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「おさかな天国」の版間の差分

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当初はカセットテープで制作され、全国の[[スーパーマーケット|スーパー]]、[[百貨店]]などの鮮魚店コーナーのキャンペーン[[バックグラウンドミュージック|BGM]]用に約1万本が配布された。
当初はカセットテープで制作され、全国の[[スーパーマーケット|スーパー]]、[[百貨店]]などの鮮魚店コーナーのキャンペーン[[バックグラウンドミュージック|BGM]]用に約1万本が配布された。


[[1996年]]にカップリング曲として「おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ」(作詞:大島研二、作曲:富樫晃廣、歌:山口歩)が追加されCDシングル(8cm)として発売された。一般のレコード店には並ばず、[[通信販売]]でしか買えなかったにもかかわらず、2002年までに約2万2000枚を売り上げた<ref name=sansapo020218>[http://web.archive.org/web/20030804232011/http://www.sanspo.com/geino/top/gt200202/g_top2002021903.html 「おさかな天国」ひそかなブームでメジャーから発売]、[[サンケイスポーツ|SANSPO.COM]]、2002年2月18日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。なお2001年当時、常時1日あたり5枚ほどずつの注文が来ていたという。
[[1996年]]にカップリング曲として「おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ」(作詞:大島研二、作曲:富樫晃廣、歌:山口歩)が追加されCDシングル(8cm)として発売された。一般のレコード店には並ばず、[[通信販売]]でしか買えなかったにもかかわらず、2002年までに約2万2000枚を売り上げた<ref name=sansapo020218>[http://web.archive.org/web/20030804232011/http://www.sanspo.com/geino/top/gt200202/g_top2002021903.html 「おさかな天国」ひそかなブームでメジャーから発売]、[[サンケイスポーツ|SANSPO.COM]]、2002年2月18日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。なお2001年当時、常時1日あたり5枚ほどずつの注文が来ていたという。


[[1997年]][[9月5日]]に[[ラジオ関西]]『[[青春ラジメニア]]』(番組内では通称「おさかなさんの歌」と呼ばれた)で放送され、[[1998年]][[11月13日]]に[[朝日放送]]制作の看板番組『[[探偵!ナイトスクープ]]』で取り上げられ(探偵は[[石田靖]]「さかな・さかな・さかなの歌」)、さらに知名度が上がった。
[[1997年]][[9月5日]]に[[ラジオ関西]]『[[青春ラジメニア]]』(番組内では通称「おさかなさんの歌」と呼ばれた)で放送され、[[1998年]][[11月13日]]に[[朝日放送]]制作の看板番組『[[探偵!ナイトスクープ]]』で取り上げられ(探偵は[[石田靖]]「さかな・さかな・さかなの歌」)、さらに知名度が上がった。

2017年9月4日 (月) 21:03時点における版

「おさかな天国」
柴矢裕美シングル
A面 おさかな天国(#1)
B面 おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ<1996年版>(#2)
おさかな天国(マーチ・バージョン)<2002年版>(#3)
リリース
ジャンル J-POP
レーベル JF全漁連中央シーフードセンター(1991年、1996年版)
ポニーキャニオン(2002年版)
作詞・作曲 井上輝彦作詞 #1、#3)
柴矢俊彦作曲 #1、#3)
石上智明(編曲 #1)
祭川世人(編曲 #3)
大島研二(作詞 #2)
富樫晃廣(作曲 #2)
佐藤昭浩(編曲 #2)
山口歩(歌唱 #2)
チャート最高順位
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おさかな天国」(おさかなてんごく)は、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)中央シーフードセンターのキャンペーンソングとして制作された楽曲である。

JF全漁連が製作したOVA『リッキーマリンのおさかな天国お魚パワーだ!全開だ!』のエンディングテーマだった。

概要

1991年水産庁の魚食普及事業の一環としてJF全漁連中央シーフードセンターがサンミュージックに制作を委託し、井上輝彦に作詞、柴矢俊彦(元ジューシィ・フルーツのギターリスト)に作曲、俊彦の妻の柴矢裕美に歌唱、ジャケットのイラストレートを女優の酒井法子(イラストレーター、漫画家としても「さかいのりこ」名義で活動していた)にそれぞれ依頼して制作された。

当初はカセットテープで制作され、全国のスーパー百貨店などの鮮魚店コーナーのキャンペーンBGM用に約1万本が配布された。

1996年にカップリング曲として「おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ」(作詞:大島研二、作曲:富樫晃廣、歌:山口歩)が追加されCDシングル(8cm)として発売された。一般のレコード店には並ばず、通信販売でしか買えなかったにもかかわらず、2002年までに約2万2000枚を売り上げた[1]。なお2001年当時、常時1日あたり5枚ほどずつの注文が来ていたという。

1997年9月5日ラジオ関西青春ラジメニア』(番組内では通称「おさかなさんの歌」と呼ばれた)で放送され、1998年11月13日朝日放送制作の看板番組『探偵!ナイトスクープ』で取り上げられ(探偵は石田靖「さかな・さかな・さかなの歌」)、さらに知名度が上がった。

次第に歌詞のフレーズが人気を集め、制作から12年目の2002年3月20日ポニーキャニオンから市販用CD(マキシシングル)として発売された。初回プレス枚数は10万枚[1]。なおこの市販用CDのカップリングには『おさかな天国』のマーチ・バージョンが収録されているが、通販用CDのカップリングだった『おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ』は外されている。同マキシシングルは発売後のオリコンチャートでは最高3位を記録した。柴矢は2002年4月5日放送の『ミュージックステーションSPECIAL』にこの曲で出演した。

この楽曲の制作についてはプロモーションでの使用を前提とされており、上記のようなヒットをすると予測されていなかった。そのため市販用CDの発売に際しては、ポニーキャニオンと製作者の間で再度契約が行なわれた。

『おさかな天国』のプロモーション用ビデオ(お兄さん・お姉さんが海の中で踊っている子ども向けのもの)には、お兄さん役にケンキ(当時どーよ)と、お姉さん役にマユ(古田真由)魚の着ぐるみ3人とが出演していた。本作には、魚の着ぐるみと、歌のお兄さんとお姉さんが海の中で歌い踊るプロモーション・ビデオに加え、歌詞の字幕が付いた『カラオケバージョン』、かわいいアニメーションで踊りを教えてくれる『さあ、いっしょに歌ってみようバージョン』を収録されている。なお服装は、ケンキ(当時どーよ)は、白の長ズボンに白の襟付き半袖、白のVベスト。白のハイソックスに運動靴。マユ(古田真由)は、白のミニスカートに白の襟付き半袖、白のVベスト。白のハイソックスに運動靴である。

2002年の『NHK紅白歌合戦』のハーフタイムショーのコーナーで、柴矢裕美が「おさかな天国」を歌った。

2002年8月10日には音頭・ハワイアン・サンバに編曲されたバージョン3曲を収録したマキシシングル『おさかな天国deダンス!ダンス!ダンス!』が発売された。プロデュースは井上輝彦つるつるコロン

2003年2月時点で、『おさかな天国』の売上枚数は40万枚[2]

『おさかな天国』は2006年5月31日発売のアルバム『まんぷくトランス』で、タレントの内山信二がカバーした。テレビアニメ『ベン・トー』の挿入曲としても使用された。

2010年12月9日発売のCDシングルアルバム『おさかな天国2010』で川村あやのが「おさかな天国2010」としてカバーした。また、同アルバムでは、オリジナルと同じ作詞者・編曲者(マーチ・バージョン)による「おさかな天国2〜サヨリの恋の物語〜」も加えられている。この曲はスチールギターを使用し、オリジナルの「おさかな天国」よりゆったりとしたリズムの曲に書き直されている。

アイドルグループ・9nineのメンバーである西脇彩華は、幼少時代にオーディションで選抜されてこの曲にコーラスで参加している事を公言している[3]

収録曲

1996年版

  1. おさかな天国
    • 唄:柴矢裕美、作詞:井上輝彦、作曲:柴矢俊彦、編曲:石上智明
  2. おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ
    • 唄:山口歩、作詞:大島研二、作曲:冨樫晃廣、編曲:佐藤昭浩
  3. おさかな天国 オリジナル・カラオケ
  4. おさかなパワー!! リッキーマリンのテーマ オリジナル・カラオケ

2002年版

  1. おさかな天国
    • 唄:柴矢裕美、作詞:井上輝彦、作曲:柴矢俊彦、編曲:石上智明
  2. おさかな天国 マーチ・バージョン
    • 唄:柴矢裕美、作詞:井上輝彦、作曲:柴矢俊彦、編曲:祭川世人
  3. おさかな天国 オリジナル・カラオケ

おさかなキャラクター

プロモーションビデオには、3人のおさかな(魚人という説もある)キャラクターが登場する。

  • おさかなボーイ
  • おさかなガール
  • おさかな博士

おさかなボーイ・おさかなガール・おさかな博士は、JF全漁連が1988年に発表したキャラクターである[4]

脚注

  1. ^ a b 「おさかな天国」ひそかなブームでメジャーから発売SANSPO.COM、2002年2月18日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  2. ^ 「もずくにキノコ・コロッケ… 豊作食べ物ソング」『日本経済新聞』2003年2月22日夕刊、10面。
  3. ^ 下町ロケバラエティ番組 浅草ベビ9」の2017年4月24日放送回にて西脇本人が公言している。
  4. ^ 『キャラクター・ビジネス―親しみと共感のマーケティング』電通キャラクター・ビジネス研究会(編)、電通、1994年、175頁。ISBN 488553058XISBN 978-4885530586

外部リンク