「ジム・ビーティ」の版間の差分
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2016年11月18日 (金) 08:11時点における版
ジム・ビーティ Jim Beattie | |
---|---|
ジャンル |
インディー・ロック Lo-Fi |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1982年-2000年 |
レーベル |
Creation Elevation 4AD Creeping Bent |
共同作業者 |
プライマル・スクリーム スパイリアX アドヴェンチャーズ・イン・ステレオ |
著名使用楽器 | |
リッケンバッカー・360/12 |
ジム・ビーティ(Jim Beattie、1962年 - )は、イギリス・グラスゴー出身のギタリスト。元プライマル・スクリームのメンバーとして知られる。
来歴
1982年ボビー・ギレスピーとともにプライマル・スクリームを結成。60年代ロックを思わせる12弦ギターを鳴らし、1985年クリエイション・レコーズからシングル『オール・フォール・ダウン(All Fall Down)』でデビュー[1]。その後、エレヴェイション・レコーズ[2]から発売されたデビューアルバム『ソニック・フラワー・グルーヴ(Sonic Flower Groove)』発売後の1988年にバンドから脱退する[3]。ビーティ在籍時、楽曲のクレジットは全て彼とギレスピーの共同名義だった。
2年後、ビーティはスパイリアX(Spirea X)を結成する。バンドの名前はプライマル・スクリームのシングルB面に収録された同名のインストゥルメンタル曲に由来する。結成時の売り文句は「より良い曲を、より良いメロディを、より良いアレンジを、全てをより良くするアイデアを持っている」だった[3]。バンドは4ADと契約した。レコードデビュー前からBBC2の番組に出演し、インタビューを受けるとともに後に発売されるシングル曲を演奏した。結成時のベーシストはすぐにバンドから離れ、1991年時点でのバンドのメンバーは、ジェイミー・オドネル、トーマス・マクガーク、アンディ・カー、そしてビーティのガールフレンドであるジュディス・ボイルだった[3]。
スパイリアXのデビューEP『クロニクル・ドリーム(Chlorine Dream)』は1991年4月に発売された。タイトル曲はブライアン・ジョーンズの生涯にインスパイアされたものである[4]。その後、アルチュール・ランボーの詩からタイトルが採られた[4]アルバム『ファイアブレイド・スカイズ(Fireblade Skies)』を発売した。アルバムは、甘いメロディにノイジーなギター、ダンスビートが組み合わさった時代を表す音だったが、商業的には失敗した[5]。また、「自分達がどこかにフィットするとは思えないから。」と同時代のバンドとの比較を拒絶した[6]。
1992年、バンドはビーティとドイルの2人のみとなり、4ADから解雇された後に消滅した[4]。
1994年、ビーティとドイルは、スパイリアXのマネージャーであり共同プロデューサーだったサイモン・ダインとアドヴェンチャーズ・イン・ステレオ(Adventures in Stereo)を結成する[7]。バンドはダインが作った古いレコードを元にしたサンプル・ループを使い、初期プライマル・スクリームを思わせるLo-Fiサウンドを構築した[8]。セルフタイトルのデビューアルバムは、1997年にクリーピング・ベントから発売された。このスコットランドの小レーベルと契約した理由は、オーナーがビーティを上回るザ・ビーチ・ボーイズのコレクションを所持していたからと言われている。アルバムは1分から2分のミニチュアの様な楽曲が18曲収録され、1960年代のガールズ・ポップをそのまま再現したものとなった[9]。ダインはアルバム発売後にバンドから離れたが、ビーティとボイルは2000年までこの名前で活動を続け、2枚のアルバムを発売した。
ディスコグラフィ
左から発売年、タイトル、原題。日本で発売されていないものは原題のみ。括弧内はレーベル、太字はアルバムを指す。
プライマル・スクリーム
- 1985年 All Fall Down(Creation)
- 1986年 Crystal Crescent(Creation)
- 1987年 Gentle Tuesday(Elevation)
- 1987年 ソニック・フラワー・グルーヴ Sonic Flower Gloove(ワーナー)
- 1987年 Imperial(Elevation)
スパイリアX
アドヴェンチャーズ・イン・ステレオ
- 1996年 Airline(Creeping Bent)
- 1997年 A Brand New Day(Creeping Bent)
- 1997年 アドヴェンチャーズ・イン・ステレオ Adventures in Stereo(FLAVOUR OF SOUND)
- 1998年 Down in the Traffic(Creeping Bent)
- 1998年 オルタナティヴ・ステレオ・サウンズ Alternative Stereo Sounds(トイズファクトリー)
- 2000年 MONOMANIA[10](トイズファクトリー)
脚注
- ^ プロフィール CDジャーナル 2010年6月22日閲覧
- ^ クリエイション主宰のアラン・マッギーとWEAによって設立されたレーベル
- ^ a b c Larkin, Colin (1992). The Guinness Who's Who of Indie and New Wave Music. Guinness Publishing. ISBN 0-85112-579-4
- ^ a b c Strong, Martin C. (1999). The Great Alternative & Indie Discography. Canongate. ISBN 0-86241-913-1
- ^ Spirea X Biography - allmusic.com
- ^ Terry, Nick (1991) "Spirea X: Nothing Happened Yesterday", Lime Lizard, November 1991, p.64-66
- ^ “Adventures in Stereo”. insessiontonight.com. 2008年1月5日閲覧。
- ^ “Adventures in Stereo”. jockrock.org. 2008年1月5日閲覧。
- ^ Adventures in Stereo Review - allmusic.com
- ^ 原題同じ