタシ」
- 作曲・編曲 - ARM(IOSYS) / 作詞 - はかせ(IOSYS) / 歌 - メリー・ナイトメア(佐倉綾音)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 夢現 | 山内重保 | 藤井昌宏 | - | |
第2話 | 夢もキボーも | 斉藤美香 | 藤井昌宏 | ||
第3話 | 夢の向こうから | 冷水由紀絵 | |||
第4話 | 夢喰いメリー | 木村延景 | 青井小夜、徳永さやか 佐藤育子、伊藤香織 櫻井親良 | ||
第5話 | 夢に惑って | 山内重保 | 小林絵実子 | ||
第6話 | 夢邂逅(ゆめかいこう) | 山内重保 | 藤瀬順一 | 斎藤敦史 | |
第7話 | 夢と水着と海の色 | 尾見名江子 | 鈴木健太郎 | 青井小夜、小渕陽介 熊田明子、明珍宇作 水上ろんど、冷水由紀絵 | |
第8話 | 夢回廊 | 木村延景 | 音地正行 | ||
第9話 | 夢乱れて | 尾見名江子 | そ〜とめこういちろう | 小林絵実子、新井伸浩 熊田明子、伊藤香織 明珍宇作 | |
第10話 | 夢から覚めずに | 木村延景 | 斎藤敦史、斉藤美香 | ||
第11話 | 夢の守り人 | 山内重保 | 高島大輔 | 冷水由紀絵 | |
第12話 | 夢魘(むえん) | 鈴木健太郎 | 亀谷響子、熊田明子 徳田賢朗、小林絵実子 音地正行、冨岡寛 冷水由紀絵 | ||
第13話 | 夢、ふたたび | 山内重保 | 斎藤敦史、冷水由紀絵 藤井昌宏、伊藤香織 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | TBSテレビ | 2011年1月7日 - 4月8日 | 金曜 1:55 - 2:25(木曜深夜) | TBS系列 | 製作局 |
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2011年1月9日 - 4月10日 | 日曜 2:28 - 2:58(土曜深夜) | アニメシャワー第2部 | |
中京広域圏 | 中部日本放送 | 2011年1月21日 - 4月22日 | 金曜 2:30 - 3:00(木曜深夜) | ||
日本全域 | BS-TBS | 2011年1月30日 - 3月27日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | BSデジタル放送 | |
2011年4月3日 - 5月1日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | ||||
熊本県 | 熊本放送 | 2011年1月31日 - 5月2日 | 月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜) | TBS系列 | |
日本全域 | AT-X | 2011年7月20日 - 10月12日 | 水曜 8:00 - 8:30 | CS放送 | リピート放送あり |
TBSチャンネル2 | 2013年9月14日 - 9月24日 | 火曜 - 土曜 2:00 - 3:00 (月曜深夜 - 金曜深夜) |
2話連続放送 |
キャラクターソング
モバイルコンテンツ
- jubeat plus
- iPhone/iPad向け音楽シミュレーション『jubeat plus』で、以下の全4曲を収録した『夢喰いメリー pack』が配信された[4]。
- オープニングテーマ「Daydream Syndrome」/シングルCDカップリング曲「月の見えない夜に」
- エンディングテーマ「ユメとキボーとアシタのアタシ」/シングルCDカップリング曲「夢の帰り道」
- きららファンタジア
- ドリコムによるスマートフォン向けアプリゲーム。リリース後の追加参戦が発表されている。
「まんがタイムきららシリーズ」のキャラクターが多数登場し、本作からは、メリーと勇魚が参加している。[5]
作品に関するイベント
- メリー×IOSYS 幻界(ユメ)パーティーin LIVE GATE(2010年11月21日 恵比寿LIVE GATE)
- 夢喰いメリーカフェ(2010年12月3日 - 12月12日 キュアメイドカフェ)
- メリーカウントダウンパーティー(2010年12月18日 品川THE GRAND HALL)
- 藤原鞠菜ミニライブ&トーク&握手会(2011年1月29日 ポニーキャニオン本社)
- 夢喰いメリー・ナイトメア・ナイト イン ロフトプラスワン(2011年2月10日 新宿ロフトプラスワン)
脚注
注釈
- ^ 何故か幼少期に、勇魚を助けた夢路が負傷したものに酷似。
- ^ 第1話冒頭でその約束と思われる場面があるが、その際に連れている人物の服装がなぜかメリーのものと似ている。TVアニメオープニングでも夢路らしき少年とメリーに似た少女が共にいる光景が映っており、何らかの関連性が示唆されている
- ^ ノワールの鎖の先に鉤爪を付けて飛ばす、クリスのように手を飛ばす代わりに自分の手を離れた場所に出現させて攻撃する等。
- ^ 原作中の描写から、彼も夢魔を失った器でとなった可能性がある。アニメ版ではこのことに対して強調はされていない
- ^ 出会ったころに貴照本人が「覗かれるのは好きじゃない」と言うので夢路は彼に対し力を使わないと決めていた。故に夢路は、彼がエルクレスに取り憑かれていることに気付けなかった。
- ^ 本来、完治するのが奇跡と言われるほどの状態だったが、クリオネの器となったことが原因で病気は完治している。
- ^ ミストルティンが滅したことにより「夢無くし」となったためなのか、自己保身のために逃亡したためなのかは不明
- ^ 杏莉は編集から昔話をされるまで絵里の兄だということには気づいていなかった。
- ^ 意味は「すげえぜ(S)たちばなの(T)おやっさん(O)」。
- ^ 能力自体はエルクレスが本来持っているものでは無い模様。
- ^ 単行本のラフスケッチによると、デザインが作者の仕事場で好評らしい。
- ^ 登場時は口の上下に目があったが、頭を回転させることが出来るため、口の左右に目が来る時がある。
- ^ この能力は夢魔個人の特殊能力である可能性もあるが、ジョンはメリー不在の幻界で夢魔が変異したものだと推測している。
- ^ 広志が投げた穴あけパンチ、夢路の武装明晰夢「縛鎖」による不意打ちは命中した。
- ^ アニメ版ではルビ無しで単に樹海と呼ばれている。読みの正式名称は作者twitterより。
- ^ 原作・アニメともどもこの現象は事実を知らない人間社会で問題視されており、アニメでは「夢無くし」という原因不明の症候群として命名されている。
- ^ ただし単身のランズボローがエルクレスの幻界に取り込まれた際に用いている。
- ^ 忘れてしまうが、絶対に思い出せないという訳ではない
- ^ Blu-ray Disc・DVDのパッケージには表示されている。
出典
- ^ “『まんがタイムきららフォワード』3月24日5月号発売”. まんがタイムきららフォワード. 2016年3月20日閲覧。
- ^ 単行本3巻巻末より。
- ^ 単行本1巻P146より。
- ^ “iOS版「jubeat plus」,アニメ「夢喰いメリー」のpackが配信。主題歌など収録”. 4Gamer.net. Aetas (2011年11月4日). 2015年10月21日閲覧。
- ^ “【告知】イベント「鍛治師の夢を喰らう者」&新規キャラクターピックアップ召喚”. きららファンタジア公式サイト (2018年2月15日). 2018年2月15日閲覧。
外部リンク
- 夢喰いメリー 公式ホームページ | TBSテレビ
- 「夢喰いメリー」公式ファンサイト - ウェイバックマシン(2011年10月8日アーカイブ分) - ポニーキャニオンによるアニメ公式サイト
- 夢喰いメリー (@cafe_sto) - X(旧Twitter)
TBS 木曜25:55枠 | ||
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