「モルホリン」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m cewbot: ウィキ文法修正 2: <br/>タグの違反 |
||
13行目: | 13行目: | ||
| 沸点=129 | 沸点注= |
| 沸点=129 | 沸点注= |
||
| SMILES=O(CCNC1)C1 |
| SMILES=O(CCNC1)C1 |
||
| 出典=[http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0302c.html 国際化学物質安全性カード]<br>[http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/0995.html 職場のあんぜんサイト GHSモデル SDS情報] |
| 出典=[http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0302c.html 国際化学物質安全性カード]<br />[http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/0995.html 職場のあんぜんサイト GHSモデル SDS情報] |
||
}} |
}} |
||
25行目: | 25行目: | ||
==安全性== |
==安全性== |
||
皮膚に対して腐食性があり、長期的暴露により肝臓や腎臓に悪影響を与える可能性が指摘されている。引火性液体であり、日本では[[消防法]]により[[危険物]]第4類に指定されている。< |
皮膚に対して腐食性があり、長期的暴露により肝臓や腎臓に悪影響を与える可能性が指摘されている。引火性液体であり、日本では[[消防法]]により[[危険物]]第4類に指定されている。<br />平成20年11月21日の改正により、[[PRTR制度]]対象物質としても指定されている。 |
||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
2018年3月1日 (木) 00:00時点における版
モルホリン | |
---|---|
IUPAC名 | tetrahydro-1,4-oxazine |
別名 | diethylene oximide |
分子式 | C4H9NO |
分子量 | 87.122 |
CAS登録番号 | 110-91-8 |
形状 | 無色の吸湿性液体 |
密度と相 | 1.007 g/cm3, 液体 |
相対蒸気密度 | 3.00(空気 = 1) |
融点 | −5 °C |
沸点 | 129 °C |
SMILES | O(CCNC1)C1 |
出典 | 国際化学物質安全性カード 職場のあんぜんサイト GHSモデル SDS情報 |
モルホリン(morpholine)は分子式C4H9NO、分子量87.12の有機化合物である。シクロヘキサンの向かい合わせになった炭素の1つを窒素で、1つを酸素で置換した構造をもつ複素環式アミンである。IUPAC名は、tetrahydro-1,4-oxazine。 常温ではアミン臭をもつ無色の液体であり、引火点38℃、発火点310℃である。
天然物中にはこの骨格を持った分子はほとんど存在しないが、水溶性が高いことから医薬の部分構造としてよく導入される。モルホリノエチル基はカルボン酸のプロドラッグとして用いられる。
用途
中和剤、防腐剤として用いられる。有機合成においては、ペプチドの有用な合成法である固相合成において汎用されるFmoc保護基の脱保護剤として用いられる。また、パラジウム触媒によるAlloc保護基、またはアリルエステルやアリルアリールエーテルの開裂の際、アリル基の捕捉剤として用いられる。
安全性
皮膚に対して腐食性があり、長期的暴露により肝臓や腎臓に悪影響を与える可能性が指摘されている。引火性液体であり、日本では消防法により危険物第4類に指定されている。
平成20年11月21日の改正により、PRTR制度対象物質としても指定されている。