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バラミスは体長10 - 13センチメートル、尾長13 - 16センチメートル、体重30 - 60グラム<ref name="kikkawa"/>。最小種のチビフクロヤマネは体長オス7センチメートル・メス7.1センチメートル、尾長オス6.4センチメートル・メス6.8センチメートル、体重オス8.4グラム・メス9グラム<!-- 有袋類でも最小? --><ref name="harris">Jamie M. Harris, "[http://dx.doi.org/10.1644/842.1 ''Cercartetus lepidus'' (Diprotodontia: Burramyidae)]," ''Mammalian Species'', No. 842, American Society of Mammalogists, 2009, pp. 1-8.</ref>。 |
バラミスは体長10 - 13センチメートル、尾長13 - 16センチメートル、体重30 - 60グラム<ref name="kikkawa"/>。最小種のチビフクロヤマネは体長オス7センチメートル・メス7.1センチメートル、尾長オス6.4センチメートル・メス6.8センチメートル、体重オス8.4グラム・メス9グラム<!-- 有袋類でも最小? --><ref name="harris">Jamie M. Harris, "[http://dx.doi.org/10.1644/842.1 ''Cercartetus lepidus'' (Diprotodontia: Burramyidae)]," ''Mammalian Species'', No. 842, American Society of Mammalogists, 2009, pp. 1-8.</ref>。 |
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コンサベーション・インターナショナル(CI)とインドネシア科学研究所(LIPI)は、2007年6月に{{仮リンク|フォジャ山脈|en|Foja Mountains}} を訪れた際、フクロヤマネ属の新種の発見の可能性を報告した<ref>[https://web.archive.org/web/20120627070716/http://afp.google.com/article/ALeqM5gIZKPUU8Exc9IE9l5e9dMc70BxHw Afp.google.com, Two new mammals found in Indonesian 'lost world': green group](2012年6月27日時点の[[インターネット |
コンサベーション・インターナショナル(CI)とインドネシア科学研究所(LIPI)は、2007年6月に{{仮リンク|フォジャ山脈|en|Foja Mountains}} を訪れた際、フクロヤマネ属の新種の発見の可能性を報告した<ref>[https://web.archive.org/web/20120627070716/http://afp.google.com/article/ALeqM5gIZKPUU8Exc9IE9l5e9dMc70BxHw Afp.google.com, Two new mammals found in Indonesian 'lost world': green group](2012年6月27日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。 |
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2017年9月5日 (火) 02:24時点における版
ブーラミス科 | |||||||||||||||||||||||||||
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フクロヤマネ Cercartetus nanus
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Burramyidae Broom, 1898[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
バラミス科[2]
ブーラミス科[3] | |||||||||||||||||||||||||||
属・種 | |||||||||||||||||||||||||||
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ブーラミス科(ブーラミスか、Burramyidae)は、双前歯目に分類される科。別名バラミス科。
分布
オーストラリア[1][3]。オナガフクロヤマネのみニューギニア島にも分布する[1][3]。
形態
バラミスは体長10 - 13センチメートル、尾長13 - 16センチメートル、体重30 - 60グラム[2]。最小種のチビフクロヤマネは体長オス7センチメートル・メス7.1センチメートル、尾長オス6.4センチメートル・メス6.8センチメートル、体重オス8.4グラム・メス9グラム[4]。
コンサベーション・インターナショナル(CI)とインドネシア科学研究所(LIPI)は、2007年6月にフォジャ山脈 を訪れた際、フクロヤマネ属の新種の発見の可能性を報告した[5]。
分類
バラミスは1894年に発見された骨から記載されたが、1966年に現存する生体が発見された[2]。1987年に本科に分類されていたチビフクロモモンガAcrobates pygmaeusとニセフクロモモンガDistoechurus pennatusをAcrobatidae科へ分割する説が提唱された[6]。
以下の分類・英名はGroves(2005)、バラミスを除く和名は今泉(1986)に従う[1][3]。
- バラミス属 Burramys
- Burramys parvus バラミス Mountain pygmy possum
- フクロヤマネ属 Cercartetus
- Cercartetus caudatus オナガフクロヤマネ Long-tailed pygmy possum
- Cercartetus concinnus ヒメフクロヤマネ Southwestern pygmy possum
- Cercartetus lepidus チビフクロヤマネ Tasmanian pygmy possum
- Cercartetus nanus フクロヤマネ Eastern pygmy possum
生態
バラミスはオーストラリアに分布する有袋類では唯一高山帯・亜高山帯のみに生息する[2]。冬季になると冬眠する種もいる[2]。
参考文献
- ^ a b c d Colin P. Groves, "Family Burramyidae," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, pp. 44-45.
- ^ a b c d e f 橘川次郎 「バラミス」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、147頁。
- ^ a b c d 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 「食虫目・貧歯目・翼手目・有袋目全種名リスト」『動物大百科 6 有袋類ほか』、平凡社、1986年、156-176頁。
- ^ Jamie M. Harris, "Cercartetus lepidus (Diprotodontia: Burramyidae)," Mammalian Species, No. 842, American Society of Mammalogists, 2009, pp. 1-8.
- ^ Afp.google.com, Two new mammals found in Indonesian 'lost world': green group(2012年6月27日時点のアーカイブ)
- ^ Colin P. Groves, "Family Acrobatidae," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, p. 56.