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[[2000年]]の[[第42回衆議院議員総選挙]]で、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]候補として[[栃木県第1区|栃木1区]]から出馬、[[船田元]]を破って初当選<ref name="pr" />。この選挙では不人気の[[第1次森内閣|森内閣]]のもと[[自由民主党 (日本)|自民党]]が苦戦し、民主党から多くの新人議員が当選した([[1区現象]])。水島は1年生議員にもかかわらず[[マスコミュニケーション|マスコミ]]出演が相次ぎ、[[代表質問]]に立つなどして話題になった。
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[[2003年]]、[[静岡空港]]建設反対の国会議員署名活動では署名者に加わった<ref>[http://web.archive.org/web/20090307071308/http://kuukouno.hp.infoseek.co.jp/kokaiginsyomei.htm 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会](2009年3月7日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
[[2003年]]、[[静岡空港]]建設反対の国会議員署名活動では署名者に加わった<ref>[http://web.archive.org/web/20090307071308/http://kuukouno.hp.infoseek.co.jp/kokaiginsyomei.htm 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会](2009年3月7日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。


平成15年(2003年)[[第43回衆議院議員総選挙]]では、上記の船田元に敗れるも、比例で[[復活当選]]した。在職中は、主に[[厚生労働委員会]]と[[青少年問題に関する特別委員会]]に所属し<ref name="pr" />、質問、[[議員立法]]を行った。[[児童虐待防止法]]改正時には、超党派の作業チームの一員として、議論をリードした。民主党「[[次の内閣]]」では雇用担当大臣をつとめ、パート[[労働者]]の均等待遇推進法案を提出したほか、[[国会 (日本)|国会]]で初めて「[[ニート]]」という言葉を紹介し、民主党の若年[[雇用]][[政策]]をまとめた。この他、民主党男女共同参画調査会会長時代には、党の[[男女共同参画]]政策である「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策」、次世代育成支援プロジェクトチーム座長時代には民主党の[[少子化]]対策政策である「育ちはぐくむ応援プラン」をまとめた。水島の質問は、BCG予防接種の期間の変更や乳児院と児童養護施設の断絶問題を改善する法改正の端緒となった。
平成15年(2003年)[[第43回衆議院議員総選挙]]では、上記の船田元に敗れるも、比例で[[復活当選]]した。在職中は、主に[[厚生労働委員会]]と[[青少年問題に関する特別委員会]]に所属し<ref name="pr" />、質問、[[議員立法]]を行った。[[児童虐待防止法]]改正時には、超党派の作業チームの一員として、議論をリードした。民主党「[[次の内閣]]」では雇用担当大臣をつとめ、パート[[労働者]]の均等待遇推進法案を提出したほか、[[国会 (日本)|国会]]で初めて「[[ニート]]」という言葉を紹介し、民主党の若年[[雇用]][[政策]]をまとめた。この他、民主党男女共同参画調査会会長時代には、党の[[男女共同参画]]政策である「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策」、次世代育成支援プロジェクトチーム座長時代には民主党の[[少子化]]対策政策である「育ちはぐくむ応援プラン」をまとめた。水島の質問は、BCG予防接種の期間の変更や乳児院と児童養護施設の断絶問題を改善する法改正の端緒となった。

2017年9月4日 (月) 21:49時点における版

水島 広子
みずしま ひろこ
生年月日 (1968-03-21) 1968年3月21日(56歳)
出生地 日本の旗 東京都
出身校 慶應義塾大学医学部卒業
慶應義塾大学大学院修了
現職 総務省顧問
慶應義塾大学医学部講師
水島広子こころの健康クリニック院長
所属政党 民主党
称号 医学博士(慶應義塾大学)
親族 正田貞一郎曾祖父
水島三一郎祖父
水島裕
水島昇
公式サイト 水島広子のホームページ

選挙区栃木1区→)
比例北関東ブロック
当選回数 2回
在任期間 2000年 - 2005年
テンプレートを表示

水島 広子(みずしま ひろこ、1968年3月21日 - )は、日本精神科医医学者精神神経科)、政治家[1][2]学位医学博士慶應義塾大学[2]総務省顧問[3]、慶應義塾大学医学部講師[1][2]、水島広子こころの健康クリニック院長。衆議院議員(2期)などを歴任した[1]

来歴

学術活動

東京都に生まれる[1]桜蔭高校を経て慶應義塾大学医学部卒業、同大学院博士課程修了[2]。その後、慶應義塾大学の医学部にて勤務した[1][2]。指導教授の大野裕に紹介され[4]米国から対人関係療法を導入した第一人者。特に摂食障害の治療に画期的な進歩をもたらした。

日本における対人関係療法の第一人者と称している[1][2]。摂食障害、気分障害、トラウマ関連障害、思春期前後の問題や家族の病理、漢方医学などを専門とする[1]

政治活動

2000年第42回衆議院議員総選挙で、民主党候補として栃木1区から出馬、船田元を破って初当選[1]。この選挙では不人気の森内閣のもと自民党が苦戦し、民主党から多くの新人議員が当選した(1区現象)。水島は1年生議員にもかかわらずマスコミ出演が相次ぎ、代表質問に立つなどして話題になった。

2003年静岡空港建設反対の国会議員署名活動では署名者に加わった[5]

平成15年(2003年)第43回衆議院議員総選挙では、上記の船田元に敗れるも、比例で復活当選した。在職中は、主に厚生労働委員会青少年問題に関する特別委員会に所属し[1]、質問、議員立法を行った。児童虐待防止法改正時には、超党派の作業チームの一員として、議論をリードした。民主党「次の内閣」では雇用担当大臣をつとめ、パート労働者の均等待遇推進法案を提出したほか、国会で初めて「ニート」という言葉を紹介し、民主党の若年雇用政策をまとめた。この他、民主党男女共同参画調査会会長時代には、党の男女共同参画政策である「多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策」、次世代育成支援プロジェクトチーム座長時代には民主党の少子化対策政策である「育ちはぐくむ応援プラン」をまとめた。水島の質問は、BCG予防接種の期間の変更や乳児院と児童養護施設の断絶問題を改善する法改正の端緒となった。

平成17年(2005年9月11日第44回衆議院議員総選挙に落選後、アメリカ合衆国カリフォルニア州にてアティテューディナル・ヒーリングを学ぶ[1]2006年2月、一時帰国した際に後援会にむけて栃木1区からの次期衆院選不出馬を表明した[6]

2006年7月末に帰国。対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表、対人関係療法勉強会代表世話人[1]。アティテューディナル・ヒーリングと対人関係療法の普及啓発につとめる。

2009年10月、総務大臣原口一博の要請により、総務省顧問に任命された[3]

主張

選択的夫婦別姓

議員当選以前から選択的夫婦別姓制度導入のための活動を行っている。自身は別姓婚の夫とペーパー離再婚を繰り返しており[7]、このことが海外のメディアでも取り上げられた[8][9]

民法の改正は、別姓夫婦の利益のためだけではなく、あらゆる人々が他人の価値観を尊重しながら生きていくという、人間としての基本的な考え方の確立につながるものである。多様な価値観を尊重できる社会づくりのために、まずは率先して法改正をして、国を構成する一番のかなめである家族に関する法律を、人々が生き生きと暮らしていける方向に整備することこそが、国民のための政治の第一歩ではないかと思う。」と述べている[7]

政策(当時)

  • ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)のとれる社会を
  • 子どもたちが健康な心をもって成長できる社会を
  • 多様な価値観が認められる社会を
  • 生活環境を守る
  • ヒト中心の経済で社会全体の安定を
  • 男女平等社会を
  • 国際協調で平和な日本と世界を

著書・訳書

  • 「怖れを手放す アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ」(星和書店)
  • 「『うつ』が楽になるノート ― みんなの対人関係療法」(PHP研究所)
  • 「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」(紀伊國屋書店)
  • 「自分でできる対人関係療法」(創元社)
  • 「国会議員を精神分析する」(朝日選書)
  • 「親子不全<キレない>子どもの育て方」(講談社現代新書)
  • 「専門医がやさしく教える『うつ病』」(PHP研究所)
  • 「やりたいことは、やってみよう!」(大和書房)
  • 「セクハラ これが正しい対応です」(共著、中央経済社)
  • 「自己肯定感、持っていますか?」(大和出版)
  • 『「他人の目」が気になる人へ』 光文社、光文社知恵の森文庫、2016年8月

翻訳書

  • 「探すのをやめたとき愛は見つかる」(創元社)
  • 「対人関係療法総合ガイド」(岩崎学術出版社)
  • 「臨床家のための対人関係療法クイックガイド」(創元社)
  • 「グループ対人関係療法」(創元社)
  • 「対人関係療法でなおす 双極性障害」(創元社)

親族

水島裕は元参議院議員自民党)で聖マリアンナ医大名誉教授[10]、祖父水島三一郎東京大学名誉教授で文化勲章受章者(分子化学)。祖母水島勅子は正田英三郎日清製粉名誉会長)の妹であり、皇后美智子の叔母にあたる。

他に作家の近藤富枝森まゆみ、水島恭愛(ハクビ京都きもの学院理事長)らは、水島家での遠戚にあたる。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正田貞一郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
貞一郎の二女
 
水島三一郎
 
 
 
 
 
 
 
正田英三郎
 
 
 
正田建次郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三一郎の長女
 
廣部雅昭
 
水島裕
 
水島恵一
 
正田修
 
美智子
 
正田彬
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水島広子
 
水島昇
 
 
 
黒田清子
 
文仁親王
 
徳仁親王
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 水島広子のプロフィール”. 水島広子. 2017年7月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 水島広子『「他人の目」が気になる人へ』光文社、2017年3月、著者紹介(カバー)頁。ISBN 978-4-334-78703-5 
  3. ^ a b 総務省顧問の発令総務省2009年10月23日
  4. ^ 『対人関係療法でなおす「気分変調障害」』(水島広子著、創元社、2010年、p195より)
  5. ^ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会(2009年3月7日時点のアーカイブ
  6. ^ 2月21日付け下野新聞
  7. ^ a b 「選択的別姓」他人との違いを認めるために
  8. ^ Rome News Tribune, 2002年8月14日
  9. ^ ワシントンポスト2005年7月15日
  10. ^ プロフィール”. Mizushima. 2017年7月19日閲覧。

関連項目

外部リンク