「クイーン・エリザベス (客船・3代)」の版間の差分
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イタリアの[[フィンカンティエリ]]社の[[モンファルコーネ]]造船所で建造され<ref name="QE_01">[https://web.archive.org/web/20090913161724/http://www.chriscunard.com/about-QE.htm About Queen Elizabeth](2009年9月13日時点の[[インターネット |
イタリアの[[フィンカンティエリ]]社の[[モンファルコーネ]]造船所で建造され<ref name="QE_01">[https://web.archive.org/web/20090913161724/http://www.chriscunard.com/about-QE.htm About Queen Elizabeth](2009年9月13日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>、2010年に竣工された。姉妹船の[[クイーン・ヴィクトリア (客船)|クイーン・ヴィクトリア]]に比べ、公室アレンジの違いなどにより90,400総tとヴィクトリアより400総tほど大きい。キュナード社が[[カーニバル・コーポレーション]]の子会社となった関係で、クイーン・ヴィクトリアの他に[[ホーランド・アメリカライン|ホランド・アメリカ・ライン]]に2隻、[[コスタ・クルーズ]]に2隻の準姉妹船が就役あるいは建造中である。2092人を収容でき、全長は294mでキュナード社が建造した船舶の中では[[クイーン・メリー2]]、初代[[クイーン・エリザベス (客船)|クイーン・エリザベス]]、[[クイーン・メリー (客船)|クイーン・メリー]]に次いで4番目に長く、クイーン・ヴィクトリアと同じ全長である。内装は初代クイーンエリザベスの就航した[[1930年代]]の[[アール・デコ]]を基調としている<ref>{{Cite web|url=http://www.cunard.co.uk/qelaunch/ |title=Queen Elizabeth Press Launch |accessdate=2009-03-17 |date=2009-03-17 |publisher=Cunard Line - Press Release |archiveurl=https://web.archive.org/web/20090321030818/http://www.cunard.co.uk/qelaunch |archivedate=2009-03-21}}</ref>。デッキは12層で客室は全部で1029室あり、そのうちの838室は海側の客室(オーシャンビュー)である。 |
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エンジンはキャタピラ社の子会社のMak製で4基のMak 12 M 43 Cと2基のMAK 8 M 43 Cが搭載され、出力は64MWである。最高速力は23.7kt、航海速力22ktの計画であり、先代・先々代のような高速のオーシャン・ライナーとしての機能は有していない。クイーン・エリザベスの就航により、キュナード社は[[クイーン・エリザベス2]]の引退以来、再び3隻のクイーンが就航する<ref name="Cunarder">[https://web.archive.org/web/20080906115432/http://www.thecunarders.co.uk/Queen%20Elizabeth%203.html Queen Elizabeth (2010)](2008年9月6日時点の[[インターネット |
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船名(艦名)のクイーン・エリザベスにまつわる状況は[[1940年]]から[[1948年]]の状況に似ている。 |
船名(艦名)のクイーン・エリザベスにまつわる状況は[[1940年]]から[[1948年]]の状況に似ている。 |
2017年9月4日 (月) 22:22時点における版
神戸ポートターミナルに向かうクイーン・エリザベス | |
基本情報 | |
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船籍 | バミューダ |
所有者 | カーニバル・コーポレーション |
運用者 | キュナード・ライン |
経歴 | |
発注 | 2007年10月 |
起工 | 2009年7月2日 |
進水 | 2010年1月5日 |
処女航海 | 2010年10月12日 |
要目 | |
総トン数 | 90,400トン |
全長 | 294m(964.5ft) |
全幅 | 32.3m(106ft) |
喫水 | 8m(26ft) |
機関方式 |
4 × MaK社製 12 M 43 C ディーゼル 2 × MaK 8 M 43 C ディーゼル63.4 MW |
速力 | 約23.7ノット |
旅客定員 | 2,092名 |
クイーン・エリザベス(MS Queen Elizabeth)は、キュナード社のヴィスタ級のクルーズ客船である。
概要
イタリアのフィンカンティエリ社のモンファルコーネ造船所で建造され[1]、2010年に竣工された。姉妹船のクイーン・ヴィクトリアに比べ、公室アレンジの違いなどにより90,400総tとヴィクトリアより400総tほど大きい。キュナード社がカーニバル・コーポレーションの子会社となった関係で、クイーン・ヴィクトリアの他にホランド・アメリカ・ラインに2隻、コスタ・クルーズに2隻の準姉妹船が就役あるいは建造中である。2092人を収容でき、全長は294mでキュナード社が建造した船舶の中ではクイーン・メリー2、初代クイーン・エリザベス、クイーン・メリーに次いで4番目に長く、クイーン・ヴィクトリアと同じ全長である。内装は初代クイーンエリザベスの就航した1930年代のアール・デコを基調としている[2]。デッキは12層で客室は全部で1029室あり、そのうちの838室は海側の客室(オーシャンビュー)である。
エンジンはキャタピラ社の子会社のMak製で4基のMak 12 M 43 Cと2基のMAK 8 M 43 Cが搭載され、出力は64MWである。最高速力は23.7kt、航海速力22ktの計画であり、先代・先々代のような高速のオーシャン・ライナーとしての機能は有していない。クイーン・エリザベスの就航により、キュナード社はクイーン・エリザベス2の引退以来、再び3隻のクイーンが就航する[3]。船名にクイーン・エリザベスの名を用いることは女王の許可を得た。
船名(艦名)のクイーン・エリザベスにまつわる状況は1940年から1948年の状況に似ている。
キュナード社の初代クイーン・エリザベスと戦艦クイーン・エリザベスが同時に現役であった。
空母クイーン・エリザベスの就役が2020年頃に予定されており、その後は同様の状況になる。
脚注
- ^ About Queen Elizabeth(2009年9月13日時点のアーカイブ)
- ^ “Queen Elizabeth Press Launch”. Cunard Line - Press Release (2009年3月17日). 2009年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月17日閲覧。
- ^ Queen Elizabeth (2010)(2008年9月6日時点のアーカイブ)
外部リンク
- 報道(2009年3月17日) - ウェイバックマシン(2009年3月21日アーカイブ分)
- MS Queen Elizabeth on Cunard.co.uk
- Unofficial Queen Elizabeth Website
- 3代目「エリザベス女王」、神戸に初入港 英の豪華客船 - YouTube(朝日新聞社提供、2014年3月18日公開)