「らくラクびわこ」の版間の差分
m編集の要約なし |
|||
50行目: | 50行目: | ||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
本列車の前身は、[[ホームライナー]]([[座席指定席|座席定員制]])の「'''びわこライナー'''」である。これは、[[国鉄分割民営化]]後まもない[[1987年]]から、[[北陸本線]]の特急車両の[[間合い運用]]を利用して、通勤客向けに米原駅 - 大阪駅間で運行していたものであった。しかし、[[2003年]][[6月1日]]のダイヤ改正で北陸方面の新型車両が増備されることになり、「びわこライナー」についても車両を置き換えることになった。これに伴い、ホームライナーではなく、特急列車として運行することとなり、「'''びわこエクスプレス'''」と改称された<ref name="rp200406">{{Cite_journal|和書|year=2004|month=6|title=特集・通勤ライナー|journal=鉄道ピクトリアル|issue=747|page=20|publisher=[[電気車研究会]]}}</ref><ref name="jrw_20030418">[http://web.archive.org/web/20031011124402/www.westjr.co.jp/news/newslist/article/030418a.html 特急「びわこエクスプレス」の運転、特急「はるか」の米原延長運転の開始]([[インターネット |
本列車の前身は、[[ホームライナー]]([[座席指定席|座席定員制]])の「'''びわこライナー'''」である。これは、[[国鉄分割民営化]]後まもない[[1987年]]から、[[北陸本線]]の特急車両の[[間合い運用]]を利用して、通勤客向けに米原駅 - 大阪駅間で運行していたものであった。しかし、[[2003年]][[6月1日]]のダイヤ改正で北陸方面の新型車両が増備されることになり、「びわこライナー」についても車両を置き換えることになった。これに伴い、ホームライナーではなく、特急列車として運行することとなり、「'''びわこエクスプレス'''」と改称された<ref name="rp200406">{{Cite_journal|和書|year=2004|month=6|title=特集・通勤ライナー|journal=鉄道ピクトリアル|issue=747|page=20|publisher=[[電気車研究会]]}}</ref><ref name="jrw_20030418">[http://web.archive.org/web/20031011124402/www.westjr.co.jp/news/newslist/article/030418a.html 特急「びわこエクスプレス」の運転、特急「はるか」の米原延長運転の開始]([[インターネットアーカイブ]])- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年4月18日</ref>。 |
||
2007年3月18日に特急「[[東海 (列車)|東海]]」が廃止されて以降は、東海道本線のみを走る唯一の特急列車で、「[[はるか (列車)|はるか]]」と同じく[[アーバンネットワーク]]内で運行が完結する。 |
2007年3月18日に特急「[[東海 (列車)|東海]]」が廃止されて以降は、東海道本線のみを走る唯一の特急列車で、「[[はるか (列車)|はるか]]」と同じく[[アーバンネットワーク]]内で運行が完結する。 |
2017年9月4日 (月) 20:04時点における版
びわこエクスプレス | |
---|---|
「びわこエクスプレス」方向幕(681系・683系) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 滋賀県・京都府・大阪府 |
前身 | ホームライナー「びわこライナー」 |
運行開始 | 2003年6月1日 |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 米原駅・草津駅(上りのみ) |
終点 | 大阪駅 |
営業距離 | 110.5 km (68.7 mi) (米原 - 大阪間) |
運行間隔 | 1.5往復 |
使用路線 | JR西日本:東海道本線(琵琶湖線・JR京都線) |
車内サービス | |
クラス | グリーン車(683系4000番台)・普通車 |
技術 | |
車両 | 683系電車・キハ189系気動車(吹田総合車両所京都支所) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
電化 |
直流1,500V(683系4000番台) 非電化(キハ189系気動車) |
最高速度 | 130 km/h (81 mph) |
びわこエクスプレスは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が米原駅 - 大阪駅間を東海道本線(琵琶湖線・JR京都線)経由で運行する特急列車である。
前身の「びわこライナー」についても記述する。
概要
本列車の前身は、ホームライナー(座席定員制)の「びわこライナー」である。これは、国鉄分割民営化後まもない1987年から、北陸本線の特急車両の間合い運用を利用して、通勤客向けに米原駅 - 大阪駅間で運行していたものであった。しかし、2003年6月1日のダイヤ改正で北陸方面の新型車両が増備されることになり、「びわこライナー」についても車両を置き換えることになった。これに伴い、ホームライナーではなく、特急列車として運行することとなり、「びわこエクスプレス」と改称された[1][2]。
2007年3月18日に特急「東海」が廃止されて以降は、東海道本線のみを走る唯一の特急列車で、「はるか」と同じくアーバンネットワーク内で運行が完結する。
運行概況
2015年3月14日現在、平日ダイヤに米原駅 - 大阪駅間で1往復と大阪発草津行きの上り1本の計3本が設定されている。なお、土・休日ダイヤでは設定されていない[3]。2014年3月15日のダイヤ改正以降、このダイヤで運転されている。
本列車の利用客向けに、回数特急券などの割引乗車券が発売されている[4][5]。
停車駅
米原駅 - 彦根駅 - 近江八幡駅 - 野洲駅 - 守山駅 - 草津駅 - 石山駅 - 大津駅 - 山科駅 - 京都駅 - 新大阪駅 - 大阪駅
使用車両
びわこエクスプレス | ||||||||||||||||||
← 米原 大阪 →
| ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
|
1号と4号には特急「サンダーバード」の間合い運用として、683系4000番台(金沢総合車両所所属)が使用されている[6]。
2015年3月ダイヤ改正までは吹田総合車両所京都支所所属の681・683系が使用されていたが、2015年3月ダイヤ改正より上述の683系4000番台に運用移管された。
「びわこライナー」の時代は特急「雷鳥」用の485系が用いられていたが、1995年から1997年までの間は運用上の関係で東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両も使用されていた[1]。
2号には特急「はまかぜ」の間合い運用として、キハ189系が使用されている[7][3]。
-
681系電車
-
683系電車
-
キハ189系気動車
担当車掌区所
沿革
- 1987年(昭和62年)10月:「びわこライナー」が運転開始[1]。
- 1988年(昭和63年)3月:「びわこライナー」が定期列車化[1]。
- 2003年(平成15年)6月1日:「びわこライナー」が廃止され、「びわこエクスプレス」が運転開始[2]。
- 2004年(平成16年)10月16日:山科駅が停車駅に追加される[8]。
- 2009年(平成21年)6月1日:全車禁煙になる[9]。
- 2014年(平成26年)3月15日:キハ189系を使用して[3]上り1本(草津行き)を増発、下り1本・上り2本(2号:草津行き、4号:米原行き)となる。
脚注
- ^ a b c d 「特集・通勤ライナー」『鉄道ピクトリアル』第747号、電気車研究会、2004年6月、20頁。
- ^ a b 特急「びわこエクスプレス」の運転、特急「はるか」の米原延長運転の開始(インターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年4月18日
- ^ a b c 『JR時刻表』2014年3月号、交通新聞社。
- ^ 鉄道のご案内|トクトクきっぷ:JRおでかけネット - びわこ通勤回数特急券【自由席回数特急券(料金)】 - 西日本旅客鉄道
- ^ 鉄道のご案内|トクトクきっぷ:JRおでかけネット - マイシート(指定席特急料金定期券) - 西日本旅客鉄道
- ^ 『鉄道ダイヤ情報』2015年5月号、交通新聞社、2015年、p.26
- ^ 平成26年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道近畿総括本部 2013年12月20日
- ^ 平成16年秋のダイヤ改正(別紙) (PDF) (インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2004年7月23日
- ^ 在来線特急列車などの全席禁煙化ならびに在来線ホームの禁煙化の拡大について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年3月26日
参考文献
- 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳 - 全線・全駅・全優等列車』8号・近畿、新潮社、2010年。ISBN 978-4-10-790042-5。
外部リンク
- びわこエクスプレス 683系:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- びわこエクスプレス キハ189系:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道