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イーヴル・ヒート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『イーヴル・ヒート』
プライマル・スクリームスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル コロムビア(イギリス)
ソニー・ミュージックエンタテインメント(日本)
プロデュース ケヴィン・シールズ
トゥー・ローンズ・スウォーズメン
ジャグズ・クーナ―
専門評論家によるレビュー
プライマル・スクリーム アルバム 年表
XTRMNTR
(2000年)
イーヴル・ヒート
(2002年)
ダーティ・ヒッツ
(2003年)
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イーヴル・ヒート』(Evil Heat) は、イギリスロックバンドプライマル・スクリームアルバムである。

解説

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2002年4月に発売のアナウンスがなされたが、度重なる発売延期の末に7月31日に発売された(イギリスでは8月5日)。収録中「ライズ(Rise)」は当初「Bomb the Pentagon」という名で、「デトロイト(Detroit)」は「Dresden」の名で前年ツアーから演奏されていたが、アメリカ同時多発テロ事件を受けてタイトルが変更された[1]

前作の路線を継承しつつも、エレクトロニクス音は荒くなり、ロックンロール色、パンク・ロック色は幾分色濃くなった。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズが5曲、アンドリュー・ウェザオール率いるトゥー・ローン・ソーズメンが2曲のミックス、プロデュースを務めている。ロバート・プラント、ジム・リード(ジーザス&メリー・チェイン)、ケイト・モスなどがゲスト参加し、「スペース・ブルース#2(Space Blues #2)」のボーカルはキーボードのマーティン・ダフィのものである。

全英チャートでは9位、オリコンチャートでは13位を記録したが、ニュー・ミュージカル・エクスプレスなどの一部メディアを除いて高評価は得られず、「(前作)『XTRMNTR』のアウトテイク集」、「イマジネーションの減退」など厳しい評価が並んだ[2]。先行シングルとなった「ミス・ルシファー(Miss Lucifer)」のミュージックビデオは2002年のMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードの最優秀ビデオ部門にノミネートされた[3]。発売後に行われた日本ツアーの模様は後にライブ盤としてCD化され、日本限定で発売された。

収録曲

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#タイトル作詞・作曲時間
1.「ディープ・ヒット・オブ・モーニング・サン」(Deep Hit of Morning Sun) 
2.「ミス・ルシファー」(Miss Lucifer) 
3.「アウトバーン66」(Autobahn 66) 
4.「デトロイト」(Detroit) 
5.「ライズ」(Rise) 
6.「ロード・イズ・マイ・ショットガン」(The Lord is My Shotgun) 
7.「シティ」(City) 
8.「サム・ヴェルヴェット・モーニング/ビロードのような朝」(Some Velvet Morning)リー・ヘイゼルウッド
9.「スカルX」(Skull X) 
10.「スキャナー・ダークリー」(A Scanner Darkly) 
11.「スペースブルース#2」(Space Blues #2) 
12.「サブスタンスD/物質D」(Substance D/日本盤ボーナストラック) 

各国での発売形態

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日付 レーベル 発売形態 カタログ番号
イギリス 2002年8月5日 コロムビア・レコード 2LP 508923-1
2002年8月5日 コロムビア・レコード CD 508923-2
日本 2002年7月31日 ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本) CD SICP-144
2009年1月14日 ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本) 2CD(紙ジャケット) SICP-1899
アメリカ 2002年11月26日 ソニー・ミュージックエンタテインメント CD+DVD

脚注

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  1. ^ Primal Scream 問題曲を変更して収録 - vibe-net 2002年5月30日、リンク切れ
  2. ^ Evil Heat by Primal Scream - metacritic 2010年7月5日閲覧、リンク切れ
  3. ^ Primal Scream インフォメーション Sony Music 2010年7月5日閲覧

外部リンク

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