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かつて月刊誌 『[[噂の真相]]』において無資本主義商品論を連載していた。[[1997年]](平成9年)、月刊誌『[[諸君!]]』で詩人・書道家の[[相田みつを]]を「便所の神様」と批評する記事<ref>{{Cite journal ja-jp|author= 小田嶋隆|year= 1997|title = '''五百万信者が群がる'''相田みつをは「'''便所の神様'''」|journal = 諸君!|volume= 29|issue = 11|serial= 1997年11月号|publisher = [[文藝春秋]]|pages = 164-171}}</ref>を書いたところ、書道家としての実績や兵役の有無といった来歴に事実誤認があるとして遺族から[[名誉毀損]]で訴えられた<ref>{{Cite journal ja-jp|author= [[相田一人]]|year= 1999|title = 「相田みつをは『便所の神様』」に反論する|journal = 諸君!|volume= 31|issue = 4|serial= 1999年4月号|publisher = 文藝春秋|pages = 302-303}}</ref>。 |
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[[浦和レッドダイヤモンズ|浦和レッズ]]の[[サポーター (サッカー)|サポーター]]であることを公言している<ref>[http://web.archive.org/web/20120317043135/http://sportiva.shueisha.co.jp/series/odajima/2012/03/14/post_24 浦和レッズのサポーターが心の底から欲しているもの 小田嶋隆 「二次観戦者の帰還 〜キス・ユア・アスリート」](2012年3月17日時点の[[インターネット |
[[浦和レッドダイヤモンズ|浦和レッズ]]の[[サポーター (サッカー)|サポーター]]であることを公言している<ref>[http://web.archive.org/web/20120317043135/http://sportiva.shueisha.co.jp/series/odajima/2012/03/14/post_24 浦和レッズのサポーターが心の底から欲しているもの 小田嶋隆 「二次観戦者の帰還 〜キス・ユア・アスリート」](2012年3月17日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) [[Sportiva]] 2012年3月14日</ref>。 |
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== 発言・主張 == |
== 発言・主張 == |
2017年9月4日 (月) 21:13時点における版
おだじま たかし 小田嶋 隆 | |
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生誕 |
1956年11月12日(68歳) 日本 東京都 |
出身校 | 早稲田大学教育学部卒業 |
職業 | コラムニスト |
小田嶋 隆(おだじま たかし、1956年11月12日 - )は、日本のコラムニスト、テクニカルライター。
人物
東京都北区赤羽に生まれる。東京都立小石川高校卒業(1975年)、早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒業(1980年)[1]。
大学卒業後には味の素ゼネラルフーヅに就職したが、入社翌年の1981年(昭和56年)には退職し、小学校事務員見習い、ラジオ局AD(アシスタントディレクター)、ロックバンド座付き作詞家などを経て、テクニカルライターとなった[1]。1988年(昭和63年)、コンピュータに関連する事項を軽妙に描いたコラム集 『我が心はICにあらず』以降はコンピュータ関係にとどまらず、様々な事物を辛口に論じるコラムニストとなった。高校時代にクラスメートだったCMプランナーの岡康道は、小田嶋について「(自分は)小田嶋には敵わないから文章で食べていくのを諦めた」と語っている[2]。
かつて月刊誌 『噂の真相』において無資本主義商品論を連載していた。1997年(平成9年)、月刊誌『諸君!』で詩人・書道家の相田みつをを「便所の神様」と批評する記事[3]を書いたところ、書道家としての実績や兵役の有無といった来歴に事実誤認があるとして遺族から名誉毀損で訴えられた[4]。
発言・主張
- 2008年(平成20年)から日経ビジネスオンラインに連載を持ち、2009年(平成21年)8月の第45回衆議院議員総選挙における自民党の敗北について、(定義の定まってない)ネットウヨクの主張を真に受けたことが最大の敗因と主張した[6]。2011年9月、民主党代表選で野田佳彦が行った演説、いわゆる「ドジョウ演説」を批判して、相田みつをの政治利用に反対の意を表明した[7]。
- 選択的夫婦別姓制度導入に賛同している。「この問題は、同姓か別姓か、という問題ではなく、『「同姓義務」VS「自由選択」』という問題で、反対する、というのは『自由』に反対する、ということ。反対派の議論は間違っている。『同姓』しか選べない現状は、日本の麺が蕎麦か饂飩のどちらかのみしか選べないのは悪夢、ということと同じ」と述べ、反対派を批判している[8]。
- 2012年8月、ハリウッド映画『アベンジャーズ』の日本公開のキャッチコピー「日本よ、これが映画だ。」について、「どんだけ上からなんだ?原住民にビー玉売りつけてた植民地商人の心性そのまんまじゃないか。『土人よ、これが文明だ』と、どこが違う?」と差別用語を引き合いに出したツイートをして物議をかもした[9]。
- サッカーの日韓戦において韓国サポーターが掲げる独島の領有権を主張する横断幕や日本沈没バナー、日本人を猿扱いする差別的なバナナのバナー等に対して、マスコミが報道をすると2ちゃんねるなど日韓双方の掲示板で大騒ぎとなり悪循環になる。よって、見て見ぬふりや気が付かなかったふりをして報道しないといったような大人の対応をして、糾弾するのではなく無視した方が(日韓関係にとって)結果的には良いと主張している[10]。
- 2014年4月、TBSラジオ「たまむすび」のコーナーにて、「韓国の沈没事故で、2ちゃんの書き込み10万件の7割が『ざまあみろ』みたいな感じ」と発言し、ユーザーを批判したことが物議を醸した[11]
連載・出演
- CS放送
- ラジオ
- 雑誌
連載終了
- 月刊サイゾー「友達リクエストの時代」(2015年1月まで)
- ウェブ
- 日経ビジネスオンライン「小田嶋隆の『ア・ピース・オブ・警句』」毎週の更新(休日は休載することもある)
- web Sportiva (集英社のスポーツ総合雑誌)「二次観戦者の帰還」ほぼ月一回の更新
著書
単著
- 『親子で楽しむパソピア7』 (ダイヤモンド社、1983)
- 『我が心はICにあらず』 (BNN、1988) のち光文社文庫
- 『安全太郎の夜』 (河出書房新社、1991)
- 『笑っておぼえるコンピュータ事典』 (ジャストシステム、1992)
- 『パソコンゲーマーは眠らない』 (朝日新聞社、1992) のち文庫
- 『山手線膝栗毛』 (ジャストシステム、1993)
- 『仏の顔もサンドバッグ』 (宝島社、1993)
- 『コンピュータ妄語録』 (ジャストシステム、1994)
- 『「ふへ」の国から—ことばの解体新書』 (徳間書店、1994)
- 『無資本主義商品論—金満大国の貧しきココロ』 (翔泳社、1995)
- 『罵詈罵詈—11人の説教強盗へ』 (洋泉社、1995)
- 『Dogz パソコンに住んだ犬』 (ヴァージンインタラクティブエンターテインメント、1997)
- 『日本問題外論-いかにして私はデジタル中年になったか』 (朝日新聞社、1998)
- 『パソコンは猿仕事』 (小学館文庫、1999)
- 『人はなぜ学歴にこだわるのか。』 (メディアワークス 2000) のち光文社知恵の森文庫
- 『かくかく私価時価—無資本主義商品論1997‐2003』 (ビー・エヌ・エヌ新社、2003)
- 『イン・ヒズ・オウン・サイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド』 (朝日新聞社、2005)
- 『テレビ標本箱』 (中公新書ラクレ、2006)
- 『サッカーの上の雲—オダジマタカシ サッカ〜コラム大全』 (駒草出版、2007)
- 『1984年のビーンボール—オダジマタカシ スポ〜ツコラム大鑑』 (駒草出版、2007)
- 『テレビ救急箱』 (中公新書ラクレ、2008)
- 『地雷を踏む勇気 人生のとるにたらない警句』生きる技術!叢書 (技術評論社、2011)
- 『その「正義」があぶない。』 (日経BP社、2011)
- 『もっと地雷を踏む勇気 わが炎上の日々』生きる技術!叢書 (技術評論社、2012)
- 『小田嶋隆のコラム道』 (ミシマ社、2012)
- 『場末の文体論』 (日経BP社、2013)
- 『ポエムに万歳!』 (新潮社、2014)
- 『友だちリクエストの返事が来ない午後』 太田出版、2015年
- 『超・反知性主義入門』 日経BP社、2015年
- 『ザ・コラム:2006-2014』 晶文社、2016年
共著
- 『MSXゲーム・プログラミング入門』服部康夫共著 (ダイヤモンド社、1984)
- 『9条どうでしょう』内田樹・平川克美・町山智浩共著 (毎日新聞社、2006)
- 『人生2割がちょうどいい』岡康道共著 (講談社、2009)
- 『ガラパゴスでいいじゃない 人生2割がちょうどいい part 2』岡康道共著 (講談社、2010)
- 『「踊り場」日本論』 岡田憲治との共著、晶文社、2014年
- 『語りあかそう』 ナンシー関らとの共著、河出書房新社、河出文庫、2014年
- 『街場の五輪論』 内田樹・平川克美共著 (朝日新聞出版、2014.4)
- 『街場の憂国会議』 内田樹編 (晶文社、2014.5)
- 『日本の反知性主義』内田樹・白井聡ほか共著 (晶文社、2015.3)
- 『「反知性主義」に陥らないための必読書70冊』 文藝春秋 編、文藝春秋、2015年
- 『ベスト・エッセイ = THE BEST ESSAY 2015』 日本文藝家協会(編)、光村図書出版、2015年
- 『転換期を生きるきみたちへ : 中高生に伝えておきたいたいせつなこと』 内田樹(編) 晶文社、2016年
訳著
- Nancy Andrews『WINDOWS マイクロソフト・ウインドウズオフィシャルガイドブック IBM-PC版』広野幸治共訳 (ビー・エヌ・エヌ、1987)
- ガイ・カワサキ『徹底的に敵をヘコます法—ビジネスを優位に導く“狂騒”戦略』 (ダイヤモンド社、1997)
- (マイケル・トッド ピーターソン)『3D STUDIO MAXガイドブック』 (ビーエヌエヌ、1998)
- ガイ・カワサキ『神のごとく創造し、奴隷のごとく働け!—ガイ・カワサキのビジネス革命ルール』 (ダイヤモンド社、1999)
脚注
- ^ a b “Biography”. 小田嶋隆. 2016年8月1日閲覧。
- ^ 岡康道 (2007年9月14日). “「文体模写」「他人日記」「柿」”. 日経ビジネスオンライン. 2010年7月25日閲覧。
- ^ 小田嶋隆、1997、「五百万信者が群がる相田みつをは「便所の神様」」、『諸君!』29巻11号(1997年11月号)、文藝春秋 pp. 164-171
- ^ 相田一人、1999、「「相田みつをは『便所の神様』」に反論する」、『諸君!』31巻4号(1999年4月号)、文藝春秋 pp. 302-303
- ^ 浦和レッズのサポーターが心の底から欲しているもの 小田嶋隆 「二次観戦者の帰還 〜キス・ユア・アスリート」(2012年3月17日時点のアーカイブ) Sportiva 2012年3月14日
- ^ 小田嶋隆 (2009年8月31日). “踊る阿呆の「祭り」のあとに”. 日経ビジネスオンライン. 2010年6月21日閲覧。
- ^ 小田嶋隆 (2011年9月2日). “政治家の演説口調が行き着く果て”. 日経ビジネスオンライン. 2011年9月2日閲覧。
- ^ 「夫婦同麺」、社会新報、2009年10月
- ^ 『アベンジャーズ』のコピーで議論 (web R25 2012年8月15日)
- ^ 新大久保 アゲインスト レイシズム サッカーと愛国 -フットボール vs レイシズム- 2013年7月11日
- ^ “「沈没事故、2ちゃんの7割が『ざまあみろ』」 小田嶋隆さんの発言巡りネットで論議”. J-CASTニュース (2014年4月23日). 2015年4月22日閲覧。
外部リンク
- おだじまん - 公式ホームページ
- 偉愚庵亭憮録 - 公式ブログ
- 小田嶋隆 (@tako_ashi) - X(旧Twitter)