ブリタニア (蒸気船)
ブリタニア | |
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ブリタニア | |
基本情報 | |
船籍 | イギリス |
所有者 | キュナード・ライン |
建造所 | ロバート・ダンカン&カンパニー |
経歴 | |
起工 | 1840年 |
進水 | 1840年2月5日 |
就航 | 1840年7月4日 |
最後 | 1880年に標的艦として処分 |
要目 | |
総トン数 | 1,154トン |
長さ | 63 m |
幅 | 10.3 m |
推進器 | 蒸気機関、外輪 |
出力 | 約740i.h.p |
最大速力 | 10.98 ノット |
搭載人員 | 115名 |
その他 | マスト: 3本 |
ブリタニア(RMS Britannia)は、ロバート・ダンカン&カンパニーが1840年に初めて建造したオーシャン・ライナーの1隻である。
概要
[編集]ブリタニアは、スコットランドのロバート・ダンカン&カンパニーで建造され、1840年2月5日に進水した。キュナード・ラインの所有で、姉妹船にアカディア、カレドニア、コロンビアが存在する。
性能
[編集]ブリタニアは比較的小型の船で、全長63m、全幅10.3m、補助用の帆を取り付ける3本のマストがあった。外輪船でエンジン出力は約740i.h.p、速力は比較的速く、約10ノットであった。総トン数は1,154トンで、乗客定員は115人、乗務員は82人であった。
処女航海
[編集]処女航海は1840年7月4日で、ハリファックス - リヴァプール間を航海日数12日10時間で横断し、復路では10日間、平均速力10ノットを記録した。なお、その後の8月14日の航海で速力10.98ノット、航海日数9日21時間44分を記録し、グレート・ウェスタンの記録を更新してブルーリボン賞を受賞している。同年8月に姉妹船アカディアと、同年10月にカレドニアと、翌年1月にコロンビアと合流し、4隻は乗客115人と225トンの荷物を運搬した。ダイニング・レストランは上甲板上の前後に長い船室の中にあり、女性専用のサロンも用意されていた。ハリファックスまでの運賃は35ギニーで、これには飲食代も含まれていた。
1842年5月11日に再びグレート・ウェスタンに記録を更新された。
軍の徴用
[編集]ブリタニアは、1849年3月にキュナード・ラインからドイツ海軍に売却され、バルバロッサ(SMS Barbarossa)と改名した。バルバロッサは9門の砲を搭載し、カール・ルドルフ・ブロミー提督の旗艦として1849年のヘルゴラント海戦に参加した。1852年6月にプロイセン海軍に移籍され、ダンツィヒ(グダニスク)で宿泊艦として使用された。1880年5月にプロイセン海軍から除籍され、同年7月に標的艦として沈められた。
関連項目
[編集]記録 | ||
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先代 グレート・ウェスタン |
ブルーリボン賞 (船舶)(東回り航路)保持船舶 1840年~1842年 |
次代 グレート・ウェスタン |