「洗濯屋ケンちゃん」の版間の差分
Bellcricket (会話 | 投稿記録) 削除依頼終了、存続 |
出典+5 |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{性的}} |
{{性的}} |
||
'''洗濯屋ケンちゃん'''(せんたくやケンちゃん)は、[[1982年]]<ref name="sun-mai-20120701">{{Cite journal|和書|author1=[[小室友里]]|author2=菊地⾹(構成)|title=アダルトビデオ AV30年(上) 元⼈気女優小室友里が明かす光と影|date=2012-07-01|journal=[[サンデー毎日]]|publisher=[[毎日新聞出版]]|pages=3ページ、145ページ}}</ref><ref name="seven-2012">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20121107_153389.html|title=日本にビデオデッキ普及させた『洗濯屋ケンちゃん』とは?|newspaper=[[NEWSポストセブン]]|agency=[[週刊ポスト]]|publisher=[[小学館]]|date=2012-11-07|accessdate=2018-02-09}}</ref>に[[日本]]で発売された[[裏ビデオ]]作品。日本の裏ビデオの代名詞的な作品とされ<ref name="eastpress-2014">{{Cite book|和書|author=昭和性資料研究会|title=新・幻の性資料1 昭和名作裏ビデオの軌跡|isbn=978-4781612300|publisher=[[イースト・プレス]]|pages=7-10|date=2014年7月}}</ref>、裏ビデオの名作<ref name="bunshun-198307">{{Cite journal|和書|title=裏ビデオの名作『洗濯屋のケンちゃん』の凱旋|date=1983年7月|journal=[[週刊文春]]|volume=25|issue=28|publisher=[[文藝春秋|文藝春秋社]]|pages=190-193}}</ref><ref name="wk-hoseki-199906">{{Cite journal|和書|title=『洗濯屋ケンちゃん』の17年 日本の"裏20世紀"を駆け抜けていった藤井智憲監督の奔放人生|journal=[[週刊宝石]]|publisher=[[光文社]]|volume=19|issue=22|date=1999年6月|pages=166-167}}</ref><ref name="eastpress-2003">{{Cite book|和書|author=高田次郎|title=幻の性資料 第25巻 裏ムービー傑作選|publisher=イースト・プレス|date=2003年5月|pages=5,34-42}}</ref>、傑作<ref name="mon-hoseki-198411">{{Cite journal|和書|author=[[丸茂ジュン]]|title=性相突撃ルポ 『洗濯屋ケンちゃん』幻の名監督の新作に大欲情す|journal=[[宝石 (雑誌)|宝石]]|publisher=光文社|volume=12|issue=11|date=1984年11月|pages=353-359}}</ref>などとも評される。 |
|||
{{出典の明記|date=2015年9月}} |
|||
'''洗濯屋ケンちゃん'''(せんたくやケンちゃん)は、[[1982年]]<ref name="sun-mai-20120701">{{Cite journal|和書|author1=[[小室友里]]|author2=菊地⾹(構成)|title=アダルトビデオ AV30年(上) 元⼈気女優小室友里が明かす光と影|date=2012-07-01|journal=[[サンデー毎日]]|publisher=[[毎日新聞出版]]|pages=3ページ、145ページ}}</ref><ref name="seven-2012">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20121107_153389.html|title=日本にビデオデッキ普及させた『洗濯屋ケンちゃん』とは?|newspaper=NEWSポストセブン|agency=週刊ポスト|publisher=小学館|date=2012-11-07|accessdate=2018-02-09}}</ref>に[[日本]]で発売された[[裏ビデオ]]作品。 |
|||
== 解説 == |
== 解説 == |
||
題名はかつての人気ドラマ『[[ケンちゃんシリーズ|ケーキ屋ケンちゃん]]』のもじり。本作品の監督であり、俳優として『ケーキ屋ケンちゃん』に出演していた[[藤井智憲]]によりつけられた<ref name="seven-20150819">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20150819_341459.html|title=『洗濯屋ケンちゃん』監督 ジョン・レノンの家に居候の過去|newspaper= |
題名はかつての人気ドラマ『[[ケンちゃんシリーズ|ケーキ屋ケンちゃん]]』のもじりである。本作品の監督であり、俳優として『ケーキ屋ケンちゃん』に出演していた[[藤井智憲]]によりつけられた<ref name="seven-20150819">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20150819_341459.html|title=『洗濯屋ケンちゃん』監督 ジョン・レノンの家に居候の過去|newspaper=NEWSポストセブン|agency=週刊ポスト|publisher=小学館|date=2015-08-19|accessdate=2018-02-09}}</ref>。「[[コメットさん]]」の監督でもある[[出口富雄]]ほかテレビ・映画関係者により作られた。 |
||
流通した数は諸説あり、10万本<ref name="sun-mai-20120701" />、13万本<ref name="seven-2012" /><ref name="seven-20150816">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20150816_341442.html|title=『洗濯屋ケンちゃん』 13万本が流通し累計売り上げ12億円説|newspaper=NEWSポストセブン|agency=週刊ポスト|publisher=小学館|date=2015-08-16|accessdate=2018-02-09}}</ref>、15万本<ref name="LITERA">{{Cite news|url=http://lite-ra.com/2014/08/post-400_2.html|title=500万人を魅了した伝説の昭和裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』とは!?(2ページ目)|newspaper=[[LITERA]]|publisher=[[サイゾー]]|date=2014-08-26|accessdate=2018-02-09}}</ref>、あるいは50万本<ref name="LITERA" />とも言われる。家庭用ビデオデッキ(特に[[VHS]]規格のデッキ<ref name="seven-2017">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20171001_615760.html|title=「洗濯屋ケンちゃん」で始まった“裏モノ”の栄枯盛衰史|newspaper=NEWSポストセブン|agency=週刊ポスト|publisher=小学館|date=2017-10-01|accessdate=2018-02-09}}</ref>)の購入特典として本作品のビデオテープが配られたとされ<ref name="seven-2012" /><ref name="seven-20150816" /><ref name="LITERA" /><ref name="seven-2017" /><ref name="mainichi">{{Cite news|title=[ぽっぷかるちゃ〜]⽉例講座 アダルトビデオ|newspaper=[[毎日新聞]]|date=1998年7月21日東京夕刊|page=6}}</ref>、本作品は家庭用ビデオデッキの普及に貢献したとも言われる<ref name="sun-mai-20120701" /><ref name="seven-2012" /><ref name="seven-20150816" /><ref name="LITERA" /><ref name="mainichi" /><ref name="seven-2017" />。 |
流通した数は諸説あり、10万本<ref name="sun-mai-20120701" />、13万本<ref name="seven-2012" /><ref name="seven-20150816">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20150816_341442.html|title=『洗濯屋ケンちゃん』 13万本が流通し累計売り上げ12億円説|newspaper=NEWSポストセブン|agency=週刊ポスト|publisher=小学館|date=2015-08-16|accessdate=2018-02-09}}</ref>、15万本<ref name="LITERA">{{Cite news|url=http://lite-ra.com/2014/08/post-400_2.html|title=500万人を魅了した伝説の昭和裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』とは!?(2ページ目)|newspaper=[[LITERA]]|publisher=[[サイゾー]]|date=2014-08-26|accessdate=2018-02-09}}</ref>、あるいは50万本<ref name="LITERA" />とも言われる。家庭用ビデオデッキ(特に[[VHS]]規格のデッキ<ref name="seven-2017">{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20171001_615760.html|title=「洗濯屋ケンちゃん」で始まった“裏モノ”の栄枯盛衰史|newspaper=NEWSポストセブン|agency=週刊ポスト|publisher=小学館|date=2017-10-01|accessdate=2018-02-09}}</ref>)の購入特典として本作品のビデオテープが配られたとされ<ref name="seven-2012" /><ref name="seven-20150816" /><ref name="LITERA" /><ref name="seven-2017" /><ref name="mainichi">{{Cite news|title=[ぽっぷかるちゃ〜]⽉例講座 アダルトビデオ|newspaper=[[毎日新聞]]|date=1998年7月21日東京夕刊|page=6}}</ref>、本作品は家庭用ビデオデッキの普及に貢献したとも言われる<ref name="sun-mai-20120701" /><ref name="seven-2012" /><ref name="seven-20150816" /><ref name="LITERA" /><ref name="mainichi" /><ref name="seven-2017" />。日本での裏ビデオの代名詞的作品になったが、流通後に製作スタッフと男優が[[わいせつ物頒布等の罪]]等で逮捕される事態となっている<ref name="bunshun-198307" /><ref name="seven-20150819" />。 |
||
アメリカへの輸出を想定して製作された<ref name="seven-20150819" /><ref name="sun-mai-20120715">{{Cite journal|和書|author=菊地⾹|title=アダルトビデオ AV30年(下) プレー化、短絡化、童貞増… 変えた男と⼥|date=2012-07-15|journal=サンデー毎日|publisher=毎日新聞出版|pages=3ページ、133ページ}}</ref>ため、[[本番行為#アダルトビデオ|本格的な絡み]]のある演出となった<ref name="seven-20150819" />。キャスティングは[[スカウト (勧誘)|スカウト]]ではなく製作スタッフの伝手で揃えたものであり、男優はそれまで[[スタントマン]]的な出演が中心であった久野一之が起用され |
アメリカへの輸出を想定して製作された<ref name="seven-20150819" /><ref name="sun-mai-20120715">{{Cite journal|和書|author=菊地⾹|title=アダルトビデオ AV30年(下) プレー化、短絡化、童貞増… 変えた男と⼥|date=2012-07-15|journal=サンデー毎日|publisher=毎日新聞出版|pages=3ページ、133ページ}}</ref>ため、[[本番行為#アダルトビデオ|本格的な絡み]]のある演出となった<ref name="seven-20150819" />。日本で初めて[[顔射]]シーンを映像化した作品であるとされる<ref name="eastpress-2003" />。 |
||
キャスティングは[[スカウト (勧誘)|スカウト]]ではなく製作スタッフの伝手で揃えたものであり、男優はそれまで[[スタントマン]]的な出演が中心であった久野一之が起用された。久野は後に「きたばやしけん」の[[芸名]]で海外輸出向けのポルノ映画「[[高野聖 (小説)#1983年版|高野聖(1983年版)]]」に主役の僧宗朝として出演している<ref name="seven-20150819" />。 |
|||
== あらすじ == |
== あらすじ == |
||
洗濯屋のケンちゃんは、お得意様の[[妾|二号さん]]をデートに誘い、 |
洗濯屋のケンちゃんは、お得意様の[[妾|二号さん]]をデートに誘い、[[浦安市|浦安]]の[[埋立地]]<ref name="bunshun-198307" />{{要出典範囲|(現在の[[東京ディズニーリゾート]]がある場所だと言われている)|date=2018年2月}}の草むらで[[青姦]]し、友達の彼女を騙して[[ラブホテル]]で[[強姦]]する。<ref name="eastpress-2014" /><ref name="seven-20150819" /><ref name="LITERA" /> |
||
{{要出典範囲|ラストにシャワーシーンが入るなど、複数のバージョンが存在する。|date=2018年2月}} |
{{要出典範囲|ラストにシャワーシーンが入るなど、複数のバージョンが存在する。|date=2018年2月}} |
2018年2月18日 (日) 07:13時点における版
この項目には性的な表現や記述が含まれます。 |
洗濯屋ケンちゃん(せんたくやケンちゃん)は、1982年[1][2]に日本で発売された裏ビデオ作品。日本の裏ビデオの代名詞的な作品とされ[3]、裏ビデオの名作[4][5][6]、傑作[7]などとも評される。
解説
題名はかつての人気ドラマ『ケーキ屋ケンちゃん』のもじりである。本作品の監督であり、俳優として『ケーキ屋ケンちゃん』に出演していた藤井智憲によりつけられた[8]。「コメットさん」の監督でもある出口富雄ほかテレビ・映画関係者により作られた。
流通した数は諸説あり、10万本[1]、13万本[2][9]、15万本[10]、あるいは50万本[10]とも言われる。家庭用ビデオデッキ(特にVHS規格のデッキ[11])の購入特典として本作品のビデオテープが配られたとされ[2][9][10][11][12]、本作品は家庭用ビデオデッキの普及に貢献したとも言われる[1][2][9][10][12][11]。日本での裏ビデオの代名詞的作品になったが、流通後に製作スタッフと男優がわいせつ物頒布等の罪等で逮捕される事態となっている[4][8]。
アメリカへの輸出を想定して製作された[8][13]ため、本格的な絡みのある演出となった[8]。日本で初めて顔射シーンを映像化した作品であるとされる[6]。
キャスティングはスカウトではなく製作スタッフの伝手で揃えたものであり、男優はそれまでスタントマン的な出演が中心であった久野一之が起用された。久野は後に「きたばやしけん」の芸名で海外輸出向けのポルノ映画「高野聖(1983年版)」に主役の僧宗朝として出演している[8]。
あらすじ
洗濯屋のケンちゃんは、お得意様の二号さんをデートに誘い、浦安の埋立地[4](現在の東京ディズニーリゾートがある場所だと言われている)[要出典]の草むらで青姦し、友達の彼女を騙してラブホテルで強姦する。[3][8][10]
ラストにシャワーシーンが入るなど、複数のバージョンが存在する。[要出典]
キャスト
スタッフ
影響
サザンオールスターズのシングル「東京シャッフル」のミュージック・ビデオには、ニュースキャスターに扮した桑田佳祐が曲を紹介する時に、「かつて日本中の若者達の人気を博しました、あの幻の“洗濯屋ケンちゃん”が…」と、他のニュース原稿と間違えて読む、というコントシーンがある。
SEX MACHINEGUNSの楽曲『人妻キラー』のミュージック・ビデオに「洗濯屋KENちゃん」と書かれたチラシが出てくる。
また日本テレビ系バラエティ番組『カックラキン大放送!!』のメインコント「お笑いお茶の間劇場」では、沢田研二が“洗濯屋のケンちゃん”という役柄でゲスト出演していた。ただしこの役柄の登場は1980年からなので、本作とは関係がない(むしろ本作が名称などを拝借した可能性がある)。
本作の監督を務めた藤井は2001年12月、撮影の経緯と裏話を明かした回想録「さよなら、『洗濯屋ケンちゃん』」を官能小説専門の電子書籍サイト「おとなの本屋・さん」で発表した。
脚注
- ^ a b c 小室友里、菊地⾹(構成)「アダルトビデオ AV30年(上) 元⼈気女優小室友里が明かす光と影」『サンデー毎日』、毎日新聞出版、2012年7月1日、3ページ、145ページ。
- ^ a b c d “日本にビデオデッキ普及させた『洗濯屋ケンちゃん』とは?”. NEWSポストセブン. 週刊ポスト (小学館). (2012年11月7日) 2018年2月9日閲覧。
- ^ a b 昭和性資料研究会『新・幻の性資料1 昭和名作裏ビデオの軌跡』イースト・プレス、2014年7月、7-10頁。ISBN 978-4781612300。
- ^ a b c 「裏ビデオの名作『洗濯屋のケンちゃん』の凱旋」『週刊文春』第25巻第28号、文藝春秋社、1983年7月、190-193頁。
- ^ 「『洗濯屋ケンちゃん』の17年 日本の"裏20世紀"を駆け抜けていった藤井智憲監督の奔放人生」『週刊宝石』第19巻第22号、光文社、1999年6月、166-167頁。
- ^ a b 高田次郎『幻の性資料 第25巻 裏ムービー傑作選』イースト・プレス、2003年5月、5,34-42頁。
- ^ 丸茂ジュン「性相突撃ルポ 『洗濯屋ケンちゃん』幻の名監督の新作に大欲情す」『宝石』第12巻第11号、光文社、1984年11月、353-359頁。
- ^ a b c d e f g h i “『洗濯屋ケンちゃん』監督 ジョン・レノンの家に居候の過去”. NEWSポストセブン. 週刊ポスト (小学館). (2015年8月19日) 2018年2月9日閲覧。
- ^ a b c “『洗濯屋ケンちゃん』 13万本が流通し累計売り上げ12億円説”. NEWSポストセブン. 週刊ポスト (小学館). (2015年8月16日) 2018年2月9日閲覧。
- ^ a b c d e “500万人を魅了した伝説の昭和裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』とは!?(2ページ目)”. LITERA (サイゾー). (2014年8月26日) 2018年2月9日閲覧。
- ^ a b c “「洗濯屋ケンちゃん」で始まった“裏モノ”の栄枯盛衰史”. NEWSポストセブン. 週刊ポスト (小学館). (2017年10月1日) 2018年2月9日閲覧。
- ^ a b “[ぽっぷかるちゃ〜]⽉例講座 アダルトビデオ”. 毎日新聞: p. 6. (1998年7月21日東京夕刊)
- ^ 菊地⾹「アダルトビデオ AV30年(下) プレー化、短絡化、童貞増… 変えた男と⼥」『サンデー毎日』、毎日新聞出版、2012年7月15日、3ページ、133ページ。