「コーチ (テレビドラマ)」の版間の差分
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本作品に登場する「九十九里町」は、実在する[[九十九里町]]とは別の架空の町である。東京から九十九里町へ向かう道程の描写では[[内房線]]の特急に乗り、途中で[[小湊鉄道]]、ボンネットバスに乗り換えるなどして田舎らしさを強調している。また、ロケでは実在の特急列車が使われたが、車内の[[回転式クロスシート]]を全て対面式のものに変更するなどの演出が行われている。 |
本作品に登場する「九十九里町」は、実在する[[九十九里町]]とは別の架空の町である。東京から九十九里町へ向かう道程の描写では[[内房線]]の特急に乗り、途中で[[小湊鉄道]]、ボンネットバスに乗り換えるなどして田舎らしさを強調している。また、ロケでは実在の特急列車が使われたが、車内の[[回転式クロスシート]]を全て対面式のものに変更するなどの演出が行われている。 |
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劇中で製造されていた缶詰「サバカレー」は放送終了直後の1996年10月から商品化され、一時は入手が困難になるほどの人気商品となった。1997年2月時点で24万個以上を販売(信田缶詰製造分)<ref>[http://web.archive.org/web/20030805220132/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_February/nws505.html 人気の「サバカレー」がCDに]、ZAKZAK、1997年2月4日。([[インターネット |
劇中で製造されていた缶詰「サバカレー」は放送終了直後の1996年10月から商品化され、一時は入手が困難になるほどの人気商品となった。1997年2月時点で24万個以上を販売(信田缶詰製造分)<ref>[http://web.archive.org/web/20030805220132/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_February/nws505.html 人気の「サバカレー」がCDに]、ZAKZAK、1997年2月4日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。なお、サバカレーはロケ地となった缶詰製造会社の川岸屋水産(銚子市。ドラマ本編では台詞に「川岸屋水産」が入っている)と最初に同製品を(フジテレビには相談はなしに)開発した信田(しだ)缶詰(銚子市)の2社によって製造されていたが、後者の信田缶詰は[[2009年]][[8月28日]]に[[民事再生法]]適用を申請している(営業は以降も継続中)。 |
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主要キャストが使用する車両はドラマのスポンサーである[[三菱自動車工業]]のほか、同社が当時提携していた[[メルセデス・ベンツ]]の車両も使用された。 |
主要キャストが使用する車両はドラマのスポンサーである[[三菱自動車工業]]のほか、同社が当時提携していた[[メルセデス・ベンツ]]の車両も使用された。 |
2017年9月4日 (月) 16:23時点における版
コーチ (COACH) | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
企画 | 石原隆 |
脚本 | 君塚良一 |
演出 | 小椋久雄 河野圭太 |
出演者 |
浅野温子 玉置浩二 鈴木杏樹 西村雅彦 村田雄浩 井ノ原快彦 小野武彦 高島礼子 石田純一ほか |
エンディング | 玉置浩二『田園』 |
製作 | |
プロデューサー | 関口静夫 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ音声 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1996年7月4日 - 同年9月19日 |
放送時間 | 毎週木曜22:00 - 22:54 |
放送枠 | 木曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 12 |
ドラマ |
『コーチ』 (COACH) は、1996年7月4日から同年9月19日まで、フジテレビ系で放送されていた日本のテレビドラマ。放送時間は、毎週木曜22:00 - 22:54(JST) 。最終話は22:00 - 23:24の90分拡大版で放送された。全12話。
概要
千葉県銚子市または旭市付近の九十九里浜の缶詰工場が舞台。浅野温子演じる久保田渚が工場の従業員と共に工場の建て直しに奮闘する、群像劇を主体とした連続ドラマである。
主題歌の玉置浩二『田園』は大ヒットを記録し、玉置のソロ作品としては最大のヒット曲(90万枚近く売上)となっている。また劇中に登場した「サバカレー」は、実際に商品化もされている(後節参照)。
最終話の視聴率は、21.5%(ビデオリサーチ、関東地区)を記録。北海道地区では再放送時、平均視聴率8%をマークした。さらに1997年10月9日には、スペシャルドラマ『コーチ スペシャル』が放送された。
本放送終了後も関西テレビや岡山放送などの系列局で再放送が行われ、2000年代以降は、フジテレビのCS放送でも放送されている。2015年現在、映像ソフト化はなされていない。
エピソード
本作品に登場する「九十九里町」は、実在する九十九里町とは別の架空の町である。東京から九十九里町へ向かう道程の描写では内房線の特急に乗り、途中で小湊鉄道、ボンネットバスに乗り換えるなどして田舎らしさを強調している。また、ロケでは実在の特急列車が使われたが、車内の回転式クロスシートを全て対面式のものに変更するなどの演出が行われている。
劇中で製造されていた缶詰「サバカレー」は放送終了直後の1996年10月から商品化され、一時は入手が困難になるほどの人気商品となった。1997年2月時点で24万個以上を販売(信田缶詰製造分)[1]。なお、サバカレーはロケ地となった缶詰製造会社の川岸屋水産(銚子市。ドラマ本編では台詞に「川岸屋水産」が入っている)と最初に同製品を(フジテレビには相談はなしに)開発した信田(しだ)缶詰(銚子市)の2社によって製造されていたが、後者の信田缶詰は2009年8月28日に民事再生法適用を申請している(営業は以降も継続中)。
主要キャストが使用する車両はドラマのスポンサーである三菱自動車工業のほか、同社が当時提携していたメルセデス・ベンツの車両も使用された。
キャスト
- 久保田渚 - 浅野温子
- 三国清太郎 - 玉置浩二
- 望月しじみ - 鈴木杏樹
- 大森玄洋 -西村雅彦
- 剣光彦 - 村田雄浩
- 塩谷泰夫 - 近藤芳正
- 早川直人 - 井ノ原快彦 (V6)
- 小松沢伸郎 - 細川茂樹
- 長峰裕一 - 小野武彦
- 竹中五月 - 高島礼子
- 岩佐英昭 - 石田純一
- 倉田専務 - 塚本信夫
スタッフ
- 脚本:君塚良一
- 音楽:本間勇輔
- 企画:石原隆
- プロデューサー:関口静夫
- 演出:小椋久雄、河野圭太
- プロデューサー助手:柳川由起子
- 演出補:平野眞、森永恭朗、村上正典、村谷嘉則
- 協力:バスク、フジアール、ベイシス、砧スタジオ
- 制作:フジテレビ、共同テレビ
主題歌
サブタイトル
各話 | 放送日 | サブタイトル | 視聴率 | ||
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第1話 | 1996年7月4日 | サイは投げられた | 15.0% | ||
第2話 | 1996年7月11日 | 九十九里浜の屈辱 | 9.8% | ||
第3話 | 1996年7月18日 | その女を殴る | 11.9% | ||
第4話 | 1996年7月25日 | 謝らない女 | 10.3% | ||
第5話 | 1996年8月1日 | 本当は、熱い女 | 10.2% | ||
第6話 | 1996年8月8日 | 愛はここにある | 12.7% | ||
第7話 | 1996年8月15日 | その恋の終わり | 15.6% | ||
第8話 | 1996年8月22日 | つらすぎる別れ | 14.3% | ||
第9話 | 1996年8月29日 | 奇跡 | 14.6% | ||
第10話 | 1996年9月5日 | そして、君がいる | 15.1% | ||
第11話 | 1996年9月12日 | 長いお別れ | 15.4% | ||
最終話 | 1996年9月19日 | 逆転、サヨナラ | 21.5% | ||
平均視聴率 14.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
フジテレビ 木曜劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
コーチ
|
脚注
- ^ 人気の「サバカレー」がCDに、ZAKZAK、1997年2月4日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)