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** 「[[牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事そして事件記者冴子]]5」(2005年) - 吉原松子 |
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2017年12月8日 (金) 22:08時点における版
ふじ まなみ 冨士 眞奈美 | |
---|---|
本名 | 岩崎 真奈美 |
生年月日 | 1月15日 |
出生地 | 日本・静岡県 |
国籍 | 日本 |
血液型 | A型 |
職業 | 女優・随筆家・俳人 |
ジャンル | テレビドラマ・映画 |
活動期間 | 1956年 - 現在 |
配偶者 | 林秀彦(1974年 - 1984年) |
著名な家族 | 岩崎リズ |
主な作品 | |
テレビドラマ 『細うで繁盛記』 『おくさまは18歳』 『おひかえあそばせ』 『パパと呼ばないで』 |
冨士 眞奈美(ふじ まなみ、本名;岩崎 真奈美、1月15日 - )は、女優・随筆家・俳人。血液型はA型。アンテーヌ所属。
人物・来歴
静岡県出身。遠縁に前田美波里(冨士の母方の叔母が前田の母のいとこと結婚)[1]、岸惠子(冨士の母方の叔母の夫が岸の母方のいとこの妻の弟)[1]がいる。
少女期は男の子に混じって草野球をするなど活発だった。静岡県立三島北高等学校卒業。俳優座付属養成所を経て、1956年『この瞳』の主役に抜擢されデビュー。1957年にはNHKの専属第一号となる。テレビドラマ『輪唱』の三姉妹役で共演した馬渕晴子、小林千登勢と共にNHK三人娘と呼ばれ、清純派として人気を博した。また、1960年からは音楽バラエティ番組『東は東』の司会を滝田裕介と共に務めるなど、20代の頃からドラマとバラエティ番組レギュラーの両方を器用にこなしていた。
ドラえもんの声で知られる女優の大山のぶ代とは上京後の4年半同じアパートの部屋で一緒に暮らしていた当時からの仲良しである[2]。
1970年、『細うで繁盛記』でのヒステリックで意地悪な小姑役でイメージチェンジを遂げ、最大の当たり役となる。
俳優座の後輩で当時一世を風靡していた石立鉄男主演のコメディドラマにも連続して起用され、さらに人気を博す。
1973年に放送された『恐怖劇場アンバランス』第10話「サラリーマンの勲章」に出演した際、下着姿を披露している。
1974年、脚本家林秀彦との結婚を期に一時引退(CM出演やエッセイや小説の執筆、句会出席など活動は細々と続けていた)したものの、1984年の離婚後に本格的に芸能活動を再開させ、女優、エッセイスト、俳人、タレントと多才ぶりを発揮している。
2000年代以降はテレビドラマ『末っ子長男姉三人』での深津絵里との軽妙な掛け合いが話題を呼び、健在振りをアピール。また岸田今日子、吉行和子とは古くから親交が厚く[3]、そのユーモラスな交流関係からテレビ番組などで度々トリオで起用されていた。黒柳徹子とはNHK専属時代よりプライベートでもたいへん親交が深く『徹子の部屋』には番組開始から現在までに定期的に出演していて、離婚前の林や娘の岩崎リズと一緒に出演している。
趣味は、野球観戦、イタリアオペラ鑑賞と俳句。長嶋茂雄・野茂英雄のファンである。数字に関わる自分の持ち物は長嶋の背番号と合わせていると公言しており、野茂については、引退後に発売されたSports Graphic Number PLUSの完全保存版野茂英雄1990-2008にコメントを寄せている。俳句は坪内稔典らから高く評価されており、2008年から「俳壇賞」選考委員をつとめている。
出演
映画
- 欲(1958年)
- 切られ与三郎(1960年) - お金 役
- お吟さま(1962年)
- 歌え若人達(1963年) ‐ 本庄淑子
- 黒い賭博師(1965年) - 玲子 役
- 野郎に国境はない(1965年)
- 脂のしたたり(1966年)
- 新書・忍びの者(1966年) - 千歳 役
- 夜遊びの帝王(1970年)
- 反逆のメロディー(1970年) - お竜 役
- 女たらしの帝王(1970年)
- 小林多喜二(1974年)
- 快盗ルビイ(1988年)
- 第2回欽ちゃんのシネマジャック「食べる ある愛のカタチ」(1994年)
- しあわせ家族計画(2000年) - バーのママ 役
- すずらん (2000年) - 亀田安代 役
- ハッシュ! (2001年) - 長谷克美 役
- 釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!(2006年) - 料亭の女将 役
- たみおのしあわせ(2008年)
- サラリーマンNEO 劇場版(笑)(2011年) - フェミニスト団体代表 役
テレビドラマ
NHK
- この瞳(1956年)
- 輪唱[4](1959年)
- 若い季節(1961 - 1964年)
- 樅ノ木は残った(1970年)
- 求む!人間(1970年) - 春木屋芳江
- 繭子ひとり(1971年) - 浅川千代
- まんが道(1986年) - 満賀君江(母)
- 晴のちカミナリ(1989年)
- 翔ぶが如く(1990年) - 西郷まさ
- すずらん(1999年) - 亀田安代
- 六番目の小夜子(2000年) - 津村ゆりえ
- 名古屋仏壇物語(2002年) - 栗原花代
- さくら(2002年) - 野本トキ
- ねばる女(2004年) - 神山登代子
- ハゲタカ(2007年) - 大河内瑞恵
- つばさ(2009年) - 城之内房子
- 狸な家族(2013年) - 中島菊子
- 紙の月(2014年) - 名護たま江
- ツバキ文具店(2017年) ‐ マダム・サイダー
日本テレビ
- チコといっしょに(1965年) - 笠間春子
- 意地悪ばあさん(1968年)
- 細うで繁盛記(1970 - 1973年) - 原田正子
- おひかえあそばせ(1971年) - 桜井さくら
- 気になる嫁さん(1971 - 1972年) - 清水八重子
- パパと呼ばないで(1972 - 1973年) - 治子
- 雑居時代(1973 - 1974年) - 栗山春子
- パパになりたかった犬(1984年) - 藤倉清子
- なぜか、ドラキュラ(1984 - 1985年)
- 俺たちの旅(1999年) - 竹内綾子
- 向井荒太の動物日記 〜愛犬ロシナンテの災難〜(2001年) - 桑野富美子
- 火曜サスペンス劇場
TBS
- 球形の荒野(1963年) - 野上久美子
- 東京警備指令 ザ・ガードマン
- 第10話「黒い恐怖」(1965年)
- 第55話「知らない街」(1966年)
- 第78話「宝を抱いて地獄へ行け」(1966年)
- 第111話「死を招く部屋」(1967年)
- 第165話「生きたまま火葬にしてネ」(1968年)
- 第185話「命を張って賭場荒し」(1968年)
- 奈々とその母(1968年) - 壽賀子
- キイハンター
- 第65話「俺たちは殺人者」(1969年)
- おくさまは18歳(1970 - 1971年) - 渋沢民子
- ママはライバル(1972 - 1973年) - 星野達子
- ラブラブライバル(1973 - 1974年) - 藤乃すみれ
- 顔で笑って(1973 - 1974年) - 花田徳子
- あんたがたどこさ(1973 - 1974年) - 林田蓮
- まごころ(1973年)
- 妻と女の間(1974年)
- ニセモノご両親(1974年) - 瀬川あやめ
- 高校聖夫婦(1983年) - 大野美也子
- 深夜にようこそ(1986年) - 矢崎咲子
- 鎌倉ペンション物語(1989年)
- 次男次女ひとりっ子物語(1991年) - 小早川友
- 続・蒲田行進曲 銀ちゃんが行く(1991年)
- 長男の嫁2-実家天国-(1994年) - 源勝子
- 新婚なり!(1995年) - 蔵元雪絵
- 末っ子長男姉三人(2003年) - 冨士先生
- ショコラ(2003年) - 雨宮君枝
- 奥さまは魔女(2004年) - 佐々木倉子
- ペテロの葬列(2014年) - 早川多恵
- 警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル(2015年) - 野々宮妙子
- コウノドリ(2015年) - 野々村秀子
- 月曜ミステリー劇場
- 「やとわれ女将 菊千代の事件簿1」(2004年) - 坂崎多恵
フジテレビ
- 侍 (テレビドラマ)(1960年)
- ライオン奥様劇場・影を慕いて(1969年)
- 恐怖劇場アンバランス(1973年)
- エプロンおばさん(1983年) - 敷金なし
- 名古屋嫁入り物語(1994年、1997年)
- ナニワ金融道2(1996年) - 三宮玲子
- ひとつ屋根の下(1997年) - 前川さん
- OUT(1999年) - 吾妻キヨ
- お義母さんといっしょ(2003年) - 中田レミ
- やっとかめ探偵団(2011年) - 本橋ウメ子
- 金曜エンタテイメント
- 「奥様は警視総監」(2006年) - 綾小路清恵
テレビ朝日
- お気に召すまま(1962年)第2話「水いらず」、第19話「髭」
- 黄色い風土(1965 - 1966年) - カトレアの女
- 帰って来た用心棒 第17話「川の流れに」(1968年)
- 鬼平犯科帳(1969 - 1972年) - おまさ
- 新書太閤記(1973年) - とも
- はぐれ刑事純情派 第3シリーズ 第2話「大阪悲歌・パチスロの女」(1990年)
- 和宮様御留(1991年) - 庭田嗣子
- ただいま満室(2000年) - 鴨川シゲ子
- 別れる2人の事件簿(2000年) - 七原克代
- てるてるあした(2006年) - 手嶋珠子
- その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜(2008年) - 藤澤文子
- おトメさん(2013年) - 梶原うめの
- やすらぎの郷(2017年) ‐ 犬山小春
- 土曜ワイド劇場
- 「松本清張の証言」(1984年) - 石野勝子
- 「検察事務官 小錦ヤエ子」(1997 - 1998年) - 小錦綾乃
- 「森村誠一の終着駅シリーズ」(2001年) - 八坂光子
- 「第一級殺人弁護」(2005年) - 沖田房恵
- 「牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事そして事件記者冴子5」(2005年) - 吉原松子
- 「法医学教室の事件ファイル」(2007年) - 大泉ユキ
- 「ショカツの女〜新宿西署・刑事課強行犯係」(2007年 - ) - 水沢公子
テレビ東京
- 田舎で暮らそうよ(1999年) - 富川鈴子
- 僕らプレイボーイズ 熟年探偵社(2015年) - 岩瀬佳世[5]
- 女と愛とミステリー
- 「北の捜査線・小樽港署」(2002年) ‐ 小宮ともえ
- 水曜ミステリー9
- 「ドクター・ヨシカの犯罪カルテ」(2006 - 2007年) - 長井慶子
- 「警視庁黒豆コンビ」(2007年) - 赤城信代
- 「葬儀屋松子の事件簿1」(2012年) - 桶谷千代子
バラエティ
- 東は東(フジテレビ)
- 新伍のお待ちどおさま(TBS)
- ダウンタウンのごっつええ感じ(フジテレビ)コーナーレギュラー
- ぴったんこカン・カン(TBS)
- マダムんむん(TBS)不定期出演
- なるほど!ハイスクール(日本テレビ)不定期出演
歌手活動
著書
- 『富士真奈美素顔対談』 上下 新日本出版社 1973
- 『もしかしたら幸せ』立風書房 1977
- 『人のいる風景』集英社 1979
- 『いびり亭主学 犬のように時には馬のように』ベストセラーズ 1981
- 『恋よ、恋唄』中央公論社 1985
- 『もういちどロマンチック』ハーレクイン・エンタープライズ日本支社 1986
- 『とけて流れて』毎日新聞社 1991
- 『ろくでなし』近代文芸社 1997 のち文春文庫
- 『身ひとつの今が倖せ 俳句のある人生』光文社 2005 のち知恵の森文庫
- 『てのひらに落花 俳句のある人生』本阿弥書店 2008
- 『瀧の裏 冨士眞奈美句集』深夜叢書社 2008
共編著
- 『おんなの自己診断学』飯島ふみ子共編著 講談社 1979
- 『夫婦喧嘩のすすめ』林秀彦共著 サンマーク出版 1983
- 『ここはどこ 時に空飛ぶ三人組』岸田今日子、吉行和子共著 文春文庫 2000
- 『わたしはだれ? 櫻となって踊りけり』岸田今日子、吉行和子共著 集英社 2000
- 『東京俳句散歩』吉行和子共著 光文社・知恵の森文庫 2004
脚注
- ^ a b 『女性自身』1981年5月14日・21日合併号。
- ^ 『いつみても波乱万丈』出演時の本人コメントより。
- ^ 岸田とは、1962年のテレビドラマ『鏡子の家』で親友役として出演して以来、親友に。冨士が結婚している間に、岸田と吉行が仲良くなり、離婚後、吉行と俳句の会で仲良くなった。
- ^ 輪唱 - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
- ^ “平均年齢65歳 高橋克実主演ドラマに伊東四朗、角野卓造らが出演”. ORICON (2015年6月2日). 2015年6月2日閲覧。
外部リンク
- プロフィール - アンテーヌ