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2016年11月18日 (金) 07:29時点における版

米川 英之
生誕 (1964-03-03) 1964年3月3日(60歳)
出身地 日本の旗 日本東京都杉並区
ジャンル ロックフュージョンAOR
職業 ギタリスト・ボーカリスト・作曲家編曲家
担当楽器 ギター ・ボーカル
活動期間 1984年 -
レーベル ポリドール(1990年)
バップ(1992年 - 1996年)
ASレコード(2000年)
A-String(2009年)
ユニバーサルミュージック(2016年)
共同作業者 C-C-BBLUFF
公式サイト BuddyNet
米川英之Facebook
著名使用楽器
FERNANDES STC-170Y
TOTO

米川 英之(よねかわ ひでゆき、1964年3月3日 - )は日本のギタリスト、及びボーカリスト。作曲、編曲も多く手掛けている。1984年、C-C-Bのギタリストとしてデビュー。身長170cm。右利き。

人物・来歴

東京都杉並区出身。

1980年代に活躍したC-C-Bのメンバーとしてデビュー。バンドが解散した翌年の1990年からソロ活動をスタートした。

ソロ活動と並行して、BLUFFをはじめとするバンドや名うてのミュージシャンとのセッションユニットに多数参加。『独奏会』と銘打った単独での弾き語りライブも行っている(ギターだけに及ばず、時にキーボードやピアノを演奏することもある)。首都圏を中心に年間数十本に及ぶライブ活動の他、客演、スタジオミュージシャンとしても積極的に活動している。

C-C-Bのメンバーとの交流も続いており、ユニットを組んでライブを行うことも多く、2011年には渡辺英樹田口智治とC-C-Bの楽曲をセルフカバーするユニット『AJ-米田渡-』を結成(AJ-米田渡-においては米川がリーダー)、年に数回ライブを行っていた[1]

略歴

  • 中学時代からロックに強く興味を持ち、ギターを演奏することに憧れを抱く。しかし、同級生と組んだバンドではベースを担当していた。当初は主に洋楽のコピーをしていた。
  • 高校時代に念願であった自分の初めてのギター、フェルナンデス・ストラトタイプを購入(改造を加えて愛用していた。現在弾く機会は殆んどなくなったが原点となったそのギターを大切に所有している)。これを期に更にギターに夢中になり、のめり込んでいく。当時はハードロックヘヴィメタルのギターに傾倒していたという。特にTOTOのギタリスト、スティーヴ・ルカサーに憧れ、強く影響を受けた。しかし、特定のジャンル・邦楽・洋楽に捕らわれることなく様々な音楽を聴いていた。初めて購入したLPレコードオリビア・ニュートン=ジョンのアルバム「Don't Stop Believin」。グレッグ・マティソン・プロジェクトのアルバム「The Baked Potato Super Live!」は特に衝撃を受けた1枚であると語る[2][3]。それらのアルバムは現在も大切に保管している。
  • 文化祭などでバンドを組んで演奏を披露することはあったが、特定のバンドに所属することはなかった。
  • 1982年、 東京都立豊多摩高等学校卒業後、後に所属することになる事務所が運営するギタースクールに入学。2年課程のカリキュラムを約1年で習得した[4]
  • 1984年、ギタースクールでの優秀な実績を買われスカウトを受ける。同年、C-C-B[5]に加入。プロとしてスタートを切ったが、レコード店でアルバイトを続けながらの生活が暫く続いた。
  • 1985年、『Romanticが止まらない』のヒットで一躍ブレイク。生活が激変するほど多忙な日々に突入する。
  • 1989年10月9日、C-C-B解散(C-C-B時代の活動実績はC-C-B項参照)。
  • 1990年、ソロ活動開始。シングル、アルバムをリリース。新宿厚生年金会館を皮切りに全国13ヵ所で初のソロコンサートツアーを敢行。
  • 同年、渡辺・田口・米川の3人の総合ファンクラブ「ヨネタワタルクラブ」発足[6]
  • 1993年、バップレコードに移籍。シングル2作目『同窓会』は、同名のテレビドラマNTV同窓会」イメージソング(作詞・井沢満)に起用され、ドラマの挿入歌としても使用された。同楽曲の元曲は以前よりライブで演奏されていた『想い出にかわる季節』(作詞・加藤健)である(なお、本来の「想い出に変わる季節」は2000年にリリースした4枚目のアルバム『INTO THE LIGHT』に収録された)。
  • 同年、米川単独のファンクラブ『Buddy』発足。ファンクラブの集いや旅行などが行われた。
  • 1996年、バップレコードより離脱。
  • 1997年、他のアーティスト等への楽曲提供、編曲及び、CM音楽制作、各種サウンドトラック制作への参加などの活動を積極的に行う。
  • 1998年、セッションライブJam For Joy初参加。以降、積極的にセッションライブに参加する。
  • 1999年、公式サイト「Buddy Net」開設[1]
  • 2000年、4枚目のアルバム『INTO THE LIGHT』を発売。
  • 同年、ミュージカル『GIRL's TIME -女の子よ、大志を抱け!-』(宮本亜門総合演出)の音楽アレンジ・演出を担当。
  • 2001年、「N/Y Funk shot!!」結成(2007年以降、活動凍結)。
  • 2004年、渡辺英樹田口智治と共に「ヨネタワタル」として青山円形劇場にてライブを開催。追加公演も行われた。
  • 2005年、NHKの公開番組「思い出のメロディー」にC-C-Bの元メンバーとして参加。今回のためだけの編曲も手掛ける。ハードなライブ仕様のアレンジを施された『Romanticが止まらない』を披露した。
  • 同年、渡辺英樹との二人ユニット「WY(ヨネトワタル)」を結成。4曲入りのオリジナルミニアルバム『So Sad』をリリース。
  • 2007年、「Brass Rock of Fame」(後のBLUFF)立ち上げライブに参加。
  • 2008年、自身初となるアコースティックライブを東京・青山と神戸にて開催。
  • 2009年、自身のリーダーセッション「HY Jam」を始動。
  • 2010年、デビュー25周年記念となるライブDVD『Turning Point』を発売。
  • 2011年、「ヨネタワタル」にファンキー末吉をサポートミュージシャンに迎え、『AJ-米田渡-』名義のユニットを結成(C-C-B時代にメンバーが作った楽曲を主にセットリストに組んだライブを基盤とする主旨を掲げている。同ユニットは米川がメンバーに主旨を提案して結成したこともあり、リーダーを担っている)。
  • 2011年7月、神戸CHICKEN GEORGE ・名古屋BOTTOM LINE渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにて『AJ-米田渡-』としての初ライブツアーを行った。同年10月27日には『田口智治Birthday Live「田口★祭」』と冠したライブを Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて行った。
  • 2012年2月1日、『AJ-米田渡- Presents渡辺英樹 BirthdayEvent「30周年リサイタル」』を新宿BLAZEにて、同年10月27日、『田口智治Birthday Live「田口★祭2」』をMt.RAINIER HALLにて開催。
  • 2013年2月1日から同年3月3日まで『AJ-米田渡- TOUR 2013 「Let's Go Climax」』と銘打ったライブツアーを行った(※「AJ-米田渡-」の活動については「C-C-B#AJ-米田渡-」項を参照)。
※ 米川はこれまで通りソロ活動、BLUFFのメンバーとしての活動、他ミュージシャンとのセッションなどのライブを基盤とする旨を明らかにしている。AJ-米田渡-に関しても同様のスタンスのひとつであると公言している。
  • 2012年12月16日、 5枚目のアルバム『End of the World』をリリース。オリジナルソロアルバムのリリースは12年ぶりとなる。
  • 2014年3月2日、プロのギタリストとして活動を始めて30周年を迎えるにあたり『米川英之 30th Anniversary LIVE』を新宿BLAZEで行った。
  • 2014年5月31日、米川のリーダーセッション「HYbrid」のスペシャルライブとして『米川英之 HYbrid Special Feat.向谷実 ライブ@目黒BLUES ALLEY JAPAN』を行った。ライブの模様は終始ニコニコ生放送公式チャンネルで生中継された。視聴者・延べ25,800人、コメント数・8520の数字を記録[7]
  • 2014年6月21日、3月に行われた『米川英之 LIVE DVD 30th Anniversary Live』の模様を収めたDVDをリリース。
  • 2015年3月3日、6枚目のアルバム『Circle Game』をリリース(2月26日よりライブ会場で先行発売開始)。初のオールインストゥルメンタルアルバムである。
  • 2016年10月21日、7枚目のアルバム『CALLIN'』をリリース(10月14日よりライブ会場で先行発売開始)。これに伴い、アルバムリリース記念ライブが10月14日に行われ、その模様はニコニコ生放送の公式チャンネルで生中継された[8]。ライブ中盤のMCで同年12月21日に初のベスト盤がユニバーサルミュージックより発売されることなど[9]を発表した。

ディスコグラフィー

シングル

マキシシングル

アルバム

ベストアルバム

  • 米川英之ベスト(2016年12月21日発売予定)

DVD

  • LIVE 2009『Turning Point』(2010年3月3日) - 2009年11月7日にESP MUSICAL ACADEMY club 1ne 2woで行なわれたライブを収録。
  • 『米川英之 LIVE DVD 30th Anniversary Live』(2014年6月21日) - 2014年3月2日に新宿BLAZEで行われたライブを収録。

未音源化作品

銀の十字架 作詞:関口誠人/作曲・編曲:米川英之
夜の匂い 作詞:小西康陽/作曲・編曲:米川英之
Xmas once more 作詞:伊丹谷良介/作曲・編曲:米川英之
Breath Of Grand 作曲・編曲:米川英之

おもな参加作品

C-C-B時代の作品はC-C-Bの項を参照。

N/Y Funk shot!!の作品はN/Y Funk shot!!の項を参照。

BLUFFの作品はBLUFFの項を参照。

コンピレーション・アルバム参加作品

  • White Album'90(1990年) - 『LOVER'S HOLIDAY』作詞:小西康陽/作曲・編曲:米川英之。宇都美慶子とデュエット
  • TOWER OF LOVE(1991年) - 『Hot Summer Evening』作曲・編曲:米川英之。インストルメンタル東京タワー竣工33年目を記念したイメージアルバム。BGV(バックグランドビデオ)。CDポリドールオリジナル企画商品・POCH-1104 。2015年、自身のアルバム『Circle Game』に収録
  • 同窓会(1993年) - 同名TVドラマのサントラ盤。タイトル曲収録
  • ムーンスパイラル MUSIC FILE(1996年) - 同名TVドラマのサントラ盤。タイトル曲他収録
  • バーチャファイター サウンドトラックVol.3 光芒万丈(1996年) - 同名TVアニメのサントラ盤。光吉猛修が歌う主題歌『愛がたりないぜ』の作曲・ギターを担当。22曲目の『NOT LOVE BUT…』は『愛がたりないぜ』のアレンジバージョン(インストルメンタル)
  • METAL CLASSIC(1997年) - 「四季」「運命」他。編曲・ギターで参加
  • じんべえ(1998年) - 同名TVドラマのサントラ盤。数曲の編曲・ギターを担当
  • DTエイトロン サウンドトラック(1998年) - 同名TVアニメのサントラ盤。3曲
  • SEGA RALLY2 RE-ARRANGE ALBUM "another entries"(1999年) - 同名ゲームのサントラ盤。『ESTRADA NOVA』にギターで参加
  • 逮捕しちゃうぞ ORIGINAL SOUNDTRACK4(2001年) - 18曲目『横顔』の編曲・ギターを担当
  • ONE PIECE Character Song Album Vol.1(2002年) - 7曲目『世界一の男と呼ばれるために』編曲・ギターを担当。ロロノア・ゾロサンジウソップが歌っている
  • むしまるQゴールド 大集合!〜大脱皮のテーマ〜(2004年) - Disc:1に収録されている『燃えよ!クチバシ〜カモノハシへの道〜』にギターで参加。原曲はビリー・ジョエルの『The Stranger』
  • ラジアントヒストリア オリジナルサウンドトラック(2010年) - 同名ゲームのサントラ盤。ギターで参加
  • エレキdeバッハ(2010年)- バッハの名曲をエレキ・ギターで弾くために企画されたCD付きのスコア集。音源製作・アレンジに携わっている。出版社:シンコーミュージック・エンタテイメント、ISBN:978-4401144846
  • あそぼっくす ソング(2015年) - 小沢かづと浦中こういちによるあそび歌(幼児向けの手遊びや歌を組み合わせた音楽)のアルバム。ギターを担当。

CM音楽など

楽曲提供・ギター参加作品

  • 早川めぐみ - 『世紀末C・I・T・Y』(アルバム『フェイス・トゥ・フェイス』(1986年)に収録。作詞は関口誠人) - 作曲
  • 田中美奈子 - 『二人のバランス』(アルバム『もう誰も愛さない』(1991年)に収録) - 作曲
  • 小野正利 - 『Again』(アルバム『M.ONO』(1993年)に収録) - 作曲
  • 池田聡 - 『Weekend Shuffle』作曲(アルバム『至上の愛〜a love Supreme〜』(1992年)に収録)
  • 三重野瞳 - 『サバンナへ』(アルバム『Baby Leaf』(2001年)に収録) - 作曲
  • 光吉猛修 - 『愛がたりないぜ』(TVアニメ『バーチャファイター』第二期のOP(1996年)) - 作曲
  • Kenjiro - 『ShortStory』(アルバム『Triangle Snow in Christmas』(1996年)に収録)
  • 吉田朋代 - 『Pride〜真昼の月〜』(1998年) - ギタリストとして参加。
  • 西司 - 『君を見てる僕が見える』(アルバム『RE-INTRO』(1999年)収録曲) - ギタリストとして参加。
  • THE YELLOW MONKEY - 『聖なる海とサンシャイン -Sunnyside of winter mix-』(シングル『聖なる海とサンシャイン』(2000年)に納められた別バージョン(4パターン)のひとつ。ギタリストとして参加。
  • 須藤満 - アルバム『Favor of My Friends 2003』(2003年)、『Waking Up 〜Remember the day,2011〜』(2011年) - ギタリストとして参加
  • 矢吹卓 - アルバム『Modern World Symphony』(2007年) - ギタリストとして参加。
  • 野川さくら - 「newさくら組バンド」のギタリストとして2007年のライブに参加(DVD『野川さくらBirthday SpecialLive〜SAKURA Selection〜』(2007年)、『野川さくら にゃっほ〜♪TOUR2007 LOVE NOTE』(2007年)にて確認出来る)。
  • 安東由美子 - 『大人の胸キュン』(アルバム『年齢制限』(2012年)収録曲) - ギタリストとして参加。同アルバムには渡辺英樹、田口智治も参加している。
  • 山崎千裕 - アルバム『GOOD ONE』(2014年) - ギタリストとして参加。
  • 矢沢永吉 - 『That Do You Want?』(ベスト・アルバム『ALL TIME BEST ALBUM II』(2015年)、Disc3収録曲)にギタリストとして参加。
2015年9月5日に東京ドームにて行われた矢沢のソロデビュー40周年記念ライブ「EIKICHI YAZAWA ROCK IN DOME 2015」、及び、本ライブに先駆けて行われたファンクラブ会員限定のライブ「EIKICHI YAZAWA OPEN REHEARSAL GIG」(8月28日・Zepp Sapporo、8月31日・Zepp Namba(OSAKA)、9月1日・Zepp Nagoya)にもギタリストとして参加している[10]。なお、東京ドームライブの模様を収めたDVD&Blu-ray『ROCK IN DOME』が2015年12月2日にリリースされている。

その他

脚注

  1. ^ 2015年7月に渡辺が逝去、田口が逮捕されたことにより活動続行は不可能になった。
  2. ^ 大人の音楽専門TV◆ミュージック・エア の音楽情報番組 「リアル・ミュージック・スタジオ 『Music Life #8』」(パーソナリティ・曾我泰久) 2011年4月28日放送より。
  3. ^ 2011年5月11日にオリジナル・ジャケット仕様の紙ジャケ復刻版が発売され、ブックレットに松原正樹とのギター対談「ルークのギターワークを語る」を寄せている。
  4. ^ 同時期に“BEE PUBLIC”結成前の丸山正剛が学んでおり米川とは同級生であった。丸山はのちに渡辺と“VoThM”を結成。また、笠や田口が組んだユニットにも参加している。なお、渡辺の逝去後、米川・丸山・笠の三人が名を連ねたユニット“よねまりゅ”を結成してC-C-Bの楽曲も披露するライブを行っている。
  5. ^ Coconut Boys名義時代。セカンドシングル『瞳少女』より正式加入。
  6. ^ 月に1回、会報を送付。メンバーごとにイベントや小旅行などが催された。
  7. ^ 放送終了時に行った番組の内容に対するアンケートでは「たいへん良かった」96.1%、「良かった」3.9%で普通以下は0%であった。
  8. ^ 視聴者・述べ20,340人、コメント数・1,987。同日のニコ生公式総合で32位、音楽ジャンルランキングにおいては3位を獲得。放送後のアンケートでは「たいへん良かった」97.2%、「まぁまぁ良かった」1.4%、「ふつう」0%、「あまり良くなかった」1.4%、「良くなかった」0%であった。
  9. ^ 渡辺英樹のバンド"VoThM"、笠浩二、それぞれのベスト盤も同時にリリースされる。
  10. ^ 東京ドーム公演はWOWOWプライムにて生中継された。
  11. ^ 西東京市田無駅前ASTA専門店街『ASTA色の風景』

関連項目

外部リンク