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2017年8月29日 (火) 11:49時点における版

デア・クラシカー
Der Klassiker
ドイツ版クラシコ
German Clasico
都市、地域 ドイツの旗 ドイツ
チーム バイエルン・ミュンヘン
ボルシア・ドルトムント
総試合数 全試合: 108
最多勝利 公式戦: バイエルン・ミュンヘン 49勝
直近の試合 2015年10月4日
ブンデスリーガ
バイエルン 5-1 ドルトムント

デア・クラシカー: Der Klassiker)は、ドイツサッカースポーツクラブであるバイエルン・ミュンヘンボルシア・ドルトムントとの間で行われる試合の総称であり、ドイツ版のエル・クラシコである。

歴史

バイエルン・ミュンヘンはフランツ・ベッケンバウアーゲルト・ミュラーらが活躍した1970年代以降ほとんどのシーズンで高いレベルの成績を残してきたが、1970年代においてそのライバルはボルシア・メンヒェングラートバッハであった。この2強時代が終わった1980年代にはバイエルンのライバルはハンブルガーSVヴェルダー・ブレーメン、あるいは1.FCケルンと数年おきに変化するようになる。バイエルンに対抗する勢力を長期間維持できるクラブがなかなか現れない中で、1986-87シーズンにはバイエルンがリーグ最多記録となる10回目の優勝を達成し、名実ともにドイツサッカーの盟主となった。

1990年代に入り、長らく低迷を続けていたボルシア・ドルトムントが復活。オットマー・ヒッツフェルトに率いられたチームは毎年のようにブンデスリーガの優勝争いに食い込むようになり、バイエルンの対抗馬として一躍名乗りを上げる。1994-95シーズンにはブンデスリーガ発足後初めてのリーグ優勝、翌1995-96シーズンには連覇を達成。さらに1996-97シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグを(大会改称後ではバイエルンに先んじて)制し、国際的にも強豪クラブの一つとして認められることになった。これらの躍進を果たした1990年代が、ドルトムントがバイエルンのライバルとして定着した第一の時期である。

ドルトムントは2001-02シーズンのリーグ優勝とUEFAカップ準優勝を最後にクラブの財政問題などを原因として再び低迷するが、2008-09シーズンより監督に就任したユルゲン・クロップが若手選手を次々と見出しチームを改革。2010-11シーズンにはバイエルンを相手に2連勝を飾るなど快進撃を続け、センセーショナルなリーグ優勝を果たす。翌2011-12シーズンもリーグ2連覇、さらに同年のDFBポカール決勝でドルトムントがバイエルンを5-2と圧倒して2冠を達成するなど、1990年代の勢いを取り戻して再びバイエルンの最大のライバルと目されるようになった。

この時期における2クラブのライバル関係のハイライトはUEFAチャンピオンズリーグ 2012-13であり、その決勝戦においてバイエルンとドルトムントの同国対決が実現した。ここではバイエルンがドルトムントを2-1で下して12年ぶり5回目の優勝を果たすとともに、ドイツのクラブとして初めて3冠を達成した。

ドイツ代表が4回目の優勝を果たした2014 FIFAワールドカップにはバイエルンが7人、ドルトムントが4人(メンバー入りを果たしながら大会直前に負傷離脱したマルコ・ロイスを含めれば5人)をドイツ代表に送り込んでおり、この2クラブの選手が代表チームの半数近くを占めた。

ホームスタジアム

チーム名 スタジアム名
命名権名称)
収容人員 画像 備考
バイエルン・ミュンヘン アリアンツ・アレーナ 75,000人
ボルシア・ドルトムント ヴェストファーレンシュタディオン
(ジグナル・イドゥナ・パルク)
81,359人

対戦成績

関連項目