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2000年国勢調査時点では人口が前回より約10.6%増加しており、その多くは郡西部での成長だった。この成長は地域内での人の移動によるところが大きい。特にアジア系移民が増えており<ref>[http://web.archive.org/web/20070310234059/http://www.zwire.com/site/news.cfm?newsid=2480744&BRD=1672&PAG=461&dept_id=33380&rfi=8 Population growth costly to county] The Times Herald(2007年3月10日時点の[[インターネット |
2000年国勢調査時点では人口が前回より約10.6%増加しており、その多くは郡西部での成長だった。この成長は地域内での人の移動によるところが大きい。特にアジア系移民が増えており<ref>[http://web.archive.org/web/20070310234059/http://www.zwire.com/site/news.cfm?newsid=2480744&BRD=1672&PAG=461&dept_id=33380&rfi=8 Population growth costly to county] The Times Herald(2007年3月10日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>、またメキシコ系移民も多い。さらに他の郊外地域から比較的安い不動産価格を求めてくる移住者が多い。郡内からフィラデルフィア市、ニュージャージー州、あるいは州内に多くの高規格道路が延びている。今後は人口増加の鈍化が予測されているが、これは郡内で生まれた者の大量流出が予測されていることも原因である。 |
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モンゴメリー郡はアフリカ系アメリカ人、朝鮮系アメリカ人、プエルトリコ系アメリカ人、メキシコ系アメリカ人、インド系アメリカ人の人口が多く、現在も増えている。外国生まれの比率では地域第2位である。昔から郡西部はペンシルベニア・ダッチ・カントリーであり、18世紀から移ってきたドイツ語を話す人々の子孫が多い。 |
モンゴメリー郡はアフリカ系アメリカ人、朝鮮系アメリカ人、プエルトリコ系アメリカ人、メキシコ系アメリカ人、インド系アメリカ人の人口が多く、現在も増えている。外国生まれの比率では地域第2位である。昔から郡西部はペンシルベニア・ダッチ・カントリーであり、18世紀から移ってきたドイツ語を話す人々の子孫が多い。 |
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2017年9月4日 (月) 18:00時点における版
ペンシルベニア州モンゴメリー郡 | ||
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Founded | 1784年9月10日 | |
郡庁所在地 | ノリスタウン | |
最大のタウンシップ | ローワーメリオン | |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,261 km2 (487 mi2) 1,251 km2 (483 mi2) 10 km2 (4 mi2), 0.89% | |
人口 - (2010年) - 密度 |
799,874人 638.4人/km2 (1,653人/mi2) | |
標準時 | 東部: UTC-5/-4 | |
ウェブサイト | www |
モンゴメリー郡(英: Montgomery County)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州の南東部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は799,874人であり、2000年の750,097人から6.6%増加した[1]。人口では州内第3位の郡である。郡庁所在地はノリスタウン・ボロ(人口34,324人[2])であり、同郡で人口最大の都市はローワーメリオン・タウンシップ(人口57,825人)である。
モンゴメリー郡は1784年9月10日に、フィラデルフィア郡から分離して設立された。最初の郡庁舎はバーリー・シーフ・インに置かれた。郡名は、アメリカ独立戦争の将軍で、1775年にカナダのケベック市を占領しようとしている時に戦死したリチャード・モントゴメリーに因むか、あるいはウェールズのモントゴメリーシャーに因むのかどちらかだと考えられている。ウェールズのモントゴメリーシャーは征服王ウィリアムの重要な相談役の1人だったロジャー・ド・モントゴメリーに因んで名付けられていた。モンゴメリー郡の地域は、ウェールズ出身のクエーカーが入植したウェールズ・トラクトの一部だった。郡の初期歴史書では郡名の由来が不確かだとしている。
モンゴメリー郡はフィラデルフィア市北西の郊外部である。デラウェア・バレーの中にあり、その北縁となっている。またリーハイ・バレーがその北にある。2010年、一世帯当たり収入の中央値で、国内第51位となった。2008年には雑誌フォーブスから、家族を育てるために最良の場所第9位に挙げられた[3]。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は487平方マイル (1,262 km2)であり、このうち陸地483平方マイル (1,251 km2)、水域は4平方マイル (11 km2)で水域率は0.89%である[4]。
主要高規格道路
- 州間高速道路76号線
- 州間高速道路276号線
- 州間高速道路476号線
- アメリカ国道1号線
- アメリカ国道30号線
- アメリカ国道202号線
- アメリカ国道422号線
- ペンシルベニア州道29号線
- ペンシルベニア州道309号線
- ペンシルベニア州道611号線
隣接する郡
バークス郡 | リーハイ郡 | バックス郡 | ||
チェスター郡 | ||||
モンゴメリー郡 | ||||
デラウェア郡 | フィラデルフィア郡 |
国立保護地域
- バレーフォージ国立歴史公園(部分)
人口動態
人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1790 | 22,918 | — | |
1800 | 24,150 | 5.4% | |
1810 | 29,703 | 23.0% | |
1820 | 35,793 | 20.5% | |
1830 | 39,406 | 10.1% | |
1840 | 47,241 | 19.9% | |
1850 | 58,291 | 23.4% | |
1860 | 70,500 | 20.9% | |
1870 | 81,612 | 15.8% | |
1880 | 96,494 | 18.2% | |
1890 | 123,290 | 27.8% | |
1900 | 138,995 | 12.7% | |
1910 | 169,590 | 22.0% | |
1920 | 199,310 | 17.5% | |
1930 | 265,804 | 33.4% | |
1940 | 289,247 | 8.8% | |
1950 | 353,068 | 22.1% | |
1960 | 516,682 | 46.3% | |
1970 | 623,799 | 20.7% | |
1980 | 643,621 | 3.2% | |
1990 | 678,111 | 5.4% | |
2000 | 750,097 | 10.6% | |
2010 | 799,874 | 6.6% |
2000年国勢調査時点では人口が前回より約10.6%増加しており、その多くは郡西部での成長だった。この成長は地域内での人の移動によるところが大きい。特にアジア系移民が増えており[5]、またメキシコ系移民も多い。さらに他の郊外地域から比較的安い不動産価格を求めてくる移住者が多い。郡内からフィラデルフィア市、ニュージャージー州、あるいは州内に多くの高規格道路が延びている。今後は人口増加の鈍化が予測されているが、これは郡内で生まれた者の大量流出が予測されていることも原因である。 モンゴメリー郡はアフリカ系アメリカ人、朝鮮系アメリカ人、プエルトリコ系アメリカ人、メキシコ系アメリカ人、インド系アメリカ人の人口が多く、現在も増えている。外国生まれの比率では地域第2位である。昔から郡西部はペンシルベニア・ダッチ・カントリーであり、18世紀から移ってきたドイツ語を話す人々の子孫が多い。
基礎データ
人種別人口構成( )内は2010年データ
先祖による構成
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言語による構成 年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
収入収入と家計 |
次の表は2010年の人口順にタウンシップ、ボロを並べたものである
タウンシップ、ボロ | 人口 (人、2010年国勢調査) | 人口密度mi2 |
---|---|---|
ローワーメリオン・タウンシップ | 57,825 | 2,526.1 |
アビントン・タウンシップ | 55,310 | 3,630.3 |
チェルトナム・タウンシップ | 36,793 | 4,083.1 |
ノリスタウン・ボロ | 34,324 | 9,806.9 |
アッパーメリオン・タウンシップ | 28,395 | 1,593.3 |
ホーシャム・タウンシップ | 26,147 | 1,398.6 |
アッパーダブリン・タウンシップ | 25,569 | 1,960.7 |
ローワープロビデンス・タウンシップ | 25,436 | 1,458.8 |
モンゴメリー・タウンシップ | 24,790 | 2,067.1 |
アッパーモアランド・タウンシップ | 24,015 | 3,202 |
経済
モンゴメリー郡はフィラデルフィア市郊外にあるので、住人の多くはフィラデルフィア市に通勤している。郡内には、ブルーベル、ランスデール、フォートワシントン、ホーシャム、キングオブルシアに大きな工業団地があり、雇用の中心となり、周辺地域から多くの労働者を集めている。強い雇用基盤とそれから上がる税収によって、郡債券はスタンダード&プアーズから 'AAA' の評価を受けている。このようなランクにある郡は国内に30郡に満たない[7]。
主要雇用主
- アビントン記念病院
- イートナ
- BAE システムズ
- ブラッドフォードホワイト
- ドーマンプロダクツ
- ジェニュアルディズ・ファミリーマーケッツ
- グラクソ・スミスクライン
- ホリーリディーマー病院
- インフォストレッチ
- ジェファーソン健康システム
- ジョンソン・エンド・ジョンソン - マクニール・ファーマシューティカルズ
- ロッキード・マーティン
- メルク・アンド・カンパニー
- モトローラ
- プルデンシャル・ファイナンシャル
- クエスト・ダイアグノスティックス
- ダウ・ケミカル[8]
- テヴァ製薬産業
- ユニシス
政治
年 | 共和党 | 民主党 |
---|---|---|
2012年 | 42.3% 169,903 | 56.6% 227,561 |
2008年 | 39.2% 165,552 | 60.0% 253,393 |
2004年 | 44.0% 174,741 | 55.6% 222,048 |
2000年 | 43.8% 145,623 | 53.5% 177,990 |
1996年 | 41.2% 121,047 | 48.9% 143,664 |
1992年 | 39.5% 125,704 | 42.9% 136,572 |
1988年 | 60.2% 170,294 | 38.8% 109,834 |
1984年 | 64.2% 181,426 | 35.3% 99,741 |
1980年 | 57.8% 156,996 | 31.0% 84,289 |
1976年 | 56.9% 155,480 | 41.2% 112,644 |
1972年 | 64.3% 173,662 | 34.1% 91,959 |
1968年 | 54.3% 141,621 | 39.3% 102,464 |
1964年 | 43.0% 102,714 | 56.7% 135,657 |
1960年 | 60.7% 142,796 | 39.2% 92,212 |
2010年1月時点でモンゴメリー郡には577,378 人の登録有権者がいた[9]。
共和党が郡の政治を支配してきたが、民主党は過去20年間でかなりの伸長を記録しており、2008年初期には登録有権者数で上回った。1968年から1988年まで6回のアメリカ合衆国大統領選挙では、共和党候補を支持してきたが、その後の6回は民主党候補が制し、その支持率差を広げてきた。郡レベルの役人は共和党が大半を占めていたが、2007年の選挙以降は民主党が5人を当選させている。郡内にあるペンシルベニア州議会下院議員選挙区でも、従来は共和党よりだった所で議席を奪ってきた。
2004年アメリカ合衆国上院議員選挙では、共和党のアーレン・スペクターがモンゴメリー郡出身のジョー・ホーフェルを破ったが、2006年の選挙では民主党のボブ・ケイシー・ジュニアが共和党現職のリック・サントラムを破った。州議会下院では2006年と2008年に民主党候補が共和党の議席を奪った。郡から12人の下院議員を選出しており、そのうち6人が民主党員となった。2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、民主党のバラク・オバマが郡投票総数の60%の支持を得た。
モンゴメリー郡は3人の委員で構成される郡政委員会が統治している。現在の構成は民主党2人、共和党1人である。州法によって郡政委員会には少数党から1人の委員を出す必要がある。
モンゴメリー郡は、アメリカ合衆国下院議員ペンシルベニア州第2、第6、第7、第8および第13選挙区に属し、2013年時点では共和党議員3人、民主党議員2人を選出している。 ペンシルベニア州議会上院では第4、第7、第10、第12、第17、第19、第24および第44選挙区に属しており、下院では第53、第61、第70、第146、第147、第148、第149、第150、第151、第152、第153、第154、第157、第170および第194選挙区に属している。2013年時点で上院は共和党4人、民主党4人、下院は共和党7人、民主党8人を選出している。
都市と町
ペンシルベニア州法の下では4種類の自治体がある。市、ボロ、タウンシップ、町である。
ホームルール自治体
- ブリンアシン(公式名称はブリンアシン・ボロ)
- チェルトナム・タウンシップ
- ホーシャム・タウンシップ
- ノリスタウン - 郡庁所在地
- プリマス・タウンシップ
- ホワイトマーシュ・タウンシップ
ボロ
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タウンシップ
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国勢調査指定地域
国勢調査指定地域はアメリカ合衆国国勢調査局が人口統計データを取るために設定した地域である。州法の下では実際の司法権が及ぶ範囲ではない。村などその他の未編入領域も下記に挙げる。
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未編入の町
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教育
高等教育機関
- アルカディア大学
- ブライン・アタイン・カレッジ
- ブリンマー大学
- マナー・カレッジ
- ハバフォード大学
- マナー・カレッジ
- モンゴメリー郡コミュニティ・カレッジ
- ペンシルベニア眼科カレッジ
- ペンシルベニア州立大学アビントン校
- ローズモント・カレッジ
- セントチャールズ・ボロメオ神学校
- セントジョセフ大学
- テンプル大学 - アンブラー
- アーサイナス・カレッジ
- ウェストミンスター神学校
公共教育学区
- アビントン教育学区
- ボイアータウン地域教育学区
- チェルテナム・タウンシップ教育学区
- コロニアル教育学区
- ハットボロ・ホーシャム教育学区
- ジェンキンタウン教育学区
- ローワーメリオン教育学区
- ローワーモアランド・タウンシップ教育学区
- メサクトン教育学区
- ノリスタウン地域教育学区
- ノースペン教育学区
- パーキモンバレー教育学区
- ポッツグローブ教育学区
- ポッツタウン教育学区
- サウダートン地域教育学区
- スプリングフィールド・タウンシップ教育学区
- スプリング・フォード地域教育学区
- アッパーダブリン教育学区
- アッパーメリオン地域教育学区
- アッパーモアランド教育学区
- アッパーパーキオメン教育学区
- ウィサヒッコン教育学区
- ブリンアシン教育学区 - 学区はあるが学校を運営していない。生徒は隣接する地区の学校に通っている[10]
私立学校
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ナイトスクール・成人教育
- チェルテナム・タウンシップ成人学校[11]
著名な民間団体
- インスティチュート・オブ・ジ・アチーブメント・オブ・ヒューマン・ポテンシャル、非営利、195年にウィンドムーアでグレン・ドーマンが設立、子供脳の開発について両親を教育し、また脳に障害のある子供の治療を行う
- モンゴメリー郡歴史協会[12] (HSMC)、1881年設立、郡と郡民の歴史を保存し普及する、歴史あるモンゴメリー墓地を所有維持している
- オールドヨーク・ロード・シンフォニー、アビントン・タウンシップ、1932年に設立された郡最古のボランティア交響楽団
- ライダル・メドウブルック市民協会[13](RMCA)、1948年設立、州内最古の法人化された市民団体、アビントン・タウンシップ、郡の著名政治家の多くがライダル・メドウブルックに住んでいる[14]
- オールドヨーク・ロード歴史協会[15]、1936年設立、群島部の歴史に関する収集品が多い
- 東モンゴメリー郡商工会議所[16]、郡東部の9自治体で経済開発を促進
脚注
- ^ Quickfacts.census.gov - Montgomery County - accessed 2011-12-06.
- ^ Quickfacts.census.gov - Norristown, Pennsylvania - accessed 2011-12-06.
- ^ forbes.com
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
- ^ Population growth costly to county The Times Herald(2007年3月10日時点のアーカイブ)
- ^ Montgomery County, Pennsylvania - Fact Sheet - American FactFinder
- ^ "Montgomery County," Rydal-Meadowbrook Civic Association
- ^ The Dow Chemical Company
- ^ Running for Office
- ^ Meetings & Notices
- ^ Cheltenham Township Adult School
- ^ Historical Society of Montgomery County
- ^ Rydal-Meadowbrook Civic Association
- ^ "The Honorable Lowell A. Reed, Jr," Inns of Court
- ^ Old York Road Historical Society
- ^ Eastern Montgomery County Chamber of Commerce