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2017年7月29日 (土) 00:34時点における版


淡嶋神社

拝殿
所在地 和歌山県和歌山市加太116
位置 北緯34度16分25.1秒 東経135度03分59.1秒 / 北緯34.273639度 東経135.066417度 / 34.273639; 135.066417 (淡嶋神社)座標: 北緯34度16分25.1秒 東経135度03分59.1秒 / 北緯34.273639度 東経135.066417度 / 34.273639; 135.066417 (淡嶋神社)
主祭神 少彦名命
大己貴命
息長足姫命
社格 式内小社・旧郷社
創建 伝・仁徳天皇
本殿の様式 流造檜皮葺
別名 加太神社
例祭 4月3日
主な神事 雛祭(3月3日)
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淡嶋神社の位置(日本内)
淡嶋神社
淡嶋神社

淡嶋神社(あわしまじんじゃ)は和歌山県和歌山市加太[1]にある神社加太淡嶋神社加太神社とも。

全国にある淡島神社淡嶋神社)・粟島神社淡路神社の総本社である。式内社加太神社」の比定社の一つ(もう一社は加太春日神社)。旧社格郷社

2月8日の針祭、3月3日のひな流しなどでも有名だが、特筆すべきはに境内一円に奉納された2万体ともいわれる無数の人形であり、その様はひとえに壮観である[誰?]


祭神

少彦名命(すくなひこなのみこと)、大己貴命(おほなむじのみこと)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)(神功皇后)を祀る。ただし、淡島神の本体については諸説ある。

由緒

淡嶋神社系統の神社は日本国内に約1000社余りあるが、当神社はその総本社であり、和歌山県内でも屈指の歴史を誇る。

神話において日本を創造したと伝えられる少彦名命(すくなひこなのみこと)と大己貴命(おほなむじのみこと)の祠が加太の沖合いの友ヶ島のうちの神島(淡島)に祀られたことが始まりとされる。社伝によれば、三韓出兵の帰途瀬戸の海上での突然の嵐に遭遇した神功皇后が、船中で祈りを捧げたところ、「船の苫を海に投げ、その流れのままに船を進めるように」とのお告げにより友ヶ島に無事入港できたことを感謝し、持ち帰った三韓渡来の宝物を先述の二神に奉納した。その数年後、神功皇后の孫である仁徳天皇が友ヶ島に狩りに来た際、その事実を聞くにおよび、島では不自由であろうと考え、社を対岸の加太に移し、現在のような社殿を建築したことが淡嶋神社の起こりとされる。

淡島神は住吉神の妃神で、婦人病にかかったため淡島に流され、そこで婦人病を治す誓いを立てたとする伝承もあるが、これは、淡島が住吉大社の社領となっていたことによる後世の附会と考えられている。このことにより、淡嶋神社は、婦人病を始めとして安産・子授けなど女性に関するあらゆることを祈願する神社となった(ただし、加太淡嶋神社では少彦名命が医薬の神であるからと説明している)。

江戸時代には、淡島願人と呼ばれる人々が、淡島明神の人形を祀った厨子を背負い、淡島明神の神徳を説いて廻ったため、淡島信仰が全国に広がった。

現在の社殿は豊臣秀吉紀州征伐で焼失したが、その後浅野幸長が再建、紀州徳川家初代・徳川頼宣が修復を加え、さらに江戸時代末期に第10代・徳川治宝が造営、1979年(昭和54年)に現在の新社殿となった。

人形供養

約2万体あるといわれる奉納された人形が社殿を埋める

人形供養の神社としても有名で、境内には供養のために納められた、無数の雛人形市松人形、はてはフランス人形までもが所狭しと並べられており、そのため心霊スポットとしてマスコミに取り上げられることがある。

2016年9月、供養のために同神社へ納められた数百体の人形をユニバーサル・スタジオ・ジャパンが開催する「ハロウィーン・ホラー・ナイト」(en:Halloween Horror Nights)「祟 TATARI ~生き人形の呪い~」というイベントに貸し出した[2][3]。 この供養として納められた人形を貸し出した行為に関して、ネット上で賛否両論となる[4]

針供養

針供養の神社としても有名で、同神社境内には針塚が建てられており毎年2月ごろに全国から集められたを供養する。近年では縫い物をする機会が少なくなっていることから、供養に奉納される針の数も減っているという。

婦人病祈願

淡島神は婦人病にかかったため淡島に流されたという伝承から、婦人病を始めとして安産・子授けなど女性のあらゆる下の病を快癒してくれる神社とされている。かつては祈願のため男根形や自身の髪の毛などが奉納されていたが、現在はそれらに代わって自身の履いていた下着(パンティー)を奉納する女性が多い。境内奧の末社には絵馬などと共に多数の女性用下着が奉納されている。

年中行事

文化財

重要文化財
  • 金銅造丸鞘太刀
  • 大円山形星兜

ギャラリー

周辺名所・旧跡・文化・観光施設

脚注


外部リンク