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「沖縄県道247号古宇利屋我地線」の版間の差分

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概要: それまで一位だった角島大橋について記述
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2017年9月4日 (月) 21:59時点における版

一般県道
沖縄県道247号標識
沖縄県道247号古宇利屋我地線
路線延長 3.432km
開通年 2005年2月8日
起点 国頭郡今帰仁村字古宇利
古宇利島、古宇利港)
主な
経由都市
国頭郡今帰仁村(古宇利島)
名護市屋我地島
終点 名護市字済井出
(屋我地島、沖縄県道110号線
接続する
主な道路
記法
沖縄県道110号線(終点)
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
古宇利大橋

路線から眺む古宇利大橋
基本情報
日本の旗 日本
所在地 沖縄県名護市国頭郡今帰仁村
交差物件 東シナ海
建設 1997年[1] - 2005年[2]
座標 北緯26度41分13.4秒 東経128度01分03.2秒 / 北緯26.687056度 東経128.017556度 / 26.687056; 128.017556
構造諸元
形式 連続桁橋ラーメン橋[3]
材料 プレストレスト・コンクリート[3]
全長 1,960m[3]
10.25m[3]
最大支間長 80.0m[3]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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沖縄県道247号古宇利屋我地線(おきなわけんどう247ごう こうりやがじせん)は沖縄県国頭郡今帰仁村の古宇利島と名護市屋我地島の済井出(すむいで)とを結ぶ一般県道である。路線の目的でありシンボルの古宇利大橋がある。

概要

沖縄本島から1.5km離れた古宇利島へは、今帰仁村の運天港から船(運航本数は数便/日、所要15分)で結ばれていたが架橋要望が強かった。構想は1990年代に入り今帰仁村道として具体化したのち、1996年(平成8年)に県道に指定され、県道として架橋建設をすることになった。

当初は2002年(平成14年)に開通予定だったが、建設工法の難しさから3年遅れ、2005年(平成17年)2月8日にようやく供用を開始した。当橋の開通まで日本一の長さであった角島大橋を抜いて、2014年時点で、日本国内の離島架橋では延長がもっとも長い橋となったが、2015年に開通した宮古島伊良部島を結ぶ伊良部大橋が沖縄県内の離島架橋で最長、かつ日本国内の無料で通行可能な橋としては最長となり、古宇利大橋は2番目に長い橋となった。

古宇利島民にとっては悲願の開通であったと同時に、観光客も、古宇利大橋自体の規模(ひたすら海上を貫き通る約2km の長い直線道橋で、両側は美しい沖縄のマリンブルーが展望できる)、離島の古宇利島が「沖縄の原風景」を味わえるスポットの一つであること、また、後に整備された古宇利ビーチを利用するため、多くの人々が訪れるようになった(大橋開通直後は、漁港としての施設は備えつつも、海水浴を快適に楽しめる施設に乏しかった)。

沖縄本島からではなく屋我地島から架橋がなされた理由は、屋我地島経由の方が距離が短いことから架橋コストが安いほか、重要港湾である運天港の機能を阻害しないためであるとされている。なお、屋我地島と今帰仁村側の沖縄本島との間の架橋は、沖縄県道248号屋我地仲宗根線として2010年(平成22年)12月18日ワルミ大橋が供用を開始したが、供用前は両島間の距離は僅か数百mであるにも関わらず、古宇利島から今帰仁村中心部の仲宗根に行くためには県道110号、国道58号国道505号羽地内海に沿って約15kmも迂回しなければならなかった。

古宇利島と屋我地島では、自治体も違えば、所轄の警察署(今帰仁村は本部警察署、名護市は名護警察署)、消防機関(今帰仁村は本部町今帰仁村消防組合、名護市は名護市消防本部)、郵便局の集配・配達エリア(古宇利島は今帰仁郵便局、屋我地島は羽地郵便局)も異なるため、ワルミ大橋の供用開始前はこれら行政サービスの当事者にとっても大幅な距離的ロスを強いられていた。また、古宇利島には中学校がないことから、中学校の送迎バスについても同様であった(屋我地島には中学校が設置されている)。

古宇利大橋開通直後に日本テレビ系ドラマ『ごくせん』(第2シリーズ最終回の最後の場面)[4]の撮影で同橋が使われたほか、『子宮の記憶 ここにあなたがいる』など数多くの映画[5]および、サカイ引越センターテレビCM[6]の撮影でも使われている。

路線データ

  • 起点:国頭郡今帰仁村字古宇利(古宇利島、古宇利港)
  • 終点:名護市字済井出(屋我地島、沖縄県道110号線)
  • 総延長:3.43km(実延長も同じ)

地理

通過する自治体

  • 国頭郡今帰仁村 - 名護市

交差する道路

  • 沖縄県道110号線(終点)

主な施設・橋

  • 古宇利港 : 起点。古宇利大橋開通前の定期船の玄関口だった。
  • 古宇利大橋 : 全長1.96km。2005年(平成17年)2月8日に供用を開始。
  • 古宇利大橋の親柱 : 古宇利島に伝わる人類発祥伝説にちなんで、男女を象徴する「男柱」と「女柱」で構成されている。男柱のデザインは「力強く」「反り立つ」ことからイメージし、女柱は「優しく包む」「亀甲墓」からイメージされ、両方で一対となるよう配置されている。ちなみに女柱は「玉=誕生」を抱きかかえている。夜間は男柱のスリット部に埋め込まれた緑色の照明(LED)が、神秘的な空間を演出している。

ギャラリー

脚注

  1. ^ 古宇利大橋も起工式 - 琉球新報(1997年11月26日付、2013年6月29日閲覧)
  2. ^ 古宇利大橋が開通 3世代が渡り初め - 琉球新報(2005年2月9日付、2013年6月29日閲覧)
  3. ^ a b c d e 古宇利大橋・ワルミ大橋 (PDF) - 沖縄県(2011年8月27日時点のアーカイブ
  4. ^ 古宇利大橋 - びあはーる(デンソーコミュニケーションズ、2013年6月29日閲覧)
  5. ^ 映画の舞台をめぐる旅 - オリオンツアー(2013年6月29日閲覧)
  6. ^ 自然体感! 北部ドライブコース1 - Dokoe沖縄(アイズテクノロジー、2013年6月29日閲覧)

関連項目

外部リンク