「元気 (ゲーム会社)」の版間の差分
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近年同社はオリジナルゲームの販売不振が続き、[[2006年]]3月期の決算で[[債務超過]]に転落。以後も売上に改善が見られないことから、大株主であるダイコク電機は[[2008年]]3月に[[会社分割]]の手法により営業の全てを新会社に継承した上で、旧法人(会社分割後に社名を「株式会社[[CLK]]」に変更)を清算することを発表した<ref>{{PDFlink|[http://www.daikoku.co.jp/ir/library/other_info/pdf/080226_kogaisya.pdf 子会社の会社分割(吸収分割)及び商号変更に関するお知らせ]}}</ref>([[新旧分離]])。そのため現在の元気株式会社は、法的には[[2008年]][[2月26日]]設立という扱いとなっている。その後はオリジナルゲームの自社販売を削減し、[[デベロッパー]]として受託業務と、パチンコ・パチスロの受託業務に集中している。 |
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なお営業を譲渡した後の旧法人(株式会社CLK)は、同年[[4月25日]]の株主総会で解散を決議した上で、同年[[7月1日]]付で[[東京地方裁判所]]より[[特別清算]]開始決定を受けている。負債は約14億6900万円<ref>[http://web.archive.org/web/20080803031428/http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/company/shinyou/20080717_001296.html 日経ベンチャーonline ニッポンの社長へ: (有)レックス西日本 石油燃料等卸売 [徳島] ほか](2008年8月3日時点の[[インターネット |
なお営業を譲渡した後の旧法人(株式会社CLK)は、同年[[4月25日]]の株主総会で解散を決議した上で、同年[[7月1日]]付で[[東京地方裁判所]]より[[特別清算]]開始決定を受けている。負債は約14億6900万円<ref>[http://web.archive.org/web/20080803031428/http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/company/shinyou/20080717_001296.html 日経ベンチャーonline ニッポンの社長へ: (有)レックス西日本 石油燃料等卸売 [徳島] ほか](2008年8月3日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。 |
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== 主なゲーム作品 == |
== 主なゲーム作品 == |
2017年9月4日 (月) 18:14時点における版
本社の入居するハーモニータワー | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒164-8721 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー |
設立 |
1990年10月16日(旧社) 2008年2月26日(現法人) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4011201013892 |
事業内容 |
ゲームソフトの企画・開発・販売 オンラインゲームの企画・開発・サービス パチンコ・パチスロの企画・開発 |
代表者 |
栢森秀行(代表取締役CEO) 星野孝(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 18億円(2013年3月期) |
従業員数 | 127名(2013年3月31日現在) |
主要株主 | ダイコク電機 100% |
外部リンク | http://www.genki.co.jp/ |
元気株式会社(げんき、ブランド名:GENKI) は、日本の東京都中野区に本社を置くゲームソフト・パチンコ・パチスロ開発メーカー。
概要
ホールコンピュータ大手のダイコク電機の子会社。創業は1990年だが、現在の元気株式会社は2008年に会社分割により設立された2代目である(詳しくは「新会社への移行」を参照)。代表作に『首都高バトルシリーズ』、『街道バトルシリーズ』、『剣豪シリーズ』などがあり、コンシューマーゲームソフトの他に、携帯電話向けコンテンツを提供している。
レースゲームに強い会社で、元気レーシングプロジェクト(GRP)を立ち上げ、デモカー(S2000)まで存在している。監修ドライバーに織戸学、谷口信輝の両選手が所属し、最近では全日本プロドリフト選手権(D1グランプリ)に出場中のHKSレーシングのスポンサーになっている。
沿革
- 1990年 - 設立。
- 1991年 - ゲームギア用ソフト『デビリッシュ』を自社ブランドで発売。以降しばらくは他社の下請けで各種ゲームの開発を行っていた。
- 2002年 - コナミ(後のコナミホールディングス)と業務・資本提携を行った。
- 2005年2月1日 - 「元気モバイル」(現・And Joy)を設立。携帯電話アプリ、携帯型ゲーム機向けゲームの開発を移管する。
- 2005年3月31日 - コナミが保有する元気株式をダイコク電機に売却。これによりコナミグループからは外れたが、業務提携は継続している。
- 2009年10月26日 - ダイコク電機の出資により元気ネットワークスを設立[1]。ソーシャルネットワーク向けゲームの開発を移管する。
- 2009年11月22日 - 本社を新宿、大久保から中野区中野坂上に移転する。
- 2011年4月1日 - コンテンツ事業部を設立。元気ARGと証する代替現実ゲームの企画・製作と業務受託の開始を発表。
- 2012年3月31日 - 元気ARGのサービスを終了[2]。
新会社への移行
近年同社はオリジナルゲームの販売不振が続き、2006年3月期の決算で債務超過に転落。以後も売上に改善が見られないことから、大株主であるダイコク電機は2008年3月に会社分割の手法により営業の全てを新会社に継承した上で、旧法人(会社分割後に社名を「株式会社CLK」に変更)を清算することを発表した[3](新旧分離)。そのため現在の元気株式会社は、法的には2008年2月26日設立という扱いとなっている。その後はオリジナルゲームの自社販売を削減し、デベロッパーとして受託業務と、パチンコ・パチスロの受託業務に集中している。
なお営業を譲渡した後の旧法人(株式会社CLK)は、同年4月25日の株主総会で解散を決議した上で、同年7月1日付で東京地方裁判所より特別清算開始決定を受けている。負債は約14億6900万円[4]。
主なゲーム作品
- デビリッシュ
- バッドオーメン - 上記のメガドライブ移植版、発売元はホット・ビィ
- 首都高バトルシリーズ
- 首都高バトル (PSP)
- 街道バトルシリーズ
- レーシングバトル -C1 GRAND PRIX-
- 湾岸ミッドナイトシリーズ
- 湾岸ミッドナイト(アーケード、PS2)(アーケード版の発売元はナムコ)
- 湾岸ミッドナイトR(発売元はナムコ)
- 湾岸ミッドナイト(PS3)
- 湾岸ミッドナイトPORTABLE
- 湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 4(発売元はバンダイナムコゲームス)
- 湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 5(発売元はバンダイナムコゲームス)
- 湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 5DX(発売元はバンダイナムコエンターテインメント)
- 剣豪シリーズ
- 風雲 新撰組
- 玉繭物語
- 風雲 幕末伝 - CMに波田陽区が出演。
- 探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ
- サイコミステリー・シリーズ
- 必殺裏稼業 - CMに京本政樹が出演。
- Carnage Heart PORTABLE
- 戦神 -いくさがみ-
- 任侠伝 渡世人一代記
- 超空間ナイター プロ野球キングシリーズ(発売元はイマジニア)
- ベルトロガー9
- キリーク・ザ・ブラッド(発売元はSME)
- PHANTOM CRASHシリーズ
- ファントムクラッシュ
- S.L.A.I. STEEL LANCER ARENA INTERNATIONAL(発売元はコナミ)
- ジェットインパルス(発売元は任天堂)
- ぜんまいざむらい
- これで恥をかかない明日使えるビジネスマナー
- ブラック・ジャック 火の鳥編(発売元はセガ)
- 馬主ライフゲーム ウィナーズサークル
- 高橋書店監修 最頻出!SPIパーフェクト問題集DS
- 気持ちナビ(iPad用コミュニケーションアプリ)
- G1グランプリ
- グリムノーツ(発売元はスクウェア・エニックス[5])
実施したARG(代替現実ゲーム)
- ぼくらの選択/みなかみARG(ARG/代替現実ゲーム) 2011年6月~8月
- コンカツ殺人事件(ミステリー演劇イベント) 2011年9月
- bubblegum(ARG/代替現実ゲーム) 2011年12月〜
脚注
- ^ 元気ネットワークスは2012年1月23日開催の株主総会の決議をもって解散
- ^ “元気ARGサービス終了とサイト閉鎖のお知らせ”. 元気株式会社. 2014年3月2日閲覧。
- ^ 子会社の会社分割(吸収分割)及び商号変更に関するお知らせ (PDF)
- ^ 日経ベンチャーonline ニッポンの社長へ: (有)レックス西日本 石油燃料等卸売 [徳島] ほか(2008年8月3日時点のアーカイブ)
- ^ “元気、2016年3月期の最終利益は1800万円…スクエニ『グリムノーツ』の開発を担当”. Social Game Info (2016年6月29日). 2016年6月30日閲覧。
関連項目
- ナイツ - 東京ゲームショウGENKIブース看板お笑いコンビ(2006年は不参加、2007年は未出展)。
- はなわ - 東京ゲームショウ2006のみナイツの代役で登場。
- ポルノ鈴木(鈴木タカヨシ) - 街道バトル・首都高バトルシリーズのライバルとして登場。
- 黒BUTA元気ガールス - 『週刊ヤングマガジン』と元気株式会社によるアイドルユニット。