「柘植伊佐夫」の版間の差分
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*龍馬デザイン。(2010年、幻冬舎、 |
*龍馬デザイン。(2010年、幻冬舎、 ISBN 9784344019065) |
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*さよならヴァニティー(2012年、講談社、 |
*さよならヴァニティー(2012年、講談社、 ISBN 9784062172547) |
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===寄稿=== |
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*ツウが語る映画この一本(2011年近代映画社 |
*ツウが語る映画この一本(2011年近代映画社 ISBN 978-4-7648-2345-7) |
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*大河ドラマをつくるということー時代考証学の提唱ー(2012年、名著出版 、 |
*大河ドラマをつくるということー時代考証学の提唱ー(2012年、名著出版 、ISBN 978-4-626-01732-1) |
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*本のチカラ(2013年、日本経済新聞出版社 、ISBN978-4-532-031877-2) |
*本のチカラ(2013年、日本経済新聞出版社 、ISBN978-4-532-031877-2) |
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2016年11月15日 (火) 19:06時点における版
つげ いさお 柘植 伊佐夫 | |||||
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生年月日 | 1960年1月27日(64歳) | ||||
国籍 | 日本 | ||||
血液型 | O | ||||
職業 |
ビューティーディレクター 人物デザイナー | ||||
ジャンル | ビューティー設計/人物造形 | ||||
活動期間 | 1979年- | ||||
活動内容 | ビューティー分野を中心とした人物表現。またはキャラクター全体の人物造形 | ||||
公式サイト | www.isaotsuge.com | ||||
主な作品 | |||||
映画 『双生児-GEMINI』 『殺し屋1』 『式日』 『オペレッタ狸御殿』 『拘束のドローイング9』 『TOKYO!』 『おくりびと』 『十三人の刺客』 テレビドラマ 『龍馬伝』『平清盛』 '舞台 『赤鬼』 『透明人間の蒸気』 『カメレオンズ・リップ』 『夜叉ケ池』 『バージニアウルフなんかこわくない?』 『エッグ』 『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』 『ドリアン・グレイ』 | |||||
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柘植 伊佐夫(つげ いさお、1960年1月27日 - )は、日本のビューティーディレクター[1]および人物デザイナー。長野県伊那市出身。
略歴
1979年-1989年
1979年より美容界に入りヴィダルサスーンの技術を習得する。1982年にモッズヘアへ移籍。ヘアメイクアーティストとして活動する。「ヴォーグ」、「ELLE」など国内外のファッション誌のヘアメイク、芦田淳、三宅一生など多くのコレクションのヘアメイクチーフを担当。
1990年-1999年
1990年、「第一回日本ヘアデザイナー大賞」(Japan Hairdressing Award) を受賞、1991年同アワードで「セッションスタイリスト優秀賞」を受賞。以降多くの企業広告を手がける。1999年、手塚眞監督『白痴』ではじめて映画全体のヘアメイク監督を担当する。
2000年-2009年
2003年、庵野秀明監督『キューティーハニー』で「ビューティーディレクター」へ改称。2005年、マシュー・バーニー監督『拘束のドローイング9』、2008年、レオス・カラックス監督『TOKYO!-メルド-』を担当する。同年、「キャラクター監修 (キャラクタースーパーバイザー)」として本木克英監督『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』を担当する。ビューティーディレクション担当の『おくりびと』が第81回米国アカデミー外国語映画賞を受賞する。
2010年-
2010年、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で「人物デザイン監修」を担当する。扮装を統括する役職で大河ドラマ初導入である。また製作日記、『龍馬デザイン。』を著す。2012年、NHK大河ドラマ『平清盛』の人物デザイン監修を担当。同年、二冊目の著書、「さよならヴァニティー」を刊行する。「人物デザインの開拓」により第30回毎日ファッション大賞/鯨岡阿美子賞を受賞する。
特徴
ビューティーデザインまたはキャラクターデザインによってビジュアル表現をおこなう。ヘア、メイク、ウィッグなどをデザインする場合は、「ビューティーディレクター」として、衣装や小道具などが加わった扮装全体の表現では、「人物デザイナー」として活動する。制作の主題は「現実の非現実」。デザインと制作はリアリズムを重視し、必要箇所に強いデフォルメ[2][3]を施す。「リアリティーの実現」が製作上の傾向である。
活動
映画
- GONIN(1995年、本木雅弘のヘアメイクデザイン)
- 白痴(1999年、ヘアメイク監督)
- 双生児-GEMINI- (1999年、ヘアメイク監督)
- 式日(SHIKI-JITSU, ritual)(2000年、ヘアメイク監督)
- エレクトリックドラゴン80000V(2001年、ヘアメイクデザイン)
- 殺し屋1(2001年、浅野忠信のヘアメイクデザイン)
- キューティーハニー(2003年、ビューティーディレクション)
- 美しい夜、残酷な朝(2004年、三池崇史監督パートのビューティーディレクション)
- オペレッタ狸御殿(2005年、ビューティーディレクション)
- 46億年の恋(2005年、ビューティーディレクション)
- ローレライ(2005年、香椎由宇のヘアメイクデザイン)
- 拘束のドローイング9(2005年、ビューティーメイクアップ)
- 夜の上海(2007年、ビューティーディレクション兼スクリプトスーパーバイザー)
- ゲゲゲの鬼太郎(2007年、ビューティーディレクション)
- 神様のパズル(2008年、ビューティーディレクション)
- ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008年、キャラクター監修)
- TOKYO!(2008年、レオス・カラックス監督パートのビューティーディレクション)
- おくりびと(2008年、ビューティーディレクション)
- コトバのない冬(2008年、ビューティーディレクション兼スチルフォトグラフ)
- ヤッターマン(2009年、キャラクタースーパーヴィジョン)
- TAJOMARU(2009年、ヴィジュアルディレクション)
- 十三人の刺客(2010年、人物デザイン)
- Fly me to the moon-恋するミナミ-(2013年、人物デザイン)
- 喰女(クイメ)(2014年、衣裳・ヘアメイクデザイン)
- 寄生獣(2014年、キャラクタービジュアルディレクター)
- 進撃の巨人(2015年、扮装総括)
- シン・ゴジラ(2016年、扮装総括)
舞台
- ブリキノマチノ夏の夜の夢(1993年、ヘアメイク)
- 赤鬼タイ語上演(1998年、ヘアメイク)
- 赤鬼タイ語上演(1999年、ヘアメイク)
- カメレオンズ・リップ(2004年、ビューティーディレクション)
- 透明人間の蒸気(2004年、美粧)
- 赤鬼タイ語上演(2004年、美粧)
- 赤鬼 日本語上演(2004年、美粧)
- 夜叉ヶ池(2004年、ビューティーディレクション)
- キャバレー(2004年、エムシー/サリーのヘアメイクデザイン)
- 赤鬼 韓国語上演(2005年、美粧)
- SHAKESPEARE'S R&J(2005年、ヘアメイクデザイン)
- ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?(2006年、ビューティーディレクション)
- バレエ『ペトリューシュカ』(2006年、首藤康之ヘアメイク)
- バレエ『牧神の午後』(2006年、ビューティーディレクション)
- 春琴(2008年、宣伝ヘアメイク)
- 空白に落ちた男(2008年、首藤康之ヘアデザイン)
- ミュージカル・シラノ(2009年、宣伝コンセプトデザイン)
- 貞奴 世界を翔る(2012年、ヴィジュアルプロデュース)
- 第四回貴雅の会(2013年、映像:監督補 、 舞台:人物デザイン監修、宣伝:クリエイティブディレクション)
- あかいくらやみ~天狗党幻譚~(2013年、人物デザイン監修)
- ダンス『ドリアン・グレイ』(2013年、ヘアメイク)
- ABKAI市川海老蔵第一回自主公演(2013年、宣伝クリエイティブディレクション)
- 冒した者(2013年、人物デザイン監修)
- MIWA(2013年、美粧)
- 天才執事ジーヴス(2014年、人物デザイン監修)
- 半神(2014年、美粧)
- PLUTO(2015年、キャラクタービジュアル・コスチュームデザイン・ヘアメイクデザイン)
- メンフィス(2015年、キャラクタープロデュース)
- エッグ(2012年、2015年美粧)
- 十一ぴきのネコ(2012年、2015年、美粧)
- 逆鱗(2015年、美粧)
テレビ
- ブラック・ジャック(2000年、ブラック・ジャックヘアメイクデザイン)
- ブラック・ジャックII(2000年、同上)
- ブラック・ジャック3–悲劇の天才料理人』(2001年、同上)
- NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年、人物デザイン監修)
- ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA(2011年、人物デザイン)
- NHK大河ドラマ『平清盛』(2012年、人物デザイン監修)
- 放送90年NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』(2015年、人物デザイン監修)
ライブ
- ビョーク『フジロックフェスティバル』(1998年、ヘアメイク)
- ビョーク『LIVE 8』(2005年、ヘアメイク)
- 福山雅治 『20TH ANNIVERSARY WE'RE BROS TOUR 道標』(2009年、ビジュアルプラン/ビューティーディレクション)
- 福山雅治『福山☆夏の大創業祭 稲佐山』(2009年、ビジュアルプラン/ビューティーディレクション)
イベント
- KANSAI HUMAN VOLCANO(1988年、ヘアデザイン)
- KANSAI HUMAN SPECTACLE(1990年、ヘアデザイン)
- ハロー・ロシア(1993年、ヘアデザイン)
- ハロー・ベトナム(1995年、ヘアデザイン)
- ハロー・インディア(1997年、ヘアデザイン)
- ハロー・ジャパン・ハロー21・イン岐阜(2000年、ヘアデザイン)
- 山口きらら博『やまぐち元気伝説』(2001年、ヘアメイクデザイン)
- KANSAI SUPER SHOW アボルダージュ(2004年ビューティーディレクション)
- KANSAI SUPER SHOW 太陽の船(2007年、ビューティーディレクション)
アート
- マシュー・バーニー『拘束のドローイング展(日本、米国、韓国)』(2005年-2006年、ビューティーメイクアップ)
- 崔左銀『KI-DO-AI-RAKU展(韓国)』 (2007年、天児牛大のヘアメイク)
- バレエアポロ『第2回フェニックスアートプロジェクト(東京)』『第12回バージョンクリップ(パリ)』(2015年、プロデュース・芸術監督)
コレクション
1988年からの抜粋
- イッセイミヤケ(ヘアチーフ、イサム・ノグチ追悼コレクション:東京)
- エルメス(ヘアメイク、東京)
- カール・ラガーフェルド(ヘア、東京)
- カンサイヤマモト(ヘアメイクチーフ、東京/パリ)
- ケイタマルヤマ(ヘアメイクチーフ、東京)
- コムデギャルソン・オム(グルーミング、ヨウジヤマモトとの合同コレクション、東京)
- シャネル(ヘア、東京)
- ジュンアシダ(ヘアメイクチーフ、国連創立五十周年記念コレクションなど、東京)
- 0044(ヘアメイクチーフ、パリ)
- チサトツモリ(ヘアメイクチーフ、東京)
- ナオキタキザワ(ヘアメイクチーフ、東京)
- ニコル(ヘアメイクチーフ、東京)
- フェンディ(ヘアメイクチーフ、東京)
- マサキマツシマ(ヘアメイクチーフ、東京)
- ヨシエイナバ(ヘアチーフ、東京)
- ヨシキヒシヌマ(ヘアメイクチーフ、東京/ミラノ)
ビデオクリップ
- CHARA『大切をきづくもの』(2000年、ヘアメイク)
- 中谷美紀『こわれたこころ』(2000年、ヘアメイク)
- KOH+『最愛』(2008年、ヘアメイク)
- 福山雅治『化身』(2009年、ビューティーディレクション)
- 福山雅治『最愛』(2009年、ビューティーディレクション)
- 福山雅治『はつ恋』(ビューティーディレクション)
- 福山雅治『心color 〜a song for wonderful year〜』(2010年、ビューティーディレクション)
- AKB48『風は吹いている』(2011年 、ビューティーディレクション)
- ももいろクローバーZ『サラバ、愛しき悲しみたちよ』(2012年、ビューティーディレクション)
- ももいろクローバーZ『Neo STARGATE』(2013年、ビューティーディレクション)
- ももいろクローバーZ『BIRTH Ø BIRTH』(2013年、ビューティーディレクション)
- 真木ようこ『幸先坂』(2013年、クリエイティブディレクション)
アルバムアートワーク
- CHARA 『Caramel Milk-The Best of Chara−』(2000年、ヘアメイク)
- ビョーク『拘束のドローイング9-サウンドトラック−』(2006年、ビューティーメイクアップ)
- 福山雅治『残響』(2009年、 ビューティーディレクション)
- 福山雅治『はつ恋』(2009年、ビューティーディレクション)
- 福山雅治『心color』(2010年、ビューティーディレクション)
- AKB48『風は吹いている』(2011年、ビューティーディレクション)
- ももいろクローバーZ『5TH DIMENSION』(2013年、ビューティーディレクション)
- 真木ようこ『幸先坂』(2013年、クリエイティブディレクション)
その他
- EsquireUS版(1992年、ヘア、ピーター・ビアード撮影日本特集)
- 第43回NHK紅白歌合戦(1992年、本木雅弘のヘアメイク)[4]
- コムデギャルソン青山本店展示作品(1996年、ヘア+ペインティング)
- ウラジミール・マラホフ写真集(1999年、ヘアメイク)
- 資生堂花椿(2000年、ヘアメイク)
- 市川新之助写真集(2003年、ヘアメイク)
- 第55回NHK紅白歌合戦(2004年、石川さゆりのヘアメイク)
- 環境省チーム・マイナス6%キャンペーン(小池百合子元環境大臣のヘアメイク(2005年)、安倍昭恵元首相夫人のヘアメイク(2007年))
- 第60回NHK紅白歌合戦(2009年、福山雅治のビューティディレクション)
教育
- ダートパックス(2002-2012年、撮影のためのメイクアップ教育」を目的としたワークショップ、英語表記:DARTPACs)
出版
著作
- 龍馬デザイン。(2010年、幻冬舎、 ISBN 9784344019065)
- さよならヴァニティー(2012年、講談社、 ISBN 9784062172547)
寄稿
- ツウが語る映画この一本(2011年近代映画社 ISBN 978-4-7648-2345-7)
- 大河ドラマをつくるということー時代考証学の提唱ー(2012年、名著出版 、ISBN 978-4-626-01732-1)
- 本のチカラ(2013年、日本経済新聞出版社 、ISBN978-4-532-031877-2)
受賞
- 第1回日本ヘアデザイナー大賞/大賞(1990年、ジャパン・ヘア・ドレッシングアワード)
- 第2回日本ヘアデザイナー大賞/優秀セッションスタイリスト賞(1991年 、ジャパン・ヘア・ドレッシングアワード)
- 第60回日本放送映画藝術大賞/映画部門 優秀メイクアップ賞(2005年 、作品『オペレッタ狸御殿』)
- 第63回日本放送映画藝術大賞/映画部門 優秀メイクアップ賞(2008年 、作品『おくりびと』)
- 第65回日本放送映画藝術大賞/映画部門 最優秀メイクアップ賞および優秀衣装デザイン賞(2010年 、作品『十三人の刺客』)
- 第65回日本放送映画藝術大賞/放送部門 最優秀メイクアップ賞および優秀衣装デザイン賞(2010年 、作品『龍馬伝』)
- 第30回毎日ファッション大賞/鯨岡阿美子賞(2012年、人物デザインの開拓に対して)
- 第67回日本放送映画藝術大賞/放送部門 最優秀衣装デザイン賞および最優秀メイクアップ賞(2013年 、作品『平清盛』)
- 第9回アジアフィルムアワード優秀衣装デザイン賞(2015年、作品『喰女ークイメー』)
- 第69回日本放送映画藝術大賞/映画部門 優秀衣装デザイン賞(2015年 、作品『喰女ークイメー』)および最優秀メイクアップ賞(2015年、作品『寄生獣』
脚注
- ^ 作品のビューティー分野におけるデザインとマネージメントを司る運営責任者の意。登場するキャラクター全体のビューティー面の「コンセプト」「デザイン」をつくり、プロデューサー、監督など製作側と役者との「調整」をしながら「具体的な姿」を決める。現場の規模と質に見合った「チーム編成」を行い、これを「マネージメント」する。必ずしも現場でヘアメイク業務を行うものではない。(“映画という建築物”. QRANK. 6. ケイビープランニングインターナショナル. (2005). ISBN 4861130387)
- ^ 例:映画『双生児-GEMINI-』(1999年)のキャスト全員の眉つぶし
- ^ 例:『拘束のドローイング9』(2005年)のビョーク
- ^ 井上陽水楽曲「東へ西へ」のカバーを歌った際、牛乳をつめた複数のコンドームをステージ上で割った。