「フタマタクワガタ属」の版間の差分
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::[[ミャンマー]]。原名亜種より大アゴ基部は外則に強く湾曲し、全体的に黒っぽくなる。 |
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; ''H.howden'' [[ホーデンフタマタクワガタ]] |
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: [[フィリピン]に生息する唯一のフタマタクワガタ、体長は大きくても60mmほどの小型種で、[[ヒラタクワガタ]]のような顎と姿を持ちます。 |
: [[フィリピン]]に生息する唯一のフタマタクワガタ、体長は大きくても60mmほどの小型種で、[[ヒラタクワガタ]]のような顎と姿を持ちます。 |
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{{Species|Hexarthrius}} |
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2017年8月29日 (火) 00:14時点における版
フタマタクワガタ属 | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Hexarthrius Hope, 1842 |
フタマタクワガタ属 (Hexarthrius) は昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属する分類群。学名の「Hexarthrius」とは「六節」を示し通り、触角に6本の片状節があるのがこの属の特徴。一部の種の大アゴの先端が二股になっていることからこの属和名があるが、決してこの属の共通点とは限らない。
特徴
主に東南アジアに分布し、日本には生息していないが、シカクワガタ属やノコギリクワガタ属に近縁のグループである、上記の通り大アゴ先端が二股になるのはただ一部の種に限り、属全般の共通点ではない。シカクワガタ属に似ているフォルスターフタマタクワガタや;ノコギリクワガタ属に似ているヒメフタマタクワガタなど、形態的にいずれの属に近い種もあるためはあんまり統一しないが、触角に6本の片状節があるのはこの属の共通点。(ほぼ全てのクワガタは4本しかいない、チリクワガタ属とシワバネクワガタ属の触角にも6本のブラシ状突起はあるが、その他の特徴が大きく異なる)
とても気性が荒い。卵は産卵木に産み、孵化、成長する。本属は発酵マットでも菌糸ビンでもよく育つ。
この属は大型種が多くマンディブラリスフタマタクワガタはギラファノコギリクワガタに並ぶ世界最大級のクワガタである。
主な種類
16種が知られる。(研究者により違いあり)
- Hexarthrius parryi パリーフタマタクワガタ
- 「セアカフタマタクワガタ」とも呼ばれる。
- H. buquettii ブケットフタマタクワガタ
- ジャワ島に生息する。外見は斑点をとったパリーフタマタクワガタ。和名はかつて「カニガタフタマタクワガタ」「カドアゴクワガタ」などとされ商業誌でもこれらが採用されていたが、21世紀に入ってからは生体を商品流通させるさいラテン種名「ブケット」があてられることが多くなったため、こちらが普及している現状にある。
- H. rhinoceros リノケロスフタマタクワガタ
- かなりの大型種。マンディブラリスフタマタクワガタと似ているが、頭楯に口を守るような突起があり、内歯も細かなノコギリ状のものが続く。
- H. mandibularis マンディブラリスフタマタクワガタ
- 大アゴは強く前に伸ばし、フタマタクワガタ属最長の大きさを誇る。野外個体で最大118mm。
- H. aduncus ヒメフタマタクワガタ
- バングラデシュ、ミャンマー。アドゥンクスフタマタクワガタとも呼ばれ、姿はノコギリクワガタ属に似ている。
- H. forsteri フォルスターフタマタクワガタ
- 姿はシカクワガタに似ている種、ワインレッドの様な赤い体色を持ち、頭楯に二本の突起があり、大アゴ先端付近に外歯が多い。
- H.howden ホーデンフタマタクワガタ
- フィリピンに生息する唯一のフタマタクワガタ、体長は大きくても60mmほどの小型種で、ヒラタクワガタのような顎と姿を持ちます。